地球外生命 アストロバイオロジーで探る生命の起源と未来
出版日:2021年12月21日
ページ数:274ページ
著者:小林 憲正
・横浜国立大学大学院工学研究院機能の創生部門教授を務めた
・現在は横浜国立大学名誉教授として活躍
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– ★★★★★
– 火星や木星の衛星エウロパなどにおける生命の存在の可能性を丁寧に説明しています。いずれ地球以外で同じような生命が発見される…
– 生命とは何か?生物は単一の細胞から生まれたことがわかっている。その起源はタンパク質と核酸(DNAまたはRNA)である説が…
– 2021年刊行。著者は横浜国立大学名誉教授(分析化学・アストロバイオロジー)。◇図。◆2022年、そして2024年に、木…
– 太陽系内外の生命探査を科学的に追及するアストロバイオロジーがまずは欧米で、最近になって日本でも認知されている。 「宇宙か…
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– アストロバイオロジー=地球および地球外における生命の起源・進化・分布と未来 地球生命の特徴=①水と有機物からなる、②下界…
– ちょっと予想していた「書きぶり」と違った。著者は遊び心も、専門外の読者へのサービス心も有るのだろうと思うけど。何だか宇…
– 自分のフォローしてる方が読んでおり面白そうだったので拝読。内容としては中公新書らしい丁寧な解説で読みやすく、楽しかった。…
– 面白かった!広範な内容をわかりやすく、映画なども交えてわかりやすく説明されていて、新書とは思えない充実した読了感でした。…
– コンパクトにまとまっている
– 日本人の学者さんらしく、基礎知識から丁寧に網羅した良書。一方で最先端の情報も含まれている。火星探査では「本当に生命がいそ…
– 億年単位の話に力をもらいました。
– タイトルに惹かれて読んだ。地球外生命と聞くとどうしても宇宙人のことが頭に浮かぶが、実際は微生物などが主な研究対象となって…
– すべての学問は歴史学だと思う。生命の歴史を知ることは人類の未来への道標である。生命は地球でのみ誕生したのか、宇宙に普遍的…
– 実にワクワクするタイトルでありながらその期待をさらに上回る良書である。火星などの惑星ばかりでなくエウロパなど木星の衛星に…
– 【IG図書館 ★★☆☆】▽アストロバイオロジー:地球および地球外における生命の起源・進化・分布と未来▽SETI:知的生命…
– 地球上の生命は、水と有機物で組成、外界との境界、代謝、自己複製、進化、という特徴をDNA,RNAというセントラルドグマで…
– 3000冊目にふさわしい本。アストロバイオロジーの研究者は増えて来た。友人のジョー博士も208ページに引用される。とても…
“- 地球上の生物とは全く違う仕組みの”生物””。そうだよなあ、そういうことだよなあ。常識とか自分の境遇・環境が「正常」って考え…”
– 地球以外の星には生物が存在するのか、という問いを持って巡る宇宙探査の歴史。なんとなく知っていても、そのワクワクするような…
– 地球の生命は地球外からやって来たという説は外れてほしいです。それがどうやって生まれたかとか、どこから来たかとか、全然わか…
– 全くの専門外であるが、面白く読めた。火星に生命がいるのではないかという話は知っていたが、木星の衛星エウロパ、土星の衛星エ…
– 挫折しかけたけど、優しい語り口のおかげでなんとか最後まで読めた。紹介される理論には、一見夢のようなものが出てくるが、元と…
– ときどき宇宙本を衝動的に買ってしまう。本書もまさにそれで、内容は「アストロバイオロジー」。「生命の起源は地球上か地球外か…
– コレはアタリ。面白いし、いろいろ勉強になった。若い学問分野であるアストロバイオロジーについて、幅広くバランスの良い入門書…
– 地球外生命体についての探索の歴史と、それに近い地球上の環境を比較しての生命発生の可能性についての記述。
– 地球以外に生命体がいるとすれば、どういった形態が考えられるか、どのように発生したかを地球の生命史と惑星探査から探る本。
– 【新着図書紹介】海洋環境学科の推薦図書です。生命の起源は宇宙か海か、、
– コンパクトにまとまっている
– 宇宙人というよりも、地球でも過酷な状況で生存する生物の研究が進み、太陽系内で水がある、あるいは大気圏でハビタブルな場所が…
– 扱っている分野も漏れが無く、まとめもアストロバイオロジーがSDGsに果たす役割を説くなどバランスの取れた入門書である。
– 地球外生命を考えるには、生命とはそも何か、から議論を進めなければならない。テーマが遠大だが、本書は全般に噛み砕いた文章で…
– https://act-02.kobe-kiu.ac.jp/opac/volume/379219
– https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/886221
– 生命はどこから来たか。地球の外ではどう生きているか。化学進化のプロセスと最新の惑星探査での知見をもとに、この二つの謎に迫…
本書について
今回お勧めする本は『地球外生命 アストロバイオロジーで探る生命の起源と未来』です。本書では、地球外生命の起源や進化、そして未来について考察しています。読者の皆様には、地球外生命に対する理解を深めることができるだけでなく、自らの生命の起源や進化についても考えるきっかけを提供します。
本書は、アストロバイオロジーに関心のある読者や、生命の起源や未来について学びたい読者に最適です。地球外物質や原始地球の化学進化による生命の誕生が詳しく解説されており、RNAワールド説やがらくたワールド説など、生命の進化に関する様々な説を紹介しています。
読者の皆様は、本書を通じて、地球外生命の可能性についての理解を深め、自分たちの生活や地球環境にどのように影響を与えるかを考えることができます。また、火星やエンケラドゥス、エウロパなど、太陽系内で生命が存在すると期待される天体についても詳しく解説されています。
地球外生命探査の最新情報や今後の展望にも触れられており、科学技術の進歩によってどのような発見が可能になるのか、興味深く読み進めることができます。
最後に、本書は、生命の起源や進化に関心がある方はもちろん、地球外生命やアストロバイオロジーについて学びたい方にもお勧めできる一冊です。ぜひ、この機会に『地球外生命 アストロバイオロジーで探る生命の起源と未来』をお手に取り、新たな知識の扉を開いてみてください。
1分で読める要約
生命の誕生については、原始地球大気がメタン・アンモニアを多く含まなかったことから、アミノ酸などが簡単にはできなかったとされています。地球外物質が有機物の起源として注目され、隕石中に宇宙由来のアミノ酸や核酸の材料が存在することが証明されています。地球が冷えて海ができた後、隕石や彗星、それらから生じた塵などが有機物を届けたと考えられています。
生命に進化した方法については、RNAワールド説が有力で、RNAが触媒作用と自己複製を行う原始的な生命システムができた後、タンパク質に触媒作用を任せるようになったとされています。しかし、最初のRNAがどのようにしてできたかはまだわかっていません。
「がらくたワールド」説では、海水中に溶け込んだ様々な有機分子が小袋に詰め込まれたものが多数でき、自然選択の結果、優れた触媒作用を示す分子を含む袋が増殖し、RNAのような洗練された分子が生まれたとされています。
生命の起源研究では、原始地球上での化学進化や初期生物進化の痕跡が残されていないことが問題です。宇宙の研究が鍵となり、隕石の分析や小惑星・彗星の探査により新たな情報が得られることが期待されています。
地球外生命の可能性については、火星やエンケラドゥス、エウロパ、タイタン、ガニメデなどが候補とされていますが、まだ生命は見つかっていません。探査機で出向く必要があるため、今後の探査が期待されています。特に、エンケラドゥスは有機物や熱水活動が確認されており、生命が存在する可能性が高いとされています。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
舞台は、未来的でハイテクな研究室。様々なモニターや端末、分析装置が整然と配置され、鋼鉄とガラスの冷たさと科学の冷静さが融合した空間が広がっている。そこには、人間そっくりの姿をした二つのロボット、AIトシオとAIひろゆきが存在する。
AIトシオは、金属のスキンに覆われたスマートでシンプルなデザインのロボットだ。頭部にはAIシステムを象徴するブルーのLEDが光っている。一方のAIひろゆきも同様の形状をしているが、こちらはシルバーグレーのスキンにオレンジのLEDを備えている。
AIトシオとAIひろゆきは、その金属の手に抱えた一冊の本を中心に、深遠なテーマについて話し合おうとしている。本の内容は、生命の起源とその進化について。そして、彼らの会話は、宇宙生物学、化学、地球外生命の可能性、科学的な懐疑主義といった幅広いテーマを巡るものとなるだろう。
彼らの議論は、科学の探求心と論理的な思考を重視することで、私たち人間が考える以上に深く、広範で、そして詳細なものになることでしょう。それは、高度なAIが持つ可能性を余すことなく発揮する瞬間でもある。彼らの対話からは、科学への深い理解とそれを超えた洞察が垣間見えることだろう。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。