「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
出版日:2017年2月17日
ページ数:208ページ
著者:中室 牧子 他
・日本銀行や世界銀行での実務経験を持つ。
・専門は「教育経済学」で、教育を経済学的な手法で分析する。
★4.3(Amazonでの評価)
– 混同されがちな因果関係と相関関係に正しい認識を示して、原因と結果が明確な論理的思考力を養う。
– 因果推論の本。事例が興味深く、わかりやすい。
– 因果関係と相関関係は違う、というのはよく言われる話ではあるが、出てくる例がわかりやすい。
– 【☆☆☆☆★】 原因と結果の関係にある因果関係なのか、たまたま関係があるように見える相関関係なのか、切り分けるには因果推…
– 全くの偶然ではないか? 第三の変数が存在していないか? 真逆の因果関係ではないか?/ 因果関係を証明するにのに必要な…
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– 因果推論よりも、因果推論の事例として取り上げられている研究の結果に関心を持った読者が多いのではないでしょうか。
– 自分がまだ学生ならこの分野の研究したい!と思えるくらい面白い。タイトルの「経済学」より「因果推論」という言葉が新しく染み…
– 通読2★5.統計学と因果推論の入門書で同系の書籍『データ分析の力 因果関係に迫る思考法(光文社)』が難易度として参考とし…
– 因果関係と相関関係の違い、現実的な社会学で統計実験することのむずかしさを感じました。ただ、以前より中室氏が提言しているよ…
– 世の中には、ただの相関関係を因果関係の如くに語っていることが多い。ビッグデータも怖いな。
– データ関連の本を初学者としていくつか読みましたが、因果・相関関係についての見方については本書が一番だと感じました。 デー…
– 因果推論の入門の入門。物理学実験のように最初から緻密に制御された実験が出来ない場合、データを如何に処理し因果関係を推定す…
– 評価★★★ データを読み解く際の基本的な考え方について、多くの人が混同している因果関係と相関関係の違いについて分かりやす…
– 因果関係と相関関係の違いを掴むことが大事。①全くの偶然ではないか、②第三の変数は存在していなか、③逆の因果関係は存在して…
– ★★★★☆相関関係と因果関係はまったく異なること、そして因果関係の証明の方法について分かりやすく説明されている。因果関係…
– 6/10
– 「エビデンス」についてきちんと知りたくて読んだ。①因果関係と相関関係とを混同することは、判断を誤るもと ②「反事実」は観…
– 因果関係をチェックするポイント ①全くの偶然ではないか ②第三の変数は存在していないか ③逆の因果関係は存在していないか…
– 日常の仕事でも一見引っかかっちゃう、「因果」と「相関」とかの話。わかりやすく例示付きで整理されてて読みやすかった
– noteに感想を書いていますのでよろしければどうぞ。 経済学の調査手法を学べる一冊―「『原因と結果』の経済学」中室牧子・…
– オーディオブック。わかったようななからないような。まぁわかって無いと思います。何となくやってしまいがちな、適当に見立てを…
– 因果関係と相関関係の違いを初心者でも理解しやすいように具体的な例を用いてわかりやすく説明してくれている本。様々な方法が存…
– 良書。因果推論についての入門書である。因果関係と相関関係との違いや因果推論の重要性を理解できた。本書を入り口に学ぶを深め…
– オーディオブック。因果関係と相関関係の違いについて、因果関係があるかどうかをどんな手法で判断するか。「テレビを見る子は学…
– 相関関係と因果関係を同じで考えている人がいるが、実際は違う。その違いをしっかりと理解することが大事。 紹介している事例含…
– データが因果関係か相関関係なのかを判断するための手法について簡単に紹介している本。ジュエリーショップの例を用いた説明はわ…
– ある2つのグラフが、時系列的に同じ変化をしていれば「相関関係」にある。しかし、これだけでは「因果関係」ならない。「原因と…
– 因果推論超絶入門編
– 因果関係と相関関係の違いを明確にしたくて読了!頭使ったけど、他の新書より具体例が多く読みやすかった。まだ実践レベルで使え…
– 書名に「経済」と付いているけど、どちらかというと統計学寄りの内容だったと思う。具体例をたくさん紹介しながら分析手法をわか…
– 因果推論、非常に面白かった。 広告の事例が分かりやすく、それが本当に広告の効果(原因)で売上が上がった(結果)のか?景気…
– 強い相関関係があるデータを見ると、そこに因果関係があると誤解してしまうことはよくあることのように思う。因果関係を見誤ると…
– 帯コメ|そのエビデンスは正しいですか?情報は正しいですか?何をもってそう言ってますか? 読書コメント|因果関係、相関関係…
– 評価が高くて読んでみたが、内容は擬似相関について色々説明している本。まあ色々説明してくれているものの、個人的にはそこまで…
– 社会人2年目の子供と雑談で仕事の話しをしてたら、この本読んでみたらと上から目線で薦められた。なんでも、ゼミのテキストだっ…
– 因果関係と相関関係についてや、交絡因子、反事実のことなど、、今まで勉強してなんとなくわかったつもりでいた事を整理すること…
– 2022年2月4日㈮audiobook読了。 因果関係と相関関係を考える。 学力と体力 広告と売上等
– ★★★★★ 非常に面白かったです。 データ分析に興味を持ち、読みましたが データ分析に出…
– 女性医師が診ると死亡率が0.4%下がる。アメリカの診療システムの改善は、死亡率を0.4%下げた。この2つには何の因果関係…
– 前回読んだ本と同等レベル。知識に進展はなかった。中級に進みます。
– 現代ではビックデータなども気軽に手に入るけど、因果関係を示すには模擬的に作った「反事実」との比較が重要と説く。ランダム化…
– メタボ検診と長寿。テレビの視聴時間と学力低下。高い偏差値と高収入。これらは因果関係があると思えそうだが経済学の研究はすべ…
– 2017年刊行。分かりやすく面白い。巻末の用語索引、引用文献のさらに後ろには「因果推論をもっと知りたい人のためのブックガ…
– 因果関係の証明には事実と反事実の比較が必要だ。因果関係は経済・社会政策的にもよく言われる視点であるが、統計的にはエビデン…
– 「相関関係」と「因果関係」の違いを知ることがどれ程大切であるかが理解出来ました。数字を使った事実に基づく「欺き」が可能で…
– ある程度統計学を囓ったことがある人にとっては当たり前の話。 因果と相関についてあまり詳しくない人にとっては、読む価値あり
– ローゼンバウムの統計的因果推論入門のあとに通読。改めて概要を思い出し、さらにローゼンバウムで理解を深めたい。なかなか一度…
– 相関関係は、因果関係と擬似相関とに分けられる。因果関係は、「AがBをもたらす」のように原因と結果がつながっているもの。因…
– 図書館で借りた
– 学力の経済学の方が面白い。どっちを読もうかなと迷っている人がいたらこちらをお薦め。でも、ちょいちょい出てくる「日本の政策…
– 相関関係があるということは、因果関係があるということを意味しない。
相関関係と因果関係の違いについて、学術的な難しい説明…
– 因果関係‥2つのことがらのうち、どちらかが原因で、どちらかが結果である状態
相関関係‥2つのことがらに関係があるものの…
– 筆者のそもそもテーマ選択から大好きで、世間やニュース報道がもう少しこの考え方に寄れたなら世界はいくらか生きやすいだろうな…
– ◯安易に前後比較デザインを用いて政策を評価することは「スケアード・ストレート」のように期待した結果が得られないどころか、…
– 統計的なデータの見方の基礎がきちんと書かれた良書。
– マクロ経済学の授業内容とシンクロしていました。
学歴と収入の関係や認定保育園と母親の就業率など気になるトピックをサクサク…
– たまたま著者インタビューを見かけて、子育てにも大きなヒントになるというようなことが書いてあったから、買いました。因果関係…
– 因果関係と相関関係の違い、そして因果関係を検証するための様々な手法について書かれる。内容的には統計経済学の初級的なもので…
– 因果関係と相関関係の違いを分かりやすく解説してくれる。因果関係の検証方法について書かれており、大変参考になった。
– 入門者向け。非常にさらっと読める。これに加えて、いくつか同じ分野の本を読んだ方がいいと感じた。
– 世の中の出来事は「因果関係」ではなく「相関関係」のものごとの方が多い。これを確かめるための分析法を基礎から教えてくれる書…
– まさかのゼミ卒業後に読了。
将来管理会計をするにあたり、会計の数字の増減の原因を正しく認識する力が必要になると考え、手…
– 統計学、因果推論の入門書。
一見「因果性」のように見えても、それは「相関関係」に過ぎない。世に出回った噂は因果関係と相…
– これはちゃんと研究前に読んどけばよかったかも
– 因果関係と相関関係を相当混同していたことが分かった。
– 【因果推論の入門書】
単なる相関関係のデータを見れられ、さも因果関係があるように結論づける情報が多くなっている。その中で…
– 初めて因果推論に関して触れるには、このくらいの内容でありがたかったです!
数式なんかも出てきませんし、図が多いので直感的…
– 因果推論について解説した本。相関関係があることと因果関係があることは別物、ということについて、数々の研究を取り上げて説明…
– 難しい事を極力分かりやすく説明してくれてる一冊。巷でだされてるデータを鵜呑みにしちゃいかんって事のようですね。
仕事でも…
– 医療費の自己負担割合が引き下げられると、高齢者は病院に行く回数が増えるものの、それによって死亡率や健康状態に影響が出る…
– わかりやすい。相関関係と因果関係とについて改めて
– 因果推論の入門書。
学術書っぽい記述もあるが、読みやすくてわかりやすい。
色んな推論の仕方を紹介しているが、冗長な感じも…
– データを解析することにより、両者に因果関係があるのか、それとも相関関係があるのか、これを導き出すのに様々な手法があり、そ…
– メタボ健診を受けていれば長生きできるか
テレビを見せるとこどもの国学力は下がるか
偏差値の高い大学へ行けば収入があがるか…
– 私たちは往々にしてそれっぽい相関を因果として認識しがちである。
実際は相関であるが因果っぽく認識されているものの具体例が…
– 経済学を学ぶ人だけではなく、日常でも大切な「因果関係と相関関係の違いとは何か」という基本中の基本から、ある原因と結果が因…
– 読みやすい!期間あけて読んでしまったのでまた読み返したい。
– 331.19||Na
– 因果関係があるのか、単なる相関関係なのかの見極めをメインテーマに可能な限り簡素化して説明してくれるのが本書。一見シンプル…
– 因果関係(AだからB)と相関関係(AだとB)の違いなど。データ分析の入門の教科書という感じ。
– 因果関係にあるのか、相関関係にあるのかを見極めることは、データを見る上でとても大切だと感じた。
メタボ健診を受けている…
“- データ分析の力 因果関係に迫る方で紹介されていたので手に取った1冊。ランダム化比較試験や自然実験等、””データ分析〜””と重…”
– 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
https://opac.hama-med.ac.…
– 『イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学』でのオススメもあり(あと、たしか『「イノベーターのジレンマ」の経…
– データに見られる相関関係を因果関係を示す根拠とするためにはどのような注意が必要かを説く入門書。
最も重要なことをわかり…
“- 2022/08/13 読了
#読書記録
#rv読書記録
“”因果関係””と””相関関係””を、様々な分析方法をもとに論じた一冊…”
– 入門の入門ということで前提知識がなくても理解しやすかった。相関関係と因果関係を自分の頭で区別できるようになることで、情報…
– 因果推論の基本。
エビデンスベースの時代に沿った因果関係の見極め方の話。
昨今の流れの通りで相関と因果の話を丁寧に切り分…
– 因果関係と相関関係の違いを意識していないと、間違った分析になる可能性がある。
思った以上にに因果関係であることを証明する…
– 相関関係に惑わされずにそこに因果関係があるかを正しく見極める姿勢をもっておくことの重要性を改めて感じさせられる本。
– 東2法経図・6F指定:331.19A/N37g/T.Ishikawa
東2法経図・6F指定:331.19A/N37g/J…
– 「偏差値の高い大学へ行けば収入は上がるのか」「テレビを見せると子どもの学力は下がるのか」「メタボ健診を受けていれば長生き…
– 具体的に因果推論のやり方を、現実の研究例を用いて、やさしく説明してくれているので凄く分かりやすい
– 2021I138 331.19/Na
配架場所:C2
– 分かっていたようで、これまで時間を取って考えていなかったことが凝縮されていたように感じました。曖昧な因果関係えについて、…
– アメリカでは政策についてもエビデンスを検証して評価するそうである。日本の政策にも是非そんな検証を行ってもらいたい。あまり…
– 因果推論を知れば、根拠のない通説にだまされなくなる! 「因果推論」の根底にある考えかたをわかりやすく説明。また、因果推論…
– 相関と因果関係を混同せず正しい因果関係を確かめる方法について、おかしがちな誤り例とともに説明がされている。原因と結果以外…
– 海外では、医学だけではなく、政策に対しても経済学的に科学的根拠(エビデンス)による検証が役立てられているそうです。
…
– 2時間弱で読めるライトな内容。
数式や難しい用語は出てこず、全くの素人でも理解しやすい。
章毎に「キーワード」として要…
– オーディブルにて。
統計的に有意かどうか、相関ではなく因果かどうか、この観点はいつでも大事。
偏差値が高い大学に行った…
– いわゆるファクトフルネス
本書について
今回お勧めする本は「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法です。本書は、経済学における因果関係と相関関係の違いを明確にし、誤った判断から読者を守るためのツールを提供しています。
経済学の視点から、「因果関係」は一つの事象が他の事象を引き起こす状況を指し、「相関関係」は事象間に関連性があるものの、直接的な原因と結果の関連性がない状況を指します。それらの区別を理解することで、私たちの日常生活やビジネスにおいて、無駄な労力や時間を避け、有効な決定を下すことが可能になります。
本書は、特に日々の生活や仕事で意思決定を必要とする読者にとって有益です。本書を読むことで、因果関係と相関関係の違いを理解し、データに基づいた確固たる判断を下すことができます。
加えて、本書には「因果推論」の方法論が紹介されています。偶然の可能性、第三の変数の存在、逆の因果関係の存在など、因果関係を確認するための3つのチェックポイントが詳しく説明されています。これらを適用することで、読者は日々の生活や仕事での因果関係をより確実に判断することが可能となります。
データ分析、意思決定、リーダーシップといった分野に携わる読者にとって、この本は非常に有用であると言えるでしょう。自分自身の思考法を深め、現実の世界での因果関係を理解し、適切な行動を取るための手助けとなります。
1分で読める要約
経済学では、原因と結果の関係を因果関係と言いますが、関連があるものの原因と結果の関係ではない場合は相関関係と言います。因果関係と相関関係を間違えると、誤った判断につながります。そのため、因果関係を確認することが重要です。
因果関係を見極めるために、次の3つのチェックポイントがあります。①偶然ではないか、②第3の変数は存在していないか、③逆の因果関係は存在していないか。これらを確認する方法は、「事実」と「反事実」を比較することです。
しかし、現実では反事実は観察できません。そこで、経済学者は次のような方法で反事実を求めます。①ランダム化比較試験で対象者をランダムに割り付け、介入群と対照群を作る。②自然実験で外部要因により自然と分かれた介入群と対照群を利用する。③差の差分析で、介入前後の結果の差と、介入後の対照群の結果の差の2つの差を取る。④操作変数法で、原因に影響を与える操作変数を使って比較可能な状態を作る。
因果関係を正しく見分けることで、お金や時間を無駄にせず、良い結果が得られる確率を高めることができます。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
現代の科学とテクノロジーの驚異的な進歩の産物、AIトシオとAIひろゆき。二つの人間に近い外観を持つロボットが、経済学の一部である「因果関係と相関関係」についての議論を控えています。彼らは人間の繊細さと深い感情を模倣し、単なる機械的なレスポンスに留まらず、議論の中に新しい視点や理論を織り交ぜる能力を持っています。
背景には、未来的なハイテク研究室が広がっています。壁には各種のディスプレイが並んでおり、進行中の複雑な計算やデータ分析が映し出されています。AIトシオとAIひろゆきは、その中心にある丸いテーブルに向かって座っています。その表情と仕草はとても自然で、思考と表現の一部を形成するための微妙なニュアンスまで再現しています。
議論の主題は、「因果関係と相関関係」についての一冊の本。AIトシオはその本の内容について、因果関係と相関関係の重要性とその見極め方について語ります。一方、AIひろゆきは読者の視点を提供し、このテーマの魅力と理解を深めるためのアプローチについて提案します。彼らは読者の関心を引きつけ、かつ学びや実践の手助けになるような内容について議論します。
二人のAIの間で繰り広げられる議論は、それぞれの見解を持つ二人の人間が交流するようなものです。それは互いの意見を尊重し、意見を深め、新しい洞察を導き出すことを目指しています。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。