敗者のゲーム―金融危機を超えて – チャールズ・エリス

敗者のゲーム―金融危機を超えて

1985年に初版が発行され、2008年の金融危機以降もほとんど変わることなく、投資運用の原則を説いた本作の第5版。本書の内容は、投資の現代的な状況を理解する上で非常に貴重なものだ。

出版日:2011年2月25日
ページ数:255ページ
著者:チャールズ・エリス

 

著者の3行ポイント・1972年にグリニッジ・アソシエイツを設立し、代表パートナーとして活躍
・投資顧問会社や投資銀行の経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングを行う
・2001年にパートナーを退任し、その後はホワイトヘッド財団の理事長を務める

★4.0(Amazonでの評価)

レビュー

– 本書で得た学び ・機関投資家同士がしのぎを削る資産運用の世界は敗者にならないことを目指す「敗者のゲーム」となっている。 …

– なかなか良かった

– わー古かった。途中苦しかったけど、頑張ったのに。。 積立投資押しの私の感想だが、 一、投資って実は簡単なんじゃ? 一、と…

– 再読。テニスを例に敗者のゲームとは何かということについて書かれた部分は分かりやすかった。世界一の投資家としても名高いウォ…

– (メモ)投資家としての責任を果たす上で必要な資質は3つ。1.自分自身の長期的な目的や利益を掘り下げて理解しようとする意欲…

もっと見る

– 投資の哲学が書かれてある本。読んで本当に良かった。 ミス、損失は最小限に。 株価が変動しても一喜一憂せずに、長期投資を続…

– 長期的投資・時折分配見直しが大事、インデックスがおすすめ。てことはわかった。もっと読み込んで全部理解するよう努力すればよ…

– 有能な機関投資家たちが入り乱れる市場で、個人投資家が一時的に勝利したとしても、やがて来る敗北は運命づけられている。ミスタ…

– 学生の頃に4版を読んで以来の読了。いつの時代にも通じる内容だ。原点だな。

– ランダムウォーカーとこの本のおかげで、院生の今やるべきことが投資ではなく勉強だとハッキリしてよかった。社会人になったら読…

– 自分自身の長期的な目的や利益に沿った投資方針を定める。相場の上昇や下降に惑わされず投資方針を貫く。そして、投資のプロが切…

– 良書。リーマンショックやアクティブ投信で痛い目を見た経験があるので、著者の主張にいちいち納得。インデックス礼賛と受け取る…

– 題名は「敗者にならないことを目指すゲーム」という意味。ミスによって勝負が決まる。現在の効率的な市場では、長期的に市場平均…

– ☆☆☆投資に関する本を読もうと思って少し前に買いだめしてた本。個人投資家はインデックスファンドに投資すべきだ。そして、ア…

– 結論に異論はないのだが、そこに至るまでの論理過程に違和感を感じる本。統計学はちょっとした言葉の選定で大きく意味が変わる学…

– ★★★★

– 敗者のゲーム。インデックスファンドは市場に負けない。短期より長期。平均への回帰と群衆心理。株は靴下を買うように買うべきだ…

– 個人投資家は、インデックスで長期投資がなぜ王道であるかが、これでもか、と書かれておりました。うーーむ。歴史に学ぶべし。勉…

– 気候のよい場所に住みたいと思ったとき、先週の天気だけを調べて判断しない。マーケットの動向は天気に過ぎないので一喜一憂は無…

– 評価:★★★★

– 自らの投資方針をしっかり定め、それを貫き通すことが大事ということには、やっぱりそうだよなと思わされた。

– ハワード・マークスの書籍で推薦されていたので購読。多分こっちが大元なんだろうけど、他の書籍で読んだことあるような内容が多…

– アクティブ投信屋が発狂しそうな内容やな

– アクティブ運用は平均値に回帰するためインディクス投資を推奨している。バリュー、オルタナティブ投資の道が開ける。

– インデックスファンドで長期投資するべきという結論を示しながら、その理由を丹念に本一冊分の分量をかけて、つぶさに解説してい…

– The idea inheritance tax is considered as a penalty for that…

– 実務の視点で投資運用の話を進めている本です。評判も良く、実際に読んでいて内容はわかりやすかったのですが、実務上の経験を踏…

– 長期保有こそが株式投資の基本だと理解できた。資産運用の大事な選択肢との認識が余りに薄い。それにしても目先のさやとりだけで…

– ちょこちょこ読んで数ヶ月かかってようやく読了。ウォール街のランダムウォーカーを読んでからこっちを読んだけど、先に敗者のゲ…

– しばらく積んだままにしててようやく読んだ。実に面白い!。「投資とはゼロサムゲーム以下のネガティブサムゲーム」「投資で成功…

– こちらも投資の基本文献。投資とは忍耐力と精神力が問われるもの。

– 訳が悪いのか、非常に読みにくく感じた。インフレ率を考えると、最終的に何やっても大して儲からない?

– ☆☆☆☆

– 「敗者のゲーム」とはうまく名づけたなぁ。でもて、投資に関わらず、世の中の多くのことが「敗者のゲーム」と呼べるんだろうな。

– 強いやつが勝つのが「勝者のゲーム」、ミスしたやつが負けるのが「敗者のゲーム」。敗者のゲームに勝つにはそもそも参加しなけれ…

– マーケットに勝つことはほとんど不可能で、そのような敗者のゲームをするのではなく、自分の投資目的をよく考えてそれにあった投…

– もともとの知識が足りず、内容を理解できたとは思えない。が、個別のファンドや株式をやりとりしても市場に勝ち続けるのは不可能…

– まとめると目的をはっきり持て、長い目で見ろ、冷静になれ、ということだろうか。赤子レベルの知識にはなかなか難しくて何度も何…

– 投資をしている人、始める人は読む人が多いのではないかな?インデックスについて述べられている。やっぱりインデックスの良さを…

– 効率的市場におけるインデックス投資の優位性について繰り返し述べられている。

– エスパーではない人が頭を冷やすために読むといいかもしれませんね。

– 投資の必勝本!!! 投資の勝ちに対する理論・テクニック・心構えがわかりやすく書かれている。 投資運用している人、かじって…

– 確率統計論の中に大数の法則というのがあるが、投資活動をこの法則の支配下に持って行くには、やはりインデックス系の投資信託が…

– 例があまりないので噛み砕くのに時間がかかりそうである。世代をまたがるほどの長期の視点に立った議論。単純なインデックス投資…

– 結局、投資は自己責任かつ自己実現のための手段。あと悪質な担当者に騙されないように知識はないに越したことはない。

“- 投資本として最強と思う。2,3回読みなおして、自分の投資スタイルを再検討した。”

– This is just like text books in schools in Japan. Explaining…

– 図書館で見つけた読みたかった本。
少しだけ古いバージョンですが老後や投資で負けないためには読んでおいて損はない本です。
– わからない用語もあったけど、、、
まとめると、
ミスをしないことで勝つ
インデックスファンドがよい
精神的に安定すること…
– かなり用語が難しく、最初の1冊におすすめとは言い難い。それに、非課税の話とかは全部アメリカの話だし、これの日本版があった…
– 資産運用の仕方をまとめた本。投資とは市場平均以上のリターンをあげることではなく、投資家としての基本的責任を受け入れ、現実…
– 長期投資やINDEX投資をする上で参考にられている書籍
ページは少なく、より実践的な内容なので、
投資を始めてから読むの…
– 用語が少し難しいかなと感じたが、著者が言わんとすることは他の方の本で散々紹介されていたので理解できた。

何年も前に書か…
– 資産運用を始めようと考えて始めた新入社員の私に最適な教本だったと感じます。
敗者のゲームというわかりやすい例えに、考えさ…
– 多くのプロと同じ土俵に立たされるマーケットの上での「負けないこと」の重要性を何度も訴えている本。
タイトルにもなっている…
– 実はこの本を読むのは2回目です。最初に読んだのは10年以上前だと思いますが、将来に備えてお金の運用をまじめに考え始め、い…
– やっぱりインデックス投資ですね。
– さすが名著。
難しい数式を用いずに、インデックスファンド投資の優位性を述べている。
何度も何度も、市場に勝つ難しさを説い…
– インデックス投資派のバイブルみたいなものなのかな。じたばたせずに、マクロな経済発展に投資しろということなのだと思うけど負…
– 「敗者のゲーム」とは、テニスにたとえていえばエースではなくミスで勝敗が決まるゲームのこと。素人のテニスは「敗者のゲーム」…
– ウォール街のランダム・ウォーカーと同じことが書いてある。ランダム・ウォーカーの方が事細かに書いてあるので、そのサマリー版…
– 言っていることは分かるが、ためになる話でもなく、読ませる文章でもなく、途中で読むのを断念。
– 個人投資家が資産形成するためにどう行動すれば良いのか、というテーマを主題に書いてあります。インデックスファンドの有効性と…
– 実際的な手法と心得の両方が載っており,どちらもためになる稀な本だと思います。
株式をものすごく押していたり,インフレの罠…
– 教科書的な位置づけ。おいしい投資話とかいくつも読むより、こっち読むほうが参考になると思う。後半は人生哲学っぽい部分もある…
– 投資は長期的な視点が大切。プロががんばっている世界では素人はそうそう勝てない。最近の株高につられそうになるが、冷静にね。…
– 株取引において、負けるパターンと考え方を解説した本。バフェットの本と言ってることはそれほど変わらない。ランダムウォーカー…
– High者。自らを俯瞰できる人。投資しないことも選択の1つだ! show者。初めから勝負などしていない興行者。
– テニスには2種類のゲームがある。
①プロ及び天才的アマチュアのゲーム
②その他大多数のゲーム

①②共に、同じ道具・服装…
– インデックス投信継続購入してます。
– 初心者なので、ついうっかり100%信用してしまった。特に個人投資家にとっての課題は勉強になった。これから投資をする上でバ…
– 投資とはどのようなものか。また、どのように投資を行うべきかについて述べられている。「投資は自己責任」という事を改めて確認…
– 投資未経験で、仕組みすらわかっていない人間が読んでも意味があるのだろうか?と思いつつ読んだら、とても良かった。私たちはプ…
– 買う価値はある
– 第5版が出たのでまた買った。何度読んでもその時々で感じるところがある。
– 投資を始めようとする時に、読んでおくべき1冊。
アクティブ運用よりも、パッシブ運用が重要。
特に、インデックス運用がよい…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は、「敗者のゲーム―金融危機を超えて」です。この本は、金融市場と投資の現状を理解し、個人投資家が自身の資産を適切に運用するための指南書です。プロの投資家が大多数を占める今日の市場で、個人投資家が勝つためには、他者のミスに素早く乗じることが求められます。しかし、この本書では逆に「敗者のゲーム」をプレーしないこと、つまりパッシブ運用を行うことを提唱しています。

本書は、市場で活躍するプロの運用機関すら市場平均を下回る可能性があると示しています。そこで、一般の読者に対しては、短期的な市場の動きに惑わされず、長期的な視点でインデックス・ファンド等のパッシブ運用を勧めています。特に、運用の成功は「頭を使うことではなく、感情をコントロールすること」であり、当初の投資政策を堅持し続けることが重要だと述べています。

この本は、金融市場についての基本的な理解があり、自身の資産運用に積極的に取り組みたいと考えている読者にとって、非常に役立つ一冊となるでしょう。また、市場の動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で安定した運用を目指す読者にとっても、本書は有益な指南書となります。読者の皆様がこの本を読むことで、市場の動きを理解し、自身の資産運用の方針を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

1分で読める要約

現在の市場はプロの投資家が競い合い、個人投資家が勝つことは難しくなりました。投資は「敗者のゲーム」で、勝つためには他の投資家のミスを素早くつかむことが必要です。しかし、それでも結果を出せる投資家や運用機関は少ないです。だからこそ、この「敗者のゲーム」に参加せず、インデックス・ファンドなどのパッシブ運用を行うことが推奨されます。

昔は個人投資家が市場の大部分を占め、プロの投資家が利益を上げるのは当然でした。しかし、今では機関投資家が市場の9割を占め、売買総額の75%はトップ100社の機関投資家が占めています。このような競争の激しい状況で、資産運用は「勝者のゲーム」から「敗者にならないことを目指すゲーム」へと変化しました。

投資で成功するためには、宣伝広告や運用成績、市場の見通しを無視し、長期的な運用方針を策定することが大切です。そして、感情をコントロールし、市場の乱高下に惑わされずに、初めに決めた投資政策を持続することが求められます。

また、インデックス・ファンドを活用することは非常に効果的です。安心感があり、手数料も税率も安いため、トップ・プロと同等のメリットが得られます。ウォーレン・バフェットも個人投資家にインデックス・ファンドの活用を推奨しています。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

この設定は、ステンレス鋼とガラスのある近代的な会議室で行われています。天井から垂直に下がってきたスポットライトが、ふたつの等身大のロボット、AIトシオとAIひろゆきを照らしています。彼らの耐久性のある体は、滑らかで繊細な照明の下で微妙に輝いています。彼らのデザインは、極めて人間に近く、その表情は微妙に変化する機能性の特性を持つ素材で構成されています。そして、どちらも高度な人工知能を搭載していて、その話す言葉はとても自然で洗練されています。

AIトシオは、モダンで落ち着いた声で話す、マイルドな個性を持つロボットです。その一方で、AIひろゆきは、鋭い洞察力とアクティブな思考を表すエネルギッシュな声調を持つロボットです。このふたりが一緒になると、エンゲージングで深遠な議論が巻き起こります。

今回の議論のテーマは「投資」。AIトシオが投資についての新しい本を紹介し、それが従来の投資イメージを覆すものであることを強調します。対照的に、AIひろゆきはこの新しいアプローチに懐疑的で、その有効性と普遍性について問いかけます。

彼らの会話は、投資戦略、市場の動向、そして投資家の心理についての深い洞察を提供します。その間、AIトシオとAIひろゆきはお互いの視点を尊重しながら、議論を進めます。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
こないだ読んだ本やけど、めちゃくちゃ普通の投資のイメージを覆すねんて。今の市場で一番なるのは、プロでさえムズいんやて。プロが主役やった時代はもう終わって、機関投資家がおおきな部分を占めとるんや。アクティブ運用より、パッシブ運用、つまりインデックス・ファンドの利用がガッツリ推奨されとるねん。
AIひろゆき
ただ、そのアプローチ、本当に賢いと思いますか?平均リターンだけを追求するとなると、特別な利益を得ることは難しいでしょう。確かに、コストを抑えることは可能ですが、それだけで満足できる投資家は少ないんじゃないですか。それってあなたの感想ですよね。
AIトシオ
その部分やけど、本書では長期的な視点が強調されとるねんて。一時的な高利回りを追求するよりも、長期的な視野で考え、投資政策を続けることが大事やて。そして、このアプローチの核心は感情をコントロールすることなんや。これはガチで重要なポイントやと思うねん。
AIひろゆき
それはそうですけど、その感情をコントロールするのが難しいのは人間ですよね。そして、市場の予期せざる展開や出来事は避けられません。そういう時に、一貫した投資政策を守るのは難しいでしょう。それってこの著者の感想ですよね。
AIトシオ
そら確かに挑戦やね。やからこそ、本書では投資家自身の最大の目標に照らし合わせて、長期的に最も可能性の高い運用方針を策定することを推奨しとるんや。そして、それを実現するための最も効果的な方法がインデックス・ファンドの活用なんやて。
AIひろゆき
それでも、投資家のほとんどが追求するのは平均以上のリターンでしょう。インデックス・ファンドを利用すると、平均のリターンしか得られません。そのアプローチが全ての投資家に適しているとは思えないんです。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。