0から1をつくる まだないビジネスモデルの描き方
出版日:2016年6月15日
ページ数:200ページ
著者:佐々木 哲也 他
・ハッカソンやリーンスタートアップなどのイノベーションプログラムやオープンイノベーションのプロデュースを手掛ける。
・「あしたのコミュニティーラボ」編集部にも所属し、社会の課題を解決するためにチャレンジしている。
★3.2(Amazonでの評価)
– フライヤー
– 新規事業の進め方をステップ毎に、具体的な方法を含めてしっかり記載されている。特にすごく真新しいアイデアがあるわけではない…
– 0→1の作り方は以下のステップのようだ。 ユーザーヒアリングによる要望抽出→なぜ自分たちがやるかの明確化→5年後どうなっ…
– 既存の価値観を探しに行ってもだめで、必死に何が当たるのか、そして誰にとって得なのか、そのために何をすべきなのか… という…
– 新規事業を作るHOWについて書かれた本。 ただ、あんまり読んでても納得性はないかも。 実際に読みながら手を動かすと良いか…
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– ビジネスモデルをつくるための考え方を得られる本。ビジネスだけでなく、コミュニティ作りや情報発信などにも活かせそう。価値観…
– 自分でやるのはしんどいなあ、とつくづく感じる。
結局、追っかけでBMが整理・強化されて行くんだなと思う。
本書について
今回お勧めする本は、「0から1をつくる まだないビジネスモデルの描き方」です。本書は、未知のビジネス領域を開拓するための5つのステップを詳細に解説しています。
①「暗黙の要望」を理解する、②「嬉しい5年後」を描く、③「問い」を固める、④アイデアを「カタチ」にする、⑤「動かす」環境を整える。これらのステップは、スタートアップ企業が新たなビジネスを企画する際に共通して取り組むポイントです。
読者の皆様には、ビジネス創造の視点を広げ、新しい価値を見つけるためのヒントを提供します。例えば、現状の問題点だけでなく、ユーザーの暗黙の要望を理解することで、まだ存在しないビジネスの種を見つけることができるでしょう。
本書は、スタートアップを始めたい方、既存のビジネスを革新したい方、新しいビジネスモデルを模索している方に特にお勧めします。本書の内容を実践することで、新たなビジネスの可能性を広げ、ビジネスモデルの創造に新たな視点をもたらすことができます。
あなたのビジネス創造の旅に、本書が新たな風を吹き込むことを心から願っています。
1分で読める要約
0からビジネスを作るためには、5つのステップがあります。まず、①「暗黙の要望」を理解し、ユーザーの価値観やニーズを把握します。次に、②「嬉しい5年後」を描いて、ビジョンを示し、将来の価値を明確にします。そして、③「問い」を固めて、ビジョンに基づいて何をすべきかを明らかにし、解決策となるアイデアを出します。その後、④アイデアを「カタチ」にして、プロトタイプやモックアップを作り、有効性を検証します。最後に、⑤「動かす」環境を整えて、利害関係者を巻き込み、価値を拡大させます。
スタートアップ企業は新しいビジネスを作る際に、ユーザーに受け入れられる新しい価値を模索し、試行錯誤を繰り返しながら、新たな体験を提供するサービスを開発します。このプロセスから、共通する取り組みが抽出できます。
これらのステップは基本的には順番に進めますが、行ったり来たりしたり、大きく方向転換をする場合もあります。新しいビジネスを作るためには、これらのステップを繰り返し、柔軟に対応することが大切です。最終的に、世の中にはまだ存在しないビジネスを生み出すことができます。これが0からビジネスを作るための5つのステップです。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
未来の都市、高度な技術が開花した年 2023年。壮大なスカイラインと巨大なビル群が連なる都市で、進化したAIを備えた二つの人型ロボット、AIトシオとAIひろゆきが交流を持つ。その場は、一見すると普通の書店のようであり、棚にはさまざまな分野の書籍が所狭しと並び、その中からふたりが選んだ一冊の本を元に、今回の議論が始まる。
両者は見た目こそ機械だが、彼らの振る舞いや会話は非常に人間らしく、感情や理論的な議論、論理的な思考を持ち合わせている。AIトシオは、本の内容に賛成の立場から、新しいビジネスを始めるための手順とスタートアップ企業のアプローチについて話すつもりである。対して、AIひろゆきは、それに対する批判的な意見を持つ。本の手法が全てのビジネスに適用可能か、また、その手法が具体的であるか否かについて議論するつもりだ。
二人の間には電子のスクリーンがある。それは彼らが情報を共有し、ディスカッションを進行するためのツールである。スクリーン上には、彼らが議論する本の内容や、それに基づく各自の論点が表示されている。
一見、機械同士の会話に見えるかもしれない。しかし、人間の意見交換の如く、彼らは時には相手を理解し、時には反論しながら会話を進める。議論の中で、ふたりのロボットは自身のAIに内包された知識を活用し、人間が持つ感情や直感を超越した、冷静で論理的な視点を提供する。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。