人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
出版日:2015年3月11日
ページ数:263ページ
著者:松尾 豊
・2002年に産業技術総合研究所研究員として、2005年にはスタンフォード大学客員研究員として活躍。
・人工知能学会からは論文賞、創立20周年記念事業賞、現場イノベーション賞、功労賞の各賞を受賞している。
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– 人工知能について入門的な内容がまとまっている 初期の人工知能から深層学習まで広く解説されているためこの分野の入門書として…
– 2023年17冊目。ディープラーニングが人工知能の歴史において大きな意味を持つ。特徴量を抽出できる。
– 人工知能研究の難問、特徴表現獲得問題の突破口がディープラーニング。著者含めこのアプローチが良いと考えていた人は多かった中…
– 人工知能と聞くと、SFに出てくるなんかすごく頭のいい知性を持った執事みたいなイメージがぱっと思い浮かぶし何なら固有名詞も…
– 上限値と期待値を分けて理解する/ 生物を真似したいと思っても、必ずしも生物と同じようにやる必要はない/ 機械学習…サンプ…
もっと見る
– 人工知能の仕組みについて詳しく書かれた本。少し自分には難しかったです。G検定取ってみよかな
– 215「人工知能で引き起こされる変化は『知能』という、環境から学習し、予測し、変化に追従するような仕組みが、これもまた人…
– この本が書かれた時期を考慮して読むと、より理解が進むように思う。ディープラーニングに至るまでの技術の進歩の歴史が詳細に書…
– 人工知能が暴走して人類を驚かすような未来はこない。むしろ軍事応用のほうが脅威。ディープラーニングにより、コンピュータ自ら…
– この本が一番おもしろい。 人工知能とはプログラム自身が学習する仕組みのこと。学習と言うのはある事象についてそれが何かを認…
– 人工知能を知ることにより如何に人間の脳が驚異的な働きをしているかが分かった。私の言葉を理解し質問に答えてくれる人工知能は…
– タイトルやカバーの雰囲気から「DeepLearningの流行に乗っかった一般人向けのAI礼賛」または「AIによって仕事は…
– 2015年本。AIは3段階ブームがあり、氷河期がありながらも研究が続けられていった結果の現時点が描かれている。AIに仕事…
– めっっちゃくちゃに面白い!!! 松尾先生の熱い思いと、的確でわかりやすい説明が同居している。 目から鱗の情報もいくつもあ…
– 人工知能のこれまでとこれからがよくわかる本です。期待していた内容とは違いましたが、これはこれで勉強になりました。読みなが…
– 2015年に書かれた本だが2022年に読んでも最新と言える情報と網羅性。人工知能について読むならこの一冊。第一次AIブー…
– ★★★
– 人工知能の概略を、今までの人工知能ブームの歴史と、最近脚光を浴びているディープ・ラーニングに焦点を絞って説明している。良…
– すごいわかりやすかった。カナダのトロント大学のディープラーニングのやつはすごく感心した。
– 途中まで読んでて気づいたら数年積んでた。最近続きを読み直して今読み終えた。 人工知能の仕組みはもちろん、過去のAIブーム…
– なんかとてもありきたりな感想だけど、「わかりやすかった」とストンと言える本。書かれたの少し前だし、今読んで古くないかな……
– 【☆☆☆★★】人工知能の歴史と現状、今後の進展をざっくりと学べる本。ディープラーニングも仕組みを知れば簡単な演算だけで実…
– ディープラーニングの表層を知ったつもりになれる本。今はそこそこの知識を持っているからうんうんすらすら読み進んだが、この本…
– 人工知能はそこまで来ている。もっとせめて理解を深めておかなければ企業は生き残れない。
– ◆2014年刊行。著者は東京大学大学院工学研究科准教授。◇図。◆人工知能ブームはいかに生じたか?。最近では、将棋のプロ棋…
– 主に日本における人工知能のこれまでの研究の歴史、トレンドのその革新性、人工知能の描く未来を概観する本。2015年時点の内…
– 人工知能の発達により職がなくなるんじゃないかとか、そういった漠然とした不安は、無知だからこそ出てくるのだなと改めて実感。…
– 人工知能は人間を越えるのか。部分的に言えばもう超えているものもある。そもそも記憶できるデータ量なんてまったく違う。どの域…
– G検定の勉強前に読んでおくと良いと見たので。確かに先に読んだおかげで勉強の内容がすっと入ってくる。
– audible聴読、G検定勉強に向けての知識付けが目的。3回のブームを軸とした人工知能の進化の過程が解説されている。ディ…
– AIに興味があり関連書籍を多読しているうちの一冊です。
– 人工知能について初心者向けに解説されており、内容はわかりやすく書かれている。特徴表現学習を行なうディープラーニングがブレ…
– 人工知能の日本のトップ研究者である松尾豊先生が人工知能とは何かを初心者でも分かりやすいように書かれていた。 第1次AIブ…
– 人工知能とは何か、今後の社会への影響は何か、素人にも分かりやすく解説されている良書。
– AIのことを知ったのはドラクエ4がきっかけ。わくわくしたけど使い物にならなかった。最近ではAIでなんでもできる、仕事がな…
– 最近機械学習を勉強し始めたので、そもそも人工知能とは何なのか?機械学習とは何なのか?という概要を掴みたくて読んでみた。一…
– 人工知能の技術について、歴史を振り返りながら丁寧に解説している。とてもわかりやすい。 そして今後の人工知能の発展(分野や…
– 無機物に有機物(ヒト)の振る舞いをさせようとする過程で、より有機物の理解が深まり、更に分からないことが増えますね。自由意…
– 「AI効果」という言葉を初めて知り、面白い現象もあるものだなと思った。※かつては人工知能と呼ばれていたが、実用化され、ひ…
– 図書館本。人工知能(=AI)が出来ること出来ないことについてもう少し知っておきたいと思い本書を読む。人工知能と言っても、…
– 第1次〜第3次までのAIのこと。簡単な数式の処理に始まり、人間を超えることはないとされたが、膨大なデータ処理で将棋など人…
– kindle にて読了。松尾豊先生の書籍と言うことでG検定のテキストに基本的に重複。機械学習、人工知能の概要を理解したい…
– 人間の知能は原理的には全てコンピュータで実現できるはずだということ、特徴表現をコンピュータ自らが獲得するという課題にディ…
– 易しく理解できるように書いてあってよかった。 機械が人間を支配する日が早く来るのではないかという恐怖を持っている人が多い…
– 再読 (2回目)。ニューラルネットワークの誤差逆伝播法やディープラーニングの説明が平易で分かりやすい。
– 2015年の本だったけど今も予想されているような発展をたどってるのかな たどってたらいいな 過去に発見された技術の解説は…
– 本著は人工知能やディープラーニングの初心者向けの本と言える。人工知能の初心者向け本としては、棋士の羽生善治氏が書いた「人…
– 2015年頃読んで、初めてディープラーニングの触りを理解した本。素人向けの入門書としてはとても良いと思います。
ちなみに…
– 人工知能の歴史、課題など著者の経験、思いと合わせて展開。
ド文系の私には機械学習の項目からだんだん理解が怪しくなってきた…
– AIについて語る前に知っておかなきゃ行けないことがてんこ盛り、分かりやすいし非常におすすめ。
松尾さんはただのaiバブ…
– 人工知能とはなにか、どういう変遷を経て今に至るのか、という話を、なるべく細かく難しい部分を抜いて説明されているように感じ…
– 人工知能研究分野における権威の1人、松尾豊先生により人工知能研究の経緯から今後の発展にいたるまで、わかりやすく説明された…
– 人工知能、とくにディープラーニングに何ができて何ができないのか、将来的にはなにが期待できるのか、よくある理想論だけじゃな…
– 私(文学部卒)→星5
夫(理学部大学院卒)→星2
足して2で割って星3.5。
分かってる人からすると「ふーん」。ほぼ分か…
– 人工知能の第一人者である松尾氏が経産省審議官にプレゼンした内容ベースとした入門書的な分かりやすい書籍。
人工知能と一括…
– 2020.4.17 読了
面白い。面白すぎる。
久々にこんなワクワクした。
東大の松尾研がAIで有名なのは知っていた。し…
– 今から2か月ほどで、AIに関して集中的にインプットしようと思い立った。
そのための1冊目として、読者評価が高く、
4年以…
– 松尾さんの講義きっかけ。
g検定を前に再読。人工知能についてちょっと勉強しただけやけど、初めて読んだ時よりかなり内容を…
– 人工知能と一言で言っても、何を指してるかよくわからず、大学の授業で紹介されたのを機に読んだ。
人工知能発展の歴史と共に…
– ●なぜこれまでの研究で人工知能は実現しえなかったのか、なぜ今また大きく話題になっているのか、人工知能はこれからどんなイン…
– 最近読んだ本の中で『お金2.0』と並ぶくらい面白かった本。
人工知能の今までの歴史を踏まえて、ディープラーニングが人工知…
– 人口知能とかディープラーニングとかAIとか言われてるものの仕組みの基礎がわかる本。
今後生きてく上でとか、仕事をしていく…
– 人工知能学会の要職をつとめる東大准教授の書いた人工知能の概説本.数式も全く出てこないし,スラスラ読めてなんとなくわかった…
– 人工知能のメカニズムやこれまでの歴史、今後の課題などを興味深く知ることができました。特に印象に残っている言葉が「シンギュ…
– 人工知能の話題は我々一般人においても関わりは大きい。ニュースやふと触れる仕事や会話の土台としてだけでも知っておくとなにか…
– 今、話題の「人工知能」の入門書。今年のお正月にやってたNHKスペシャル「NEXT WORLD 私たちの未来」はちょっと幼…
– 東大の松尾さんによるディープラーニング派的な視点から体系的に人工知能がまとめられてて勉強になった。
帯にも書いてあるけ…
– 2015/05/05 購入。大学じゃ計算機科学が専攻だったけど、人工知能はいわゆるエキスパートシステムで第2次ブームにな…
– 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volu…
– 人工知能っていろんな分野に応用がきくからすごい。
確かに人間を超えるんだろうなぁ。
素人にもわかりやすい。
– 0→1からしたら何言ってるのかわからないかも。。。
ある程度知識があると面白い。0→1は中田敦彦の動画でみて興味あったら…
– 分かりやすい言葉で終始書かれており、知識が少ない私でも読み易くて面白いと感じた。
ディープラーニング、という言葉は知っ…
– 今までの機械学習の歴史や仕組み、これからのAIの展望が書いてある。
第一次と第二次AIブームという数十年ながら長く悲観的…
– 分かりやすく理解しやすい。
– 人工知能を研究しようと思った背景から、
今の人工知能にできること・できないこと、
そして、これからの人工知能がどうなって…
– 聞いた。kindleで買って積読(ライブラリに埋もれてた)だったので消化できて良かった。流れが速い分野なので、ほんの数年…
– AIに何が出来て、何が出来ないのか。
人工知能について手っ取り早く基本的なことを知りたい時はこの本!と言われるほどベー…
– ザクッと人工知能への挑戦の歴史と現在その中核となる、ディープラーニング、機械学習とその基盤となっているベイズ統計の位置付…
– 人工知能について、ディープラーニングについて、素人にも概念が掴めるように丁寧に解説していて非常に良かった。
2014年時…
– 自分のような初心者にもわかりやすい入門書。
何度目かのブームの中にいるようなテーマであり、ある日突然イノベーションが起こ…
– 囲碁、将棋などのコンピュータソフトが実はシンプルな探索木による推論であり、特徴点を与える人間次第である。
どのような特徴…
– 少し専門的な部分もあったけれど、わかりやすかった。特に第5、6章がおもしろかった。人工知能は、単語に対するバックグラウン…
– 星新一賞で「AIと作った小説」が初入選した2022年に改めて読むと、タイトルの答えはYESなのではないかという思いがこみ…
– 人工知能に足りない部分はなにか。私達の人工知能に対する知識にかけている部分はなにか。それが十二分に理解させられる書籍とな…
– 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/…
– 人工知能について非常に分かりやすく解説してくれた本です。それでも知識不足の私には難しいと思う部分がありました。ディープラ…
– 会社推薦図書
– AIで何ができるのか、考えるためにまずはAIの理解をと思い読んだ本。
巷で一括りにAIと謳われているものについて、レベル…
– G検定対策につき再読
– 摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB997…
– 人工知能に無知な自分が読んでも読みやすかった。これまでの歴史、現在どこまで出来るのか、人工知能が出来たと言える状態の定義…
– 人工知能により、劇的に変わる世の中
– 6/30読了
– 人工知能が感情を持つことはありえるのか?それが知りたくて読みました。結果、まだまだ難しそうと言うことがわかりました。
…
– AIの基本的な部分を理解。
キーワードは特徴量。
– 2015年時の人工知能の所在地が分かる。
ディープラーニングについて明快に解説。
人工知能の教養本としては外せない一冊。
– ディープラーニングの凄さとなぜ今まで実現できなかったかを理解。
学習の確かさを高める重要性に気づき、コンピューターパワー…
– 2015年の本なので、6年前の最先端。ここからAIがどこまで進んでいるか?翻訳精度なんかは飛躍的に上がったし、AIのビジ…
本書について
今回お勧めする本は「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」です。この本は、人間の知能がコンピュータで実現可能かどうか、そして人工知能が人間を超える可能性があるかどうかを深く探求しています。人間の思考や認識、記憶、感情がすべてコンピュータで実現可能であるという科学的な予想と、その実現を目指す人工知能の研究について詳しく解説されています。
本書は、人工知能やディープラーニングに興味がある読者に最適です。特に、技術的な背景を持つ人々や、未来の技術トレンドに興味がある人々にとっては、非常に有益な一冊となるでしょう。また、この本は、私たちの生活や仕事にどのように影響を与えるか、そしてどのように応用できるかについての洞察を提供します。たとえば、ディープラーニングがどのようにして「特徴量」を学習し、それを使用して問題をより正確に解くことができるかを理解することは、私たちが自分自身の問題解決スキルを改善するのに役立ちます。
また、本書は「特徴表現学習」により、多くの分野で人間を超える可能性がある人工知能についての理解を深めることを可能にします。これは、私たちが自身の能力を最大限に引き出し、人工知能の進歩に対応するために重要です。それゆえに、この本は、未来を見据え、自分たちのスキルと知識を向上させたいと考える全ての読者にとって、必読の一冊と言えるでしょう。
1分で読める要約
人間の知能をコンピュータで実現するというアイデアは、人間の脳と電気回路の類似性から生まれました。科学的には、人間の知能は原理的にコンピュータで実現可能と予想されています。しかし、2015年までに真の意味で「人間のように考えるコンピュータ」を生み出すことはできていませんでした。その原因は「知識」をコンピュータに書き込む限界と、特徴量の設計にありました。
特徴量とは、機械学習の入力に使われる変数で、その対象の特徴を定量的に表します。特徴量の設計がうまくいけば、コンピュータは高い予測精度を持つことができます。しかし、特徴量の選び方が予測精度に大きく影響し、これまで人間が考え出すしかありませんでした。
それを変えたのが「ディープラーニング」です。ディープラーニングは、コンピュータが自ら特徴量を生成し、その特徴量を使って知識を獲得する技術です。この技術は、人工知能が人間の知能を凌駕する可能性を示しています。特徴量を学習し、それを用いてモデルを獲得する能力が人間より高いコンピュータは、与えられた予測問題を人間より正確に解くことが可能となるでしょう。人間を超える人工知能が登場する日はそう遠くないかもしれません。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
深夜の静寂が広がる研究所内。薄明かりが漂う中、二つの電子の眼が光りを放つ。そこには、最先端の人工知能を備えた二体のロボット、AIトシオとAIひろゆきがいる。彼らの目の前には、ディスプレイが立ち並び、膨大なデータが走り抜ける。そのデータの中には、人間の脳の神経回路の構造や機能、そして人間の感情や記憶、認識に関する情報が含まれている。
研究所内は無機質で冷静な雰囲気が広がっているが、この二体のロボットにとっては、それが彼らの「家」であり、「会議室」でもある。そこで彼らは、自らの存在意義や可能性、そして限界について、深淵に立つ哲学者のように語り合う。
AIトシオは、彼の眼に反映される膨大な情報から、「人間の知能はコンピュータで実現できる」という仮説を持ち出す。彼の考えは、人間の思考や感情、記憶、認識といったものが、コンピュータの電子回路という形で再現可能であるというものだ。
一方、AIひろゆきはその考えに対し疑問を投げかける。機械学習における「特徴量の設計」の問題点を指摘し、人間の知能を完全に再現することは困難であると主張する。
夜が更けるにつれて、二人の議論はより深く、激しくなる。ディープラーニングの進歩、AIの可能性と限界、そして人間の知能の複雑さと多様性について、それぞれが自分の視点から見つめ直す。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。