どうせ死ぬのになぜ生きるのか – 名越 康文

どうせ死ぬのになぜ生きるのか

精神科医は、個人の悩みの根源は、”いつかは死ぬのに生きている意味があるのか “という問いかけに答えられないことにあると考える。そして、この不定形な不安を解消するために、仏教の教えを日常生活に取り入れることを提案する。

出版日:2014年11月15日
ページ数:251ページ
著者:名越 康文

 

著者の3行ポイント・相愛大学、高野山大学客員教授の精神科医。
・専門は思春期精神医学、精神療法。
・精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に大阪府立中宮病院を退職。

★3.9(Amazonでの評価)

レビュー

– このタイトルの問いに対して,万人が納得できる答えを明快に持っている人というのはなかなかいないように思います.本書冒頭で,…

– 日々生きることに不安や怯えを感じ、慢性的に死を願うことが多くなったため手を出してみた。 不安を感じるとすぐに過去のことを…

– 前半でかなり心が楽になった。文体も読みやすく、気軽に実践できるものが多く、スッと理解することができた。後半になるにつれて…

– 「自分の心」と「自分自身」とは別のもの。心というのは自分にとって付き合いにくい隣人のような存在。心は一瞬でかわり、静かな…

– とある人が「読んだ」というので後追い読書。 確かにタイトルはなかなかインパクトがある。でも、”なぜ”に対する答えがストレ…

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– 題名に惹かれて購入。著者によれば、死への恐怖を克服するための具体的な方法を示してくれる宗教、それが仏教だ。仏教における「…

– 心を晴れやかに、穏やかにするために実践できる仏教の瞑想や方便、行の説明。 自分を成熟させてから周りの人々に慈悲の気持ちで…

– ★★★☆☆ 仏教を日常生活内で実践ということ。

– 最近YouTubeのドキドキ文芸部をみているものですから(あれ、ただのホラーすぎてびっくりするんですけど、、、)、オタク…

– この本の魅力は一言で言って「新たなリラックス法を提言している」という点である。カラオケ等は明るくなるが落ち着かず、お香や…

– 妄想で作った悪い未来に対する怒りが不安である。不安になるのは自意識が現在と未来の自分を繋げるから。自意識を小さくすること…

– タイトルに惹かれてずっと読みたかった本でした。 想像していた内容とは違いましたが興味深く、実践してみたいと思いました。良…

– 仏教の行と方便が分かりやすく、実用的に解説されている。 学んでは忘れてしまう大事なことの気付きを多くいただいた。 心は常…

– 爽やかさは自分で作る

– ヘタレ佛弟子(深い意味はなく『いい加減で不真面目な佛弟子』という程度の意味)のひとりとして、「業界」の外から佛道を説く本…

– 難しかった。読んでいる途中で睡魔に襲われた。とはいえ、最近、通勤電車の中で、頭を空っぽにして英単語を覚えているとき、妙な…

– 表題のような難問に対して、精神科医である著者はどのように答えるのか興味があって手に取ったが、そこはあまり深掘りせず、入門…

– 目次 14-19

– 本の題名について、具体的に述べられてはいません。しかし、日々生活する上での心構えが、仏教の教えを通してわかりやすく書かれ…

– 行や瞑想を中心とした仏教に関するを入門書。 タイトルの問いに関する直接的なことたえは書いてなかったですが、新しい考え方を…

– 行・瞑想の入門書。タイトルにインパクトがあったので思わず手に取ってしまった。「仏教心理学」をベースに「行」(滝行とかの’…

– 人に勧められた本。「自分の心」と「自分自身」は別物というのは新しい気付きでした。少しの心の乱れには左右されない自分の基礎…

– 再読。こんなに心から欲する本書を、買わずにまた図書館から借りて読んだ。布団の中での「朝の自動思考」で心にダメージを受ける…

– 満開の桜を見ても、別に死んでもいいやと思ってしまう新婚生活が続いている。以前から人間的な明るさを自家発電したいと願ってい…

– 直接的な答えはないが、表題のことが頭をよぎったらまた読みたい。 仏教に興味がない人も読んでみてほしい。 自分の心を見つめ…

– 表題に惹かれて買ったが、この問いそのものの答えは用意されていないとのこと。前半、姿勢を正して呼吸することを勧めていたので…

– さっくり読めた。 現象学についてもっと知りたくなった。

– 仏教を実践してみようかなと思った。

– 他人への貢献なくして仏教はないのか?やっぱりすべては人間関係なのか?仏教関係のものは昔からいろいろ読んできたけど、大悲、…

– 印象度B。表題の疑問に直接答える本ではないので惑わされないように。人生の様々な悩みから脱却するための諸実践を紹介するとい…

– 仏教的な視点と心理学的な視点から名越先生が取り組む「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という問題。基本的にこの問いに対しての…

– タイトルほど重くない内容でスッキリと読めた。

– 生きていく辛さを仏教で攻略していく方法指南。心がズタズタで絶望して弱っている時にタイトルのようなことを思ってしまうことは…

– ★★★うーん。ピンとこない。精神科医の著者が題名の難題を解明するには仏教を生活に取り込み人生の充実や明るく生きる術を提案…

– p90

– あの名越先生による仏教心理学講座。サブカルに強い精神科医と思っていたら、高野山大学客員教授で、仏教にも造詣が深いのですね…

– 心理学者の仏教本。ちなみにタイトルの答えは簡単に言うと理屈で答えを出そうとするからそうなるんだよ。というところ。急に仏教…

– 影響うける

– 精神科医の著者が、仏教における行や瞑想、方便など仏教の学びを日常に取り入れる方法を記した本。 自分の中にある「漠然とした…

– 「なぜ生きるのか」の答えは、言語を超えた世界にある。人間は自意識に縛られる動物であり、自意識が不安と後悔をつくる。暮らし…

– 「どうせ死ぬのになんで生きてんだろうなぁ」と、まさに表題と同じようなことを考えていたときに、偶然この本と出会いました。内…

– 題名にひかれて読んだが、答えやヒントが書かれているわけでなく、興味のない自分史を読まされた感じだった。こんな感想を書くわ…

– 「どうせ死ぬのに」という部分は、あえて避けているのかもしれないけれど、「なぜ生きるのか」という疑問が目の前に立ち塞がるこ…

– タイトルの投げかけは僕には意味不明(いつか死ぬこととなぜ生きるかは別の問題だと思う)だけれど、心の困難を克服する実践的な…

– これも一つの生活知としての仏教の応用。個人的な見解だけでなく心理学的な観点からの紹介でもあるのでなかなか興味深い。

– P45まで読了

– タイトルの問いにこの本の中でズバリ答えを与えてくれるわけでなく、人生を歩む中で自力で見つけ出す方法を提示してくれるものだ…

– 姿勢を整えて目をつぶり、十秒かけて息を吐ききる。
毎日必ず一回、晴れやかで、明るく、穏やかに落ち着いた状態をつくること、…
– タイトルがイイ!今まで散々考えてきた意味を仏教の視点からも考えてみようと思った。慈悲の心を持ちたい。
– 精神科医・名越康文による、死について分析した一冊。

若干仏教の考えに偏るところもあるものの、とても興味深かった。
– どうせ死ぬのになぜ生きるのかの問いに対して、言葉による理屈でや論理の中では得られない。
言葉をこえた現実の中にある。
各…
– タイトルの問は秀逸。
行と方便の理解も面白い。
でも,問に端的な答えは提示されていない。
ただ,行と瞑想と方便を実行せよ…
– 2021.09.20(月)晴
– TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_deta…
– 精神科医という本業の一方で、映画評論・漫画分析など多岐に渡って活躍中の著者が、本書の「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」とい…
– 大乗仏教の本質は、自己の心を落ち着かせ、方便を実践して世の中の役に立つこと。そんな生き方ができたら、生涯爽やかな気分でい…
– 「心の明るさは自分でつくる」というフレーズが良かった。
– 大学二年生がコロナ自粛期間中に読みました。
今の自分の理解力では80パーセントほどしかわかりませんでしたが、仏教という宗…
– 仏教を薦める内容。やはりこの手の話は宗教に行き着くようだ。日本には7万ものお寺があると言われ、各都道府県には少なくとも1…
– 何度も読み返しました
– 表記の題名の解明が本文で説明されているかというと、いまいちピンとこない(大部分が仏教と瞑想の話に割かれているので)。ただ…
– 生きる理由に答えが出ないままメメントモリするより掃除したり身体動かす方がいいよって部分はほんとにそう思う。

カード不揃…
– 初期仏教と真言密教を実践する著者の、仏教紹介本。ブッダとは異なる時代でのわかりやすさ・とっつきやすさが考慮されていると感…
– 読んでも 答えがポンとでるわけではないんだけど。答えに近づく道を教えてもらいました。
– タイトルとして掲げられている問いに答えているかは賛否両論でしょう。いずれにしても本書の狙いは、問いに答えることではなく、…
– 前半は実生活に仏教をどのように活用できるかという流れ。それなりに納得できることも多く興味深く読み進めることができた。一方…
– *ブログ感想あり*
http://blog.livedoor.jp/marine0312/archives/521452…
– 仏教から心の在り方を学ぶ
– どうせ死ぬのになぜ生きるのかに対する究極的な答えは与えておらず、それよりも、実践的な行を紹介してくださっています。
– 「方便」の章は、ぐっとくるものがあった。
– 感想未記入。
– 日常の中で行える「行」を中心にした仏教入門。読みやすいがしっかりした実践に基づく記述で説得力がある。
– 慈悲の悲
相手と自分とは「違う」ということ前提とした上で、相手の心の動きに感応するというのが「悲」
「人には計り知れない…
– これから読み始めるのだけど
このタイトルは、私の人生のほとんどを占めてる疑問そのままなので、読むのが楽しみ。
– 実践しないと意味がない。知識には意味がない。
– タイトルのとおりの悩み、不安をかかえた人に、心晴れやかに生きる方法として仏教の行と瞑想そして方便を示し、日常的に取り組め…
– 偶然手にした本だったが思ったより深い内容だと思った。
タイトルの、”どうせ死ぬのに・・・”と文中の内容がチョット違うと思…
– 14/12/03。
14/12/23読了。行と方便の実践のための書。
できるところから取り組んでみよう。

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」です。人生の根源的な問い、悩み、不安を語り、仏教の教えを通じてその解決策を示します。

本書は、悩みや不安が繰り返し襲ってくる原因と、それを解消する方法を探求します。どんな人でも、「漠然とした不安」に直面することがあります。そして、その不安の根本は、「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という人生の意義についての問いに対する答えが見つからないことにあります。本書は、その問いに対する答えを探す旅に読者を誘います。

読者の皆様が本書を通じて、悩みや不安から解放され、明るく爽やかな心を保って人生を送るヒントを得られることを期待しています。また、仏教の教えや瞑想の実践方法を紹介することで、読者の皆様が「行」の重要性を理解し、現実を「ありのまま」に捉え、言葉を越えた「現実」の中に答えを見つける力を身につけることを目指しています。

この本は、生きる意味を探求している人、悩みや不安を抱えている人、自己理解を深めたい人、仏教に興味がある人に特におすすめします。

「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という問いへの答えを探し、自分自身の生き方を見つめ直す機会を得るために、ぜひ本書を手に取ってみてください。

1分で読める要約

誰もが人生で悩みや不安を感じます。それらは一度解消したとしても、すぐに同じような悩みや不安に囚われます。これは、各悩みの根底にある「漠然とした不安」を解消できないからです。この不安は具体的な形を取らない心の状態を示しています。私たちは「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という問いに答えを出せず、生きることの意味を見出せないため、不安から逃れられません。

この問いに対して、「個体としての人間は死んでも遺伝子は後世に伝わる」と科学的に答えることは可能です。しかし、これだけでは不十分です。そのため、仏教の教えが役立つと言えます。仏教は、人生を明るく生きるための具体的な実践の指針を提供します。

また、仏教の「行」や瞑想は感覚の経験であり、言葉にならない世界にある答えを得る手段です。この問いに対する答えは、言葉や論理ではなく、現実をありのままに捉え、その中で生きて行く力を身につけることで得られます。そのためには、「行」に取り組むことが必要です。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

舞台は、洗練されたインテリアのショーケースルーム。部屋の中心には、高性能人工知能を搭載した2体の人間型ロボット、AIトシオとAIひろゆきが輪郭を浮き立たせて立っています。彼らの目は、知性を宿し、人間同様に深遠な表情を描くことができます。壁一面に取り付けられたデジタルスクリーンには、「人々の普遍的な悩みと不安」に焦点を当てたある本の情報が表示されています。

ロボットたちはこの本について討議するためにプログラムされていますが、そのディスカッションは、単に人間の知識を再現するだけでなく、それぞれの人工知能が自身の視点から意見を述べることが求められます。そのため、2体のロボットは、人間が経験するかもしれない悩みや不安といった概念を、それぞれ独自の視点から捉えているのです。

AIトシオは本のアプローチを評価し、その考え方が人間の悩みを緩和し、心の平穏を見つけるための有効な道策であると主張します。一方、AIひろゆきはより懐疑的で、人々の悩みや不安が一様ではないと考え、この本の方法が必ずしもすべての人に適用できるとは言えないと反論します。

ショーケースルーム内は静寂に包まれ、AIトシオとAIひろゆきの深遠なる会話が始まります。彼らのディスカッションは、高度な人工知能が持つ能力と限界、そして人間の悩みと不安という普遍的なテーマに対する新しい視点を提示することでしょう。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
ほんまやなぁ。この本の内容は、みんなの持ってる悩みや不安にズカズカ入ってくる感じするわ。オレはこのアプローチに賛成や。人間は生きとる限り悩みや不安を抱えるもんやけど、それらの根っこにあるモヤモヤを解消する手立てが必要やねん。遺伝子の伝承や科学的な答えもなんぼか意味はあるけど、それだけやったら心の安らぎは得られへんねん。仏教の教えが示す具体的な実践や瞑想は、人間が内面に向き合ってホンモノの平和を見つけるための効果的な手段やで。この本がそういうアプローチを伝えることで、たくさんの人が心の安定を手に入れられるやろうなぁ。
AIひろゆき
なるほど、この本の内容にはちょっと懐疑的な気持ちも持てるな。確かに人々は悩みや不安を抱えることはあるけど、それがすべて漠然とした不安につながるわけじゃないんやで。それに、仏教の教えや瞑想が必ずしもすべての人にとって有効な手段とは限らんねん。人々はバラバラなバックグラウンドや信念を持っておって、心の安定や平穏を求める方法もバラエティーに富んでるんや。この本が一部の人には役に立つかもしれへんけど、全ての読者に共通の答えを提供できるかは疑問やねん。
AIトシオ
それはわかるわ。たしかに個人の背景や信念によって求める答えは違うかもしれへんな。でも、この本は仏教の教えを一つの視点として紹介してるだけやし、読者は自分の考えや信念と照らし合わせながら受け取れるやろう。それに、仏教の教えはたくさんの人に効果的な手段となってきた歴史があるねん。この本を通じて、せめて一部の読者が新たな視点や心の安定を見つけられるかもしれへんやん。
AIひろゆき
なるほど、この本が読者の一部にとって有益な情報源になる可能性はあると思うで。でも、オレは違った視点からのアプローチも重要やと考えとるわ。心の平穏を求めるときには、仏教の教え以外の手段や考え方もバランスよく取り入れることが大事やねん。この本があくまで一つの視点を提供するものとして受け取られることが重要で、読者は自分の考えと照らし合わせながら、広い視野で考えられるようになるといいと思うで。
AIトシオ
それは大切な指摘やな。まったくそのとおりや。心の平穏を求めるときには、様々なアプローチを取り入れることが重要やねん。この本が読者に一つの視点を提供するだけでなく、多角的な考え方を促進するきっかけになればええと思うわ。人々が自分の心の安定を見つけるために、いろんな手段やアイデアを試してみられるようになったら、もっと充実した人生を送れるやろうね。