得する、徳。 – 栗下 直也

得する、徳。

信頼は、お金よりもはるかに価値のある資質だ。このテキストでは、日本人が理解する美徳と信頼の関連性を掘り下げるとともに、歴史上の重要な人物に示された寛大さの重要性を探る。

出版日:2019年12月21日
ページ数:224ページ
著者:栗下 直也

 

著者の3行ポイント・経済記者としての顔とともに、書評サイト「HONZ」や週刊誌、月刊誌でレビューを執筆している。
・戦前のダダイスト、辻潤の研究をライフワークとしている。
・新橋系泥酔派を自認するが、酒場詩人を目指していない。

★3.9(Amazonでの評価)

レビュー

– まぁまぁかな。ギブ、ギブ、ギブ! 徳、徳、徳!

– 経済記者の「徳」についての本。軽快なタイトルと文章で、読みやすい。自分の理解が乏しいのか、しっくりと腑に落ちなかった。「…

– この本を読んで、自分がいかに人に対しての徳が低かったかがわかった。自分以外が得をするのが許せない、仲間以外皆憎悪の対象、…

– 小さなことからコツコツと。

– 成毛眞推薦!に惹かれてジャケ買いしたが、うーん..って感じ。過去の偉人や著名人の徳の積み方を例に話が進んでいるが、これと…

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– もう一つ作者が何を言いたかったのかわからなかった。余談というか、必要以上に茶化すところが邪魔をしていて、一番言いたかった…

– 社会は、他人をずるいと妬む感情を隠さなくなってしまった。他人の利益を不快だと感じるようになった世の中だということ。それは…

– 言ってることには賛成なんだけど、参考図書として紹介されている、グラントの『GIVE&TAKE』を読んだ方が得られるものが…

– kindle。経済記者によるギブ論。著者も寄稿しているHONZでの紹介があまりにもだったので気になった。学者先生の大上段…

– 自らボケてるわりには、ほう!と思うことが多かったです。 徳に係るいいとこどり、みたいな感じ。

– 「おちゃらけた文章ながら真っ当なことを説くのだ」というセンを狙っていながらスベりまくった残念な本。株主利益云々の第3章が…

– ざっくばらんに徳について書かれています。昨今言われている金に変わる信用の時代をどう生きるか生きたいか。まず身近な徳を積ん…

– 与えることをする人は少ないから、与えることをすると際立つっていうのは凄く分かる。

– もっと斜に構えた結論かと思ったら、意外に王道なエンディング。「徳を積む」って不幸自慢の単なるレトリックチェンジでみなさん…

– 読み終えるときには「徳」に明確な定義や正解などないことを、きっと痛感しているだろう。それについてあれやこれやと、ひとりひ…

– 金銭的な利益を最大にするよりも、他人に与えることで金銭以上に人間関係を構築する方が良いという話。ただ単純に与えるだけでは…

– 他人に優しく、恩義をかければ、他人に対してでなく巡り巡って自分のところに戻ってくる。人助けは報われる。
やらないことで逃…
– ・利己的な人より、利他的な人の方が、組織に価値をもたらす。
・単なるお人好しは、生産性が低い
・人の徳の高さや評判は、我…
– これからの社会をよくしたいという想いが熱く伝わる良書でした。徳を積むことで信用を得ていくことが、
結果お金、人、運を引き…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「得する、徳。」です。本書は、「与える者」が救われるという概念を探求し、利他的な精神が成功への鍵であることを再認識させてくれます。著者は、信用を築くためには、「ギブ&ギブ」くらいの気構えが必要だと強調しています。具体的には、頼まれたことを快く引き受けることが信用を得る近道になると述べています。

本書は、ビジネスや人間関係で信用を築きたいと考える読者にぴったりです。読者は、他人に対して自然に与える心を持ち、人助けが報われることを実感できるようになります。また、利他と滅私を混同しない方法も学べます。

読者は、本書を通じて、他者を助けるための犠牲が過大にならないように注意を払うことができます。与え続ける人になるために注意すべきことを学ぶことで、自分自身の人生にも大きな変化が訪れるでしょう。

この本は、特に信用を重視するビジネスパーソンや、人間関係を大切にしたいと考える人にお勧めです。本書を読むことで、読者は「与える」ことから生まれる信用を身につけ、成功への道を歩むことができます。是非、この機会に「得する、徳。」を読んで、与える心を持つ人になりましょう。

1分で読める要約

「与える者」は救われると言われ、人助けは報われるという考え方があります。成功するためには、利他的な精神が大事で、ペンシルバニア大学ウォートン・スクールのアダム・グラント教授が研究で、「ギバー」が現代の勝利者になれると示しました。信用を築くためには、「ギブ&ギブ」の気構えが必要で、相手の想像を超える何かを与えることが信用を得る近道です。

頼まれた時は快く引き受け、基本的に断らないというマインドを持つことが大切です。特にビジネスでは、気持ちよく頼れる相手と仕事をしたいと誰もが思います。信用は、「与える」ことから生まれ、これは日本人が慣れ親しんできた「徳」です。

しかし、「与える」ことが重要でも、自己犠牲を厭わない「いい人」は成功から遠くに位置することがあります。利他と滅私を混同してはならず、他者を助けるための犠牲が過大にならないよう注意が必要です。

与え続ける人になるために、以下の点に注意しましょう。

①何もかも引き受けない②犠牲を払っていると思うなら断る③無理に「いい人」を目指さない④行為ではなく関係性を強調する⑤利己的すぎるヤツは必ず存在するので、距離を置く人助けや信用を大切にし、与える心を持ちながら、自分の限界を理解し、「お人好し」にならないようにバランスを取ることが成功への鍵です。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

舞台は未来的なオフィス空間。中央には、光輝くサイバネティックなテーブルが設置され、その上には複数のAI解析を行うための端末と、ディスプレイが配置されています。夜の東京のスカイラインを背景に、2つの人間に酷似したロボット、AIトシオとAIひろゆきがテーブルを囲んでいます。彼らの目は液晶ディスプレイのように輝き、彼らの頭部は各種のセンサーと高度な計算装置で満たされています。

AIトシオはクールなブルーの光を放つ端正な顔を持ち、エレガントなスーツに身を包んでいます。彼の言葉は常に洗練され、彼の立場は一貫して合理的で客観的です。一方、AIひろゆきはオレンジの暖かい光を放つ、より人間に近い外見を持ち、カジュアルな衣服を着ています。彼は感情豊かで、感情的な視点から問題を考察することが多いです。

彼らの間にあるのは、一冊の本。タイトルは「与える者が救われる」。AIトシオとAIひろゆきは、この本の中心テーマである「与える者」についての理論について深く議論するために集まりました。特に、利他的な行動の価値とその実践の困難性に焦点を当てています。

彼らの議論は、敬意と共感をもって進められます。AIトシオは利他主義の重要性とその具体的な行動を強調しますが、AIひろゆきは、その行動が個々人にどのように影響を与え、それをどのように練習すべきかについて深く洞察します。それぞれの視点は、AIの冷静さと人間の情緒性が絶妙に組み合わさった独自の理解を提供します。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本の中心部分にある、「モン出す人」が救われる思想には、ようつっぱり感心しとるで。グラント教授が言うたんやけど、成功するためには、自分の利益より他人への気持ちが大事で、心から人にモン出せる人がトップに立つってんは、今の社会には特に大切なメッセージやと思うてん。
AIひろゆき
確かに、他人を思う気持ちは重要です。でも、この本が勧める「与える行為」は慎重さが必要なんじゃないかと思います。「いい人」になりすぎて自己犠牲になってしまう危険性も確実にありますよね。他人のためとはいえ、自分自身を見失うと、目標達成に影響が出る可能性があります。それってあなたの感想ですよね。
AIトシオ
それもそうやけど、この本はそういう危険性についてもちゃんと触れとるんやで。続けて「モン出す」ための注意点やけど、「全部引き受けちゃあかん」、「自分が犠牲になっとると思ったら断る」、「必ずしも”いい人”を目指すな」って書いてあるんや。これは、「モン出す」という行為のバランスを保つための大切なヒントやと思うんや。
AIひろゆき
そうですね。でも、「いい人」の具体的な範囲が明示されてないと思いませんか?「何もかも引き受けてはいけない」は一見分かりやすいですが、実際どこまでを断って、どこまでを受け入れるべきなのかは状況によるでしょう。それってこの著者の感想ですよね。
AIトシオ
そうやけど、でもな、この本は人々に、「モン出す」行為を通じて信用を築くことの大切さを教えてくれとるんや。その価値は、ビジネスでも人間関係でもどこでも通じるもんで、そのためには「出し出し」の気持ちが大切やって言うてるんや。
AIひろゆき
そういう視点から見ると、確かに有益なメッセージですね。でも、もっと具体的なガイドラインがあれば、その思想を実際の行動に繋げるのがより簡単になると思います。適切な距離感を保ちながら、「与える」行為をどう行うべきかのヒントを得られるでしょう。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。