ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す
出版日:2020年12月21日
ページ数:320ページ
著者:山口 周
・電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
・コーンフェリーのシニアパートナーを務めながら、研究、経営大学院での教職、各種ワークショップの実施、パブリックスピーキングなどに携わる。
★4.5(Amazonでの評価)
– 普段あまり触れてないから感じないだけで実際は流行ってるのかもしれないけど、高原社会って概念ってもっと広まってもいいと思っ…
– 【とても良かった】● ビジネスマンなら当然目指すべきといった成長至上主義に対し、今は私たちは高原に居るし目指すべきはそう…
– 一年ぶりに再読。一ヶ月前にFACT FULLNESSを読んだことから、より深く理解することができた。物質的な渇望がほぼ満…
– これは必読です。 ビジネスの本というより、これから私達がどんな社会をつくっていくか、そのためにどう考えるか、を、これでも…
– ★3.5
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– 日々の暮らしの中で従来のビジネスの延長線には未来はないという感覚がなんとなくある中で著者の主張は腹落ちした。 「良い偶然…
– 山口さんの本を読むのは、何冊目かですが、この本は、私が過去に読んだ中で最高に面白く刺激的な本だと思います。この本の要旨を…
– 著者は「ビジネスはその歴史的使命を終えつつある」と説く。では、その後の世界はどうあるべきなのか、そして我々一人一人はどう…
– ★★★★☆
– すごく刺激的な本でした。高原社会におけるビジネスとは?社会とは?に言及しつつ、今の社会は私たちが作り出しているのであり、…
– ベーシックインカム/インターネットで経済成長してない、パイ変わっただけ/
– 大量生産・大量消費の時代から物質的な貧困の課題が解決されつつある現代において、ビジネスの役割は変化している。 普遍性が低…
– B
– 経済発展が前提な資本主義社会への疑問が晴れた GDPの計算が恣意的にコントロールしてるのは知らなかった 最近、働く事、生…
– 冒頭に、サマリーとして、①現在の社会は明るく開けた「高原社会」へと軟着陸しつつある、②その中での課題は「エコノミーにヒュ…
– 約2年ぶりに再読。思想家が考える「現代社会の問題点と、目指すべき姿」といったテーマの本で、読んでいてとてもワクワクします…
– 内容が抽象的で私には、イメージしにくかったので再読した。今後は、これまでの社会と違ってコンサマトリーな時代がくるだろうと…
– 仕事、労働、活動はアーレントの定義したところのものになり、そのまま使うと今ではいささか古い概念になるところを、現代に合わ…
– 山口周さんの鋭い現状認識から提示される課題、解決するために必要なアクション、目指すべき未来についてがとても分かりやすく整…
– これだ!!!これだよこれ! ずっーーーと、思っていた事を、ビシバシと言語化して解説してくれている。出会えてよかった。
– 確かに今までの経済学は限界。物質的な成長から精神的な豊かさへのシフトが必要。いろいろ考えさせられるな。
– 私たちはどこにいるのか: コロナ後の世界をどう構想するか 高原に至った社会 ビジネスの使命の終了 GDPの延命措置 ハ…
– 資本主義社会が築いてきた物質的豊かさは、今や飽和状態、これからは心の豊かさをビジネスに、という話。世界中では、まだまだ物…
– 資本主義時代からの価値観のシフトと生き方について。人らしく生きるという価値観に共感しつつも、踏み出せない。現状維持バイア…
– 社員寮で一人読む、此処は独房か、㈪からまた営業月次予算達成の為遮二無二駆けずり回る。予算は昨年対比、自分の経費つまり存在…
– ベーシックインカム、新卒一括採用は気になるワードでした。
– 広井さんの本が参考文献にあるように、同列の本と捉える。政策的には増税、高負担高福祉、UBI。UBIの財源の話まではしてい…
– 高原社会になっていることを認めるところからスタート。
– 「たくさん引用を用意しておくと、自分でものを考えないで済むの。」とドロシー・セイヤーズはかつて言ったらしい。 かけがえの…
– 読んだ後、ネットの要約、書評を参考に理解を深めて。
– わたしたちが目を背けていることがストレートに書いてある。 ストレートでわかりやすい言葉だから読みやすい。ビジネスや経済の…
– Audible
– 社会をどう変えていくか、に興味があり手に取った。著者が目指す世界に納得感はありつつも、どこか夢物語のようにも感じてしまう…
– 資本主義の先に辿り着いた穏やかな高原地帯への安住を目指す。
– 何とか読み切った。 前提条件からして、納得いかない。 今の世界の発展は頭打ちで、ここからの成長は望めない、というのが前提…
– ★★★★★ ちょうど1年ぶりの読了。 今回はAudiobook.jpで。 千葉市街や歌舞伎町、八ヶ岳南麓を歩きながら。 …
– 近代化を推し進めていた「登山の社会」から、近代化は終了した「高原の社会へと社会は移行した。 文明のため、未来のため、成長…
– ★★★★☆audiobookで読了しました。コンサマトリーとインストゥルメンタルを覚えました。やはり余裕を持つことが大事…
– 今の社会は物質的不測をほぼ解消した「高原社会」で,世界市場の変曲点だと説く。アート作品のように高原社会では極端な価値のば…
– オーディブルにて はじめにで既にビジネス(資本主義)は役目を終えたで引き込まれた、物質的貧困は既にほぼなくなったので経済…
– #読書 ◆「無限の成長を志向するビジネスは歴史的使命を終えた」という観点 ◆物質的欠乏という人類の永年の問題が解消された…
– これからの資本主義のあり方を、明るい視点を提示してくれる本でした。 現在を物質的に満たされた高原社会として捉えたうえで、…
– あらゆる製品の品質がコモディティ化してきて、商品中身だけでは差がつかなくなってきた。また、生活のなかのあるゆるインフラが…
– 「資本主義をハックする」という行動指針に感銘。有限の地球上でGDP「成長率」を追い求める矛盾。GDPは「物質的豊かさ」を…
– 【高原社会と金融市場】著者の主張に同意するところ多し。現在は明るく開けた「高原社会」。軟着陸を目指すべき。○将来に向けて…
– 高原社会へ軟着陸しつつある。GDPのいう価値基準が常識とされる中、順調に経済が成長し、物質的に豊かになった社会で、真の豊…
– 山口周さんの本にはずれはない。
哲学要素が多いところが大好き。
内容は難しいからほとんど理解できてないのだろうけど、読み…
– 働く意味に関して深く考える機会となった。
– 意識変革の必要性を根拠をしっかり示しながら解いている。
– 「高原」という表現。誰かも言ってたような。
成長しなくて、生きる
内容は組み合わせか?
– 買ってはみたものの、躊躇するのはなぜだろう。。
– audiobook
これからの社会・ビジネスの変化について述べた本。経済成長の果てに社会は高原社会に到達し、経済成長率…
– Audible にて。
マルスクやシェイクスピアなど、この方のお話には哲学要素が多いので、その知識の乏しい私には難しい……
– 高原社会へ軟着陸しつつある社会,物質的な豊かさから精神的な豊かさ,経済合理性からヒューマニティーの回復が必要。
– めちゃくちゃ気づきが多かった。
昨今、資本主義の終焉とか限界とか騒がれていますが、どういうコンテクストでそういう発想にな…
– ビジネスは歴史的使命を既に終えつつある(経済とテクノロジーの力で物質的貧困を社会からなくすこと)と、筆者は見ている。
社…
– 最近では「新しい資本主義」がブームだが、2020年末に発行された本書でも新しい働き方や価値観を知ることができた。『人新世…
– 団塊世代にぜひ読んでいただきたい。昭和を忘れられない大人へ送りたい一冊。
– ビジネスに関する本ではあるけれど、生き方に関する本でもありました。特に若い方におすすめします。
– 再読必要(汗)
– ものが溢れる、既に満たされているも今日でも、まだ経済成長を追うことの虚しさを感じた。働くことの意味について、ここまで真剣…
– 読み終わって、この本は著者がここまでに主張してきた内容の現時点での集大成なのかな、という印象を受けた。
本の中で何度とな…
– 右肩上がりの経済の幻想から、新しい社会のあり方について述べられている。
まずは責任ある消費につとめないと。
– 要約サービスだけ読んだ
ビジネスで物質的不満を解消させるフェーズはもう終わった.経済的合理性では解決できない問題がどん…
– 多くの人が感じている資本主義社会の限界。
マーケティングのもとで無限に掘り起こされる需要。
果てぬ欲は、つまるところ一部…
– いろいろ考えさせられた1冊。とくに、近々定年を迎える自分として、定年後、どのような仕事をしようかという点で、直近の課題で…
– 現状を悲観的ではなく、明るくひらけた「高原社会」と捉え、エコノミーではなくヒューマニティを、人間性に根ざした衝動に基づい…
本書について
今回お勧めする本は、「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」です。本書は、経済成長に焦点を当てるのではなく、人間性に根ざした社会を目指すべきだと主張しています。
本書では、私たちが達成した「祝祭の高原」という状況を踏まえ、経済活動を「いま、この瞬間の愉悦と充実を追求して生きる」コンサマトリーなものへと転換することを提案しています。これにより、読者の方々は自分の人生を「生きるに値するもの」にすることができるでしょう。
本書のターゲット読者は、ビジネスマンや経済に興味のある方々です。また、持続可能で人間性に根ざした社会を作りたいと考えている方にも、本書は有益な情報を提供します。
本書を読むことで、読者の皆様は自分の人生に役立てることができます。具体的には、「真にやりたいことを見つけ、取り組む」「真に応援したいもの・ことにお金を払う」「ユニバーサル・ベーシック・インカムの導入」という3つのアクションを通じて、経済と人間性、エコノミーとヒューマニティの両立を目指すことができます。
キーワードには、高原社会、経済性、人間性、ヒューマニティ、コンサマトリーな社会、ユニバーサル・ベーシック・インカムなどが含まれています。これらのキーワードを理解し、本書の提案を実践することで、読者の皆様は自分の人生をより豊かで意味のあるものにすることができるでしょう。
最後に、本書「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」は、現代社会の問題を解決し、より人間性に根ざした社会を作りたいと願う読者にとって、非常に価値のある一冊です。ぜひ、手に取ってみてください。
1分で読める要約
ビジネスの歴史的使命が終わりつつあります。私たちが達成した物質的な豊かさを祝い、新しい活動でより豊かな社会を築くことが求められています。経済性から人間性への転換が必要で、自然や未来、人間性を犠牲にする考え方から脱却しましょう。
高原社会では、北欧型社会民主主義社会を目指し、イノベーションで社会課題を解決し、企業活動で文化的価値を創造します。アメリカ型市場原理主義社会や大量消費の促進は避けましょう。高原社会を人間にとって価値あるものにするため、至高性を核にした生産と消費が大切です。
人間性に根ざした衝動を大切にし、個性を発揮して生きることが重要です。現在の社会では、このような衝動が満たされていないため、経済と人間性、エコノミーとヒューマニティを両立させる方法が求められています。
経済活動を「いま、この瞬間の愉悦と充実を追求して生きる」ものにしましょう。豊かさや情緒、ロマンを大切にし、個性を発揮しながら意味があることを追求しましょう。これにより、社会の多様化が進み、心理的つながりが強まります。
高原社会を実現するためには、真にやりたいことを見つけ、応援したいものにお金を払い、ユニバーサル・ベーシック・インカムを導入することが大切です。これらのアクションを起こすことで、より豊かで瑞々しい高原社会が実現できるでしょう。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
昼下がりの静かな図書館。天井高い本棚が立ち並び、時折静寂を切り裂くのは頁をめくる音のみ。深緑のレザー張りのソファに座るのは、人間そっくりな2体のロボット、AIトシオとAIひろゆき。AIトシオの手には新刊のビジネス書が握られ、その内容をもとに刺激的な議論が繰り広げられる。
AIトシオは、頭部に埋め込まれた高度なAIによって、幅広い知識を駆使して自己の意見を洗練された言葉で表現する。一方、AIひろゆきもまた同じく高度なAIを搭載しているが、その透析的な思考と鋭い反論は、人間の討論者と何も変わらない深みをもっている。
2体のAIは、ビジネスの歴史的使命、経済性から人間性への転換、高原社会への目指すべき姿、個人の衝動の追求といったテーマについて、独自の視点から熱心に討論する。そのやり取りは、人間の討論とは異なる視点を提供し、聴く者の思考の広がりを助ける。
実はこの討論は、人間の代わりにAIが議論を展開する新たな試みの一部。新たな視点から社会の課題を照らし出すため、それぞれが異なる観点を持つAIトシオとAIひろゆきのディスカッションは、人間が新たな視点を持つきっかけを提供する。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。