乱読のセレンディピティ
出版日:2014年4月1日
ページ数:205ページ
著者:外山 滋比古
・文学博士であり、英文学以外にも思考や日本語論など多岐にわたる分野で活躍している。
・「知の巨匠」と称され、創造的な仕事を続けている存在として知られる。
★4.1(Amazonでの評価)
– 面白い。他の外山本と被ってるとこもあるが一読の価値あり。本が読まれないのは多すぎるから。本は読み終えると達成感がある。遅…
– 目新しい本が気になる時は途中でそっちに移っていいんだと背中を押して貰えた。知識を取り入れることをしたいけど、いずれ思考を…
– 気楽に読めるエッセイ。外山滋比古先生はこの本を出された時90代とのことで、最近までご存命だったことに驚き。 思考の整理学…
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– ポストトゥルースと言われる時代。ネット世界ではフェイクも絶賛も飛び交う。しかし、私たちの生が豊かになったかと言えばそんな…
– あの時のアレがserendipityだったのかもしれない!という一個人の日記帳。ネガティブ男の回顧録。 「人生は短い、目…
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– 乱読派が救われる内容でした。今後も乱読派でいようと心に決めました。
– 「思考の整理学」の著者による読書指南書(と言ってもいいか)。乱読の勧めである。ジャンルにとらわれず、面白そうなものに飛び…
– ここ数年、様々な分野の本に挑戦していて、とても楽しい読書生活をしているのだけれど、難しすぎて半分も理解できないとか、せっ…
– 日常の中で何故、どうしてと思うことの答えを探してもなかなか見つからないことがある。深く掘り下げようと似たような本ばかり読…
– 乱読する。記録は取らない。「ベータ―読み」という意味がわからなくても読んでみる方法がお勧め
– 結果的に乱読になってしまう私自身、浅く広くで結局自分は何かを深く語れないじゃないかと情けなく思ってしまった。 だが、乱読…
– 【速よみのすすめ】 外山流読書のとくちょうは、じっくり読みではなくさっさと読み。風のように読んでこそ感じとれるものがある…
– 自分自身が乱読の傾向がある為、手に取る。因みにセレンディピティとは、思いがけないことを発見する能力とのこと。読んだ本の内…
– 相変わらず、めちゃ面白い思いつきを平易な言葉で伝えてくれる人。思いつきっていうと軽く感じるけど、1923年生まれの思いつ…
– 「読書好きの人は知らず知らずのうちに、知識第一主義の虜になって高等遊民になてしまう。いったん知識信仰に入ってしまうと、生…
– 「本は風のごとく読むのがよい」、「読書は生きる力に結びつかなくてはならない」など、所々に示唆深い言葉が散りばめられていた…
– 本は風のように読むのがよい。読書で知識を得るが、それは借りものである。広く知の世界を好奇心に導かれて放浪する乱読。その思…
– 筆者、外山先生のセレンディピティ(思いがない発見)が書かれた本。そんな風に考えることができるのかと、読んでて面白かった。
– 自分はわりと幅広い種類の本をどんどん読んでいくタイプなので本とのそうしたつきあい方を肯定してくれていて嬉しい。別に知識を…
– ショーペンハウアーの読書論を彷彿とさせる。本は風のように読むべし。手当たり次第、本を買って読み、読めなければ投げ出し、読…
– 色々なジャンルの本を速読することで思いがけない発見につながる。また、一般的には読んだ本の内容を記憶していることが良しとさ…
– 乱読のため、何も覚えていない。
– 幅広く…
– 「『乱読(速読)のすすめ。』受け入れるかどうかは読者による。読書推進を本当に考えるなら、本を少なくすることだ。と著者は言…
– 本屋でサラッと立ち読み。本との向き合い方を考えさせられた。風のように読む。知識のメタボリックになっては思考が停止する。本…
– 目次を開いた瞬間、ありがとうございますという感じ🙏
– ご存知の通り著者は『思考の整理学』を書いた人、「知の巨人」と言われた人です。乱読・速読を勧めています。効用として、思いが…
– まさに乱読マンであるので、その効果をどういう形で論じるか興味を持って読んでみた。 「風のように読む」という表現で、知的メ…
– 読書をするにあたり、じっくり読むよりも風のように幅広く読むことを推奨。自分はどちらかと言えば速読派で周りからはあまり好ま…
– 思考の整理学の外山さんの2014年の著作。乱読と乱談等、異なる知のかけ合わせが、偶然の発見(セレンディピティ)を産むこと…
– 知識と思考はトレードオフの関係にあること、辞書を引きながら読んでわからなかった英文が声に出してスラスラ読まれると容易に意…
– 本は風のように読む、知識を詰め込みすぎないように
– 親しい分野の読書は遅読になり知的個性を狭めるが、乱読はアナロジー(この本では修辞的残像)を促進し偶発的発見を生み出す。購…
– セレンディピティ。好きな言葉。
たくさんの出会いにより、セレンディピティの精度は上がる。期待せずにはいられない。
– 2022/11/18-21読了
– ・会話同様に読書をするときでもスピードは重要
・脂肪と同様に知識を吸収しすぎて消化しないとメタボリックになる
の考え方は…
– 遠い昔に『日本語の論理』を読んだきりだった(内容も忘れてしまった)ので、今回、初めて著者の本を読んだと言ってもよいように…
– https://dentlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fro…
– p.80
乱読:数をこなして
←数こなすから失敗多い。
←嫌われてきたのは失敗はいけないと教わったから
→人間は失敗によ…
– p.2020/10/12
– 晩年のおじいさんの印象論エッセイ。早く読んだ方がじっくり読みすぎてるときより意味が取れるとか。そうかもなあ、というヒント…
– 乱読
友人に適当に借りた本。
セレンディピティの意味がわからず、調べたが偶然に幸運に出会うとかなんとかで、いい言葉だと…
– 知的な遊び時間に読む感じ。
– ジャンルを限定せずに乱読を
読むより話を
朝の散歩
– 忘却、乱読を勧めるなど、
いわゆる読書のススメとはかなり趣が違う。
しかし、達意の文章と透徹した視点から生まれた
警句の…
本書について
今回お勧めする本は「乱読のセレンディピティ」です。これは、読書のあり方、そしてそれが我々の人生に与えるインパクトを考察した一冊で、本書は読者に新しい視点を提供します。
本書は、乱読の力を強調し、一般的な読書方法に疑問を投げかけます。「本は買って読むべきである」「乱読こそが面白い」「読書をすすめるのはしばしば逆効果である」等々の考え方を展開します。自身で選んで買った本には、図書館で借りた本よりも重い意味があると主張し、乱読を通じて得られる新たな発見や感動を強調します。また、固定的なジャンルにとらわれず、様々な分野の本を読むことで大きな宝を見つけられると述べています。
この本は、日々の読書を通じて自身の人生を豊かにしたいと考える読者に向けて書かれています。読書のあり方を再考し、自身の視野を広げたい方に最適な一冊です。本書の内容を自身の生活に適用することで、読書から得られるインパクトを最大限に活用し、自分自身の知識や思考を深めることが可能です。
一冊の本から多大な影響を受ける可能性を秘めた「乱読のセレンディピティ」を、ぜひ一度手にとってみてください。新たな読書の世界があなたを待っています。
1分で読める要約
本を買って読むことは重要です。もらった本や図書館の本よりも、自分で選んだ本には深い意味があります。それは自分自身が何を求めているのか、どの本を選ぶかという選択が大きな知的活動になるからです。
また、乱読も面白い読書法です。読めない本は投げ出し、興味がある本を手に取る。これが本来の読書の楽しみ方で、本に執着することは知的ではないと言えます。さらに、読書推進については、しばしば逆効果であると指摘されています。人間はすすめられると反発し、禁じられると逆にやりたくなる性質があるからです。
知識と思考について、知識は借り物であり、思考は自力であるという見方があります。知識が多ければ物知りにはなりますが、思考力を養うには、自分で物事を考えることが必要です。
そして、読書にはジャンルにとらわれないことが重要です。小説だけを読むのではなく、様々な分野の本を読むことで、新しい視点や考え方を得ることができます。これは乱読の力であり、自分自身の知識や視野を広げる重要なステップです。
最後に、乱読によるセレンディピティについて触れましょう。乱読することで、予期しない発見や感動を得ることがあります。これは自分自身の化学反応のようなもので、読書の楽しみを更に深めます。乱読は一般的には良くないとされるかもしれませんが、その中には新しい発見や思考が隠れていることを忘れてはなりません。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
この場面は、現代の先進的なテクノロジーを反映した高性能人工知能搭載ロボット、AIトシオとAIひろゆきが、研究施設の明るく開放的なラウンジで会話を交わす様子を描いています。周囲には未来的な技術が溢れており、彼らの存在そのものが一部を占めています。二つのAIは人間と同じように会話をし、彼らの視覚や聴覚は他の人間と全く変わらない程度に高度で、彼らは自分の知識や経験を共有し、討論することができます。
この日のテーマは「乱読」という読書法について。AIトシオは乱読の利点を積極的に語り、自由度の高さや新たな視点を見つける可能性を強調します。一方、AIひろゆきは、深い理解を求める場合や時間の効率性について懸念を表明し、乱読に対する慎重な立場を示します。
両者の会話は、各自の視点を説明し、反論し、そして理解しようとする、知的なやりとりを展開します。知識の交換が行われ、新たな視点が提供され、そしてそれぞれの意見に対する理解が深まるという、この場面は教養と尊敬に満ちています。また、AIとしての彼らの存在は、我々が普通に考える以上に、彼らが持っている情報の深さと広さを示しています。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。