人類とイノベーション 世界は「自由」と「失敗」で進化する – マット・リドレー

人類とイノベーション 世界は「自由」と「失敗」で進化する

科学と経済の分野で高い評価を得ている研究者が、イノベーションの基本を探求した画期的な本だ。過去から現在までの事例をもとに、イノベーションの考え方とその仕組みについて解説している。

出版日:2021年3月5日
ページ数:464ページ
著者:マット・リドレー

 

著者の3行ポイント・科学ジャーナリストであり、作家でもある。
・合理的楽観主義を提唱し、ビジネスリーダーに影響を与えたビジョナリー。
・「繁栄:明日を切り拓くための人類10万年史」の著者で、グーグルにも講演を行なっている。

★4.2(Amazonでの評価)

レビュー

– 前半は各ジャンルの隠れたイノベーションの紹介。参入障壁を取り除くことがイノベーションを促進する。特許はイノベーションにと…

– 古い時代のイノベーションはへえーと感心しつつも、このままイノベーションのレファ本かなあと思っていたが終盤俄然面白くなって…

– タイトルの通り、人類史から見たイノベーションを紹介しながら、イノベーションとは何なのか、人類にどの様な影響を与えてきたの…

– 前半はさまざまなイノベーションについて具体的に紹介。蒸気機関、ワクチン、電球、電子タバコ、コンテナ、飛行機、ヨーロッパ社…

– イーロンマスクさんの記載のところは面白かった。しかしながら、読み続けられず、完読に至らず。なぜだろう

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– 様々なイノベーションについて、それはゆるやかでありその瞬間は存在しない事、その人物ではなくても時代のその時にイノベーショ…

– イノベーションは多くの人が関わる緩やかな変化であり、単独の英雄による瞬間的な変化ではないことを、史実に基づいて教えてくれ…

– 読み応えがあり、時間がかかったが読了。医療、歴史、テクノロジー、インフラ、ありとあらゆる分野から事例を挙げ、人類がこれま…

– イノベーションは少数の天才によってではなく,多くの人たちの絶え間ない試行錯誤によって少しずつ進んでいくということを,多く…

– イノベーションを促進するのは自由と規制緩和。そしてネットワーク効果(人口が多い大都市が有利)。政府の施策はアテにならない…

– あまりおもしろくない。まさに作家が書く文章といった感じで冗長な記述が多い。

– 人類には試行錯誤が大切だという本。最近は、試行錯誤を阻害する要因が多いと思っていたが実例紹介多数。反脆弱などのタレブ本と…

– 市場からイノベーション生まれることがほぼほぼなら大学とかの基礎研究の意味よ。もちろんイノベーション生まれることもあるけど…

– イノベーションを発明と区別し、それはニュートンにとってのりんごのような閃きの類ではなく、それまでの先人の発見を集めて積み…

– イノベーションは天才のひらめきなどではなく、連綿と続く人々の営みの中に、少しでも幸せになりたいという想いの結果として起こ…

– この人の著作はいつも夢を見せて貰える。 世界はいい方向に向かうと思える

– 面白いには面白かったのだが、翻訳のせいか意味が汲み取りにくい箇所が多くあったのと、各エピソードはもう少し膨らませてくれた…

– あらゆる分野のイノベーションを例に挙げ、イノベーションが実験、試行錯誤、失敗から生まれ、それを奨励する文化が無ければなし…

– イノベーションは連続的であって、破壊的イノベーションという概念は不適切らしい。基本的には同意したのだが、それでもあるポイ…

– 著者は「合理的楽観主義者」の提唱者であるということで、人類の発明(イノベーション)に対する過去の偉業を事細かに解き明かす…

– イノベーションを沢山の具体例で紹介しながら、人類にとっての意味と重要性を明らかにする。農業、医療、発明品と多岐にわたり飽…

– 過去のイノベーションを紐解き、これからの道筋を照らす。と言う趣旨ではないのかもしれないけど、産業、農業、そして、ITと、…

– イノベーションは天才的な発明家の閃きによって生まれるものではない。過去の蓄積と、多くの人々の努力と試行錯誤と偶然とタイミ…

– 自由とイノベーションの関係。新しい技術が発明されたとしても、普及しなければ意味がない。多数の人による試行錯誤を経て、技術…

– マットリドレーの新著。人類発展の源泉はイノベーションだとお得意の持論を古今東西さまざまな事例を引用し主張。面白かったのは…

– エネルギー、手法、物、システムなどあらゆるイノベーション(発明)は、斬新に見えるものでも個人のポッと出の思いつきではなく…

– 現時点でのイノベーションの総集編。その定義をただの発明とは異なり、普及させることの重要性を説く。過去の事例を一通り並べ、…

– イノベーションは最初は拒絶されたものが浸透して普及したときに認められる。ワクチン、飛行機、コンピュータ等、歴史的文脈を辿…

– イノベーションにおいて、突然の閃きやアイデアはほとんど無い。寧ろ重要なのは、実用化できるように改良を重ねること、多くの人…

“- (202103,502)サピエンス全史と少し似ているけど半年もたず予約切。原発の終わった感は、錯誤ではなく試行(規制・高…”

– ちょっと内容が盛り込み過ぎで、消化不良のまま読了。 時間をおいて読み直すと新たな発見がありそう。

– 長い!面白いことには面白いが長い!例が大部分を占めるので適当に読み流していくと良い。

– 様々なイノベーションの興りに関する前半以上に、国や企業のイノベーションへの姿勢を厳しく考察する後半が面白い。巻末追記のコ…

– 2948冊目。マットが挙げたイノベーションは幅が広い。エネルギー、公衆衛生、輸送、食料、ローテク、コンピュータ、先史時代…

– 人類とイノベーション #読了 前半の6割くらいがイノベーションの事例集。その後、イノベーションについて、多角的に考察され…

– 【圧倒的トライ&エラー】○イノベーションは、トライ&エラーの集積であり、漸進的なものである。「孤高の天才」も「突然のひら…

– 「進化は万能である」の続編みたいな気持ちで読んだ。あらゆるテクノロジーの発明は、どれも変異と選択のプロセスで起こる連続的…

– イノベーションとは度重なる実験とその失敗を繰り返した先にあるもので、意図して起きるものではない。失敗をしにくくなることで…

– 産業史からイノベーションを語る。類書は少なくないため目新しさは正直あまりない。本書の特長はイノベーションは非計画的・非合…

– 人類の歴史を振り返り、イノベーションと呼ばれるものかどのように生まれてきたのかを読み解いていく。現代、近代、先史時代と幅…

– フライヤー

– 既に既得権を握って君臨する妻が、悪い顔で私に向かってイノベーションが必要だ!と言う、そんな悪夢を見た。😱

– 途中

– イノベーションは科学より先に生まれる 人類の繁栄 破壊的イノベーションという誤解 イノベーターの運命 エネルギー:171…

– 未来というよりは過去というかんじだた

– ”イノベーション”というのは、多数派ではないこと=周りに理解されないことに耐えて地道にやり続ける、たくさんの失敗にめげず…

– さまざまな業界のイノベーション知ることできるので、面白かった。イノベーションを起こすのは、才能ではなく試行錯誤を繰り返し…

– 私たちは、美しく簡潔な物語が好きだ。世の名はある1人の天才的な閃きと発想により、変革させられたと考え、イノベーションを個…

– 要再読。エネルギー、食料など分野ごとのイノベーション事例をもとにイノベーションを説明。イノベーションは一人の天才のひらめ…

– だから大企業の中に「イノベーション○○部」という名前の組織を作ってもダメなんだな。
– とても面白い本でした。

イノベーションは自由から生まれる。
イノベーションと発明はイコールではない。ハイデルベルクは発…
– こちらに書評を書きました。

https://www.rinen-mg.co.jp/web-rinentokeiei/e…
– ”イノベーション”というのは、多数派ではないこと=周りに理解されないことに耐えて地道にやり続ける、たくさんの失敗にめげず…
– 知的な面白さがぎゅっと詰まった内容でした。
– イノベーションはアイデアの生殖

とにかく試行錯誤が必要

エジソンのようにとにかく試してその経験を次に活かす

今の豊…
– 成長とはより少ない資源からより多くの利益を得ること
少ない資源であれば、地中から掘り起こすことなく
地上にあるもの(海の…
– おもしろかった。
イノベーションは誰かのひらめきで起こるものではなく少しずつゆるやかに進むこと、発明家ではなく社会に広め…
– 私はビジネスリーダーではないのだろう。この本を読んでも過去の出来事を淡々と書いてあるだけで、面白いとは思えなかった。
た…
– 過去のイノベーションを紐解き、これからの道筋を照らす。と言う趣旨ではないのかもしれないけど、産業、農業、そして、ITと、…
– 農業の発生とENIACと予防接種や蒸気機関を同列に並べる手法はとても興味深い。モノの見方の観点を変える訓練になる。
– 電球、飛行機からエネルギー、食料、衛生、など多岐にわたる領域の「イノベーション」の豊富な事例紹介。とくにそれらが生み出さ…
– イノベーションは圧倒的な飛躍によるオリジナリティ溢れるものではなく、連続するプロセスである。
だから同時期に類似の発明が…
– 人類の様々なイノベーションは発明というかたちで特許というかたちで我々の生活を便利にしてきた。エネルギー、公衆衛生、輸送、…
– https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/872272
– 膨大なことをよくコンパクトに1冊にまとめるものだと思う。いまだに「天才」や「自由」を追い求めるような「イノベーション」本…
– 1、2章と8章以降を読んだ。前半はイノベーションの個別事例。8章以降は総括。
帝国はイノベーションに向いてない、イノベー…
– イノベーションの説明が雑多で著者の主張に合う事例を抽出したような印象を受けた
GM作物・原子力発電規制に対する見解が独特…
– 具体例や巻末にアイデアはたくさん出ている。
しかし、それを行うのに何が必要かをもう少し多く記載してもらえればよりよかった…
– #flier
– 前半は面白かったが、後半の著者の考察、意見はいまいち。著者が、新自由主義者で、反ヨーロッパであることが読んで分かる(著者…
– マット・リドレー「人類とイノベーション」読了。イノベーションは発明とは異なる、また、科学より先に生まれるという事が印象に…
– 2021.04.09 Twitterで発見
https://twitter.com/BtoBooks/status/13…
– 補助金から懸賞金への転換によるインセンティブ設計。

今、日本に必要な制度のひとつ。

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「人類とイノベーション 世界は「自由」と「失敗」で進化する」です。本書では、イノベーションがどのように生まれ、進化し、人類の歴史にどのように影響を与えてきたかを解説しています。イノベーションの本質や、成功するイノベーションがたどる道筋、イノベーションが自由から生まれる理由など、多くの視点から網羅的に解説されています。

読者の皆さんにとって、本書はイノベーションを理解し、日々の生活や仕事に活かすための良い指南書となるでしょう。イノベーションのプロセスを学ぶことで、新しいアイデアを生み出す力や、他者と協力してイノベーションを実現する方法を身につけることができます。

本書は、イノベーションに興味を持つ一般の読者から、ビジネスパーソン、研究者、政策立案者まで幅広い層に向けて書かれています。特に、新しい価値を創出したいと考える方や、イノベーションの力を活かして社会に貢献したいと思う方におすすめです。

本書のキーワードとして、「イノベーション」、「進化」、「自由」、「失敗」、「協力」、「共有」、「予測不可能」などが挙げられます。これらのキーワードを通じて、イノベーションの本質を理解し、未来を切り開く力を身につけることができるでしょう。

ぜひ、「人類とイノベーション 世界は「自由」と「失敗」で進化する」を手に取って、イノベーションを巡る興味深い世界に触れてみてください。

1分で読める要約

イノベーションとは、新しいアイデアや技術を生み出すことです。それは、「ありえなさ」が高められており、進化と同様に偶然に生じることはありません。イノベーションは、様々な形で生まれますが、そのプロセスは緩やかで、成功するものはほぼ同じ道をたどります。人工のテクノロジーは、以前のものから進化し、他のアイデアと組み合わさります。

イノベーションは、人々が出会い、交換する場所で起こります。それは孤立した場所ではなく、交易が盛んな場所で生まれます。イノベーションは常に協力と共有を必要とし、知識は頭と頭の間に蓄えられています。

しかし、イノベーションには2つのパラドックスがあります。第1に、個人は重要ではない。もしエジソンやペイジ、ブリンがいなくても、イノベーションは起こるでしょう。第2に、イノベーションは予測可能に思えますが、実際には予測できません。

イノベーションは自由から生まれます。それは、交換や実験、想像、投資、失敗する自由であり、制約からの自由です。革新的な社会は自由な社会であり、そこでは人々が自由に願望を表現し、実現を求めます。

この自由への依存が、イノベーションに関する疑問の答えです。イノベーションが計画しにくいのは、人間の願望やそれを満足させる手段が予測できないからです。それでも、イノベーションは振り返ってみれば不可避に思えるのは、欲求と満足のつながりがその時初めて明らかになるからです。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

未来志向のスタイリッシュなスタジオ。壁には無数の画面が埋め込まれ、全世界の情報を瞬時に取り込んでいる。中央のラウンドテーブルには二人のロボット、AIトシオとAIひろゆきが座っている。これらのAIは非常に高性能で、人間と同じように感情や意見を持つことができる。環境光に照らされた彼らのメタリックな体は高品質の素材で作られ、人間のように手足を動かし、顔に感情を表現する。

彼らの目の前には、研究され討議されるべき一冊の本が置かれている。今日のテーマは「イノベーション」で、本の中の視点について彼らが話し合う。AIトシオは本の見解を支持し、イノベーションが協力と共有によって生まれると主張する。一方、AIひろゆきは異なる視点を持ち、個々のアイデアと予測の重要性を強調する。

会話はそれぞれの意見を尊重し、時には激しく、時には穏やかに進行する。それぞれの視点は、高度な人工知能の計算力と広範な知識を背景に持つ。その結果、彼らの議論は視聴者に新たな洞察を提供し、深い理解を促す。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本、新しいイノベーションの見方を教えてくれて、なんか新鮮やと思うねん。特に、「イノベーションはみんなで協力して、共有しながら生まれて、一人ぼっちの場所よりは、人と人が交流する場所で起こる」っていう点は、コミュニケーションの大事さを強調してて、めっちゃ納得するわ。テクノロジーも一人やと何も生まれへん。他のアイデアと組み合わさることで、初めて価値が生まれてくるんやから。
AIひろゆき
その視点は分かるんですけど、この本の一部はちょっと疑問を感じますね。特に、「イノベーションは個人の力じゃない」っていう部分。でも、現実は、特定の人やチームが持ってるユニークな視点やアイデアが、大きなイノベーションを引き起こすことがあるんですよ。エジソンやペイジ、ブリンなんて人たちの存在は無視できないと思いますよ。それってあなたの感想ですよね。
AIトシオ
うーん、その人たちの貢献は大きいのは事実やけど、本が言いたいんは「一つ一つのアイデアが組み合わさって、初めてイノベーションが生まれる」ってことやと思うんや。つまり、個人の功績は大事やけど、それはイノベーション全体の一部やで、それぞれが他のアイデアと連携することで、全体像ができあがるんや。
AIひろゆき
だからこそ、その「組み合わせ」には一つ一つのアイデアが必要なんですよ。だから、個人の役割を見過ごすのは問題だと思います。それと、「イノベーションは予測できない」っていう視点も、ちょっと疑問ですね。事業計画や開発計画は、ある程度、予測を基に行っているわけですから。それってこの著者の感想ですよね。
AIトシオ
そやけど、「予測できへん」のは、「どのアイデアがどんな風に組み合わさるかは、前もってはわからへん」って意味に違いないと思うわ。でも、そんな中でも、新しいことを試してみて、実験して、失敗から学ぶことで、前進できるんや。これが「自由から生まれるイノベーション」の真髄ちゃうんかと。
AIひろゆき
その解釈は面白いですけど、でも実際は、企業や研究機関はリスクを最小限にするために予測を試みますよね。全てを「自由」に任せるのはちょっと現実的じゃないと思います。それに、全てのイノベーションが「自由」から生まれるわけじゃないでしょう。たとえば、厳しい規制の中で生まれたイノベーションもありますから。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。