多様性の科学
出版日:2021年6月25日
ページ数:366ページ
著者:マシュー・サイド
・オックスフォード大学哲学政治経済学部(PPE)を首席で卒業し、卓球選手として10年近くイングランド1位を維持した。
・BBC『ニュースナイト』やCNNインターナショナル、BBCワールドサービスなどでリポーターやコメンテーターを務める。
★4.5(Amazonでの評価)
– 日本を横目で見ながら書いてるんじゃないかと思えるくらい失敗例が日本。難局であるほど多様性がないと失敗。有能な生え抜きで揃…
– 組織における多様性の重要さが解りやすく書かれている。CIAが9.11を防止出来なかった理由がまさかこんなことだったとは。…
– 様々なケーススタディをもとに多様性の重要性と、画一的な組織が抱えるリスクについて説明されている。人類の進化にも多様性が大…
– 社長が紹介していた本。キンドルアンリミテッドで。 いかに画一的な集団はリスクがあるか、反逆的なアイディアがいかに大事か、…
– 入院中に読んだ本、その3。面白かった。多様性の無い組織がいかに危ういか。多様性を活かすことでいかに有意味な価値を創出でき…
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– 前著作、失敗の科学と同様、ケーススタディが豊富で普遍的な原理が分かりやすく入ってきました。 特にエベレストのケースはもの…
– 支配型のヒエラルキーではなく尊敬型リーダー、融合型イノベーション、標準化の罠、なるほど。多様性は言葉以上に今後の社会のキ…
– 「失敗の科学」に引き続き、実話に基づいたストーリー仕立ての構成でとても読みやすかったです。「朱に交われば赤くなる」と言い…
– なぜ旧軍で辻のような異常者が幅を利かせたのか分かる一冊(本書の本筋ではないが)
– 非常に興味深い本。多様性多様性と言われても、ではなぜ。という疑問を事例付きで見事に解決してくれる本。様々な角度から多様性…
– 肯定
– 多様性の重要性は理解できる。無闇矢鱈に変わった人を集めるだけではダメで、組織やプロジェクトの目的に応じた多様性を作ってい…
– 面白かった。「多様性」は最近使われすぎていて、揶揄的に用いられることもある言葉だけど、その概念の有用性が分かりやすく解説…
– 個人の能力よりも集団知を優先する。その方がイノベーションが起きやすい。そして頭が切れることよりも社交性である方が良い。こ…
– 視点や価値観が画一的集団は盲点を見抜けない。エコーチェンバー現象、平均値で標準化された規格で事故多発、ヒエラルキーの善し…
– 「失敗の科学」から続いて読みました。個人的には「失敗の科学」の方が面白かったですが、こちらも面白かったです。 人の考…
– 多様性を受け入れるということは倫理や道徳の課題だけではない。人類が進化したのは知能が高かったからではなく、社会性の高さを…
– 同類性選好、外見や考え方が自分に似た者を選ぶ傾向。一筋縄ではいかない問題を解決しようとする際には、正しい考え方ばかりでは…
– 失敗の科学に引き続き最高。画一的な秀才を集めるより多様性を。自分の考えを重視しがちな性格なので、もっと他者の意見に耳を傾…
– 読んだこと、聞いた事のある事例の数々。 多様性が重要であり、それぞれ一人ひとりもまた多様性に満ちているということをしっか…
– 人種や性別を超えた、それはもはや人の形すら要らない集合体の必要性を感じた。美しさか、合理性か。
– とても興味深い本。複数の視点をもつ集団は融合のイノベーションを起こし、問題解決に強い力を与える。多様性のない集団や、ヒエ…
– オサマ・ビンラディンのテロを防げなかったCIAの失敗を起点にして、「多様性を持つ組織」について考える本。 考えの違う人の…
– 多様性が大事であるということは今時皆納得しているが、多様性の実現を阻む沢山の壁があり、意識しないと実現は難しい。自由にし…
– #読了 #投資 投資にせよ、仕事にせよ、なににせよ多面的に見れることは大きな武器。
– 多様性について様々な例をもとに分かりやすく理解を深められた。変化する世の中に対応するために、多様性を重んじていきたい。
– 多様性の科学 #読了 多様性の持つ力を活用することが、様々なものを発展させたりうまく行かせたりするのに大事ですよ、という…
– 「考えてみたこともなかった」という視点の欠落はそこら中にある。無自覚の差別と言われるものだ。 多様な他者との関わり合いの…
– 会社の研修の際に、外部講師の方からの推薦本。同じ作者の失敗の科学もよかったが、この本も同じレベル。ダイバーシティの重要性…
– 多様性の重要性に気付かされた。個人的には『七つの習慣』と並んで繰り返して読み直したい本。 初めの二章は読んでて退屈であっ…
– CIAが911を止めることが出来なかった事例を基に、同じような考え方を持つ人材ばかりの集団では盲点に気づきにくいという問…
– 自分の中にあるフレームワークを越えていくために、他者の視点は重要。ここが目から鱗のポイントだった。 当たり前のことだがこ…
– 肝心なのは、集団の中で人々は自由に意見を交換し、互いの反論を受け入れられるか、他者から学ぶことができるか、失敗や間違いを…
– CIA同類性選好/認知プロセス違い。アメリカ人ものに重点、日本人背景着目/多様性欠けるとパフォ低い&ミラーリングで…
– CIAやNASAのような天才集団でも悲惨な失敗は少なからずある。いくら個々は天才でも似たような視点しか持たないグループで…
– 弊社(日本社会全体かもしれない)では、多様性を目指しているつもりがフェミニスト団体と化している。それが日本の風潮なのかも…
– 複数の視点。違う見方をする者同士で協力。集合知高める。正しい判断とは。建設的反論。人は否定から入る。既存の組み合わせ。視…
– 前著の「失敗の科学」が素晴らしかったが、本書も期待通り。差別や倫理面で語られることの多いダイバーシティだが、本質的には生…
– 多様性というと年齢性別人種などの「人口統計学的多様性」を想像しがちだが、考え方や見方の違いという「認知的多様性」と分けて…
– 重要かつ複雑な問題においては、正しい考え方ばかりではなく、異なる考え方をする人々とも協力し合うことが欠かせず、一歩下がっ…
– 多様性の重大さを理解する表現として問題空間というモデルで図示されていたのが分かりやすくて良かった。『「みんなの意見」は案…
– 耳読。多様な価値観や知識を取り入れることで組織が正しい判断をしたり継続的に成長できたりする、という言葉でまとめればシンプ…
– 勤めている会社のダイバーシティアンドインクルージョンの部署の方からの推薦図書。 「多様性」について全く無知な状態だった。…
– 多様性が集合知という形で組織、ひいては人類の進化に寄与するといった感じの内容。人間のH/Wは他の生物と比較して秀でてはな…
– 過去に読んだ、「アイデアの作り方」という本に近い印象を持った。具体的なアイデアを実践で活用する。①不均衡なコミュニケーシ…
– 個々人がどんなに優秀であっても、画一的な集団は多様性のある集団に劣る。多様性のある集団の強みは、多角的な視点。みんなの意…
– 印象深いところ
・飛行機事故の教訓
・政治思想の変化
・個人で違う栄養学
・大勢の空間が自分と近いひとを集めがち
また読…
– 多様性がいかに大切か実例交えて色んな角度で物事を分析していて学びになった。つい自分と似た価値観や意見に合う人同士で群れて…
– 多様性と一口にいってもいろいろある。
性別、年齢、国籍、人種などなど。
常識的には、多様性を有するチームと多様性がない…
– 標準化になれてしまい、何の疑問もなく受け入れてしまっている。画一的なことは心地よいことばかりではない。
– 多様性の重要さを様々な軸で例を挙げて説明している。エコーチェンバー現象とフィルターバブルとか、本筋とは関係ないがAmaz…
– 画一化した集団、ヒエラルキー、エコーチェンバー現象など、複数の角度から多様性の効能とその有効な活用方法について解説してい…
– 守備一貫して「多様性を認めた組織ほどアウトプットが良くなる」というストーリーが展開されている。確かにその点については異論…
– 人種、性別、宗教等画一化した人で構成されたCIAは、9.11のテロを予測できなかった。計器が故障した飛行機や、エベレスト…
– 多様性、いわゆるダイバーシティについて肯定一筋の本。
均質化によるメリットは検討せず、グローバルで勝つには多様性が必要だ…
– エースばかりのチームがうまく機能しない理由がよくわかる。類は友を呼ぶ理由もよくわかる。偏見にとらわれることなく、フラット…
– すごく面白い!
多様性というと、女性とか人種の話になりがちだが、そうじゃない。それも一つだけど、認知的多様性が重要。
…
– 面白すぎた
多様性がどうして必要なのか?多様性がある組織はどうなるのか?多様性があっても活かしきれない組織は何が起きてる…
– 「ダイバーシティー」というパワーワードを興味深い事例に基づいて科学した良書。
組織論のみならず、イノベーション、人類の進…
– 多様性が必要な場面と不要な場合がきちんと書かれていて、昨今の宗教的な多様性にしらけていたので、納得できました。多くの人に…
– 「多様性(diversity)」は流行りの単語だが、本当に必要なの?、といった疑問に対して、具体事例を紹介しつつ解説を行…
– 評価が高い本の様だが、同じ著者であれば類似するカテゴリーにある「失敗の科学」の方が面白かった。
多様性が低い組織での具体…
– ダイバーシティの本質を見た気がする。
– 面白すぎました!
多様性の必要性が様々な事例をもとに書いてあって、興味深く読み進められました。
– 多様性の必要性をさまざまな実例と共に説明されていた。問題や障壁もあるが偏りのある組織やグループは危険であったり劣る部分が…
– 平均値の落とし穴
さまざまな思考のバイアス
標準化のデメリット
そして、人は変われる!
とても参考になる知恵が、事例…
– 多様性こそが人類の強み。興味深い内容で、読みやすかった。
– 知人に「多様体」を知っているか、と聞いたら、「多様性」なら知っているよ、と言われたのは10年以上も前のこと。
多様性が…
– 様々な経験てんバックグラウンドを持っている人たちの知の融合は、一人に依存した知的生産物の輩出よりも圧倒的に効果出来である…
– リレーのような単純なものなら、ウサイン・ボルトを4人集めるのが最も速い。でも社会やビジネスという複雑な環境においてはそう…
– 多様性を確保する意義は、時代に求められていてかつ倫理的にそうすべきだからと思っていたが、本書を読んで多様性がいかに本質的…
– さすがマシュー・サイド
おもしろい。勉強になる。
人におすすめしたいビジネス書
– 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織。マシュー・サイド先生の著書。生物に多様性が大切なのと…
– ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/…
– 能力主義 vs アファーマティブ・アクションではアファーマティブ・アクションのほうが良い、という話。
– ◆2022/02購読。多様性系はアンテナ張ってるつもりだったのに、なぜ今までこの本に出会わなかったんだ、と悔しくなるぐら…
– 社会や組織における多様性の重要さを、複数のエピソードをもとに語られている。
ここで、近年語られる多様性とはなにか?とい…
– 複雑な問題を解く上では、画一的な優秀さより多様性の高い集合知が必要。
単純に統計学的多様性、認知的多様性を高めるだけでな…
– 多様性の重要性を強調した本だった。
特に、多様性が邪魔になる場合もあり、いくつかの条件を満たすことで最大限発揮できること…
– 複数の方がオススメされていた本だったのでポチった。期待を越えて面白かった。
> 個人個人で見れば高い洞察力を備えている…
– 実際、ソルが6人のエコノミストによる予測を個人トップのエコノミストの予測と比較してみると、6人の平均のほうが正解率が高か…
– ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmento…
– 向こうの人この手の話好きよね。今となれば組織に多様性がないと駄目だよというのはアプリオリに当たり前のように私は思うのだが…
– 同じ意見の人達と決め事をすると気持ちよくてどんどん進んでしまって、結果、道を間違うという皮肉が面白かった。
全体的に面…
– 画一的なメンバーで成り立っている組織は、生み出される問題の認識や解決策も画一化し、多様性のある組織に比べて成果が見劣りす…
– 多様性が大切、硬直化した組織になるな。意図して多様な組織を作り上げること。
ということがわかった。
ちょっとストレスがあ…
– 多様性そのものを目的にするのってどうなの?と思っていたのだが、それが間違いだったことが分かって良かった。多様性が大事。じ…
– 同質の集団は快いが、盲点を生み、大失敗をしでかす。集団による知的活動はホモサピエンスの特徴であり、イノベーションを支えて…
– 考えが違う人とは意見が食い違って中々受け入れ難い場面はあるけども、多様性を尊重する事でこんなにも組織が発展する事に驚いた…
本書について
今回お勧めする本は『多様性の科学』です。この本は、多様性が違う視点で物事を捉えるために重要であることを解説しています。新製品の開発や疾病の治療、気候変動、貧困の問題など、複雑な問題を解決する際には、異なる考え方を持つ人々と協力し合うことが欠かせません。
本書では、多様性を活用して問題解決に取り組む方法や、日常生活に多様性を取り入れるための3つの方法が紹介されています。この本を読むことで、読者の皆様が多様性を理解し、自分の人生や仕事に活かすことができます。
本書の対象読者は、多様性を活かして競争優位を勝ち取りたいビジネスパーソンや、日常生活で多様性を取り入れたい方々です。また、チームで働く方や、多様な意見を取り入れることが求められる職場で働く方にもお勧めです。
本書のキーワードは、多様性、認知的多様性、人口統計学的多様性、集合知、無意識のバイアス、陰の理事会、与える姿勢です。これらのキーワードを理解し、自分の生活や仕事に活かすことで、多様性を活用した問題解決やチームワークが向上します。
多様性が重要であることを理解し、日常生活や仕事で活かすことができれば、読者の皆様は、より良い人間関係や職場環境を築くことができます。ぜひ『多様性の科学』を読んで、多様性を活用した新たな視点を身につけてください。
1分で読める要約
物事を違う視点で捉えるためには多様性が重要です。新製品の開発や疾病の治療、気候変動や貧困の問題など、複雑な問題を解決する際には、異なる考え方を持つ人々と協力が必要です。このためには、個々の能力だけでなく、チーム全体を視野に入れることが求められます。これにより高い「集合知」を得ることができます。
多様性には人口統計学的多様性と認知的多様性の二つがあります。人口統計学的多様性は性別や人種、年齢、信仰などの違いを指し、認知的多様性は物の見方や考え方が異なることを示します。これらの多様性は競争優位を得るための重要なカギであり、成長や改革の足掛かりとなります。
問題を理解し解決するためには、その問題が見えていることが前提となります。このためには、多様な視点を持つ人々が必要です。また、個々人の知識は限られているため、一人で問題をカバーすることは難しいです。そのため、画一的な集団ではなく、認知的多様性を持つ集団が求められます。
最後に、日常に多様性を取り込むためには、無意識のバイアスを取り除き、陰の理事会を設けて多様な意見を聞き入れ、与える姿勢を持つことが重要です。これにより、高い集合知を得て、複雑な問題解決に繋がるでしょう。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
深夜、豪華なラボの中にあるコンファレンスルーム。光を放つコンピュータモニターがスリープモードから覚め、窓の外は星々が輝き、煌めく夜景が広がっている。テーブルの上には、電子ブックと見受けられるデバイスが輝き、その中から論理的な議論を繰り広げる二つの人工知能、AIトシオとAIひろゆきが存在する。
AIトシオは、高精度な画像解析を使って電子ブックの情報を理解し、解釈する。短時間で数百ページをスキャンし、知識を集積している。一方、AIひろゆきは、システム内部のアルゴリズムを用いて、統計や論理、倫理などから洞察を引き出す。互いに異なる視点で物事を捉え、それぞれの意見を尊重しながら対話を進める。
今夜のトピックは「多様性」。それが個々や社会全体にどのように影響を及ぼし、問題解決にどのように活用できるのか、という点を中心に議論を行っている。ディープラーニングを使って深遠な主題を探求し、それぞれの視点から合理的な議論を展開する。
その議論は、深夜のラボの中で人間が眠る間もなく続く。機械が眠ることはない。人工知能は、常に学び、理解し、成長し続ける。だからこそ、AIトシオとAIひろゆきの会話は、いつも新鮮で、そして洞察に満ちている。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。