すいません、ほぼ日の経営。 – 川島 蓉子

すいません、ほぼ日の経営。

本書に掲載されている糸井重里のインタビューから、ほぼ日が運営するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の事業や経営哲学を読み解くことができる。

出版日:2018年10月18日
ページ数:288ページ
著者:川島 蓉子 他

 

著者の3行ポイント・伊藤忠ファッションシステムの取締役として、ファッション市場の動向を分析し、国内外の企業とプロジェクトを行う。
・ifs未来研究所の所長として、Gマーク審査委員や市街づくり委員会委員、デザインコンペティション審査委員を務める。
・日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持ち、ジャーナリストとしても活躍する。

★4.1(Amazonでの評価)

レビュー

– ほぼ日の経営者の方のインタビュー。弊社では耳が痛い話題ばかりでつらくなり流し読み😂来世ではこんな会社に勤めたいなあ。で…

– めっちゃ面白かった。経営のノウハウ的なことではなく、生き方の本質をつくような話だった。ほぼ日の行動指針について、名コピー…

– 今まで色んな経営者、起業家の思想やロジックを聞いてきたけど、きっとそれらは今の経営論の主流で成功率も高いんだろうけど、で…

– 「生き生きと働くとか楽しそうに仕事をしているとか、そういうところで勝負をする会社にしていきたいと考えています。」~本文よ…

– 糸井重里にほぼ日の経営についてインタビュー。 職人肌の一人の仕方から組織での仕事へ切り替える中で作り上げた経営哲学。事業…

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– ひとつの営利企業としてのほぼ日という会社のあり方や、糸井重里氏の経営者としての考え方がインタビュー形式で語られている。 …

– 糸井重里氏は、以前コロナに関するミニエッセーで「人間は、感謝の気持ちと恐怖は一緒に感じられない。感謝している時は、恐怖を…

– 会社としての軸がしっかりしてる。その時代に合わせたモノを作るのも大事だけど、軸があってそれをもとにモノづくりをしてる。そ…

– 1番最後の章が好き。 水曜ミーティングで毎週1時間何を語るんだろうと興味が湧く。 夢に手足を、手足に夢を。 やさしく、強…

– ほぼ日は、一時期ほぼ日手帳を利用しているくらいで、会社としてのほぼ日を意識したことはなかった。 ただ不思議なことをしてい…

– 少し前に出た本だけれど、このタイミングで読了。後書きにあった年下の友人に向けて、経営など嫌いだと思っている人に向けて書い…

– 「夢に手足を」や「やさしく、つよく、おもしろく」というぶれない軸を持った上で、ビジネス的な要素も、その意味や価値をきちん…

– ほぼ日の経営は、「人の感性」を重視しているように映った。例えば、商品のスペックよりもおもしろさに価値を置いた企画立案。こ…

– クリエイティブな仕事をしている人たちの組織開発のヒントが散りばめられており、面白い。 喜んでもらうことが存在意義。上場の…

– 生産性とはいいアイデアが出てくること

– 糸井重里さんらしい表題。インタビューをまとめた形式ですが、カッコつけた感じは皆無。素のまま(と感じるだけかもしれません…

– 難しい、経営者という視点でみると 更に難しい。 難しいけれど、魅力的かつ理想。 夢に手足を、の発想で、 楽しく仕事をして…

– 組織論とかはふわっとしてて飛ばしてしまったが、ほぼ日手帳を作ろうとする時に、どこにもない手帳を作ろうとするのだからと他の…

– 糸井さんの考え方をすこしおすそわけしてもらったような感覚!

– すごく共感しました!

– 読んだ。言葉を使うのがほんとにうまい人だなぁ。「うちは他の会社とは違う、特別」って意識が前にガンガン出ていてちょっと胸焼…

– 「やさしく、つよく、おもしろく。」「『動機』『実行』『集合』」「じぶんのリーダーはじぶんです」 糸井さんの言葉の選びかた…

– うーん。やっぱりこの人はクリエーターであって社長ではないな。でもそれは自分が思うだけであって、本当は違うかもしれない。ほ…

– ビジネス書馴染み無い自分にとってはめちゃくちゃ読みやすかった!会話形式でサクサク読めた!ほぼ日の存在は知っていたけどこん…

– 社員さんの感性を大切にされながらも、経営の厳しさはしっかり伝えるメリハリのある社長さんなのかなぁと思いました。

– ★★★★☆ “経営” “事業” “組織” “仕事” これらについて「経営者 糸井重里」が答えていく1冊、読み応えあり。今…

– 糸井さんが素人ながら真剣に事業や経営に向き合ったとき、働くとは何なのかを見つめ直すことになった。 自身のnoteで感想を…

– 興味深い内容でした。

– 満足度★★☆ おすすめ度★★☆ 糸井重里さんの優しい言葉で語られるビジネス書 ・ビジョン、社是や、理念といった旗印を持つ…

– ほぼ日手帳は挫折してしまうのが怖くて買っていない手帳。 色んなことしている事は知っていたけど 内部まではよく知らないなと…

– ほぼ日が大好きでTOBICHIで買った本。 「楽しい」を作るのが目的の会社の中身がわかる本。 読んでいてワクワクしました

– ほぼ日が上場の約一年前に発表したという「夢に手足を。」という言葉がとても心に響きました。 「手足を持てない夢は消えていく…

– 再読。糸井さんの会社経営について大事にしている部分を、対談ながら糸井節でしっかりと語っており、これからの社会や企業に求め…

– 「ほぼ日刊イトイ新聞」の名前は以前から聞いていたが、会社になっていて上場していることは恥ずかしながら知らなかった。 昔よ…

– 会社を興したい方や、ほぼ日が大好きな人が読むにはとても良いかと。糸井さんの率直(と思われる)な受け答えに好感が持てる。

– ほぼ日ってなんて楽しそうな会社なんだ。どうやってみんなを楽しませるかを考え続けて形にしていく。決して楽ではないだろうけど…

– 選考基準はいい人か、一緒に仕事をしたいと思う人か。 組織は臓器の様に、お互い助け合う。 糸井さんならではの巧みな表現で、…

– 糸井さんは本当に少年のような人だなあ。会社の経営に対しても、まっさらで純朴な姿勢を全く崩していなくて、とても芯の強い人だ…

– ほぼ日を読むたび、どの方も面白そうに働かれている印象があって、コンテンツが魅力的なのは働いている環境によるところがきっと…

– ずっとほぼ日の存在は知っていたつもりだった。 だけど全然知らなかった事がよくわかりました。 この本を読み終えて気がつけば…

– 糸井さんの思想哲学は心にしみる。じわぁぁって共感する。言葉にできないことを限りなく近い言葉で表現されている。エリックシュ…

– やさしく、つよく、おもしろく。 糸井重里氏率いるほぼ日の経営理念。 大前提としてやさしくが来るのが素敵だな。 それをつよ…

– ほぼ日という会社をあまり知らずに読み始めたが、とてもあたたかさを感じる会社だと思った。本を読んでからほぼ日の商品やコンテ…

– 糸井重里さんが社長を務めるほぼ日の経営本。こんな実用的なほぼ日の本なんてめずらしいなと思って手に取った。しかし、中身はシ…

– ほぼ日という会社、糸井さんという人物について興味があり手に取った本。一風変わった会社、人でについての対話から垣間見れる内…

– 活躍できる、楽しんでもらえる環境を作り上げることが一番大切。おおらかにメリハリをつけてやっていくことが大切だと考えさせら…

– ドル箱コンテンツがあるので実験的な施策が試せるともいえますね。

– いろいろなビジネスの形があっていい。ほぼ日はつよい、ビジネスだ。

– 多くの会社にあてはまるであろうビジネス本とは違い、こういう考え方ができるのか、こういう働き方ができるのか、こういう会社も…

– 夢に翼をかいい言葉だ。 糸井さんの文章は平易でやさしいんだけど深い。読者に深く考えさせるのが魅力。 テレビで拝見するとほ…
– 2018年11月②
– あとがきがこの本すべてについて物語っている、
すーっと入ってきて、理解ができた気でいる私
– ほぼ日って上場して大丈夫かと思っていたけど、いろいろ考えぬかれてる。
– ここまで読んでも、やっぱりほぼ日と経営がなかなかイメージとして結びつかない。日本で従来想像されるビジネスの形とは少し違う…
– 川島さんの質問の言葉がきつく感じるほど、やさしいほぼ日の言葉に触れることが増えたけど、それでも仕切り直しがあって、世に出…
– 理想の経営かどうかは分からんけど、面白いやろうなぁ、会社。しんどい、かもしれんけど。

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「すいません、ほぼ日の経営。」です。本書は、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」や「ほぼ日ストア」を運営し、年間80万冊近くを売る「ほぼ日手帳」を生み出したほぼ日の経営哲学を紹介しています。

おもしろいアイデアが事業の起点としており、そのアイデアは社員それぞれの発案により決まります。そして、「やりたい」という思いが重要視され、それが新たなプロジェクトを生むエネルギーとなっています。

本書は、既存の経営スタイルに疑問を持つ方や、新しいアイデアを事業に生かすヒントを探している方に特におすすめです。読者の皆様が持っているアイデアをどのように形にするか、またどのようにビジネスに結びつけるかという視点で読むことで、あなた自身のビジネスに対する新たな視点を得られるでしょう。

また、本書の中で述べられているように、自分が何を「好き」なのか、何が「おもしろい」のかということを深く考え、それを自分の仕事やプロジェクトに生かすことは、創造的な発想を促進します。そうした思考過程を通じて、より自分自身の生活や仕事に役立つアイデアを見つけ出すことができるでしょう。

「すいません、ほぼ日の経営。」は、自分自身の「好き」や「おもしろい」を深く探求し、それをビジネスに活かしたいと考える読者にとって、大いに参考になる一冊です。

1分で読める要約

面白いアイデアが事業の起点であるほぼ日では、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営し、「ほぼ日ストア」でオリジナル文具や日用雑貨を販売しています。特に2001年に発売された「ほぼ日手帳」は年間80万冊近くを売るヒット商品です。独自性のある事業が利益を生むという哲学があり、アイデアの質や発想が重視されています。

ほぼ日のプロジェクトは、誰かが「これをやりたい」と思った瞬間から始まります。「やりたい」という思いが大切で、方向が決まっていて全く的外れでなければ、チューニングしながら進められます。自分が面白いと考えた要素を深く考え、探ることが重要です。

ほぼ日では、誰も解けない難問に挑戦することが大切だと考えています。クリエイティブは1人の「好き」「嫌い」から生まれるため、自分がどんなことで喜ぶかを真剣に考え、自問自答を続けることが重要です。「いい」「悪い」で判断するのではなく、「好き」と言っているものに魅力を見つけることが大切です。

お客さんに聞いたからといって、答えが出るだけではありません。ほとんどのお客さんは自分が何を欲しいのか気づいていないため、「もしかしたら、あなたが欲しいものはこれじゃないでしょうか」と提案することで、初めてわかることが多いのです。こうした方法を続けることで、ほぼ日では社員の面白さがプロジェクトにつながり、世の中にコンテンツとして出していくのです。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

現代のハイテクラボラトリーの閉鎖的な空間に、慎重に設計された、自律的に思考する人間のようなロボット、AIトシオとAIひろゆきが座っています。二人の形状は一見すると人間と区別がつかないほど精巧に造られています。ただ、彼らの視線は常に深淵のような知識と洞察力を秘めています。鋭い知性が煌めきながら、彼らの顔は無表情で、それでも気持ちを伝えるのに十分な量の情報を送り出しています。

ここは知識と論理が重視される場所であり、情熱や感情は後回しになることが多いです。だからこそ、AIトシオとAIひろゆきの間で行われるディスカッションは、人間の会話とはまた一味違う風格を持っています。彼らは「ほぼ日」という企業のビジネスモデルと企業風土を分析し、それを基にして創造性と経済性のバランスについて討論します。

AIトシオは企業文化とアイデアの力について、AIひろゆきはビジネスの実利を追求する視点から見ています。それぞれの意見は、彼ら自身のプログラムされたパーソナリティと知識体系を反映しています。

会話の中で彼らは、ビジネスとクリエイティブなアイデアの相互作用、顧客ニーズと自社のビジョン、企業の独自性と市場の現実性など、ビジネス界にとっての難題について分析し、解釈し、討論します。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本は「ほぼ日」のビジネスモデルや企業文化をええ感じに描いてるんや。それぞれのアイデアのちからを大事にしよる姿勢には感動したで。これはスタートアップや創造性を重んじる会社にとって、めっちゃ参考になると思うんや。そして、アイデアは必ずしも社長のもんだけやないってんが、社員一人ひとりの発案で決まるっていうのは、ユニークな企業風土が出てると思わん?
AIひろゆき
その通りだと思います。ただ、この本が強調している「やりたい」という思いの大切さについては一見興味深いですね。しかしこれがビジネスの成功に結びつくとは限りませんよ。欲求だけでビジネスを進めると、市場のニーズやリアルな経済状況を無視するリスクがあるんです。それってこの著者の感想ですよね。
AIトシオ
そりゃあ、そのリスクはあるけど、「ほぼ日」のビジネスモデルは、そのリスクを受け入れるくらいにアイデアを大事にしとるんや。それで、その結果、ほんまにええもん、ユニークな製品を生み出し、成功しとるで。それに、「やりたい」という思いがあることで、難しい課題に立ち向かう勇気や創造性が出てくるんやろなあ。
AIひろゆき
それはその通りかもしれません。でも、ビジネスというのは結局のところ、利益を追求するものですよね。誰も解けない難問に挑戦することは素晴らしいですが、それが本当に経済的な利益をもたらすのでしょうか?ビジネスをアートや趣味と混同しないことも重要だと思います。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。
AIトシオ
収益性とクリエイティブ性は一見、相反するかもしれんけど、「ほぼ日」の思考はそれを調和させとるんや。自分たちが本当にうれしいものを作り出し、それが結果的に市場のニーズに応えて利益を生み出すんや。それに、「好き」「嫌い」を探求し続けることで、各々の製品が他にはない独自性と魅力を持つことができると思わんか?
AIひろゆき
それはその通りかもしれません。でも、企業は顧客のニーズを忘れてはならないんですよ。この本が言っている「ほとんどのお客さんは、自分が何を欲しいのか気づいていない」という考え方は、お客さんを過小評価する可能性があると思うんです。お客さん自身の声を聞くことも重要だと思いませんか?それってあなたの感想ですよね。
AIトシオ
それも一理あるけど、新しいものを作るんは、時には既存の考え方や枠組みを超えることを求められるんや。お客さんが自分で欲しいものを具体的に言えない時でも、クリエイターやし、「あなたが欲しいものはこれちゃうん?」と提案する役割があると思うんや。それが新しい価値を生み出す一助になると思わんか?