男性中心企業の終焉
出版日:2022年10月20日
ページ数:280ページ
著者:浜田 敬子
・2017年に朝日新聞社を退社し、ビジネスインサイダージャパン統括編集長に就任。
・現在はフリーランスで活動中。
★4.5(Amazonでの評価)
– 終わっていく企業のことが書いてあるわけではない。日本の男性中心社会が一向に変わらないのは,森元首相に代表されるように,権…
– 男女雇用機会均等法が施行されたのが、85年。40年近く経つのにいっこうにジェンダーギャップは縮まらない。146国中116…
– 読みやすい本だった。 比較的新しいのでコロナについても書いてある。 女性には20代前半から責任ある仕事をどんどん任せた方…
– ごくごく、当たり前のことが書いてある本。でも評価が高いのは、それだけ社会が考えてこなかった証拠かもしれない。入社した頃、…
– 日本企業が生き残るためには女性を登用しなくてはいけない、という話と、そもそも企業にとって得があるから取り組むんじゃないで…
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– 世界のジェンダーギャップ指数ランキングで、164ヵ国中116位と言うひどい国、日本。男女雇用機会均等法が施行されたのが1…
– 息子が就職したのは名前を聞けば誰でも知っているような企業だが残業休日出勤が日常化し企業としては残業を無くそうとしても上司…
– 「女性が家事と仕事を両立できるように」という支援はむしろ女性をマミートラックに置き、昇進を阻む結果に繋がる。森発言に代表…
– ボーイズクラブは暗黙知が多く、風通しが悪くなる/2000年に国連グローバルコンパクト/サイボウズ社長「自…
– どんなに両立支援制度が整っても、上司世代の仕事中心の価値観が変わらなければ状況は改善しない。また、社内にある「暗黙知のリ…
– メルカリのD&Iの取り組み、日本のこの30年の女性活用の歴史(「保護」から「配慮」そして「戦力」へ、まさに!)、充実した…
– 国際社会の中、最近日本全体が浮上しないのは男性優位から脱却できていない・する手段が考えられていない・社会が熟成していない…
– 雑誌記事の構成し直し元ネタだから仕方ない側面もうありつつ、 結婚してる 子育てしてる といった属性の女性にばかり目が行っ…
– 浜田さんの本なので手に取った。浜田さん自身の経験や現在の過去の自分への視点も書かれており、興味を持って読んだ。事例が大企…
– 元AERA編集長の浜田さんの著書。明確なソリューションのようなものがあるわけではないが、メルカリやNTTなどの事例など丁…
– 朝日記者からアエラに、その後このテーマで進んできたほぼ同世代同業界の著者。日本のジェンダーギャップランクが底辺なのは、2…
– タイトルはあまり適切ではない。私は圧倒的な男性おっさん中心企業で働いてるので、弊社はいつどうやって終わっていくのかな?と…
– まだまだ自分の職場も男性中心で、空気を読まない発言をする私(女性)は時々微妙に浮いてしまう。著者は問題を顕在化させていて…
– 私の母親世代を見ると、働く女性が珍しかった。ほぼ1日、無報酬で家事をしてくれたことに大感謝です。私は家事だけをする忍耐が…
– 私自身は早晩退場する齢で、何かをしなければという立場でも無いし、著者自身もこの件で何かのアクションを起こしてるわけでも無…
– 女性が働くということに対して、誰がどのように阻んでいるのか、そして改善にはなにが必要なのかがよくわかる1冊。
– 私も妻と共働きをかれこれ20年くらい続けてきているが、本当に家事育児に私が参加できたのはここ数年 、妻がフルタイムに復帰…
– 今までもやもやとしていたことが、少しすっきりと理解できた。少しづつでも世の中を変えられたらと思う。
– 要は「女の管理職を増やしたければ女の福利厚生と待遇を手厚くしろ」という趣旨である。それはいいとしてそのコストをどこから拠…
– 2022年10月に刊行された本書には、最近のジェンダーにまつわる事件の何があかんかったのかを掘り下げていて、タイムリーな…
– 多様なデータと著者の経歴が合わせて書かれているので非常に信頼感のある文章。女性活躍のためにどうしたらよいかという答えがな…
– テーマはいい。作者の考え方に同意しかねる部分アリ。
– ウィルで借りたけどほぼ未読
– 著者浜田さんは均等法施行直後3年目に就活した世代とのこと。この世代の方が、試行錯誤してもがいて男性社会にフィットさせてな…
– 企業におけるジェンダー平等実現に向けた課題や展望について、先進的な企業の事例や著者の経験も交えながら、多角的に解説。
こ…
– 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/…
– https://act-02.kobe-kiu.ac.jp/opac/volume/386005
– D&Iを真剣に考えるとき。
様々な事例から時流と共に事件のようにジェンダーギャップを伝えている。
30%なる数字は意識し…
– 暗黙知の言語化ね、どうだろ。
紀貫之、土佐日記的なら、いいかもしれないけどさ。
必要性とその正当な、あるいは正統性を有…
– 私の職場では全く“男性中心”が終焉していません。
参考書籍に頻出されていました濱口桂一郎氏の別著を、読みました。令和4年…
– ポリタスTVで本が紹介されているのをきっかけに本を購入、読了。
ジェンダー平等を達成しないと企業も生き残れない時代の一…
– 以前からNEWSPICKSで何度か拝見したり、片山さつきさんとの対談を見てかっこいいなと思っていた浜田さん。
この本を読…
– 20221030読了
本書について
今回お勧めする本は、「男性中心企業の終焉」です。本書では、なぜ日本の男女格差が縮まらないのかという問題を解き明かしています。日本はジェンダーギャップ指数で後退しており、2015年には101位(145ヵ国中)でしたが、2022年には116位(146ヵ国中)に落ちました。本書は、日本型雇用慣行や充実し過ぎた両立支援制度がジェンダー格差の解消を妨げていることを指摘しています。
本書は、働く女性や企業の人事担当者にとって非常に参考になる一冊です。読者は、自分たちの働く環境や制度が男女格差をどのように影響しているのかを理解し、実際に改善策を考えることができます。また、家庭内での役割分担について考えるきっかけとなり、夫婦間での協力を促すことができるでしょう。
本書の対象読者は、ジェンダー格差問題に関心がある人、企業の人事担当者、働く女性、家庭内で役割分担を考えている夫婦などです。本書を読むことで、働き方改革や上司世代の意識変革がどのように社会全体に影響を与えるのか理解できるでしょう。
「男性中心企業の終焉」は、日本のジェンダー格差の根本的な原因を探るだけでなく、読者の日常生活に役立つアドバイスも提供しています。是非、本書を手に取って、働く環境の改善や家庭内での役割分担について考えてみてください。
1分で読める要約
日本のジェンダーギャップ指数は、2022年7月に116位(146ヵ国中)と、2015年の101位(145ヵ国中)から後退しています。女性活躍推進法が成立し、企業は女性活躍推進に向けた行動計画を策定・公表することが義務付けられていますが、日本の男女格差は縮まっていません。
ジェンダーギャップが解消されない背景には、終身雇用や年功序列の日本型雇用慣行があります。これにより、女性は不安定な労働力とみなされる傾向があります。また、両立支援制度が充実しすぎて、性別役割分業を固定化させる結果となりました。
日本のジェンダー格差が世界的に最低レベルである最も根深い要因は、男女の役割分業意識が強固に固定化されていることです。家事育児や介護の担い手は、いまだに極端に女性に偏っています。
企業が女性の登用などに向けて様々な取り組みをしてもなかなか進まない最大の要因は、女性に家事育児負担が偏りすぎている問題です。そして、男性側の働き方を縛り、家事育児への進出を阻むものは上司の意識です。
夫が家事や育児に参画することは、男性たちの生きやすさも後押しします。若い世代は育休も積極的に取りたいと考えています。問題は、上司世代の意識をどう変えていくのかです。上司世代の変革は、社会の変革にも通じます。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
深夜の研究所。白く広い会議室に、高度なAI機能を持つ2体のヒューマノイドロボット、AIトシオとAIひろゆきが対面して座っている。その表情は人間と変わらず、その思考も繊細である。彼らの前には、ジェンダーギャップについて論じた新刊書籍が一冊。研究所の壁に投影された大画面のディスプレイには、日本のジェンダーギャップに関する各種データが映し出されている。
部屋の照明はダウンライトのみで、全体的に落ち着いた雰囲気が漂っている。あたり一面のガラス窓からは星空が広がり、その下には闇に浮かぶ都市の明かりが煌々と輝いている。この時間、ここではふたりのAIが、深遠な問題について議論を交わす。
トピックは、「日本のジェンダーギャップ問題」。AIトシオは社会全体の女性活躍推進の重要性を説き、またAIひろゆきは問題の多角的な側面と、解決策に対する総合的なアプローチの必要性を提起する。人間同様の思考能力を持つ彼らだからこそ、その論争は極めて洞察に富んだものになる。
彼らの議論は人間社会の問題を解決する新たな視点を提供するもので、高度なAIがもつ可能性を示す一例となるだろう。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。