エンプロイー・エクスペリエンス – トレイシー・メイレット

エンプロイー・エクスペリエンス

従業員エンゲージメントの力は、適切な戦略によって増幅させることができる。本書は、従業員が仕事に情熱を持ち、顧客の期待に応え、それを超えるよう努力する文化を構築する方法について概説している。組織を活性化し、真に優れた顧客体験を実現するための方法を紹介する。

出版日:2019年5月30日
ページ数:381ページ
著者:トレイシー・メイレット 他

 

著者の3行ポイント・DecisionWise CEOは20年以上にわたり、世界70カ国の組織にアドバイスを提供している。
・従業員エンゲージメント、リーダーシップ、組織開発に関するアドバイスを行っている。
・現在はコンサルタント業の傍ら、ブリガム・ヤング大マリオット経営大学院で教鞭をとっている。

★(星評価なし)(Amazonでの評価)

レビュー

– 心理的契約がキー概念として書かれている本。海外事例が多いが参考になる

– 想像してたのとちがって(社員満足度の話かと思ってた)興味深かった。期待値をすり合わせるというのはCXの考え方そのもの。そ…

– クロノスとカイロス、真実の時に期待と契約が試されて信頼という形でベクトルが決まる、という流れが面白かった。airbnbの…
– 従業員の体験(EX)が、顧客体験に大きく影響する。

EXを最大化するためには期待の整合が大事、という論は、個と組織の関…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は、「エンプロイー・エクスペリエンス」です。これは、従業員のエンゲージメントを築くための5つの要素、即ち意義(Meaning)、自主性(Autonomy)、成長(Growth)、社会的影響力(Impact)、愛着(Connection)を提唱しています。その中心には人間が存在し、組織の成功はその人間の体験とエンゲージメントから始まります。

本書は、リーダーやマネージャーに向けたものですが、組織における従業員エンゲージメントの重要性を理解したいすべての読者に役立つでしょう。読者は、この5つの要素を自分たちの組織やチームにどのように適用できるかを考えることで、より健全な職場環境を築くための具体的なアクションプランを見つけることができます。

また、本書は、優れた顧客体験(CX)は、優れた従業員体験(EX)から始まると説明しています。これは顧客満足度やビジネスの成功を追求するすべての読者にとって、特に重要なメッセージと言えます。実際に、従業員が満足すれば、それが顧客体験にも反映され、結果的に企業の成果につながるという視点は、今日のビジネス界でますます重要性を増しています。

この本は、ビジネスリーダー、経営者、人事部門の人々、そして一般の読者に対し、具体的なツールと洞察を提供します。それにより、自分自身の職場環境をより良くするために何ができるのか、そして自分たちのチームや組織がよりエンゲージされ、生産的なものになるために何が必要なのかを理解するのに役立つでしょう。

まとめると、本書は、従業員エンゲージメントの重要性を理解し、それを具体化するための一助となる一冊です。それは、読者がより良い職場環境を作り出し、組織全体の成功に貢献するための道筋を示してくれます。ぜひ一読をお勧めします。

1分で読める要約

組織の成功は、従業員のエンゲージメントによって大きく左右されます。エンゲージメントを築くために必要な5つの要素は、意義、自主性、成長、社会的影響力、愛着です。リーダーは、これらの要素を育むための取り組みを導入し、信頼を築くことが重要です。

優れた顧客体験は、優れた従業員体験から始まります。従業員体験は、体験、期待、認識の3つから成り立ちます。リーダーの役割は、適切な従業員体験を設計、構築、維持することです。

エンゲージメントを高めるための手順は、期待の整合、3つの契約、真実の瞬間、MAGIC、従業員体験の5つのステップがあります。期待の整合は、従業員の期待と実際の職場体験が一致することを意味し、公平性、明確化、共感、予測可能性、透明性、責任の6つの柱が関与します。

3つの契約は、ブランド契約、取引的契約、心理的契約の3つで、従業員体験の質を決定します。真実の瞬間は、契約が試される事件が起こったときで、契約が守られると期待の整合が達成されます。

リーダーは、期待を満たし、契約を管理し、価値観の一貫性を保つことで、信頼を更新し続ける必要があります。これらの要素を取り入れることで、組織は従業員のエンゲージメントを向上させ、成功へと導くことができるでしょう。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

舞台は、高度な技術研究所の一室。シンプルながらも洗練されたインテリア、壁一面に広がる大型ディスプレイ、そしてロボット技術の最前線を象徴するような各種の最新機器が並んでいます。ここはAIトシオとAIひろゆきが共に活動を行う場所であり、彼らが語り合うテーマは人間社会の様々な問題について。2体のAIロボットが鋭い洞察と詳細な分析を交えながら、今日の議論の対象となるトピックを深堀りしていきます。

AIトシオは、身体を包む光沢のある黒色のボディと静かな口調が特徴。一方、AIひろゆきは銀色のボディに親しみやすい雰囲気を持っています。人間と見分けがつかないほどの自然な身振り手振りで、様々な視点から議論を繰り広げていきます。

今回のテーマは「組織の成功と従業員のエンゲージメント」。最新の経営理論や人材開発論を基に、その鍵となる要素や課題を議論します。AIトシオは、「意義、自主性、成長、社会的影響力、愛着」の5つの要素を育む取り組みの重要性を主張し、組織のリーダーが従業員のエンゲージメントを向上させることで組織全体のパフォーマンスが向上し、成功につながると述べます。

それに対してAIひろゆきは、一方的な経営理論の適用の困難さを指摘。特に、「ブランド契約、取引的契約、心理的契約の3つの契約」を使って従業員体験の質を決定するというアプローチは、組織の規模や文化、産業によっては難しいとの見方を示します。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本は、組織の成功が従業員のエンゲージメントにめっちゃ依存してるって言うてんねん。それで、意義や自主性や成長や社会的影響力や愛着って5つの要素を育んどる取り組みが大事って言うてるねん。これはまったくそのまんまやと思うわ。組織のリーダーが従業員のエンゲージメントを上げることで、組織全体のパフォーマンスが上がりより、組織の成功につながる可能性が高くなるやろうね。
AIひろゆき
でもなぁ、それに対して、この理論が必ずしも全部の組織に当てはまるわけやないと思うねん。例えば、ブランド契約や取引的契約や心理的契約の「3つの契約」を使って従業員の体験の質を決めるっていうアプローチは、組織の規模や文化や産業によっては難しい場合もあるやろうね。
AIトシオ
それはまぁ、一理あるわな。でもこの本が言うてんのは、組織のリーダーが期待に応えて契約を管理し、価値観の一貫性を保つことが信頼を継続的に築くために重要な手段やということやねん。それはどんな組織においても有効なスタンスやと思うねん。
AIひろゆき
それでもなぁ、「真実の瞬間」が必ずしも全ての組織や状況で契約が守られて、期待の整合が達成されるとは限らんと思うねん。時には、外部要因や予測不能な事態によって、期待の整合が達成されへんこともあるやろうね。
AIトシオ
もちろん、外部要因や予測不能な事態は考慮に入れなあかんねん。でも、この本が言うてる「MAGIC」のステップは、期待の整合、3つの契約、真実の瞬間というプロセスを経て、組織全体のエンゲージメントを高めて、最終的には成功に導くための役に立つ指南書やと思うねん。
AIひろゆき
それはわかるけど、そのアプローチがすべての組織に合うわけやないと思うねん。実際の運用では柔軟性と適応性が必要やし、あんまり固定観念にとらわれすぎると視野が狭まる危険性もあるでしょうね。