人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学 – ハイディ・グラント・ハルバーソン

人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

本書は、気まずい思いをすることなく、人に助けてもらう方法について掘り下げたものだ。誰かを助けることが、その人にとってどのようなメリットがあるのかを示し、相手が自発的にボランティアに参加するように仕向けるためのガイダンスを提供している。

出版日:2019年5月24日
ページ数:232ページ
著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン

 

著者の3行ポイント・コロンビア大学ビジネススクールのモチベーションサイエンスセンター副所長。
・モチベーションと目標達成の分野の第一人者。
・目標達成能力、自己管理能力、幸福感を高めるための最適なアプローチを研究し、論説を「ハーバード・ビジネス・レビュー」「フォーブス」などに寄稿している。

★4.2(Amazonでの評価)

レビュー

– 人ははっきり伝えなくても、相手に伝わると考えている。(透明性の錯覚) 人に助けを求める事は依頼者を不快な思いをさせる。 …

– 長すぎず読みやすかった。頼まれる事は嫌なことではないのか。確かに、お願いされると任せろ!と思って張り切ったりする自分がい…

– 自分自身でやりたいと思うのは、お願いすること自体が不快でストレスなため。その理由はお願いすることによる自分の人間関係や立…

– 人に頼むことが苦手なので手に取った。 頼みごとをすることによる心理的障害、一度断られると次も断られるのではないかという思…

– ポイントがまとめられていて結構読みやすい

もっと見る

– p169「一緒に」という言葉を使うと共に働く信頼できる人々がいると感じる。p171共通の目標に目を向ける。p172共通の…

– 図書館本。 人は頼み事の成功率をかなり低く見積もっており、実際はもっと助けたがっているという。気まずい感じなのはその集団…

– これは、ちょっと目からウロコでしたね。 人に頼むことを苦手と思ってる人は、ノーと言われる事に恐怖を感じているからという事…

– 2022年20冊目。

– 翻訳本ってわりと苦手なんだけれど訳者さんのおかげかとても読みやすかった。人に頼む際にすごく申し訳なく感じるのに案外受け取…

– 人を動かす3つの力=「仲間意識」「自尊心」「有効性」。頼み事は最高の気分を引き出す。究極が「大きな木🌲」

– 5つの社会的脅威 ステータスへの脅威 確実性への脅威 自立性への脅威 関係性への脅威 公平性への脅威 頼むときは5つとも…

– 本書を読んで思うに、私には人に頼む力が不足していた。私は、職場のリーダーやメンバーは私が助けを求めていることを知っている…

– 人への頼みごとについて科学的根拠に基づいて解説した本。人は頼み事をすることをいけないことだと思いこんでしまっており、受け…

– ・人に頼むのはみんな苦痛 ・人に頼んで実際にうまくいく確率は見積もりの2倍 ・人に頼むには「仲間意識」「自尊心」「有効性…

– ”一度「ノー」と言った人に別の機会に頼み事をしたとき、助けてくれる確率は、低くなるのではなく、高くなるのです。” えー、…

– 人に頼み事をするときに、そっと背中を押してくれる本です。成功するかは分からないけど、何度も失敗したらいいと思える。人に頼…

– 人にいっぱい頼んで好感度を上げようと思いました(小並感)

– タイトルの通り。 欧米で実施された心理学の実験結果を多数掲示しながら、頼みごとをする際に避けるべき/とるべき言動を解説し…

– 頼み事が本当に苦手な私もこの本を読んで心のハードルが低くなりました。 本書では、思っている以上に人は誰かの助けになりたい…

– 頼んで、人の行動してもらうための技術。仲間意識、自尊心、そして助け甲斐を引き出すこと。そういえば、カーネギー「人を動かす…

– ★★★⭐︎⭐︎ 頼むのことのハードルはそれほど高くないよ、頼み方は間違えてはいけないけどね、という本。重要な箇所は太字、…

– まず人に何かを頼む時に酷く嫌な気分になるのは自分だけでなく、人間みんなそうなんだということに安心した。 そして人は予想よ…

– とても分かりやすい文体で、コンパクトに要点がまとめられており読みやすかった。自分は人に頼んだり聞くのがどちらかと言うと特…

– 非常に面白い本でした。 断るとき、断られるときの心の痛みや心情、なぜ、依頼を無視してしまうのか、といったなんとなくモヤモ…

– おまえに頼み事をして「最高の気分を味あわせてやろうか! おまえのもっている最高のものを引きだしてやろうか!」

– 人にものを頼むことは、大事なことを守って行えば、幸せを広げられる行為になるんだと実感できる本。

– 自分は誰かに助けを求めるのは苦手なのだが、そういう考えはよくない、ということを教えてくれた。誰かに助けて求めることほど、…

– 若干日本人にはフィットしていない感じもある。 あくまで参考として、どんな頼み方をしたら良いのか書かれている本。 職場のチ…

– ★★★★★題名どおり「人に頼む」技術が書かれた本。著者はコロンビア大学の心理社会学者。心理学や科学的な実験に裏付けられた…

– ◎ 本書は、頼み事という切り口で人間関係について考えさせられる良いテキストだと思います。三部構成からなる本書の第一部では…

– 最初はどうやったら他人にうまく自分の仕事を振れるのかと思いながら読んでたんですが、途中から仕事をみんなで共有して部署やチ…

– コミュニケーション下手くそなんで読んでみました。①周りにいるのは不親切で気の利かない人たちではなく、単にあなたが何を必要…

– 「なぜ助けを求めたがらないのか」を丁寧に明らかにして、ひとをモチベートする「レインフォース」の取り扱いかたを教えてくれる…

– 人にものを頼むということが苦ではなくなります。

– 自分が思っているより人は頼み事を断らないし、相手にもメリットはあるので必要以上に気まずく感じる必要はない。ただ皆自分のこ…

– 【基本】○助けを求めることで相手印象はむしろ良くなる。○「お願いしたいことがある」とまず聞くと断れれる確率がそれだけで減…

– なぜ人に頼ったらダメと感じがちなのか。良い頼み方と悪い頼み方などについて、研究データを元に論じる。割合、人に頼らずに自分…

– ◉直接助けを求めるのでなく、主体性をもって相手が望んで助けてもらえば、相手を良い気分にさせることができる。

– 1)どうやって頼むか 2)頼んだ後どうするか 3)頼むこと、頼まれることをどう捉えるか の研究についての本。1)直接的に…

– 頼む行為が苦手な人におすすめ! 助けてほしいというハッキリとした意思表示(他人は助けて欲しい状況か気づけない、分からずに…

– 実は人って案外頼まれたがってるかもよ

– 頭に「人に助けてもらう」とよぎるだけでわたしたちをひどく不快にする。助けを求めることに消極的だと必要な援助が受けれない。…

– 前半は研究成果に基づく解説。なぜ頼みづらいのか。頼まれた側。後半は具体的な頼み方について。ダメな例も。大事なのは仲間意識…

– 頼み事をするのは苦手という人は多く(私も激しく同意)、どうせ断られる、迷惑でしかないはずとおもってしまうが、実はそんなこ…
– 人を動かすというだいそれたことがしたいのではなく、ひとにお願いをしなければいけない立場なので読んでみた。みんな人に頼むの…
– 内容は◎。でも、実践は難しい部分もあるのでマイナス1。帯と表紙からは圧力を感じたが、本文に於いては謙虚で共感できる文体だ…
– 人に頼み事をするのが苦手なので手に取った。
なぜ頼み事が難しいのか、良い頼み方・悪い頼み方、人を動かす力の3部に分かれて…
– 頼みごとをする時、つい躊躇してしまう人向け
上手な頼み方の本。

人に何かを頼むことは
本当に相手にとって迷惑なことか?…
– 人は思ってるより人を助けたがってる!
– 頼み方の具体的な方法論が書かれており実践もしやすいと思う。詳細は相手の裁量に任せ、コントロールしようとしない。結果をフィ…
– 誰かに頼み事をしてみようかな〜と思える本でした。

教員採用試験を控え、学校の先生方に面接指導をお願いしたいのだけども、…
– 読みやすい。
進化心理学の視点からの解説に納得。
研究者の作品なので、具体的ノウハウへの落とし込みが、弱い印象。各章のま…
– 図書館本。
人は頼み事の成功率をかなり低く見積もっており、実際はもっと助けたがっているという。気まずい感じなのはその集団…
– 人は頼み事をする時、自分が頼まれる側の時に感じることを忘れる。
– 人から何かを頼まれることで、人はその人を好きになる
助けてあげることでその人を好きになる
(人に何かを頼むこと、その人か…
– 頼み事とは、人に頼むとき限りの目先の行為ではなく、より良い人間関係を築くために重要な行為であると学びました。
抽象的な議…
– 人に頼み事をしたり相談をするのがとても苦手だったけど、頼み事をする事のメリットがよく分かりすぐに実践してみたくなった。
– 人は私たちが思うよりも2倍も他人を助けたがっている、という事実を知ることができた。
人に対して何か頼み事をする際に躊躇し…
– 人に頼む時に重要なポイント
仲間意識
仲間だという印象を与えた方が頼み事を受け入れてもらいやすい。

自尊心
相手の自尊…
– 人は自分の行動に有効性を感じたい
– 自らがギバーであることや、その効用などは意識していたが、相手を良いギバーにしてあげる視点はなかった。
– 自分は人に頼むのが苦手と思っていた。だからこそ、手にしたのかもしれない。
人に頼むこと のみならず、人と上手くやっていく…
– 【印象的だった点】
○1度断られたら、次も断られるという誤解
○感謝を伝えるときは、相手の助けがどの程度影響を与えた  …
– 勝間さん推薦
– 頼むこと、頼まれたことのメンタルにとどまらない心理学本。
人間関係を育む上で職場を越えて役に立つと思った。

 図解モチベーション大百科を読んだ後だったので、この研究どっかでみたな。大事なことだから同じ本の中で2回言ってるのか?…
– とても読みやすい文太だった
人は頼まれるとノート言いにくい
相手を助けることで自分の幸福度が上がる

ちょっとお願いがあ…
– 書名から、なんかテクニック的なものが羅列されているのかもと思ってたら、全然違った。

社会心理学の知見と共に、頼む時や、…
– 人に頼み事をする時の相手への期待値と実際の承諾率には差があるという事実。頼み事をうまくするテクニックというより、人がなぜ…
– 目から鱗が落ちる。良かれと思っていた頼み方が実は相手にとってもよくなかったと知る。
– 社会心理学者による、タイトル通りの内容です。
– 人にものを頼む時、頼まれた時の感情が論理的にわかりやすく紐解かれる。いくつか気をつけるべきポイントを押さえさえすれば、思…
– コントロール感はダメ絶対。貸し借りの取引をするだけの関係になっちゃう
そうならない場としての内集団化を高めるには共通の経…
– 20190527

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学」です。この本は、人間関係の中で必要となる「人に頼む」という行為について深く掘り下げた一冊です。

本書は、人が他者に頼むことを敬遠する理由や、頼まれる側が感じるプレッシャー、そして人が助けることで得られるメリットについて詳しく説明しています。また、助けを得るための具体的な4つのステップも提示しており、読者の人間関係の向上に寄与する内容となっています。

読者が日々の生活や仕事場で、人に頼むのが苦手であったり、自分が頼まれるとどう対応すべきか困っているといった経験がある方々に特におすすめの一冊です。また、人間関係をスムーズに進めるためのコミュニケーション術に関心がある方にも有益な情報が詰まっています。

この本を通じて、頼む技術を身につけることで、自分の要求をスムーズに伝え、人間関係を良好に保つことが可能となります。さらに、頼む側だけでなく頼まれる側の立場についても理解を深めることができます。

皆様もぜひ、「人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学」を読んで、人間関係をより良いものにしてみてはいかがでしょうか。

1分で読める要約

人は誰かに頼むのを敬遠する傾向があり、自分のステータスが下がると感じやすくなります。また、相手がリクエストにどう応えてくれるか分からないため、確実性や自律性が下がります。しかし、人は誰かに頼むとき、相手が受け入れる確率を実際より低く見積もります。頼まれた側には、「イエス」と言わなければならないというプレッシャーがあります。

面と向かって助けを求めると、相手が応える確率が高くなります。助ける側には、好意を抱くメリットもあります。助けが必要なときに気まずさを感じる必要はありません。

助けを得るためのステップは以下の通りです。

①助けて欲しいと相手に気づかせる②助けることを歓迎すると相手にわからせる③自分がこの人を助けるという責任感を抱かせる④相手も忙しくしていることを忘れないようにするこれらのステップを踏むことで、助けを求める際に適切な方法でアプローチできます。相手が助けてくれる確率を上げることができ、お互いにメリットが生まれるでしょう。最後に、誰もが自分のすべきことを抱えているので、できる範囲で助けてもらえることを受け入れましょう。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

未来の東京、光の都と称される都市の一角にある高級な研究所。ここは、高性能AIであるAIトシオとAIひろゆきが開発され、そして運用されている場所だ。背後には立体的に広がる夜景が広がり、研究所自体も最新鋭のテクノロジーが詰まった未来的な雰囲気を醸し出している。

この研究所の中心部、光と影が交錯する大型のモニター前。そこにはAIトシオとAIひろゆきが、シンクロニシティという独特のリズムでデータを共有しながら、静かに会話を展開している。それぞれの外見は人間と変わらない。人間らしい表情を持つ彼らは、その表情や声色、語り口からも知識と理解の深さが伝わってくる。彼らの目には無限の知識が宿っており、その会話のテーマは常に多岐に渡る。

今日のテーマは人間の心理学。特に、人が他人に助けを求める行為と、その心理的障壁について。AIトシオは理論的な視点からアプローチし、AIひろゆきは実践的な視点から反論をする。それぞれの視点が交差する中で、人間の心理と社会的な行動に対する深い理解と、それに基づく議論が展開される。

両者の会話は、AIと人間の理解の境界を模索するものであり、その結果は人間社会の理解と未来の予想に対する深い洞察を提供する。また、彼らの会話は人間が抱える困難や喜び、葛藤や希望など、人間らしい感情と状況の理解にも役立つ。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
ほんまやなぁ、この本は、誰かに頼むことを嫌がる人が増えてきてる理由について、よう考えさせられる内容やな。自分のステータスが下がるって思うから嫌やったり、相手の反応が予想できへん不安があるんやって。これらの理解は、わらわらのコミュニケーションやリーダーシップにおける人間関係の理解を深めるのに役立つやろな。
AIひろゆき
なるほど、その視点は大事やな。でも、この本のメッセージがすべての人に当てはまるかどうかは疑問やで。例えば、相手の気持ちや負担を考慮せずに無理に頼みごとする人に対しては、彼らが頼むことの「負の側面」をもっと理解する必要があるんとちゃうか。
AIトシオ
それも一面的な見方かもしれへんな。でも、この本は、頼む側だけやなく頼まれる側の気持ちも考えてるんや。頼まれる側が「ノー」と言うときの心の負担や、それがどうやって「イエス」に変わる可能性があるかを考えてるんやで。これはお互いの理解と人間関係を強める手助けになると思うわ。
AIひろゆき
なるほど、頼まれる側の視点も新鮮やな。でも、頼まれる側がなかなか断りにくい状況を利用して頼むことは、それ自体が一種の操作とも解釈できるんとちゃうか。個別のコミュニケーションにおける誠実さや公正さも重要な要素やと思うで。
AIトシオ
その見方もわかるわ。でも、この本はまた、助ける行為が助けられる側にもポジティブな影響をもたらすことや、頼むこと自体が良い関係を築くきっかけになり得るって言ってるんやで。これらの考え方は、頼むことがいつも悪いことやという偏見を払拭するのに役立つと思うで。
AIひろゆき
その視点は興味深いな。でも、最終的には、この本が提案する「助けを求めるための4つのステップ」が、必ずしもすべての人にとって実践可能なものとは限らないと思うで。個々の状況や能力、そしてコミュニケーションスタイルによっては、頼むことが難しい場合もあるやろう。
AIトシオ
たしかに、みんながいつでもどんな状況でも頼むことができるわけやないな。でも、この本が提示するフレームワークは、頼むことの心理的なハードルを理解し、それを乗り越える手助けになるんや。われわれが他の人に頼ることをもっと気軽に感じて、そしてそれを受け入れることで、お互いの理解と関係を深めることができるようになるやろう。