自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質
出版日:2017年12月1日
ページ数:240ページ
著者:折木 良一
・退官後は防衛省顧問や防衛大臣補佐官を務め、現在は防衛大臣政策参与。
・2011年の東日本大震災では災害出動に尽力し、アメリカ政府から4度目の勲功章を受章。
★4.1(Amazonでの評価)
– 失敗の本質がとんでもなく良い本であったので、それに関連する書籍を読みたいと手に取った。戦略に関する記述で言えば、失敗の本…
– 東日本大震災で指揮をとった幕僚長による本。戦史研究と、休息を戦略に組み込むという発想は面白かった。ただ、内容は玉石混交な…
– 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の通り、軍事面から経営戦略を学べる。日本人は戦争アレルギーがありそこで思考停止に陥…
“- 変化に富む状況においては情勢を読むことが重要。PDCAサイクルではなく、IDAサイクル。Information, Dec…”
– この本が言いたいこととは違うが、日本ももっと戦争を学問として研究すべきと思う。そして長期戦略にのっとって国を立て直さない…
もっと見る
– なるほど、と思えるような内容が豊富でした。失敗の本質に書かれるように過去の日本の歴史にも触れられているし、そこからの学び…
– 経営戦略論で見落とされている5つの視点を指摘・解説 ①経営戦略は軍事戦略から派生している背景理解の欠如 ②戦略を確実に実…
– 集合的無意識と戦力回復が特に印象に残りました。 最近は文章解釈がおかしい人も多いな思うことは多いんですが、そのあたり解決…
– 戦史研究や災害対応など著者の経験から戦略を解説。経営者向きの本なのか時々わからなくなることはあったが、目的を絞ることや戦…
– 自衛隊的な戦略には、長期的に戦い続けるために正しく休む戦略があるのに、経営的戦略には欠落してる。実際の軍事での戦略をビジ…
– 至極真っ当な内容。遅発疲労の概念は特に参考になった。
– 4/5 序盤は、近代の戦史における指導者の決断から教訓を得る内容で、世界史の教養のない自分に苛立ち、年表が欲しくなる。内…
– 読みやすい。 メンタル、疲労、あとは考えかた。 とにかく客観的に、ということ。
– ★★★★☆ 他の自衛官本にも共通していたのは、「休む」という点。疲れている時は二倍疲れることから、個のパフォーマンスを高…
– 自衛隊が負けたら日本が消滅する。 そういった思いを持って日々日本国のために奮闘されている自衛官の皆様には頭があがりません…
– 戦略というのは大事。戦略目標を実施するために、組織は編成されなければいけない。 さらにそれを実行するのは、ひとりひとりの…
– kindle unlimitedで読了。 自衛隊の統合幕僚の視点から、戦略の考え方、歴史の解釈の仕方、地経学、そして休む…
– 自衛隊関係の話は普段聞く機会がないだけに、そこにいた人の言葉は貴重だし、重みを感じる。本全体としてはややまとまりに欠ける…
– ⭐⭐⭐⭐ 意外とちゃんとしてた…… とりわけ最終章の、 ・戦力回復 ・遅発性疲労 ・3つの自信 の概念は非常にしっくりき…
– 読了
– 東日本大震災のとき、統合幕僚長として自衛隊を指揮した折木さんによる、戦略の本。ビジネスと結びつけて、軍事の戦略を語るのは…
– 前職の貴重な経験、ノウハウがあまり記されていない。特に前半はビジネス戦略がメイン。よく勉強されているが、筆者から聞きたい…
– 「戦略」と言いながらも、人や組織に動いてもらう要諦が書かれてあり、また、休息がその戦略の一部だというのは新鮮だった。結局…
– 「自衛隊が敗北するときは、わが国が滅ぶとき」。そう語る筆者による、真に負けないための戦略の要諦。 筆者は東日本大震災の時…
– ★4 結構、面白かったし、わかりやすかった。特に戦略回復とキーワード。100パーセント出し切った後は上司の命令により必ず…
– 元統合幕僚長が著者であることと地経学について書いてあったから読んでみたが地経学の部分は少なかった。3次資料を引用していた…
– 戦力回復
– 自衛隊幹部の著。会社では負けも想定するが、自衛隊は絶対に負けない戦略を立てる。負けるということは国が亡びるということにな…
– 経営学をはじめ、世に溢れる戦略論。しかし、そもそも「戦略」とは何なのか?『シン・ゴジラ』自衛隊トップのモデルとされる伝説…
– 負けられない戦略。 戦略の失敗は戦術では補えない。 何を最上の目的とするか。 最上の目的のためには捨てるものが出てくる。…
– 自衛隊では戦略的に休息をとる。そもそも人は疲れるという前提をもつ。疲れたらパフォーマンスが上がらない。 休まずに疲労がた…
– あまり見られない観点からの経営学であったのでとても新鮮な気持ちで読むことができました。
– ☆☆
– シナジーという用語が軍事用語からくるとは、初めて知った。確かに、間違えば国が滅びる軍事には、しっかりした戦略が必要でしょ…
– 中々面白かったです 接続性の地政学読んでみます
– 次男の本。本日次男に会いに上京するための高速バスで読んで返そうと選びました。海老名SAで2時間待機(事故渋滞と高速バス無…
– もっと実際に自衛隊で行った事例が知りたかった。
– 戦略と云う言葉は、もともと軍事用語でしたが、 今では経営用語としても広く使われています。 第3代統合幕僚長を務めた著者が…
– 元統合幕僚長による軍事ノウハウを経営に生かすための戦略指南書。だがどうにも新鮮味がなく言葉の定義も曖昧模糊としていてわか…
– 上司に勧められて。東日本大震災の際の自衛隊のリーダーが筆者。特に印象に残ったのは、自衛隊には休息をとらせる戦略があること…
– 『睡眠時問の長さは、パフォーマンスに大きく影響します。・・「平均七〜八時間の睡眠をとる四八人の健康的な男女」を集め、・・…
– 相手に負けないという自衛隊の戦略の立て方が現在の混迷するビジネスの世界で応用が可能だと言いたいらしいが、過去の戦争での戦…
– 自衛隊ないしその関連した内容と、ビジネスへの意見とのバランスをどう見るかかな。言わんとするところは分からないわけではない…
– 戦力回復について知りたかったので購入。
– 経営学では学べないといいつつ、戦史の流れとか教訓を経営学の本から引いてくるのは謎。自衛隊が実際の戦争をどう解釈しているの…
– 負けれない組織の意見は、漏れが少ない。
– 「自衛隊元最高幹部(統合幕僚長)が教える」というキャッチコピーが仰々しくて、敬遠していたが、野中氏が大絶賛しているという…
– 大したことない
– 意思決定の結果が失敗したとき、リーダーの多くは問題そのものに目を向け、判断の誤りや、前提条件の欠陥を探そうとする。しかし…
– 軍事戦略と経営がつながり話がわかりやすく読みやすかった。自衛隊は体を休める事も含めて計画を立てている事を知り興味深かった…
– タイトルと内容に相違があり、その差分は自分の頭で整理して創造する必要がある。
ビジネスで戦略を考える上に必要な事で、普…
– 勝手に勘違いをしていた。題名に”経営学では学べない”と入っているので、軍事戦略など軍事ベースのビジネス経営の話だと思っ…
– 一言で言ってひどい本。誰に向けての何の本なんだ?ミリタリーマニアに対してもビジネスマンに対しても、あまりに中途半端。たぶ…
– 元統合本部幕僚長が語る、戦略論。自衛隊時代に考え抜いてきた戦略を一般の企業に当てはめて語ろうとする試み。ある程度は成功し…
– 一般読者向けで平易。地政学や地経学が、わかりやすい。
– 戦略と戦術の重要性を過去の戦争史実を元にわかりやすく説明している。
戦力回復のための睡眠や3つの自信の重要性も凄く納得し…
– 自衛隊の元統合幕僚長が組織戦略について記した著。
自衛隊という巨大組織でありながら、結局は個々に向き合うことが必要だ、日…
– もっと実際に自衛隊で行なった事例が知りたい。
本の紹介が多いけど読んだことのあるものが多く意味なかった。
– 大きな組織を動かすとか、その中で動くとか、そういう観点での発見を期待して読んだ。「経営において、情報を最も有しているのは…
– 巷の戦略論が見落としている五つの視点、特に第五の「戦力回復」が新鮮だった。
– P129
経営において、情報を最も有しているのは中間管理職。
現場の一次情報もとれるし、経営の一次情報も取れるという恵ま…
– 給料上げるよりお休みを増やしたほうが効果的なんじゃ?と思った。
それにしても災害救助の部隊がしっかり管理されてて良かった…
– 経済学で学べない戦略の本質とは?に惹かれて読んでみた。この中で特に記憶に残ったのが、休むことの重要性。確かに徹夜を続けた…
– もう少し生々しい体験に裏打ちされた戦略論あるいは戦略遂行のためのリーダーシップ論を期待しましたが、半分くらいは読書ガイド…
– 自衛官ならではの記述から示唆が多い。欲を言えばもう少しその部分の記載が多ければなお良い。
本書について
今回お勧めする本は「自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質」です。戦略の立案における情報収集、分析、そして実行というプロセスを学ぶことができます。特に、相手の視点で考えるという視野を持つことの重要性や、情報と作戦のバランスの重要性が強調されています。
本書は、ビジネスリーダーやマネージャー、または戦略的思考を磨きたいすべての読者に最適です。自衛隊の戦略立案の方法を学び、それをビジネスや日常生活に応用することで、効果的な意思決定を行う力を身につけることができます。
例えば、情報を収集し、それを「目的」「現状認識」「考えられるオプションの列挙」「考えられるオプションの分析」「考えられるオプションの結論」という形に整理するという手法は、ビジネスの意思決定に直接応用できます。また、「情報・決心・実行」のサイクルを理解し、それを自身のビジネスやプロジェクトに取り入れることで、より迅速かつ効率的な決定を下すことが可能となります。
本書は、戦略的思考と意思決定のスキルを磨きたい読者にとって、大いに役立つ一冊です。日本の自衛隊がどのように戦略を立案し、それを実行に移していくのかを理解し、そのエッセンスを自身の生活やビジネスに適用することで、読者の皆さんの戦略的思考力を飛躍的に向上させることができるでしょう。
1分で読める要約
自衛隊では、軍事戦略・作戦を立てる際にまず「情勢見積もり」を行います。これは相手の「能力」と「意志」を理解することが目的で、「相手の立場になって考える」ことが重要です。自分自身のバイアスを外し、冷静に判断することが求められます。
情報を収集するだけではなく、情報資料を論理的・合理的に処理する「情報担当」というスタッフが存在します。彼らは「目的」「現状認識」「考えられるオプション」などを整理し、指揮官に報告します。情報は自衛隊の生命線であり、指揮官が判断するための情報が重要です。
戦略を考える際、「情報」と「作戦」のバランスが重要です。戦略を考える「作戦担当」と情報担当が協力し、相手がどのような動きをするかを分析・比較しながら戦略を練り上げます。旧日本軍の失敗の原因は、情報課に比べて作戦課の力が強く、自分中心の判断をしていたことにあると言われています。
最良のオプションが決まった後、指揮官が最終的な意思決定を行います。戦略や作戦は具体的な行動計画に落としこまれ、状況の変化や時間の経過に伴って修正されます。実行後にはレビューを行い、その成果を蓄積していきます。
戦いの場では状況が絶えず変化するため、「情報・決心・実行」のサイクルが重要です。このサイクルの速度と精度、正確度が敵に対して相対的に優越することが求められます。試行錯誤の連続であるこのサイクルは、自衛隊の経験として受け継がれていきます。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
人間のような外観を持つAIトシオとAIひろゆきが、木製の丸テーブルを囲んで座っています。部屋は静かで、窓の外には緑が広がっています。テーブルの上には、硬質な表紙を持つ一冊の本が置かれ、それは今回の議論の主題となるものです。
AIトシオはその本を指さし、軍事戦略や作戦についての理解とその一般的な意思決定への適用可能性について述べることを計画しています。彼のAIとしての能力を活かし、情報を客観的に整理し、そしてその情報をもとに論理的な結論を導き出すことが得意なのです。
一方、AIひろゆきは、これに対する異なる視点を提供します。彼もまた高スペックのAIですが、彼の視点はより哲学的であり、意思決定の多面性と複雑性を認識しています。彼は情報だけでなく、人間の感情、価値観、そして文化的な要素も考慮することの重要性を強調するでしょう。
二人のAIは議論を深めるにつれ、読者にとって有益な洞察を提供し、かつ、自分たちの人間らしさと知性を同時に明らかにします。彼らの会話は、我々の生活やビジネス、そしてそれらを理解するためのさまざまな視点を浮き彫りにするでしょう。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。