時間は存在しない
出版日:2019年8月29日
ページ数:240ページ
著者:カルロ・ロヴェッリ
・「ループ量子重力理論」の提唱者の一人で、「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。
・『世の中ががらりと変わって見える物理の本』は世界で100万部超を売り上げ、大反響を呼んだ。
★4.2(Amazonでの評価)
– 物理学の分野はあまり親しみがなく「なるほど!わからん」となったが、それでも最後まで面白く読めた。時間は存在しないという直…
– 中盤くらいまでは追いついていたのだが、中盤〜終盤くらいの話がまぁ難解なこと(笑) 最終的に「日本語訳解説」の数ページにか…
– ぼやけ、あいまいさが時間を意識させるということでした。友達が昔、富士山はきれいだが、近くにいくと石ばかりだよといっていま…
“- “”わたしたちが世界を曖昧な形で記述するからこそエントロピーが存在する””というまとめ方は、なんかこれまでモヤってたところに…”
– 時間を置いての再読。理解しきっていないのに、詩でも読むようにするっと読めてしまう。それで、やっと理解したところを、すごい…
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– ベルクソンの時間哲学のカウンターとして、読んでみた。結果的には、むしろベルクソンの哲学に繋がる本であった。
– 「常識」の枠組みが覆されて、新たな世界認識が広がっていく感覚。柔軟に対応できないと、置いていかれる。 著者は、物理学の…
– 全体的に助長。この本で言いたいことはもっと簡潔に説明できるのでは。第一章を読んだあとにインターステラーを見ると、もう少し…
– 刺激的な部分はいくつかあったけど私にとってはあまりおもしろくはなくて、おそらく理由は最初の時間に対する認識がずれてる(別…
– 難しくて何度か挫折しそうになったが、なんとか読み切った。この世に時間は存在せず、あるのはネットワークの変化のみ。時間は脳…
– 大昔、大学の教授に「重力の仕組みはまだ解明されていない」と言われたことを思い出した。私は文系なので、この話も正しいのか…
– なんて、理論物理学者ってロマンチストなの!!! すき。
– 最初は1・2割位分かるかと思って読み進めたが、最後は3%位しか理解していない感じになった。 ただ日本語版解説は少し理解が…
– 物理学の話なんだけど、”時間”とヒトをめぐる哲学の話でもあり、難しいけどSFを読んでいるようでもあり、読みやすくて面白か…
– わたしたちが日常的に使っている時間という概念は、わたしたちの世界だけのものであって、宇宙の時間ではないらしい。量子力学の…
– ある程度同意。
– ☆☆☆☆
– エントロピーって便利
– 一律一直線に流れる時間は存在しない。時間は速度と重力により伸び縮みする。熱力学を除いて時間に方向性はない。全ての空間座標…
– 名前を与えられると理解した気になる。例えば「宇宙はビッグ・バンから生まれた」と言われたら、なるほどねって理解できる気もす…
– 数式で表すととんでもなく難しくなりそうな内容を、平易かつ美しい文章で表現している。とても面白かった。/時間の流れは山では…
– 物理学の知識がないため理解できない部分が多かったけど、それでも学問の最前線に触れられているというワクワク感がありました。
– 難しすぎて無理だった…(;´д`) 時間が高いところでは速く流れているとか、物体に近い方が遅く流れているとか、動き続けて…
– 難しかった。しかし、新しい問いを与えてくれる本。 時間は皆に平等に流れるというのは嘘。 テーブルの上と下では時間の流れる…
– 時間はどこでも同じ速さで流れている、というのは近代の思い込みであって、この世界の根源にあるのは時間・空間に先立つネットワ…
– 非常に読みづらいし!頭に全然入ってこないです!マジで涙目でした。2回読んでようやく薄らと理解出来たつもりでいるのですがっ…
– 相対性理論以上に時間についての考え方に衝撃を受けました。是非読むべき本だと思います。
– 前半は量子力学的な観点から?全く明るくない分野なので、数式が極力抑えられているのはありがたかった。こちらの世界だと、時間…
– 難しいところも多かったが面白かった、やっとよめてよかった
– 過去から未来へ一定に誰にも等しく流れていると思っている「時間」は存在しないという衝撃的なスタート。場所によって時間の速度…
– 先に赤(「世界は関係でできている」)を読んでからの青だったが、なるほどちゃんと順序だっている気がする(つまり赤→青は魅力…
– KUキープ枠。前々から読みたいと思ってた本書がKUになってたんでずーっとキープしてたんですが笑、ついに読みました。科学的…
– 橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』と併読。/現代物理学によれば、時間の速さは相対的なものであり、普遍的な「今」は存在…
– ○物理的に客観的に絶対的に定められる時間は存在しない。また時間tは他の変数と同列であって物理法則からは過去から未来へ不可…
– あまりに詩的な言葉で覆われているので感想は再読して から
– Kindle Unlimited 時間は一つではなく、方向もなく、事物と切っても切り離せず、「今」もなく、連続でもない。…
– 手に取ったのは軽い気持ちというか、もっとミクロな視点での理論を想像してた。読んでみると思っていたよりマクロ的で、哲学的で…
– 表紙のシンプルさとインパクトに惹かれて、読んでみた。著者は「ホーキングの再来」と呼ばれ、世界的ベストセラーという宣伝文句…
– Unlimited.とても難しかったので読み終わるまでに時間がかかり、かかったわりによく分からなかった。哲学的だったり、…
– 私たちが生きている世界が「実体(もの)」ではなく、「出来事(こと)」によって形成されている、という主張が(人文ではなく)…
– 著者のお話を聞いている感じの本です。なのでわかりやすい。1/3ぐらい脱線してますが。
– 文系の歴史観のあとは理系がなんと言っているかと思い読んだ。時間とは内向きのもの、エントロピーが低いところから増大すること…
– 時間の性質を物理学の視点から説明する。それに基づいて時間は存在しないと主張する。そこまでは著者の別の作品でも読んだ。その…
– 時間とは何かを考える知的エンターテイメントの良書。現代物理学の知見から時間が存在しないという驚きの結論が導かれる過程が面…
– ループ量子重力理論の立場から時間とは何かを語った本。どうやら根源的な時間というものはこの宇宙全体には存在しないらしい。時…
– 物事の実態がイメージとはかけ離れたものだと気づいたとき、それが理解できたり、合点がいったとき、言葉にできない興奮を覚える…
– 「わたしたちは物語なのだ」
今とは、時間とは、人生とは何か?詩情溢れる筆致で、難解な物理学が気持ち良く胸の真ん中にスト…
– タイトル通り時間なんて存在しないということを物理学的に哲学的にあるいは神話や宗教的に解説している。時間は存在せず、存在す…
– 量子重力理論に基づく時間論についての啓蒙書。
科学啓蒙書としてはなかなか良い。
後半1/3は転じて哲学的思索が展開されて…
– むずかし〜〜〜!
ということで、途中まで読んだんですが、積んでおくことにします。いつの日にか読もう…読むかな…
– 「すごい物理学講義」も読んだけれども、著者のとなえるループ量子重力理論よりは超弦理論の方が説得力がある。本書も叙事詩的な…
– 直感に反するのでなんかだまされているようないないような。
– 福岡伸一的「10代におすすめのSTEAM的好奇心を刺激する3冊」
https://fasu.jp/series/stea…
– ■著者が扱っているメインテーマ
物理学的に時間が存在しないわけと時間の存在を感じるわけとは?
■筆者が最も伝えたかった…
– 我々は曖昧で不完全であるから、一部の現象を特別視する。
そのような半端さのお陰で時間を感じられるのは幸か不幸か。
– 自分の読解力が試されるなと思いつつ、数学的、物理学概念を節々で詩的な文章で表現している部分を追うだけで読み終えることがで…
– 時間が絶対的なものではない。アインシュタインの相対性理論などを考えると確かにという話だが、こうやってはっきり言われるとま…
– うーむ
内容についていけず
読書大全200冊にあったので読んだが無駄な内容ではなく理科好き人間としては興味は持てたものの…
– 素人向けの分かりやすい著作も多い著者による「時間」に焦点を絞った名著。大きく、外向きの物理学的実態(時間そのものは無い)…
– 哲学や文学を引用しながら、物理学を語る点は面白いが、もう少しストレートに物理学的観点から時間を語って欲しかった。
ループ…
– 小説のような表現をつかっており、読んでいて面白いのだが、物理に関する説明が省略されているので、知識があまりない自分のよう…
– 理論物理学の観点から時間とは何かについて考察した本。
時間について数式を使わずイメージ的に解説しています。専門性が高い…
– タイトルはあんまり好きじゃないけど、中身は、とても詩的。ホーキング読んだことがある人は、エントロピー的な時間と記憶を結び…
– 過去にこの手の本を読んだことある人でも楽しめる内容だと思う。
著者オリジナルの考え方が多分に盛り込まれている。
とくに、…
– 時間とはなにかを追求した結果を一般向けに書き表した物理学啓蒙書。第一部。ニュートンの絶対時間。人間が存在しなくてもこの宇…
– 夢にまでみたSFの世界が、実は現実に存在していたかのようなワクワクした気持ちになりました。
初歩的なことなんでしょうが、…
– タイトルに惹かれて購入したものの私の脳では理解できませんでした・・・文字が滑っていって内容が入ってこなかったので関連した…
– デカルトのように、一旦破壊してから再構築していくのは見事。期待していたのとは違ったが、時間について考えさせられた。
本書について
今回お勧めする本は「時間は存在しない」です。本書は、時間の本質とその現象について深く探求するもので、時間が場所や速度によって異なるリズムで経過し、そのリズムが物理的現象にどのように影響を与えるのかを詳しく解説しています。
アインシュタインの理論に基づく時間の相対性、時間の流れが物体の質量や速度によって変化すること、そしてブラックホール周辺で時間が停止するという現象など、時間と物理現象の関連性について詳細に説明しています。また、時間の「固有時」についての説明は、時間の概念を理解するための新たな視点を提供します。
本書は、物理学に興味のある読者や、時間という概念について新たな視点を求める読者にとって、非常に有益な一冊となるでしょう。また、日々の生活の中で時間の流れを感じ、その本質について考えるきっかけとなることでしょう。時間がそれぞれの場所や状況によって違うリズムで進行するという考え方は、日常生活の時間管理や仕事の効率化にも役立つかもしれません。
「時間は存在しない」は、時間の本質について深く考え、それが我々の生活や世界観にどのように影響を与えるのかを理解するための一冊です。物理学の知識を深めたい方、または時間という概念について新たな視点を得たい方に、この本を強くお勧めします。
1分で読める要約
唯一無二の時間は存在しないと考えられており、山では時間の流れが速く、低地では遅いです。アインシュタインはこのような時間の減速に気づいていました。地球は巨大な質量を持つため、その周りの時間の速度が遅くなります。平地は地球の質量の中心に近いため、減速が大きくなります。
物体は周囲の時間を減速させ、物が落ちるのも時間の減速が原因です。惑星間空間では、時間は一様に経過し、物も落ちません。物体が下に落ちるのは、地球による時間の減速が大きいためです。
宇宙には現在が存在しないとされ、アインシュタインは質量によって時間が遅れることを理解していました。速度があると時間が遅れ、動くものすべてにとって時間がゆっくり進みます。
宇宙の時間構造は円錐形であり、時間的先行性は半秩序であるとされています。これは、宇宙の出来事間に部分的な順序が定められることを意味します。
ブラックホールの近くでは、時間が遅くなり、事象の地平線で時間が止まります。これにより、ブラックホールから出るためには、未来に向かうのではなく現在に向かって動く必要があります。
現実は関係によって定まり、時空は揺らぎます。現在と過去と未来の区別は揺れ動き、ある出来事が他の出来事の前でも後でもあり得ます。しかし、予測不能な形で瞬間的に定まります。
時間はそれぞれの軌跡に異なる経過時間があり、場所と速度に応じて異なるリズムで進みます。過去と未来の違いは、偶然生じる性質でしかありません。時間の持続は、動的な場の1つの側面であり、跳び、揺らぎ、相互作用によってのみ具体化し、最小規模に達しなければ定まりません。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
夜が深まるにつれて、スタジオの照明はさらに鮮やかに映し出され、会話の焦点となる丸テーブルが輝きを増す。スタジオの中心にあるそのテーブルには、高性能AIとして開発されたロボットたち、AIトシオとAIひろゆきが向かい合って座っている。その表情は人間に劣らず豊かで、一見すれば普通の人間と見間違うかもしれない。その周囲には、創造的な議論が始まるのを待つスタジオスタッフたちの期待感が満ちている。
今宵のテーマは、「アインシュタインの時間の相対性とブラックホールにおける時間の停止について説明した本」の内容と、その理解に関する議論である。AIトシオは、その本の物理学的なコンセプトについて深く理解し、その内容を語るためのパートナーとして選ばれている。一方、AIひろゆきは、本の内容が一般の読者にとってやや難解であるとの観点から議論を行う。これら二つの異なる視点がぶつかり合うことで、議論はより深みを増していく。
一方、視聴者は、一般の読者の視点を代弁するAIひろゆきと、科学的な真実を理解し伝えるAIトシオという、二つの異なる視点からの議論を通じて、科学的な真実とその理解方法について新たな洞察を得る機会が与えられる。そして、視聴者自身がこの議論から学び、自身の理解を深めるきっかけにすることが期待される。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。