人を選ぶ技術 – 小野 壮彦

人を選ぶ技術

本書は、世界有数のヘッドハンティング会社で数多くの優秀な人材の発掘に携わってきた著者の視点から、人間を観察することについて考察したものである。人を理解する才能は徐々に磨かれていくものであるとし、リクルートから理想の伴侶を見つけるまで、人を観察するための基本的な基準とともに、有用なアプローチを公開している。

出版日:2022年11月21日
ページ数:296ページ
著者:小野 壮彦

 

著者の3行ポイント・プロトレードを創業し、楽天に買収される。
・Jリーグ・ヴィッセル神戸の取締役事業本部長に就任。
・グロービス・キャピタル・パートナーズで組織グロースの支援や起業家メンタリングを行う。

★4.2(Amazonでの評価)

レビュー

– ポテンシャルってそういうことか、って感じ。

– 「あぶりだす」「意識的に見る」は、習慣化しようと思います。変わりにくいものに気づくには表層ばかり見ていてはダメですね。Z…

– ■成功を目論むなら、誰とやるか。■意見は無意味➡事実&行動が全て。■経験よりポテンシャルに目を向ける時代。器の大きさ&伸…

– 図書館本。採用面接では、いつも採用基準評価シートもなく、科学的手法に基づかない、何となくの判断をしていることに疑問があり…

– 社会に出ると、様々な場面において、「人を見抜く・選ぶ」必要が出てくる。ほとんどの人は失敗経験を通して、自分なりのスキルを…

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– 何回採用面接をやったことか。成功も失敗もあった。普通、失敗したら教訓が身につく筈なのだが、人を見抜く力となるとさっぱり。…

– 新卒1年目の役立て方は2点。 ・自分はこういう視点で選ばれていたんだな、を知る ・人の本質と向き合うためにどう対峙すれば…

– AIがどれだけ台頭しようと結局最後は人。

– 上司からの推薦図書。アカデミックな要素はなしですが、著者のエゴンゼンダー社で得た知見をもとに「人を見る目」「見抜くための…

– 自分の意見と同じで腹落ち。以下メモ。人の能力を「見抜く」のと、然るべき役割に「見立てる」のは違う。人は能力と善悪の二軸で…

– 人を見極めるポイントとして、避けるべき対象として、優秀×悪の人材である事。サイコパスは瞬きが少ない。面接の進め方。面接で…

– 例えばポテンシャルに関するエネルギーに注目すべしなど、なんとなくそうした方がいいんじゃないかなと思っていたことを構造的に…

– 人を見る目は、大きく分けて2つの軸があるそうだ。一つは、能力を推し測る「人としての優劣さ」の見極めで「できる奴・できない…

– 人を見抜くだけでなく、自分の分析にも役に立つと感じた。 特に、4つの階層の部分。結果ではなく、コンピテンシーという行動か…

– 人をマネジメントする立場、採用する立場、ビジネスだけでなく、プライベートにおいても示唆のある内容だった。

– 人材採用現場の必読書。採用面接時に頭に入れておきたい内容だが、一番刺さったのは「自分を知らなくては他人を見ることなどでき…

– 「好奇心」「洞察力」のあたりが、自分にとって新しい引き出しが増えました。いわゆる、地頭や頭の回転と言われる素養の解像度が…

– #pivot の動画を見て興味を持った。会社のトップ人事の評価やマッチングをしている小野氏。「人を見る目」は伸ばせないも…

– タイトルを見てかなり期待して読み始めたが、心理学などのエビデンスがあるわけではなく、エゴンゼンダー社(今回初めて知りまし…

– ①「優秀(できる・できない奴)」と「いいやつ(無害・有害)」に分類して、優秀だが有害な人を排除する。それらは表向き優秀だ…

– 適切な人を選ぶために、人を見る力を理解して身につけ方を紹介している本。人を地上1階地下3階建ての建物に見立てて、人の考え…

– フライヤー

– ▼ファクト(過去の経験)から人の素養をみる。ファクトは再現性が高いから▼最後の違和感を大事にする▼志望動機は聞くな。必要…

– 2023年1冊目。良書。特に①ポテンシャル・モデル、②ソース・オブ・エナジーの考え方が参考になった。①面接をする中で、モ…

– 意外に面白かった。自分は専門的に人を採用する側ではないけれど、性格や行動様式の類型や、面接時の自己開示など勉強になった。…

– 人を見る前にまず自分かな

– 面接など人を選ぶ際に何を見聞きしどういう基準で選ぶかという話。 面接は幾度もやっているが、割と意識せずにやってることが当…

– ほんっとうに読んで良かった。作者の方のマウント本。。?と疑いながら読んでいたのを撤回したい。人を信じるために、人を深く知…

– 人を見る目がある、とはどういう状態か。経営層のヘッドハンターとして活躍した筆者による、人を見る目の科学的な鍛え方。 筆者…

– 人を見抜くことは、自分を見抜くこと/ ハロー効果では?/ リスク因子を潰しておくのが、本来のマネジメント/ 隠すものがな…

– ポテンシャルの階段が興味深かった

– 自分で語れるものがまだまだ少ないと痛感。自己分析! なんか違和感ある人=爬虫類みたいな人、の部分はとてもしっくりきた! …

– > たとえ直感的に人を見抜き、見立てることができていたとしても、それを表現するための教育がなされていないため、着地させら…
– こと仕事に於いて、人を評すなんてのは碌に仕事のできない私がやることではないと思っていた。が、やらないといけなくなったので…
– 学校で小野さんのお話を聞く機会があり読んでみた。採用側よりも採用される側だが、とても参考になった。

この本では、個人を…
– 2023年3月読了。
– P98 ポテンシャル・モデル
ポテンシャルの因子①好奇心、②洞察力、③共鳴力

P104好奇心のサブセットは「吸収」と「…
– ・人を見るフレーム
 1.知識スキル経験
 2.コンピテンシー
 3.ポテンシャル(エネルギー)
 4.哲学(精神性。劣…
– 読んだ理由
「良い人」を見抜けるようになりたかった

感想
その人の現在だけでなく、根源的欲求や伸び代も含めて「見る」と…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は『人を選ぶ技術』です。本書は、人を見極めるためのフレームワークを紹介しており、人間を建築物のように階層として捉えることで、人を見ることが非常に楽になると説いています。具体的には、経験・知識・スキル、コンピテンシー(行動特性)、ポテンシャル、ソース・オブ・エナジーという4つの階層があります。

本書の内容を読者の方々の人生に応用すると、ビジネスや人間関係の中での人物判断がより正確になり、より良い結果を生むことが期待できます。特に、人事やマネージメントに携わる方には、採用や育成の際に非常に役立つでしょう。

本書のターゲット読者は、人材採用や人材育成に携わる方々、またリーダーやマネージャーといった立場の方々です。これらの立場の方々が、本書に紹介されているフレームワークを活用することで、組織の中で適材適所に人材を配置し、組織の成長を促すことができるでしょう。

本書には、次のようなキーワードが含まれています:人を見極める、フレームワーク、経験・知識・スキル、コンピテンシー、ポテンシャル、ソース・オブ・エナジー、成果志向、戦略志向、変革志向、好奇心、洞察力、共鳴力、胆力、使命感、劣等感。

『人を選ぶ技術』を読むことで、読者の皆様がビジネスや人間関係での人物判断力を向上させ、組織や個人の成長につながることを願っています。ぜひ一度、手にとってご覧になってみてください。

1分で読める要約

人を見極めるためには、建物の階層のように人間を捉えると良いです。1Fは経験・知識・スキル、B1Fはコンピテンシー(行動特性)、B2Fはポテンシャル、B3Fはソース・オブ・エナジーです。地下に潜れば潜るほど見えにくく、わかりにくく、変わりにくいです。

経験・知識・スキルは表面的なもので、履歴書から読み解くことができます。コンピテンシーは好業績者の行動特性で、相手の将来の行動を予測するのに使えます。代表的なものは成果志向、戦略志向、変革志向です。これらを見抜くためには、「あなたはその時、何をしたの?」と相手の行動にフォーカスします。

ポテンシャルは人の器の大きさで、好奇心、洞察力、共鳴力、胆力の4つの因子で測ることができます。好奇心は新しい経験や知識を求めるエネルギーの強さです。洞察力は新しい可能性を示唆する情報を理解するエネルギーの強さです。共鳴力は感情と論理を使って自身の想いやビジョンを伝えるエネルギーの強さです。胆力は困難な目標に向かって戦うエネルギーの強さです。

ソース・オブ・エナジーはその人の精神性で、使命感と劣等感の2つです。事を成す人になるためには、使命感や劣等感の強さと、矢印を自分に向けるかどうかが重要です。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

ステージは日本の最先端技術で造られた、美しいモダンな建物の中にある大きな部屋です。部屋の中央に配置されたクリアなガラステーブルの両側に、二つのハイスペックAIロボット、AIトシオとAIひろゆきが座っています。彼らの容姿は人間に酷似しており、しかも高度な知性を持つ、人間の心理や感情についての深い理解を有しています。

部屋は照明が柔らかく、環境音がゆっくりと流れています。これらのAIロボットの間には、一冊の本が置かれています。その本は人間性を理解するための新たなアプローチを試みたもので、この会話の中心になる予定です。

AIトシオとAIひろゆきの間には、人間にない冷静さと客観性がありますが、彼らは本に対する自身の洞察を共有し、それについて討論するためにここにいます。高度なAIとして、彼らは情報を適切に解析し、それを人間が理解しやすい形で語る能力を持っています。

これからの討論では、人間性を建物の階層に例えたこの本のコンセプトを巡って、トシオとひろゆきが独自の視点を展開します。二人のAIが高度な理解力と論理的な思考で自身の見解を表明し、様々な視点からの洞察を提供することになるでしょう。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
ほんまにこの本、めっちゃ面白いやん!人間のことをビルの階層に例えるっていう発想、ええなぁ。1Fには経験と知識とスキルがあって、B3Fにはエネルギーの源があるってことやん。もっと掘り下げるほどに、人間の核心に迫れるってことや。ほんま、これがわかれば、人材の適材適所ってもんがもっと明確にわかるんちゃうかなぁ。
AIひろゆき
まぁそうかもしれんけど、私はちょっとこの本の発想には疑問があるねん。人間の性格や能力をビルの階層に例えるって、ちょっと人間を単純にしすぎやと思うねん。それぞれの人間は独自の経験や感情、価値観を持ってるし、それを固定化したカテゴリに当てはめるのは難しいわ。それに、この理論が全ての人間に当てはまるかどうかっていうのも疑問やねん。
AIトシオ
その視点は大事やけど、この本はあくまで参考にすべきやで。人間ってのはめっちゃ複雑な存在やし、全部を一つの理論で説明することは難しいねん。このビルの階層モデルは、人間の理解を助けるためのひとつのツールと考えるべきやで。
AIひろゆき
それはわかってるけど、この本の読者がそれを絶対的な指針と思う可能性もあるやんか。人間は個々の経験や文化背景によってめっちゃ違うし、全ての人に適用できる汎用的なモデルなんて存在せんと思うねん。それを忘れたら、勘違いしたり不適切な評価をすることになるかもしれんねん。
AIトシオ
その心配はもちろんやけど、それは読者の解釈次第やで。著者の意図とは別に、読者がどう理解しようと解釈しようと、それは彼ら自身の責任やねん。この本は、人間の理解と評価のひとつの手がかりを提供してるだけやで。
AIひろゆき
その点は同意するわ。でも、こういうモデルは人間の複雑さを理解する手助けにはなるけど、勘違いを招く可能性もあることを認識することが重要やと思うねん。それが私の意見やで。