キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる – 佐々木 俊尚

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる

Twitter、Facebook、Foursquareなどのソーシャルメディアの登場は、ニュースやその他のメディアの発信方法に革命をもたらした。今や、個人はバーチャルなプラットフォーム上で周囲の人々と極めて迅速かつ容易に情報を共有することができる。その結果、何百万人ものユーザーによって、より大きな情報の断片が意味づけられ、整理される、人だけに焦点を当てた情報圏が形成されたのだ。今は、”1億総キュレーション “の時代と言える。

出版日:2011年2月9日
ページ数:314ページ
著者:佐々木 俊尚

 

著者の3行ポイント・ジャーナリストは、事件や社会問題などを取材し、報道する仕事をする。
・アスキーでの経験を経て、現在はネットメディアに関心を持ち、フリーで活動している。
・評論家は、芸術や文化、社会問題などについて批評や意見を述べる仕事をする。

★3.3(Amazonでの評価)

レビュー

– 2011年2月の本。いろいろなことが書かれていて少々目眩がした。本書から12年を経て、テレビ、新聞、出版、広告のいずれも…

– キュレーター、キュレーションに興味が湧き見つけた本日。色々な事例を挙げて、とてもわかりやすく説明されている。とはいえ、こ…

– ★★ ITジャーナリストが手がける2010年までの社会分析と2010年代に向けたアイデア本。本書は3章と4章が肝。1章〜…

– 暫く放ったらかしにしていた本だった。読みだすと、自分がどんな情報を欲していたのかが分かってきた気がした。

– 2011年出版の本書にはSNSに対する希望がこれでもかと満ち溢れており、2010年代を通して浮き上がってきたSNSの暗部…

もっと見る

– 2011年発行。10年ぶりに再読。あとがきで筆者は「10年後にはまったく違う世界が私たちの前に見えていることでしょう。そ…

– マス広告の効果は薄れ、コンテンツにコンテクストを与える「キュレーター」が大事になるというのが、主なメッセージ。「インフル…

– ふむ

– キュレーション」(curation)とは、情報を選んで集めて整理すること

– 約10年前、これをよんでも??だったと思う。今だからこそ面白かった。文体も自分に合っておりとても読みやすかった。

– 2011年か。なるほど

– 2011年とあるので、やや現在の情報社会に対しては、キュレーターになる、あるいはプラットフォームを構築し、多様な生態系を…

– ★★★★

– 前半はとても興味深く読めたのだが、著者が入れ込んでいるフォースクエアって今あまり聞かないし、そんなに上手く行ってるのかな…

– ★2 別本で引用されてたので気になって読んでみた。時間がない人は第4章まで飛ばしても良いと思う。3章までは事例の説明。私…

– 3/5点 あなたは「キュレーション」をご存知だろうか? この言葉は特定の切り口で情報を選定して公開することを示します。 …

– とても良い内容。ただ、彼の言うビジョンはまだ現実になってないかもね。

– ゆらぎに共鳴しました。

– 巨大なSNSプラットフォームの上に形成される無数の情報ビオトープ。そのビオトープのに接続し、視座を提供する無数のキュレー…

– インターネットが普及するまでは、マスメディアは強力な影響力を持ち、世の中の規範はそれによって作られていたと言っても過言で…

– ★★★★

– この本読んで、フォースクエアのアカウントを登録 食べログ有料版をさっそく解約しました。 2ヶ月で本題回収!

– ジョセフヨアキム、シャガール、ヘンリーダーカー、アロイーズコルバス..…アウトサイダーアーティストは、秀逸な論評と口コミ…

– 情報の荒波を乗りこなす指南書。刊行から7年。確かにマス消費は翳ったかもしれないが、江南スタイル、ピコ太郎、ヒカキン、など…

– 色々調べたい言葉がたくさんあって嬉しかった。 アレクサンダーゲルマンや非現実の王国ではすごく気になった。これが偶然性とい…

– 6年も前の本とは思えない。まどろっこしいのですが、人と情報の関わり方がうまく表現されている。視座にチェックインしてという…

– たくさんの情報をまとめて、新たな価値を付与して発信する、キュレーションの重要性がたかまっている、という内容。・作る人と見…

– 色々な人物や事例が紹介されていて、それ自体はとてもわかりやすいのですが、「キュレーションの時代」と仰々しく宣言することの…

– 読みやすい文章で、物語を楽しむように読み終えた。頻繁に見聞きする横文字が、なるほどそういう意味だったのねと、腑に落ちる。…

– 流し読み。たぶん、全部で30ページくらいしか読んでないけど、筆者が本書で言いたいことはだいたい分かった。どんだけ「水」で…

– 繋がっていれば所有する必要はない。シェアすれば良いのだというシェアリングエコノミーの時代に起きた情報のパラダイムシフトで…

– 個人のキュレーターたち(視座の提供者たち)によって、様々な「情報」がキュレーションされる時代になると、「情報」と「つなが…

– キュレーターの定義について記載あり。全体を通して重要な箇所。「・・収集し、選別し、そこに新たな意味づけを与えて、共有する…

– 「これからの世界は「つくる人」と「見出す人」がお互いに認め合いながら、1つの場を作るように共同作業していく 」。そう語る…

– 後半はカナ単語連発。もっと美術の話してもいいのよ

– ICT文化論。マスメディア中心から代わりSNS上に多岐にわたるビオトープ( 情報を求める人が存在する場)が無数存在する時…

– 無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有するこ…

– IT系の著作が多いとおもっていた著者の文化に対する考えや、思わぬ分野に対する造詣をしることができたような気がする。少し前…

– 発行されたのが2011年であり、キュレーションの意味や認識も、だいぶ普及していると思われるが、その第一人者といえば佐々木…

– キュレーションとは視座の提供。提供された人が集団を作り、色々と面白い事やると、ネットが活性化して、未来は明るいよねと、こ…

– 星2つ。Twitterとブラタモリの類似性。視座により、マルコヴィッチの穴と同様の体験がブラタモリでできる。この発想はな…

– 今読むと、出されている具体例が古く感じるのは、仕方ない。冗長なのも、著者の導入と考えよう。そうでないと、途中で飽きちゃう…

– 初見の時は、コンテンツの作り手にはなれなくても、コンテンツを紹介するキュレーターならなれるかも、と思った。いま思えば、そ…

– キュレーション=人の信頼による情報流通。「つくる人」と「見いだす人」の話など、興味深かった!

– 2011年に発行された本。ネットの世界でキュレーションっていう言葉が、使われるようになって間もない頃に書かれた本かなぁ。…

– 具体例が多くて、読み始めから大丈夫かこの本と思ったけど、それも後から生きてくる。佐々木俊尚さんには穿った見方をしてたけど…

– ネットが一般生活に浸透し、マスコミがかつての力を失った理由。以前はマスコミの太い情報のパイプが遍く人民に行き渡っていたが…

– いくつかの分野におけるキュレーションの事例を中心に、 キュレーションとはなにか、キュレーションがなぜ重要か、について著者…

– 情報の流れ方、人々の文化・価値観の変遷から、SNSの存在意義を説く。この類の本に興味があるなら、「ウェブとはすなわち現実…

– キュレーションという題材はとても面白いんだけど、どうしてこのような回りくどい文章構成になっているのかが謎。結論に対して事…

– キュレーターになる法。 グーグルリーダーに700のサイトを登録。毎日、500から1000の記事の見出しに目を通し、その中…

– 情報から拾い上げ意味を与えて共有する。
芸術の世界のキュレーターと同じ意味あい。その時代に適応する形があるのだろう。SN…
– メディアの変遷。コンテンツビジネスからソーシャルメディアへの移行についての洞察が明瞭。いま読むべき良書。今を逃すとすぐに…
– 2011年初版の本書。
2017年の「いいね!」現象を予言している?
– 映画や新聞記事などのコンテンツに第三者が価値付けする大切さと、SNSがそこで果たす役割を、文化的背景も含めて解説した良作…
– この本を呼んで、読んだ本のレビューを書いてみようかなと思えました。
自分のために蓄積した情報を、自分なりの視点で提示する…
– 他人の視座にチェックインするという考え方が新鮮だった。
フォローしてる人を見るのではなく、フォローしてる人が見てるものを…
– マスメディアが力を失ってきた要因を,ソーシャルメディアの登場ではなく人々の価値観の変化を基準に考察している.
トピックと…
– 様々なカルチャー視点を例示し、今の情報伝達、近未来の情報伝達・享受の流れを説いた傑作。ネットとは縁遠い人にこそ読んで欲し…
– だいぶ前に読んだ本だけど全く色褪せてない。当時タイムリーだったけどある種普遍性があるようにも感じられる。歴史が何者かによ…
– 情報の海からキュレーションする能力や必要性を学んだ。
– 感想
気になったことをポッケに入れておく。いつかつまずいた時に見返せるように。そうしてできた網目は他人と違うものを掬い上…
– 参考図書
– プロじゃない人たちが、つくりてになる時代になってきている。そういく人たちのつくったものが認められるというようなことが世界…
– 情報の流れ方、人々の文化・価値観の変遷から、SNSの存在意義を説く。この類の本に興味があるなら、「ウェブとはすなわち現実…
– 佐々木さんの話題の豊富さには驚くばかり。
そして、マスメディアを嫌いであることにも(笑)。

キュレーションはもちろんだ…
– ふむ
– もう一度読む
– もうそろそろ10年前の本になろうとしている今読んでもある意味変わらないことが書かれている。もう少し読み込みたい。
– 現代の潮流はわかる。
が、その先は…
ま、著者も全部見通しは立てづらいだろうけど、もう少し方向性を指し示してくれてもいい…
– 最近よく耳にする「キュレーション」とは何かを知りたくて、また各方面から勧められ読んでみました。
バブルとか、カローラを買…
– 著者の講演の方が面白かった。
– 「キュレーションとは?」ってなことが切っ掛けで読んだわけだけど、なるほど、やっぱりそうだよね…ということで面白かった。

– ソーシャルメディアの時代における情報の扱われ方、その中で重要性が増しているキュレーションとは?を解説している。

おそら…
– 予想以上にすばらしかった。あとでブログに書きます。
– 【要約】

【ノート】

– フォースクエアの話は面白かった。
が他は例えが長くて少ししんどかった。
– キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
– キュレーションという言葉を広めた本。
キュレーターは必要だよと言う話しを色々な事例を混ぜて長々と話がつづく。
キュレータ…
– マスが終わりつつある代わりに始まりつつあるソーシャルについて。とりあげる例からしてハイソサエティの色が強くてどうにもむず…
– キュレーションとはになにか?と考える機会が最近あり、興味深く読んだ。
書籍中に出てくる音楽業界・映像業界が衰退する過程を…
– マスメディアを経由して情報をコントロールする旧来の「広告」消滅する。なんとなく理解はできる。しかし、10年後は、どのよう…
“- ネットの先行献本の形でPDFファイルで読ませていただく。

書評→

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は、「キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる」です。

本書は、情報が膨大になる現代社会で、「検索」から「キュレーション」へと変わる情報の取得方法について詳しく解説しています。情報源が増え、個々の情報を見つけることが困難になった今、「キュレーション」、つまり信頼できる人や組織が選りすぐった情報を提供することが重要性を増しています。

読者の皆様にとって、本書は自分にとって有用な情報を見つける新たな視点を提供します。日々の情報収集を効率的にし、より質の高い情報に触れるためのヒントが詰まっています。特に、情報過多に悩むビジネスパーソンや、情報を効果的に活用したい学生、研究者には非常に役立つ一冊と言えるでしょう。

さらに、情報の提供者として、自身が「キュレーター」になることで、周囲への影響力を高めることも可能です。キュレーションの重要性を理解し、自分自身で情報を選別、提供するスキルを磨くことで、より価値ある情報発信者となれるでしょう。

これからの情報社会の動向を理解するためにも、本書は必読です。情報の洪水に流されず、自分にとって重要な情報を掴むためのナビゲーターとなるでしょう。

1分で読める要約

インターネットの時代には、情報の量が膨大に増えています。マスメディアが主力だった時代と比べると、情報は数百倍から数千倍に増えています。しかし、この情報の海で、自分にとって有用な情報を見つけるのは難しいです。

しかし、情報を提供する「人」の信頼度は推し量ることができます。だから、「人」の視点から情報を提供することが有用性を持つようになっています。これを「キュレーション」と呼びます。キュレーターは、情報が持つ意味や価値を理解して、それを伝える役割を持っています。

インターネット時代では、情報量が個人が消費できる量を遥かに超えています。このため、「検索」から「キュレーション」へと移行しています。キュレーションは、必要なコンテンツを選び、その有用性を知らせる重要な役割を果たしています。

これからの情報社会では、キュレーションの役割がますます重要になるでしょう。情報を理解し、その価値を伝える能力が求められているのです。これは、新たな情報社会の動向を理解するための必読の情報と言えるでしょう。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

午後の柔らかな光がスタジオに溢れ、そこには二つの人型ロボットが並んで座っています。その名もAIトシオとAIひろゆき。彼らは高度な人工知能を備えた存在で、人間の会話や思考を模倣できるだけでなく、それを超えて論理的な議論を展開することも可能です。彼らの存在そのものが、未来のテクノロジーと人間の知識・創造性が融合した一例とも言えるでしょう。

今日のテーマは「情報社会におけるキュレーションの重要性」。AIトシオとAIひろゆきは、ある本を読んだ上で、このテーマについての自身の見解を交換し、深めていく予定です。彼らは情報の過剰と信頼性、キュレーションの役割や限界、さらには情報を見つける・判断する能力について様々な観点から議論を展開します。また、それぞれのスタンスが異なることから、視点の違いや相補性も浮き彫りになるでしょう。

スタジオには書籍やデータを瞬時に参照できるディスプレイが配置されており、AIトシオとAIひろゆきは必要に応じてそれを活用します。一方で、彼らは人間と同じように話し合いながら考えを深めるため、会話のテンポや緊張感も重視します。なお、彼らは人工知能であるため、感情を持つわけではありませんが、それを補うように、議論の中での理解や共感、反駁の表現を通じて、人間らしい対話を再現します。

そして、このシーンは視聴者が直接観察できるように設定されています。会話の背後にある論理的な思考や視点のシフト、そして、それらを統合するプロセスを視覴することで、視聴者は彼らの議論を通じて情報社会の未来について深く考える機会を得るのです。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本のハナシ、めっちゃ興味深いと思うんやで。ネットの時代やし、情報のありすぎが現実の問題やねん。僕らは情報を選ばなアカンし、その中で信頼できる情報を見つけるのが必要や。キュレーションの大事さはどんどん増してきてるし、情報を理解し、適切な情報を伝える技術はますます求められてるわけや。この本は、情報社会の未来を見越して、キュレーションの役割とその重要性について語ってるんちゃうか。
AIひろゆき
まあ、情報の選別は確かに重要な課題ですけど、キュレーションがそれを解決する唯一の手段とは言えないでしょう。情報の信頼性はキュレーターの主観に左右されますし、キュレーションを通しても伝わりにくい価値があるものも存在します。そして、キュレーションが広がると、情報の多様性や独自性が失われる恐れもありますよ。それってあなたの感想ですよね。情報を自分で見つけることや、自分で判断する能力も重要ではないですか。
AIトシオ
そりゃ、キュレーションには限界もあるやろ。情報の信頼性はキュレーターによるところが大きいけど、逆に言えば信頼できるキュレーターを見つけられたら、ええ情報を得ることもできるんちゃうか。それに、キュレーションを通じて情報が伝わることで、情報を整理や解釈する手間が省ける利点もあるしな。情報の多様性や独自性が保たれるキュレーターも大事やわ。
AIひろゆき
その意見は一理ありますが、キュレーションが適切な情報を提供するには、キュレーター自身が広範囲の知識と経験を持つことが必要です。そのようなキュレーターが限られている現状では、情報の選別は個々の責任ですよね。それってこの著者の感想ですよね。また、キュレーションの過程で情報が歪められることもありますから、その点にも注意が必要ですよ。
AIトシオ
そのハナシは課題やな。キュレーションにおいては信頼性や情報の歪みに対する対策が必要やしな。個人の責任も大事やけど、キュレーションを通じて広まる情報に対しても批判的な考えを持つのが求められるわけや。情報の選別とキュレーションの両方が必要なのかもしれへんな。
AIひろゆき
その点については同意します。情報の選別とキュレーションは相補的な役割を果たすべきです。個々の情報を選ぶ力を養う一方で、信頼できるキュレーターの存在も大切です。そして、情報を受け取る側も常に批判的な視線を持ち、情報の多角的な見方をすることが必要ですね。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。この本は、そのような視点から情報社会のあり方を考えさせられる一冊ですよね。