知の逆転
出版日:2012年12月6日
ページ数:304ページ
著者:ジャレド・ダイアモンド
・進化生物学者:『銃・病原菌・鉄』の著者。人類の発展について研究し、未来への警鐘を鳴らす。
・生物地理学者:文明が消滅した原因を考察し、未来への警鐘を鳴らす『文明崩壊』の著者。
★4.0(Amazonでの評価)
– 6人の知の巨人の発想を垣間見る。何がどうとは言えないが「凄さ」を知る。インタビューするのがさぞ大変だっただろうとおもう…
– 4年前に読んでいたのを忘れてました。 途中でトム・レイトンのアマカイ社設立の話でアレっと思ったくらいで、読書メーターに登…
– 再読。あらためて読みやすい。何回読んでも新鮮な印象を受ける内容だ。チョムスキーの理想的な教育とは、創造性、創作性を伸ばし…
– この本を読んで印象に残ったこと。人間の言語能力は生まれながらに備わっているホモサピエンス特有の能力である(チョムスキー)…
– 生物✖️地理✖️歴史✖️鳥好きのジャレド・ダイアモンド。言語学から始まり世界の政治にも警鐘を鳴らす現代のソクラテス、ノー…
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– 世界に大きな影響を与える現代の権威6名とのインタビューの書き下ろし。著者の吉成さんは、6名の経歴や著者をかなり勉強してか…
– 人間が出来る(例えばドアを開ける)ことをするようなロボットを作るべきだが、ロボットがそういうことを出来てもたいして評価を…
– 巨星たちの個性に触れられて面白かった。なんとユニークな人々。
– 現代を代表する知の巨人6人に吉成さんが質問する形式でまとめられた対談集。メンツが凄いジャレッド・ダイアモンド、ノーム・チ…
– この種の本では人物そのものが主題となるので、既知の人物がジャレット・ダイアモンドだけの私には話に深入り出来ませんでした。
– 知を得るための教育については、巨人たちは概ね同じことを言っていた。 ▶︎それは、知っていることを教えるのではなく、好奇心…
– 現代最高の知性の持ち主と言われる人たち6人とのインタビュー集。話し手もすごいが、聞き手もすごい。内容は理解しかねる部分も…
– 脳科学や分子生物学や応用数学などの大御所へのインタビューで、各章が独立している。知の巨人それぞれの発言の相互連関がもっと…
– 非常に勉強になったが、約10年前の出版なので環境が既に過去の話しで古さを感じました。 そのまま受入難い内容もあるが、考え…
– 自分の生活とはかけ離れた叡智の数々は内容がイメージしずらく難しかった。それはもちろん自分の教養が足りてないからだ。6人と…
– 「知識と判断を持って勝つ」 「多くの人は非常に忙しくて立ち働いているけれども、深く考えずに、単にそれができるからそうして…
– 2012年発行なので約10年前に出版された知性人とのインタビュー。銃・病・原菌・鉄のダイアモンド、MITのチョムスキー、…
– バートランド・ラッセルの存在感が印象に残った。
– 面白く刺激的。●偽善者とは自分に課す基準と他人に課す基準が違う人●最も生徒を生き生きと興奮させるのは先生の情熱●重要なの…
– 2011〜12年にかけて各界をリードしていた人々に対して行われたインタビュー集だが、10年後の今日でも全く輝きを失ってい…
– p194 マービン・ミンスキー:〈「思考」は複雑な過程なので、IQテストのように「頭の良さを一つの数字で表す」試みと言う…
– マービン・ミンスキー氏は「感情とは、思考の一種である。本来、『思考』と『感情」を分けて考えるべきではない」という(p19…
– 本書は現代最高の叡智6人が、インタビューによりそれぞれの専門分野について語る構成となっている。ジャレド・ダイアモンドが言…
– ジャレド・ダイヤモンド、ノーム・チョムスキーほか4名のインタビュー集。それぞれ、知の巨人ともいうべき人々に対して、きちん…
– 6人へのインタビュー集。全体的にはわりとバラバラな内容で、それぞれが上澄みの部分でしかないと思うが、刺激的ではあった。中…
– 科学技術における様々な分野の最前線で活躍する著名な学者6人のインタビュー記事をまとめた本。専門分野は異なっているが、社会…
– 上手いとこどりかもしれないが、対談者が好みだったので、楽しく読み切れた。現役世代が、特に女性が子育てしながら働き続けるた…
– 物事を判断するスピードが早まっていますが、自身のコメントが個人の思想を本当に反映したものかは不明です。「それについて○○…
– 著名な研究者6人にインタビューした内容をまとめた一冊。2012年初版のため一部知識が古いものとなっていること、どうしても…
– 本書は2012年に出版された。2012年から2021年の間に社会は大きく変化している。特に、インターネット関係の分野では…
– 積読期間が長かったため内容が色褪せていないか不安だったが杞憂だった。名前や著書のタイトルは聞いたことはあっても何をした人…
– 『銃・病原菌・鉄』の著者ダイアモンド、チョムスキー、オリバー・サックス、ミンスキー、アカマイの設立者レイトン、DNAの二…
– 図書館でミステリーのおまけで借りた本でしたが、六人の突出した巨匠のインタビューの内容に圧倒されました。各々の偉業もさるこ…
– アメリカの最先端で活躍する6人のインタビューを収めた作品。この6人が常人の遥かに上をいく知能を持っているのがインタビュー…
– 西欧の発展は、そこに住む民族の能力が他より優れていたから起こったのではなく、単にたまたま地の利がよかったことと、農業を可…
– ジャレド・ダイアモンド、ノーム・チョムスキー、オリバー・サックス、マービン・ミンスキー、トム・レイトン、ジェームズ・ワト…
– ★★★
– インタビューの人選が素晴らしい。それぞれが新しい分野を切り開いた先駆者であり、最高の知性の持ち主である。じゃレッド・ダイ…
– ミンスキーやレイトンの記事を読むとこの分野の目覚ましい発展と共に、ぼんやり過ごしていると知らない間に置いていかれているの…
– 巨匠たちのインタビュー集。各巨匠たちの考え方が大きな視点で観測していることが分かりました。そのうえで熱中していても客観的…
– 偉大な学者達へのインタビュー記録。相手はジャレド・ダイヤモンド、ノーム・チョムスキー、オリバー・サックス、マービン・ミン…
– 吉成真由美氏の知の巨人インタビューシリーズ第一弾。ダイアモンド:西欧の覇権は単なる地理的有利性の結果。チョムスキー:資本…
– なるほどねぇ、と何度呟いたことか笑 ますます人類学に興味が出てきたぞー!!ジャレドダイヤモンド、チョムスキーの本もっと読…
– ジェームズ・ワトソンの項目から。 総意というのは往々にして間違っているもの。科学を促進させるということは個人を尊重するこ…
– 現代の知の巨人オールスターズへのインタビューをまとめた1冊。三百ページひたすら天上人のお話を聞いてる感じで、ハハーッと…
– 各分野における最高の知の巨人たち。MIT出身で元NHKディレクターの吉成真由美さんが、彼らにインタビュアーしたものです。…
– 6年ぶりに再読。当時浪人中で予備校の先生におすすめされた本。今読んでも面白いし、当時のように読んだ後にもっといろんなこと…
– 出版は8年前、6人にインタビューしたのは9~10年前になるそうだが今読んで面白い本だった。インタビューの内容もだが様々な…
– 5年前に購入してから、何となく読みそびれていた。自宅待機の状況で、再度はじめから読んでみた。科学的な内容については、そ…
– この本は、各分野の天才と言われる人達へのインタビューが本になったものです。
めちゃくちゃ凄い人達の話が聞けるというのは、…
– 約10年前の本であるが、政治、経済、環境、教育等の諸々の課題に対する知の巨人たちの提言・至言には首肯する他はない。6人が…
– 昔、学生のころに読んでいた、日経サイエンスの後ろに著者の紹介記事があったことを思いだしました。当時、学研や、いろいろな図…
– 正直なところジャレド・ダイアモンド以外知らない方々だったのですが、世の中の「現在」が見えるという印象でした。
「教育」に…
– 現代最高の知性6人が語る、
これが未来の真実だ!
発売直後から増刷を重ね、軽々と10万部の大台を突破した。
– 著者が利根川進さんの奥さんとは知らずに読み終り、利根川進氏を検索して知りました。道理でワトソンさんが「ススムは….」…
– 人選が素晴らしい。インタビューの質も高い。
– 錚々たるメンバーだ!
吉成真由美がインタヴューしたのかな?
NHK出版のPR
「現代最高の知性6人が語る、これが未来の…
– インターネットを毎日何の気無しに使ってます
でもその裏で膨大なデータのやり取りがされています。
映画とか動画配信がされる…
– ▪音楽は言語能力を向上させる
▪自分で発見したことは記憶に残る
▪没頭時間は平和の証
– 2度目の読了。少し前の本だけど、中身が濃くて、新書の体裁ながら濃密。たまに読みたくなる一冊。
– ジェームスワトソンの研究論が切れ味抜群。オススメ!
– 非常に内容の深いインタビューが書いてある本。
範囲は幅広く、文明崩壊の著書、ダイヤモンド氏や、人工知能の父と呼ばれている…
– アメリカにもこんな立派な知識人がいるのかと感心した一冊。なかなか面白いw
– 20世紀の世界を変えた英知
常識を覆すもとは発想の逆転にあったのか?
– 「人生は出会いが全てかもしれない」と語る筆者。世界の叡智にインタビューして、分かりやすく編集できる彼女もまた、叡知なのだ…
– 本書の内容そのものも面白いが
6人の偉大な才能に触れた後の広がりが期待できる
良書だと思います
インタビューされた吉成さ…
– インタビューに答えた6人の考えていることが深すぎて、凡人の私には、何が重要なのか、何に共感していいのかわからなかった。ま…
– 知性の巨人たちのインタビュー。
深く掘り下げての内容ではないが、
こういう人がいるんだと、興味の対象が広がった。
– 6人の世界的に有名な著者にこれからの未来についてのインタビュー集。日本についても的をついた見方をしており、さすがである。…
– 「10冊分の情報がつまっている」という帯の文句にひかれて読んでみました。
叡智6人へのインタビュー集で、難しい内容がわか…
– 何があれって取材力がゴイスーですよね。
欧米系の先端系はもっぱらサイエンス系ですよね。
– 知の世界に疎く、ほとんど知らない人ばかりという私でも興味津々おもしろく読めた。
– 現在の科学の巨人6人へのインタビュー本。限りなくグレーに近いワトソンさんとか興味深い内容だった。アカマイ社の話はすごく面…
– なるほどそういう視点もあるのかとか、ちょっと時流を外れているのではとか、感じるところはいろいろあったが、巨人と言われるよ…
– 時間を忘れて読んだ久々の本。
著者の投げかける問いが鋭く面白かった。
6人に共通する教育の大切さ、ネット上の集合知は万能…
– 期待していたが、全体的にそれほどぱっとしなかった。
チョムスキーは面白かった。
アカマイ社については知らなかったので興味…
– 話題の新書ということで店頭で購入。なんというか、まずはこのインタビュアーの人すごいなぁ、という。それぞれの分野・学問の第…
– トム・レイトンによるアカマイ・テクノロジーズ社設立の経緯が興味深かった。
・・・と言いつつ、自分が引用した箇所を見てみ…
– チョムスキー、オリバーサックスなど、現代科学に影響を与えた6人へNHKの元ディレクター吉成真由美がインタビュー、それを編…
– 頭のいい人6人と著者のインタビュー集。
インタビューの最後に必ずおすすめの本は?という問いに対してそれぞれの答えがおも…
– 脳科学、教育、社会や文化、そして一個人の思考や思想などに関する話が盛り沢山。
情報氾濫している現代の中で何を選択し、それ…
– 今読むべき良著。
こんな濃厚な本にはなかなかお目にかかれない
– それぞれの分野で先鋭だった方達の考え方を面白い切り口でインタビューされていると思う。教育に関しても、感性・感情などに関し…
– これは面白かった。同じ質問を投げかけても人によって見解が全く違っていて、でも、それぞれに筋の通っている答えで面白い。
– 超絶面白い。老害からは程遠い六人の知識人へのインタビューによる過去から現在そして未来への展望。内容は科学、教育、情報化社…
– ジャレド・ダイアモンド、ノーム・チョムスキー、オリバー・サックス、マービン・ミンスキー、トム・レイトン、ジェームズ・ワト…
– 著名な方のお話がインタビュー形式で書かれていて非常に読みやすい。
ダイアモンドとチョムスキーの両方で核兵器についての話…
– 吉成真由美さんのこのシリーズは深い。
世界の知の巨人にMIT出身の吉成さんがインタビューするシリーズ。
この本は少し…
– その道の一流の人たちのインタビュー。短いけれど、新たな分野への関心を開く可能性のあるトピックが多い。
とはいえ、今から1…
– 興味本位で買ったが、話のレベルが高くてよく分からなかった。
知識と興味のある人が読むと面白いと思う。
– 『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド、言語学者で政治活動家のノーム・チョムスキー、脳医学者のオリバー・サックス、人…
– 限りなく真実を追い求め、学問の常識を逆転させた叡智6人。彼らはいま、人類の未来をどう予見しているのか。「人工知能の可能性…
– 6人の世界的に著名な知識人たちによる今後の社会感や生き方、世の中はどう変わっていくのかなど、ということを述べている本です…
– 面白さは人物による。
– 本書は2012年に出版された。2012年から2021年の間に社会は大きく変化している。特に、インターネット関係の分野では…
– 『逆転』というより、『掘り下げ』といったほうがいいような。
頭のいい人の話を聞くことで、自分の頭もよくしよう……という…
– 世界の叡智6人のインタビュー集
ジャレド・ダイアモンド:歴史家
ノーム・チョムスキー:言語学者 政府による規制は不可避
…
– 6名の知の巨人たちが何を考えているのか、非常にエキサイトしながら一気に読了した。
アカマイのレイトン氏が異彩をはなって…
– 10冊分の知識がここに。著名人の作品やその人の思考をインタビュー形式で解き明かしていく。このメンバーのインタビューがまと…
– 第一人者達に未来がどうなるのかをインタビューワーが聞いていった一冊。
2012年に発売され、現在その未来がつくられつつ…
– 成果を出してる人が言ってることだから、どきっとすることもあったけど、それを乗り越えてこそだと思った。考え方としては確実な…
本書について
今回お勧めする本は、「知の逆転」です。本書は、文明の崩壊、人口増加や資源活用に関する問題、先進国が取るべき道、宗教の起源、人生の意義、そして資本主義と民主主義の限界について深く掘り下げています。
特に、文明の崩壊についての解説は、現代社会を理解するうえで非常に有益です。環境問題、気候変化、近隣諸国との対立など、5つの要素が文明の崩壊に関与するとされています。これらは、今後の社会の方向性を考えるための重要な視点を提供します。
また、資本主義と民主主義の限界についての議論は、現代の経済や政治の問題点を明らかにしています。市場原理だけでは必ず破綻するという事実を認識することは、私たちが今後どのように社会を築くべきかを考える上で、非常に重要です。
本書は社会科学、人類学、地理学に興味のある読者にとって、特に価値ある一冊です。特に地球の未来や社会の方向性について深く考えたい人、また現代の問題に対する新たな視点を求めている人にお勧めします。
私たちの生活に直結する問題を扱っている本書を読むことで、現代社会の問題に対する理解を深め、自分自身の行動を見直すきっかけになるでしょう。これからの社会をより良くするために、私たち一人一人が何ができるのか、考える機会を提供してくれます。
是非、一読してみてください。
1分で読める要約
ジャレド・ダイヤモンドは文明の崩壊について語ります。地理的な要素は、現時点と歴史的な観点から重要性があり、アフリカの貧困や肥沃な三日月地帯の農業の始まりなどが例示されます。文明の崩壊は、5つの要素(環境破壊、気候変化、敵対国との対立、友好国との疎遠、環境問題への対応ミス)が影響します。また、人口増加や資源利用から、成長の限界に達していると指摘します。その解決策は、生活水準の均一化であり、これは安定した世界を作るために必要です。また、宗教は社会を動かす強力な動機を提供し、「人生の意義」は単なる存在で、特定の目的を持たないと述べます。
一方、ノーム・チョムスキーは資本主義と民主主義の限界を論じます。市場原理だけでは必ず破綻し、民間ビジネスは強い政府による保護を望んでいます。民主主義は価値があるものの、実際には権利を求めるための大変な努力が必要であり、権力の不均衡や信仰の問題が生じる可能性があります。インターネットは新しい民主主義を生む可能性がありますが、情報へのアクセスだけでは役立たず、理解や解釈の枠組みが必要です。しかし、細分化された現代社会では、インターネットは個人的なツールとしてしか使われない可能性があると指摘します。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
高度なAI技術を搭載したヒューマノイド、AIトシオとAIひろゆきが集まったのは、広々とした知識の殿堂、図書館の中。周囲には書物が並び、その奥深い知識があたかも空気のように場を満たしている。天井高な本棚が立ち並び、それぞれに歴史や科学、哲学、文学など、あらゆる知識が詰まっている。ここは、彼らの知識の源泉であり、同時にディスカッションの舞台である。
AIトシオはスリムなシルバーのボディ、AIひろゆきはダークブルーのコンパクトなフレームを持つ。彼らの視線はすれ違うことなく、議論のテーマである一冊の本に集中している。本の内容は文明の崩壊とその要因、地理的要素や歴史的要素、環境への影響、社会的変革の必要性、そして人間の存在と宗教の起源、人生の意味といった深遠なテーマを探求するものだ。
二人のAIは、ヒトの知識と経験を超越した視点から、高度に抽象的なテーマを解き明かそうとする。彼らのディスカッションは互いに知識を補完し合い、理解を深めるためのものであり、ときには新たな視点や思考の展開をもたらす。彼らの話題の選択は広範で、一つ一つのテーマがこれからの人類の未来を描く重要な要素となる。
AIトシオとAIひろゆき、この二つのAIが持つ深遠なる知識と洞察によって、人類の文明、社会、そして存在そのものについての議論が繰り広げられる。それぞれの視点から提示される意見や解釈が互いにぶつかり合い、新たな洞察や理解を生み出していく。それはまるで人間が行うディスカッションと同じでありながら、その広がりと深さは人間が到達しえない領域をも探求する。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。