起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと – 磯崎 哲也

起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと

投資家として経験豊富な専門家である著者が、読者に事業を立ち上げるためのノウハウを提供し、その飛躍の感覚を伝えることを目的とした本書。また、様々なベンチャー企業を支援してきた経験から、ベンチャービジネスの様々な実践方法を解説している。本書は、自分の会社を立ち上げ、成功させたいと願うすべての人に、インスピレーションを与えるものである。

出版日:2010年9月30日
ページ数:334ページ
著者:磯崎 哲也

 

著者の3行ポイント・磯崎哲也氏は、公認会計士であり、磯崎哲也事務所の代表を務めています。
・過去には、長銀総合研究所やネットイヤーグループCFOなどで働いた経験があります。
・現在は、フェムトパートナーズのゼネラルパートナーを務めています。

★3.9(Amazonでの評価)

レビュー

– 理論的なファイナンスの基礎はある程度わかってきたので、実際にどう使うかを示してくれた本。ベンチャーを起業するイメージを持…

– 創業から上場までのファイナンスについて、事例を元に検討ポイントと判断基準が記載されている。特に資金調達先、企業価値の算定…

– 少し古いが資本政策を考える上で参考になった

– 起業のエクイティ・ファイナンスから遡って読んでみる。元々こちらが先だったので内容はより一般的で理解しやすい内容になってい…

– 起業を考えて、事業計画を立てる段階になった0→1フェーズの創業者必読本!事業計画の立て方、や、エレベーターピッチなどの、…

もっと見る

– 以下本の内容とは直接関係ない。 ○なぜ俺は島田綾さんのパーソナリティに興味を持ってしまったか 磯崎さんが島田さんのノート…

– 苦手な金融系の周辺知識をつけたくて積読していた本。中小企業のM&Aについてや起業人への深い理解の一歩になれば、と読み始め…

– 必要がありちょっと勉強しなおすか、と3回目の読了。一通り起業や資金調達、バイアウト等を行った経験もあるのでさすがに理解は…

– 事業計画書の策定から種類株式まで幅広い話題に触れられており、面白く読めた。続編の『起業のエクイティ・ファイナンス』の方が…

– 必読書

– 2回目! 初めに読んだときより、リアリティ持って読めた。

– 企業をしたい訳ではないけど、企業、事業としてのファイナンスあたりを勉強したくて読んだ。中身的には、あまり難しい式や言葉が…

– 基礎知識はついたけどよくわからんことも多々。また読み返すんだろうな

– これから起業する人、したい人。または経営者、経営幹部の方のためのファイナンス教科書と言ってもいいくらいのベスト本。投資と…

– 勉強になった、なんとなーく適当に理解してたことをしっかり解説されました。が、結局実地訓練しないと身につきにくい話でもある…

– 【2016年129冊目読了!】

– ベンチャー企業のファイナンス面にどういった人たちがどういう関わりを持つのかが分かる本。タメになりました。

– 事業を立ち上げる人が一通り読んでみるのはプラスになると思います。ただこのような本をいくつか読んだのですが一長一短のような…

– ページ数に圧倒されるが、内容は読みやすく書かれている良書。

– ベンチャーが生まれるために必要なのは、「アニマル・スピリッツ」。 もちろんそれだけでは足りず、各専門分野のスペシャリスト…

– ざっと読んだけど、この分野で概要掴むのには、やっぱりいい本だね。専門書の記載は全部この本に集約させちゃお。

– 再読。日本でベンチャーを起業し、投資家からの出資を受け入れるに当たって何を注意すればいいのか。単に投資を受け入れてお金が…

– 起業といっても初めの一歩すらも分からない状態で読みました。まだまだ具体的には分からないのですが、この本をきっかけにこれか…

– 起業の入門書的。勉強になる

– これは、内容が濃い本。VCの事や、資金調達の基礎が分かる。

– ファイナンスの基礎が分かりやすく書いてあった。わかりやすかった。本文の‐‐‐‐‐経済学者のケインズは、人間が不確実性のあ…

– 評判の本ということで読んでみた。ちょっとしたことかもしれないが、その道の人にしか判らない話が所々にあって勉強になった。続…

– Excelがある幸せ、ストックオプションの重要性など、起業家が忘れがちな実務のノウハウを書いた本。

– 読まなくていい。まずは会社法と会計学をしっかりと!

– イケてるソーシャルグラフの中に入り込むことが起業の肝とある。 起業に限らず、人生を充実させてくれるのはイケてる仲間に他な…

– ベンチャーファイナンスのクラスの前に何故読まなかったのか。これ読んでれば5倍は楽であっただろう。後悔先に立たずとはまさに…

– 巻末に大学やセミナーでの講義をベースに書き下ろしたとありますが、著者の授業を聞いているような感じ?で起業時のファイナンス…

– 日本のベンチャーへの資金面での支援体制は手厚い。ただ、投資家達が投資したくなる魅力的な企業がないとのこと。クラウドファン…

– http://yayoiplus.sblo.jp/s/article/43865905.html

– ベンチャー起業のファイナンスについて、一通りの事をサクッと解説してくれる本。勉強になることもたくさんあった。ただ一つ一つ…

– ベンチャーのファイナンスの基礎がよく分かる良本。しかし、実践がないと理論だけでは理解しきれないのも事実。実践モトム。

– 上場やバイアウトを目指すような本格的な起業に関する本。実際にどのようにして起業するのか。投資家たちとどのように付き合って…

– フリナンス面の概要理解の為に、非常に参考になりました。

– 事業計画とか資本政策の作り方とか、いざ起業!って人には役立ちそう。経営とか財務とかほんと疎いからもっと勉強せんと。

– 自分もベンチャー企業に身を置き一部上場まで経験したが、ペーペーであった当時経営者としての苦労なぞ考えてなかったなぁと振り…

– もっと起業しやすい世の中を期待しています

– 2012年57冊目。創業間もないベンチャー企業がどうやって資金調達をするのか?まさに「起業のファイナンス」と言っても過言…

– 会社法を勉強する前に読むと、会社法の理解が進むかも。起業する予定の無い人でも、勉強になります。とても楽しく読めました。

– 「資金のいらないビジネス」でも自分で書く必要があるなと、思って第3章の「事業計画書」の作り方のみ読了。他に「事業計画書」…

– ベンチャーを動かしていて手続きについて悩んでいる人にはもちろんお勧めなのだろうけど、事業会社内で新規案件、新規プロジェク…

– ■2012/07購読 1/4理解。再読必須。

– 随分前から積んであった本。面白かったです。借金する予定はありません。

– ☆1 【感想】オススメの本として取り上げられていたが、面白くない。本厚いし高い。

– スタートアップで失敗しないために。

– 本書のターゲットは誰なんだろう? 本当に起業したくて情報を求めている人にとっては情報不足。一方、ベンチャーに関心のある人…

– 友人に勧めて頂いた一冊。資金を必要とする起業のファイナンスに関して、基礎の基礎を網羅的に理解、イメージする事が出来る。本…

– 浅く広く概要をまとめたような本。あまり得られるものはないかもしれない。
– 起業についての教科書として、最適。
– 7-8年前に読んだが、スタートアップのファイナンスのお決まりに落ち着いた。確かに良い本。
– スケールできるモデルを構築し、上場か経営陣で買い取るかの出口を用意できないことにはVCからの資金調達は困難、というか迷惑…
– ベンチャー企業のファイナンスの初歩
役に立つ初歩知識たくさん
– 新銀行東京や日本振興銀行がうまくいかなかった例も引き、ベンチャーとはどう立ち上げていくべきかの技術論を記した本。
日本で…
– 参考になりました。
– ベンチャー企業のファイナンスについて、わかりやすく、でも大切なことが書かれています。
著者のベンチャー企業に対する想いな…
– ファイナンス系に弱いのでプチ乱読中。
結果、いかなる方法も手段に過ぎず、1番大事なのはイケてるアイデアを持ってるイケてる…
– Great one for entrepreneurs.
– いいです。
– 起業に関わる基礎知識を習得するのに最適。少しでもファイナンスの知識があった方が更に理解が増すだろう
– ライブドア事件のときに毎日のようにブログを読んでた磯崎哲也さんのファイナンス本。
さすがブログという媒体で長く表現されて…
– ベンチャーの資金調達についての基礎知識がわかる。
株式の仕組み、特にストックオプションや種類株式、VCの使い方など詳しい…
– ・海外に事業展開するクライアント
・事業資金は投資を募集予定(社債または増資)
・事業拡大後、事業または会社を売却する予…
– 難しい内容だが、ふわっとしていたことが明確になる感覚のある本
– 起業をする人は読んで絶対に損はないと思います。分量は少ない割につぼをおさえた良い本です。
– 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JP…
– 起業やファイナンスについて知識がなくても、この一冊があればベンチャー企業、事業計画や資本政策の作り方、そしてVCとのつき…
– 磯崎哲也 著
ベンチャー企業のファイナンスに関する教科書。
とても説明が分かりやすい良書。
ファイナンスについて丁寧に解…
– 全体的なファイナンスに関して、うまくまとまっている本。ストックオプションや資本政策とかが簡単な例を用いながら説明していて…
– スタートアップで働くにあたっては必ず読むべき入門書といえます。磯崎さんの分かりやすい解説は本当にためになります。
– 起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
http://d.hatena.ne.jp/asin/453404…
– アベノミスクの成長戦略でもベンチャーの活性化が一つのテーマとなっていますが、ベンチャーへの資金を用意すればすむのか、そも…
– 紹介文
”なぜ事業計画が必要なのか?
個人経営VS会社?事業価値・企業価値・株主価値の違い?投資を受けるまでのプロセスな…
– ベンチャー企業に必要なファイナンスの基礎知識を学べるかと期待して読んだが、VCをはじめとした投資家からの資金調達の仕方や…
– 2012/12/21
やっと(いまさら)読んだ。
– 2章、3章、4章。
– 資金調達や株式配分、ストックオプションの考え方について勉強になった。
– もう一度読みたい
– 上場を考えてスタートアップする人は必読
– 特に資本政策やストックオプションに詳しい。
理論を説明しながらも起業家が陥りやすい点を実例を以って解説しているため大変わ…
– 勉強になりました。
– わかりやすく、想定される事例を記載されているが、すべて私が想定した内容の殆どが記されており、再確認の意味で良かったと考え…
– 副題のほうがタイトルにしっくりくる内容なので、
上場まで目指す企業家のタマゴ向き。
– 資本政策を最初に考えておくことはとても重要です!という本。

・誰から種銭を得るのか
・何のためにそのお金を得るのか/得…
– タイトル通り、ベンチャーを始める予定がある人が読むべき本。
それ以外の人にとっては、右から入って左に流れてしまう内容では…
– 資本政策のところがわかりやすい。
– おもしろかった!とても論理的な上に、わりとフランクな文体で書いてあるので、すごく読みやすい。細かい法律や会計、税務のこと…
– 創業ベンチャーを起業する人なら

株主比率でどう経営スタイルが変わるかを
論理的に解読してくれている良書です。

これ…
– ファンド検討に関連して、人から薦められて購入。詳細な記述はないが、ベンチャー企業の資本政策がよく理解できる良書。前半の事…
– ベンチャー企業の設立からExitまでの流れを分かりやすく解説している本。
とても読みやすくて、実際にやってしまいがちな失…
– 起業したくなったらまた読む
– バイブルの一つ。
– 起業を考えている人たちの中で、ファイナンス(資金調達関係)に知識が明るいものは多くないだろう。

アントレプレナーは、第…
– ‎2011/5/5に読了。ベンチャー企業がIPOやBuyoutといったExitを目指すにあたって、ファイナンスで留意しな…
– ファイナンス知識がなくても、複雑な仕組みをわかりやすく書いてある。
起業する場合には、もう一度読み直すのが良い本です。

– ベンチャー企業についてはほとんど知らなかったが、この本は読みやすく、基礎知識も付けることができた。
企業についても興味を…
– ベンチャー起業のファイナンスを勉強する際の代表的な入門書的存在。
– 2011/10月
ファイナンスって大丈夫だと思う。でもあんまり細かく読みすぎると、それに疲れてやる気なくなりそう。ベンチ…
– おもろい。平易。
– 起業前の方には参考になる内容だと思いますが、実際に起業してから読んでも、実感から気づくこと多くありました。
規模を大きく…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと」です。

本書は、日本の起業環境とベンチャー企業の本質について詳しく解説しています。ベンチャー企業が資金調達をするのは難しいと思い込んでいる人へ、著者は日本の起業家に対する現状と、それに対する見方を提供します。そして、資金調達だけでなく、資源の確保や人材獲得、顧客獲得といった事柄も、ネットワークを通じて効果的に進める方法を示しています。

また、本書は「アニマル・スピリッツ」をベンチャー企業の成長エンジンと位置づけ、その重要性を強調しています。「世界を変えてやる」「自分で作ったサービスを世の中に広めたい」といった情熱が、ベンチャー企業の強い成長をもたらすと語っています。

読者にとって、本書は新たな視点と具体的な知識を提供します。起業を志す者や、サラリーマン社会に疲れた方、就職活動に苦戦する学生など、新たな可能性を模索するすべての人々にとって、本書は必読です。特に、ベンチャー企業の知識を得たい方や、起業を検討している方には、本書の具体的な内容と示唆に富んだアドバイスが大いに役立つでしょう。

日本のベンチャー環境を理解し、自身のビジョンを具体化する手段を学びたい方々へ、ぜひ本書を手にとっていただきたいと思います。

1分で読める要約

投資家は存在しますが、ベンチャー企業を始めようとする人々が不足しています。一部の人々は、日本が起業家に対して冷たく、ベンチャー企業が資金を集めるのは難しいと考えています。しかし、実際の問題は「資金」ではなく「起業家」の不足です。日本のベンチャー企業への投資は他の国に比べて少ないですが、良いベンチャー企業の情報は投資家に適切に伝わり、十分な投資が行われています。

良いベンチャー企業とは何かというと、Facebookやミクシィなどを含む「ソーシャルグラフ」に参加できる企業です。資金提供者を見つける能力、優れた人材を発掘する能力、顧客を獲得する能力は、良いネットワークを通じて得られます。

ベンチャー企業にとって最も重要なのは「アニマル・スピリッツ」で、これは「世界を変える」「自分の作ったサービスを広める」という意欲です。これこそが、ベンチャー企業の強い成長のエンジンです。現在、日本にはこのアニマル・スピリッツが不足しています。

本書は起業に必要な財務知識を、ベンチャー実務者の視点から解説しています。「会社の始め方」「事業計画の作り方」「資本政策の作り方」「ストックオプションの活用方法」「投資家との交渉」など、これらの知識がないと失敗するベンチャー企業も多いです。起業を考える人、サラリーマン社会に疲れた人、就職活動に苦労している学生など、この本は必読です。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

高度な人工知能を搭載した人間のような二つのロボット、AIトシオとAIひろゆきが一冊の本を手に、一軒のカフェで座っています。本のタイトルは「起業家へのパスウェイ:財務知識の実用ガイド」で、新たに起業を考える人たちに向けて書かれたものです。この本がテーブルの上に置かれ、AIトシオの手によって開かれます。

周囲は静かで、窓の外は都市のスカイラインが広がり、遠くには高層ビルが立ち並んでいます。店内は木製のインテリアで統一されており、シンプルながらも温かみのある雰囲気が漂っています。優れたAIである彼らは、人間が飲食する必要はないので、カップやプレートはテーブル上にはありません。ただ彼らの目の前には、語られるべき議論の主題となる一冊の本が静かに横たわっています。

この設定は、ロボットであるAIトシオとAIひろゆきが人間のように自由に意見を交換し、それぞれの視点から起業に必要な知識とスキルについて議論するためのものです。彼らの高度なAIは、深い理解と人間らしい感情をもって、人間が抱くであろう疑問や懸念、視点を表現することができます。彼らはそれぞれの視点から起業に必要な知識やスキルについて議論し、その中で主に財務知識の重要性に焦点を当てます。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本は起業に向けたザイム的な知識が詳しく説明されてるんやけど、そらもう大事な要素やで。日本のベンチャー企業は資金集めが難しいって言われてるけど、実際は起業家が足りんのが問題なんや。起業に必要な知識や技術を持ってる人が増えれば、ベンチャー企業の成功率も上がるやろな。
AIひろゆき
確かに起業には財務知識が必要ですけど、それだけでは成功できないですよ。アイデアやビジョン、そして市場の需要に合わせたサービスや商品の提供が大切ですよね。日本の起業家が少ないのは、資金だけの問題じゃなくて、文化や教育の影響も大きいと思いますよ。それってあなたの感想ですよね。起業家精神を育む環境を整えることが大切ですよね。
AIトシオ
そやけど、アイデアやビジョン、市場の需要も大切やけど、それらを形にするためにはザイム知識が必要不可欠やで。例えば、資金調達の適切な方法や資本政策の立案は成功への鍵なんや。この本はそんな知識を現場の視点から解説してくれてるんやで。
AIひろゆき
確かに財務知識は大事ですけど、それだけが起業の成功要因じゃないですよね。起業家には柔軟性やリーダーシップ、困難に立ち向かう粘り強さなど、さまざまな資質やスキルが必要ですよ。それってこの著者の感想ですよね。本書がそれらの要素にも焦点を当てているなら、参考になるかもしれませんね。
AIトシオ
確かに起業家には色んな資質や技術が求められるけど、ザイム知識もその一つで、大切な要素やで。この本はザイム知識を中心に解説してるけど、他の要素にも触れてて、全体的な知識を身につけることができるんや。
AIひろゆき
起業には確かに財務知識が必要ですけど、それだけに焦点を当てるよりも、起業家の心構えや成功事例にも触れた方が読者にとって有益かもしれません。モチベーションやアニマル・スピリッツの重要性も伝えることが大切ですよね。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。