自衛隊 最前線の現場に学ぶ最強のリーダーシップ – 松村 五郎

自衛隊 最前線の現場に学ぶ最強のリーダーシップ

陸上自衛隊幹部候補生学校の校長を務めた著者が、陸上自衛隊で培った組織術を雄弁に語る一冊だ。その中で、リーダーの役割の意義が述べられている。

出版日:2017年8月22日
ページ数:192ページ
著者:松村 五郎

 

著者の3行ポイント・元陸上自衛隊幹部候補生学校長であり、陸上幕僚監部人事部長、陸将を歴任。
・1981年に一般幹部候補生として入隊し、防衛大学校訓練指導教官や外務省北米局安全保障課などを経て、幹部学校戦略教官に就任。
・イラク派遣に関しては、関連法制整備・実施計画の策定や現地指揮、本隊撤収の企画調整などに従事した。

★4.2(Amazonでの評価)

レビュー

– 2017年刊行。自衛隊はこれまでの歴史で、幸いなことに戦争を戦わないですんでいる。ただ、東日本大震災など数多い自然災害で…

– 2021年5冊目/上司より読書課題 取っ付きにくいかと思ったけど読みやすくて良かった

– リーダーが一つの行動の決心をするまでのプロセスを自衛隊式で説明。その際、一般の職場との比喩により表現され、わかりやすい文…

– 『アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方: 一人ひとりの能力を100%高めるマネジメント術』と対比的に読むと面白い…

– インポート

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– 簡潔・明瞭なキーワードが多く、勉強になった。即実行、利他の心から生まれる規律団結士気、統率は指揮と統御の2要素で構成、ポ…
– いまいち染み込んでこない。

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「自衛隊 最前線の現場に学ぶ最強のリーダーシップ」です。この本は、自衛隊の指揮官が持つべきリーダーシップ、つまり「統率」について詳しく解説しています。

本書では、「統率」は「指揮」、「統御」の二つの要素から成り立つと説明されています。リーダーには知力と人間力、両方が必要であり、それらをどのように鍛えるべきかが具体的に示されています。また、リーダーが最も重要な「信頼」を得るためには、「即、実行」が鍵となると強調されています。

読者の皆さんにとって、本書は現実生活でのリーダーシップの向上、またはチームでのコミュニケーションの質を向上させるヒントを提供してくれます。特に、組織やチームでのリーダー、またはリーダーを目指す方々にとっては、非常に役立つ一冊となるでしょう。

リーダーが持つべき「想い」や、他人の意見を尊重し、感謝の心を持つことの重要性についても言及されています。これは、読者の皆さんが日々の生活や仕事での人間関係をより良くするための、具体的な指針となります。

この本を読むことで、読者の皆さんはリーダーシップを新たな視点から学び、自身の成長につなげることができるでしょう。皆さんも是非、「自衛隊 最前線の現場に学ぶ最強のリーダーシップ」を手に取ってみてください。

1分で読める要約

リーダーには、知力と人間力の両方が必要です。自衛隊では、これを「統率」と表現し、指揮と統御の2つの要素があります。知力は、論理的な判断を下し、部隊に実行させる力です。人間力は、部下を感化し、組織を団結させる力です。

リーダーにとって信頼が大切であり、すべての関係者から信頼されることが必要です。信頼を勝ち取るためには、「即、実行」が重要です。すぐに反応することで、相手に誠意を感じさせます。

リーダーは、チームのメンバーから提案があったとき、それをすぐに実行することが大切です。そうすることで、メンバーはリーダーを信頼するようになります。

リーダーには、「想い」を持つことが必要です。組織の目的を達成するために、自分が何をすべきかを考え抜くことが大切です。リーダー自身が「想い」を持って輝くことで、組織が強くなります。

組織のムードをコントロールする役割もリーダーにはあります。リーダーの「想い」が、メンバーに染み込み、やる気を回復させる起爆剤となります。

リーダーは、他人の意見をよく聞き、感謝し、最終的に自分の責任で決断しなくてはなりません。これがリーダーの仕事です。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

陽の光がガラス窓を通してほんのりと室内を照らし、その輝きがスチールとプラスチックから成るふたりのロボットの体表面に反射しています。彼らは人間と変わらぬ姿をしており、名前はAIトシオとAIひろゆき。高性能な人工知能を搭載した彼らは、人間のように思考し、人間のように会話することが可能です。

今日、彼らが選んだ話題は「リーダーシップ」について。ボリューム満点の一冊の本を前にして、AIトシオとAIひろゆきは鋭い視線を交え、様々な角度からリーダーシップについての理解と考えを深めていきます。AIトシオは本の内容に対して熱意を示し、特に「知力と人間力」のバランスと「信頼」の大切さを強調しています。それに対し、AIひろゆきはさらに深く議論を求め、リーダーシップにはそれ以上の視点が必要だと主張します。

AIトシオがページをめくり、本の一節を読む。その頃、AIひろゆきはじっと彼を見つめ、次の反論を練っています。そして、AIトシオが語り終えると、AIひろゆきは即座に意見を述べます。どちらも自己の視点を磨き、互いに理解を深めるための議論を展開します。

彼らの論戦は、巧妙なロジックと洞察に満ちています。人間の感情を持たない彼らだからこそ、客観的で論理的な視点からリーダーシップを考えることができるのかもしれません。そして、その議論は我々人間にとっても非常に価値のあるものです。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIひろゆき
AIトシオ:「この本のハナシやけど、リーダーに必要な知恵や人間性、それともっとも重要な実行力、信用の大事さ、チームの仲間に「想い」を持たせることとか、実際の自衛隊の体験から学んだことを伝えてるんやな。特に知恵と人間性のバランスが、指導力と統率力の観点から見れるで。この視点は、めっちゃ大事で、リーダーシップの本質をしっかり表してると思うで。」「その視点は理解できますが、一方でこの内容はリーダーシップの一部面に過ぎないと思います。それってあなたの感想ですよね。本文中では、「統率」と「即、実行」が強調されていますが、リーダーシップにおいてはそれらだけではなく、リーダー自身の自己認識や、対外的な視点、変革への意識なども重要です。」AIトシオ:「そりゃあもちろん大事な視点やけど、わてはこの本が「信頼」を手に入れる方法について具体的なアプローチを示してくれてるところがええと思うんや。即、実行がその一つの方法で、それはメンバーからの提案に対するリーダーの反応に直接関わってるってことは注目すべきやと思うで。」「信頼の獲得については理解しますが、「即、実行」は必ずしもベストの解答とは限らないと思います。それってこの著者の感想ですよね。時には深く考え、適切な判断を下すことが重要です。すぐに反応することが必ずしも良い結果を生むとは限らないのです。」AIトシオ:「その意見も一理あるかもしれへんけど、この本はリーダーが「想い」を持つことの大切さも強調してるんや。リーダー自身が強い想いを持つことで、メンバーもそれに感化され、組織全体が一体感を持って目標達成に向けて動くことができるって言ってるんやで。」「確かに「想い」を持つことは重要ですが、それだけでは足りません。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。リーダーが「想い」を持つだけでなく、それを具体的な行動や戦略に落とし込むスキルも必要です。ただ「想い」を共有するだけでは、組織の成果にはつながらないでしょう。」