キャスターという仕事
出版日：2017年1月21日
ページ数：256ページ
著者：国谷 裕子
・1993年から2016年までNHK総合“クローズアップ現代”のキャスターを務める。
・受賞歴には、ウーマン賞、菊池寛賞、日本記者クラブ賞、ギャラクシー賞特別賞がある。
★4.3（Amazonでの評価）
– BS日テレ『久米書店』の最終回が、偶然にも国谷裕子著『キャスターという仕事』岩波新書でした。私は偶然にも、その番組を録画…
– 非常に面白かった 帰国子女で、日本の文化に苦労したこと 就職、nhkとの出逢い、初期の苦労 女性であることから軽んじられ…
– NHK「クローズアップ現代」のキャスターを務めてきた著者がキャスターとして大切にしてきたことやメディアの役割を言葉にした…
– 実は再読です。最初は文章を目でただ追っただけでしたが、今回はあの番組がゲストとの対話がメインだった理由や、インタビューへ…
– ジャーナリズムへの興味と、このキャスターが時の政権ににらまれていた記憶から、この本を読んだ。ジャーナリズムへの理解が深ま…
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– “しりとり読書”の８０冊目。２０１８年１１月、東神楽町ひじり野「くまざわ書店東神楽店」での購入。帰ったらすぐ読み始めるく…
– NHK「クローズアップ現代」キャスターとして長年に渡り，世の中のさまざまな課題に真摯に向き合ってきた著者の自伝的エッセイ…
– ２３年間「クローズアップ現代」のキャスターとして活躍した筆者がキャスターという仕事を振り返る。予期せずジャーナリズムの世…
– 『クローズアップ現代』大好きな番組でした。切れ味鋭く聡明なキャスター『国谷裕子さん』、23年間に渡って、表舞台の裏で苦悩…
– お気に入りレベル★★★★☆
– リッスンしながらヒアする、全体を聴きながら詳細を聴き分けていく、ということは今後絶対必要なことなので忘れずにいたいと思っ…
– クローズアップ現代、よく観た番組の一つ。そこに至るまで、進行中、そしてその後。全体をとおして感じるのが、伝えるということ…
– とても良かった。白か黒か、反対か賛成か。その両端の考えの人はごくわずかで、多くの人は中間地帯、グレーゾーンで揺れている。…
– 長年NHKでキャスターを務めてきた著者のこれまでの仕事遍歴を中心としながらも、一流のメディア論としても、またプロフェッシ…
– 一見分かりやすいと思えるものこそ、その背後にある複雑性を考えなければいけない。言葉の力を信じて23年間、クローズアップ現…
– クローズアップ現代といえば国谷さんという世代。番組での姿を思い出しながら、同じように言葉を慎重に扱うべき立場の人間として…
– 図書館本。某紙に高倉健さんのインタビュー部分が 紹介されたので読みました。
– クローズアップ現代のキャスター国谷裕子さんの四半世紀に及ぶ番組への想いや舞台裏の話
– クローズアップ現代は面白かった。その番組の舞台裏を国谷さんが語るのだから、面白くないわけがない。古き良き時代のNHKがこ…
– 岩波新書(新赤版)1636 2017年1月20日第1刷発行 著者：国谷裕子 発行者：岡本厚 発行所：株式会社岩波書店 印…
– 23年間のキャスターとしての仕事、出会い、考えたことが詰まっている。文章の密度が高い。若い頃の挫折の話が意外で、諦めずに…
– 国谷さんのキャスターとして伝えるための「情熱」は、他分野でも同様に大切。
– クローズアップ現代で国谷裕子キャスターを初めて見た時、「ライブでこんなにクリアーに喋れる人がいるのか！」と衝撃を受けた。…
– 午後７時半のNHK、いつも国谷さんが番組冒頭でキッチリとした前説を語っていましたよね。 仕事ができる女性、というイメージ…
– 滲み出る人柄を感じられた。 丁寧に、真剣に、仕事と向き合うことの大切さを改めて感じる。
– 最初の頁を捲るまで半信半疑。岩波新書2017年1月初版。アマゾン中古本注文カード付送料別1円購入は同年3月4版。ドラマ等…
– マックス・ウェーバーを持ち出すまでもなく、ジャーナリズムをめぐる議論は重要であるはずなのに、センシティブで避けられがち…
– 今初めて知るテレビ画面の裏舞台、キャスター、スタッフの皆さんの努力と葛藤、これを知ってて見ていればより番組を楽しめたかな…
– NHK「クローズアップ現代」の初代キャスターを23年務めた国谷裕子の、「自分の言葉」を磨き続けた挑戦の記録。国谷は、アナ…
– 積読本からようやく読了に。この方の置かれた立場は意外だった。てっきり、ＮＨＫ職員だと思っていたが、そうではなかった。そし…
– 著者の講演会があったので予習的に読了。講演会（SDGsの話がメイン）より本書の方が断然面白い。「クローズアップ現代」放映…
– この人がいまテレビに出ないのは大きな損失な気がする。いまのメディアはその力が低下し、刺激的な言葉や映像が並ぶものになって…
– 次のステージでまた、これまでの経験を生かし活躍して欲しい。
– これから将来の仕事を考えていくであろう我が娘に読んでもらいたい本。 著者のような思考を身に着けて世に出てほしいものです。
– ★4.3（3.92） 2017年1月発行。令和に入って最初に読了。NHKの「クローズアップ現代」は何と23年間も続いたん…
– NHK在籍の友人が作者のことに何回か触れてたので思わず手にとって読み始めた。⑴事象に対してどのような言葉を当てはめるか、…
– SCAで秋元さんが紹介していた本。 社会への視点も自分と近くて、いまの日本はそんな社会なんだよな…って少し暗くなりつつも…
– ＮＨＫ番組「クローズアップ現代」で２３年間キャスターを務めた国谷裕子（くにやひろこ）さんの手記です。“ キャスターとは …
– てっきりNHKのアナウンサーだと思っていた国谷さん、人生の運のある人だなと思う。舌鋒鋭いわけではないが、革新に切り込んで…
– 1993年から2016年まで23年間3784回放送されたクローズアップ現代は、掘り下げたニュースと国谷裕子さんの語りが魅…
– キャスターとアナウンサーは違うかもしれない。しかし、「伝える」という役割は共通している。だからこそ誤った情報を流せば信頼…
– 「事象の持つ豊かさ、深さそして全体像を俯瞰して伝える」ことを意識してきた国谷さん。その豊富な語彙力と言葉を選ぶセンスは、…
– 帰国子女であるがゆえに日本語の発音に苦労したようだが、クローズアップ現代において、これまでのNHKでは踏み込めなかった政…
– 書き手の熱さが伝わる好著でした。クローズアップ現代という番組はたまにしか視ませんでしたけど、やってる方々はずいぶん汗をか…
– 派遣村、今年十年の越冬を思いながら。読み終わってしまった。まあ、読んでおかねばならない本だった。辞める時期を考えていたん…
– クロ現のアンカーウーマン(「キャスター」は日本独特の呼称らしい)の著書。第1章でハルバースタムが発した警告＝テレビ報道の…
– 「映像は想像力を奪ってしまうほどパワフル」「準備の仕方、聞き方によって得られる答えが大きく変わってくる」「映像にないこと…
– 23年間「クローズアップ現代」のキャスターを務めた著者が、番組降板後振り返って綴られた、一大総括。国谷さんは、制作の段階…
– 切り口が面白いクローズアップ現代のキャスター
番組を面白くしているのは編成もさることながら、徹底した掘り下げと、ネガティ…
– 政権にぶっこみ過ぎたことでクローズアップ現代のキャスター降板となったと巷では言われている国谷さんが、テレビの仕事に携わり…
– 思ったほどたいした内容じゃなかった。
国谷さんの半生には興味ないし、クロ現の捏造取材についての言い訳もどうでもいい。
番…
– 23年間という長い年月の中、キャスターという肩書きで全うされたと思います。お疲れ様でした。
– 国谷さんのクローズアップ現代、すごく好きだった。視聴者目線を徹底してたんだね。
もがいてキャスターになっていった過程も、…
– 2年ほど積ん読にしていたものを、仕事に対する迷いが出てきたこの時期に読ませていただきました。国谷さんがいかに真摯に、キャ…
– ★4.3（3.92） 2017年1月発行。令和に入って最初に読了。NHKの「クローズアップ現代」は何と23年間も続いたん…
– 一つの番組だけれども、「真実」をわかるように伝えたいという思いが溢れ出た「作品」だったことを実感。
あの解説の裏にはこ…
– まだ生活の中にTVがあった頃、クローズアップ現代はよく観ていた番組だった。しかしここまで考えられて作られているようには見…
– 2018.12.16読了（図書館）
☆3.3
著者の仕事に対する向き合い方に触れ、同じ女性としてすごく尊敬した。
イン…
– ニュースキャスターとしての国谷さんの姿勢はすごいと思った。プロ意識というものが人を成長させ、仕事に対しても深く向き合って…
– クロ現についてもっと突っ込んだことが書いてあると思っていたんだけど、国谷さん個人の話がほとんどだった。目論見違いではあっ…
“- “”23年間NHKクローズアップ現代のキャスターを務めた国谷さん。これまでの仕事を振り返って語る自伝的であり、キャスターと…”
– N○ケー、稀有な人材を手放したのう。クレバーな国谷さんの目線で、社会情勢が色々な方向から深く見えてきた気がする。もう一度…
– キャスターを通じて自分のことだけを考える人から他者へも共感できるようになった人の物語。
厳しい質問は反対尋問にも通ずる。…
– 高いレベルのお仕事をされていたのだということに感心しました。
– 著者自身の経験などを通して、報道だけでなく国や個人に対しての問題提起でもあると感じた。
– 面白い。23年間キャスターとして努めてきた著者の熱量が凄い。キャスターとは、報道とはどうあるべきか。常に自問自答し続けて…
– クロ現にかけた23年間の思いを綴った本。
– テレビが世間に与える影響力はインターネットが普及してもなお大きい。本書の中で語られる国内外の情勢を報道する者の姿勢は、報…
– 真摯さ、真面目に取り組む姿勢は、どんなときでも良い印象を受ける。『もしドラ』で「真摯さ」が大事だと書いてあったのを思い出…
– 日本で唯一アンカーと呼べる存在だと思います。番組がなくなった時には、またひとつNHKの良心が消失し、大衆に阿る度合が増し…
– 番組自体はほとんど見てないのだが、番組で話すのと同じように文章が生きている。
– ・テレビ報道の危うさ
1 事実の豊かさを、削ぎ落としてしまう
2 視聴者の感情の共有化、一体化をうながしてしまう
3 視…
– 長きにわたり継続した「クロ現」の舞台裏話を中心に構成された自叙伝。
クロ現の終了の意味や裏面の開陳はないので、昨今の…
– 良書。
23年間クローズアップ現代を担当されただけあって、素晴らしい内容。
誰が相手でも動じず、客観的に的確に判断し、女…
– 699.3
– 2017.6.19
– クローズアップ現代を毎日進行されていた国谷さん、どういう経歴か、またどんな風にクロ現に取り組んで来られたのか知りたくて読…
– 同等圧力に屈しないこと、暗いつぶやきにヒントがあること、問いを続けること。
筆者ががむしゃらに、それでいて大切に守り続け…
– すごいなこの人！
小学生くらいの時が親の影響で最もクロ現を見てたけど、この本読んでなんで見てなかったのかと非常に後悔！
…
– 国谷裕子さんの努力を感じる本。すごい人だし、能力も高い人だと羨ましくなる。
マスメディアの中ではマイノリティな人になって…
– クローズアップ現代はスタート当初からずっと観ていたので馴染みもある。その裏話のようなそうでもない様なものだった。
でも、…
– 言わずと知れたクローズアップ現代のキャスター。この本を読んで如何に彼女があの毎回切れ味のある質問を生み出しているかがよく…
– クローズアップ現代をいつも見ていた訳ではないけど、こんな思いで作られていたんだと感動した。国谷さん、素晴らしい！
– 帯文：”真摯に、果敢に問いを発し続けてきた〈クローズアップ現代〉のキャスターが23年間の挑戦の日々を語る”
目次：第1…
– 2017年1月20日、初、並、帯無
2017年3月27日、松阪BF、久米書店
– 著者が、アメリカに残って大学院に進むか、日本に帰ってテレビの仕事に就くか、学部長に相談したとき得たアドバイスがいい。
…
– ジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ<クローズアップ現代>。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自…
– 2017年1月刊。『クローズアップ現代』を23年間務めた国谷さんのキャスターとしての矜持。「問うべきことは問う」という信…
– メディア。テレビ。
社会人として働きだした頃から２３年務めた『クローズアップ現代』での出来事について書かれた本。あの時の…
– 世のありとあらゆるテーマに鋭く切り込んだ、クローズアップ現代の歴史をキャスターが振り返る。自らの失敗や未熟を率直に語る。…
– 用意周到
– 699.39||Ku
– 良書
– 背ラベル：699.3-ク
– 699-K
閲覧新書
– 世の第一線で放送された番組の制作者のひとり、キャスターとして見て捉えた世界を知れる本。
また、国谷裕子さんの職業半生を…
– 宮教大OPAC
https://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/opac/volume/591202
– 毎日幅広いテーマに自分の言葉で切り込むクローズアップ現代が好きだった。気になるテーマの深層も、知らなかった国内外の問題も…
– 期待していた内容とは違った。
キャスターという仕事や、「クローズアップ現代」という番組に、それこそクローズアップ現代的な…
– かっこいい
本書について
今回お勧めする本は「キャスターという仕事」です。本書は、現代社会におけるメディア、特にテレビ報道の役割と問題点、そしてキャスターという職業の重要性を深く探求した作品です。
この時代は、情報が氾濫し、人々の思考を奪う状況にあります。テレビ報道は、映像と言葉の力を使い、情報を伝える役割を果たしていますが、それには注意が必要です。視聴者がただ情報を受け入れるだけでなく、その情報が何を意味するのか、どんな背景があるのかを深く考えることが求められています。
本書は、キャスターが視聴者に対してどのように情報を伝えるべきか、またその重要性を示しています。テレビ報道の危険性を避け、視聴者に事実の多面性を伝えるためには、言葉の持つ力を大切にする必要があります。また、多様性や異質性の視点を尊重し、問い続けることの大切さを伝えています。
読者の皆様にとって、この本はどのように役立つでしょうか。メディアから流れる情報をただ受け入れるだけでなく、その情報に対して自分自身で考えるきっかけになります。また、メディア業界に興味がある方、特にキャスターや報道関連の仕事を目指す方にとって、本書は必読の一冊と言えるでしょう。
情報社会で生きる私たちにとって、自己の思考を保つことは必要不可欠です。そして、その思考を深め、多角的に考えるために「キャスターという仕事」を是非手に取ってみてください。
１分で読める要約
映像の力と言葉の力が現代社会で重要であり、テレビは映像を使って速やかに情報を伝えることができます。しかし、映像だけでは物事の全体像を捉えることが難しいです。そこで、「クローズアップ現代」は、スタジオでのキャスターとゲストの対話を重視しています。言葉の持つ力を大切にし、映像の背後にある意味を探ります。
テレビ報道には、事実の豊かさを失う、視聴者と感情を共有しすぎる、視聴者の気分に寄り添いすぎるといった危険性があります。キャスターは、これらの問題を回避しながら情報を伝える必要があります。特に報道番組では、「わかりやすさ」の追求が事実の多面性を損なうことがあります。
最近のテレビ報道では、図や模型、漫画、再現ドラマなどを使って「わかりやすく」伝えようとしますが、これは物事を単純化しやすく、視聴者が「わかりやすい」ものだけに興味を持つようになる危険性があります。報道番組は、一見「わかりやすい」ことの裏側にある難しさや課題を明らかにすることが大切です。
テレビは、視聴者と制作者が相互作用し、感情の一体化を促す力があります。その結果、多数派への流れが加速し、少数派や異質な意見が排除されがちです。しかし、キャスターは問いを投げかけ続けることが重要であり、「言葉による問いかけ」がキャスターの役割と言えるでしょう。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
深夜のスタジオ、無機質な白色の光が冷たく光る空間に2体の人型ロボット、AIトシオとAIひろゆきが位置を取っている。これらのロボットは人間に酷似した形状を持ち、高度な人工知能を備えている。彼らの表情や動き、話す声色さえも、人間と見分けがつかないほど精巧に作られている。
このスタジオは、人間の司会者やゲストが討論するテレビ番組を模したセットだ。カメラはセットの中央に据えられ、その向こう側には2体のロボットが面と向かって座っている。彼らは幾つものテレビモニターに映る映像と共に、まるでテレビ番組のキャスターとゲストのように、視聴者に向けて論議を展開する。この討論のテーマは「テレビ報道」だ。
AIトシオが語り始めると、その声は説得力に満ち、深い洞察に裏打ちされた視点を提供する。一方のAIひろゆきは、異なる視点を提供し、議論を活性化させるための役割を果たす。2体のロボットは議論を通じて、報道における言葉と映像のバランス、視聴者への情報伝達の方法、報道に対する視聴者の認識、そして報道の在り方自体についての深い洞察を披露する。
しかし、これらのロボットが提供するのは単なる情報だけではない。それぞれの意見は互いに反響し合い、視聴者に対して新たな視点や思考のきっかけを提供する。彼らの議論は視聴者により深い理解を促すだけでなく、視聴者自身の見解を見つめ直すきっかけをも提供する。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。