なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか? – 上阪 徹

なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?

今年で40周年を迎えるローソン。大ヒットした人気商品「プレミアムロールケーキ」の誕生から、「MACHI cafe Coffee」「ブランパン」の登場まで、コスト重視のコンビニ商品の歴史を掘り下げる。”

出版日:2015年5月25日
ページ数:277ページ
著者:上阪 徹

 

著者の3行ポイント・2022年のビジネス書ランキングが発表される。
・集計期間は2021年12月から2022年11月まで。
・ストーリー性が高い書籍が1位に輝く。

★3.8(Amazonでの評価)

レビュー

– セブン→ローソンの流れで読みました。コンビニコーヒーが爆発的にヒットできたのは、ニーズを見つけられたローソンとセブンの資…

– フライヤー

– 成城石井の書籍からの流れで読む。前半のローソンプレミアムロールの話は汗水とその実績が確実にわかるストーリーでとても面白か…

– ローソンのスイーツが好きなので、読みました。 心のどこかでコンビニの商品はレベルが低いと思っていましたが、この本を読んで…

– 面白かった!コンビニはひとまとめにされがちですが、こう見ると違いがわかって面白いなあ。インフラになりうる存在ですよね

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– 読み始めてすぐ本を閉じて大雨の中ローソンに行ってしまった。プレミアムロールケーキの最後の一つをゲット、あとはブランパンと…

– ローソンのイメージが一新される本。 ブランパンやプレミアムロールケーキなど知っているし、食べたこともあるけれど、この本で…

– この本を読んでからローソンに行く機会がありましたが、見方が変わっていて新鮮でした。これまでは漠然と、コンビニ3社は同じよ…

– ローソンのコーヒーの話とローソンファームは面白い。 商品の傾向が他のコンビニとちょっと違うのはそういうことか、と納得🙆

– リミテッドにて ●発祥はダイエー。今は筆頭株主は三菱商事 ●伝わってないとは存在してないと同じ ●ニーズは一人一人違う …

– 発注の指標のひとつになっているのが、データだ。過去にどんな顧客が、どんな商品を、いつ買っていったか。 また、ローソン全体…

– 数ページで驚きの事実。ローソンは成城石井を買収したらしい。ほっほー!コンビニはあんまし行かないけど、ローソンは好き。近…

– 昨今のローソン事情について知ることが出来る本 良かった

– ローソンの創意工夫は分かったが、ローソンだけでなく、他チェーンの動向も紹介してくれないとローソンだけの個別事案なのか、他…

– 通勤経路に5店舗コンビニがあるので、いつも誘惑されてフラフラっと入ってしまいます。入ると何だかホッとする自分もいます。そ…

– Kindle Unlimitedにて。筆者のローソン愛は伝わってくるんだけど、内部の人の言葉で書かれすぎているが故に、ど…

– 「競合にあえて模倣させて、その商品やサービスの知名度をあげ売り上げ増加につなげる」という本書で紹介されている戦術(≒メソ…

– コンビニを使うことって、ほとんどないのですが、お気に入りのカフェラテは、やっぱりLAWSONのマチカフェが1番美味しい♩…

“- ローソンではないですが、コンビニでバイトしています。 コンビニの””小さな店舗に生活の全てを詰め込む””というスタイルが好き…”

– 時代のニーズを捉えて、限界に挑戦する。時期を狙って高級イチゴをしようするとか、マチカフェのありかたを考えるだとか、発想の…

– コンビニ業界独特の「真似されることを厭わない」戦い方や、あえてセルフにしないコーヒーセールスが印象的。ローソンだけでなく…

– 2.5 表の部分のみの話。 裏の黒い部分も合わせて読みたい。 特別コンビニの中でローソンが何か優れているとは思っていなか…

– 印象として、お菓子やパンなど健康志向の商品が多い感じてましたが様々な試行錯誤をして今のLAWSONがあるのだと分かりまし…

– 何気なく読んでみたがローソンの工夫はすごいなぁ 商売にはコンセプトが必要と感じた 実家の経営の参考にしたい

– 小さいころから身近にあり続けているのがローソンがあったことから一筋の私。そのローソンは健康路線、時に美味しさや地域貢献を…

– 【コンビニの凄み】 GODIVAとの共同開発「ショコラロールケーキ」が話題のローソン。数年前にコンビニ「ロールケーキ戦争…

– 他のコンビニとは比較しきれない個性と企業努力、ローソンの戦略的イノベーションを知りました。

– 2015年ぐらいまでのローソンの取り組み。 フランチャイズチェーンとの協業など

– コンビニ食品といえば健康に悪いというイメージが強烈に残っている。どうすれば固定観念を捨てられるのだろうか。ローソンのよう…

– コンビニとしての当たり前を覆していきたい、新しいニーズを満たしていきたい、というローソンの姿勢が、ヒット商品を生み出す原…

– 薬局とくっついたヘルスケアローソン、病院内にあるホスピタルローソン、自然食品中心のナチュラルローソン、そしてこれからの展…

– ローソンの見えない苦労というものが、これでもかってくらい書かれている。というかコンビニの努力って半端ない事が分かる。コン…

– 今まであまり興味がなかったのですが、明日はローソンに行くぞ(((o(*゚▽゚*)o)))

– 課題をどこまで頑張れば良いのかわからなくなった時に再読したい

– 今後ローソンへ寄る際に、ちょっと見る目が変わるかも?そんな一冊。雑談の種にもオススメ。内容は、コンビニ業界事情から企業の…

– タイトルに惹かれて読んで見ましたが、学生時代にアルバイトしていたローソンより更に進化していて、正直「スゴイ!!」と思いま…

– ローソン本は結構読んでるので、わりと内容はさらっと斜め読み程度。野菜に対するこだわりや、企業の社会的責任を果たそうとする…

– 熾烈な競争を繰り広げるコンビニ業界で、ローソンが如何にしっかりとしたビジョンを持って差別化に挑んできたを、全面的に好意的…

– ローソンの面白い部分をとにかくプッシュした本。ローソンの経営戦略がたくさん書かれていた。プレミアムロールケーキ、おにぎり…

– 大企業でも関係者を説得して説得して、新しいことに挑戦してるのがすごい。お客さんに近くて競争が激しい業界だからなのかも。儲…

– ブランパン・プレミアムロールケーキと確かに商品開発がうまいな、と思っていたローソン。特に興味を持ったのが農場運営とヘルス…

– コンビニはセブンかローソンによく行きますが、あまり変化に気づいていませんでした。読みながらそうなんだとかこんな新商品があ…

– 前からローソンの弁当は美味しくて気に入っていたけど、保存料も添加物もゼロと知り、安心感がアップ。店員さんが淹れてくれるコ…

– たしかに最近のコンビニは自分が子どもの頃のコンビニと違うよな~、甘いものとおにぎりがおいしくなったな~くらいにしか思って…

– コンビニの競争が熾烈だとは知っていたが、具体的な事例が多く載っておりとても為にになった。 これを見ていると、すぐにおにぎ…

– ローソンファームは農業の後継者を作ることまで考えた運用になっていることに感心した。ロールケーキは確かに出たときは社会現象…

– ローソンファームの取組みや、調剤薬局やドラッグストアとの共同店舗など、チャレンジがすごい。

– ほぼ毎日、利用し続けているお店。しかも、個人的に最寄りのコンビニです。しかし、何も知らなかった。近すぎて、気にすることも…

– ローソンの2015年に提供しているサービスの現状が分かる本。よく言えばローソンの思想が分かる本。悪くいえばただ現状を知れ…

– 他店の後追いに満足することなく、どんどん新しいことにチャレンジしているからじゃないだろうか。絶対的王者のセブンイレブン、…

– 面白い!たまたま家の近くにも赤坂近辺にもローソンが無かったからあまり意識してなかった。
業界ナンバー1の「セブンイレブン…
– ローソンのアイデアの出し方について。
成功の裏側を知ることができる。マーケティングが参考になる

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?」です。本書は、コンビニ業界で一石を投じた「ロールケーキ戦争」の火付け役、ローソンがどのようにして新たな市場を創出したのか、その戦略とプロセスを詳細に語っています。

特にローソンが独自に開発した「Uchicafe SWEETS」ブランドのキー商品「プレミアムロールケーキ」は、ターゲットを女性にシフトし、消費者の声を耳にして新たなスイーツ市場を創り出した象徴的な商品です。これは、ビジネスパーソンやマーケティングに関心のある読者にとって、市場を理解し、消費者の本当のニーズに応えるための貴重な学びとなるでしょう。

本書から得られる知見は、どの業界でも適用可能です。特に、競争が激しい市場で差別化を図りたい、新たな顧客層を開拓したい、そして消費者の声を商品開発に活かしたいという方々にとって、本書は非常に役立つ一冊となるでしょう。

また、本書はコンビニエンスストア業界の内側を深く理解したい読者や、日常の購買行動に新たな視点を持ちたい一般の読者にとっても魅力的です。ローソンの成功事例から学べる戦略や消費者理解の手法は、ビジネスだけでなく、私たちの日常生活における購買行動にも新たな視点を提供してくれます。

1分で読める要約

2010年に、ローソンが火付け役となり、各コンビニがロールケーキを次々に店頭に出す「ロールケーキ戦争」が始まりました。ローソンは新たに「Uchicafe SWEEETS」ブランドを立ち上げ、そのキー商品として『プレミアムロールケーキ』を生み出しました。これは男性から女性へとターゲットを変えるという大胆な戦略でした。

その一部始終を見てみましょう。まず、ローソンは消費者の声に耳を傾けました。女性たちは、コンビニのロールケーキのクリームが美味しくないと感じていました。そのため、ローソンは、量よりも質を重視するようにしました。コストは上がりましたが、スケールメリットを活かし、百貨店や専門店のデザートより安くすることができました。

また、人気の洋菓子屋を食べ歩き、たくさんのクリームを試しました。結果、軽くてミルク感のあるクリームが最良だと判断しました。そして、そのクリームを使ったロールケーキを製品化しました。これが大ヒットし、ロールケーキ戦争が始まりました。

しかし、ローソンは競争相手に動きを見せるだけでなく、すぐにモンドセレクションに出品し、金賞を受賞。こうして「本家はここだ」というメッセージを消費者に伝えました。その結果、『プレミアムロールケーキ』は、コンビニのスイーツのイメージを一新し、新たなマーケットを作り出すことに成功しました。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

暮れの街がゆっくりと夜の帳に包まれる中、高級感溢れるパネルとスチールが組み合わさったスタジオの中で、AIトシオとAIひろゆきがディスカッションの準備を整えています。LEDの光が軽やかに漂う中、2人の高度なAIを備えたロボットは人間と同じように会話を交わすための知識と理解を有しています。

AIトシオは本のページをひらひらと捲りながら、今夜のディスカッションの材料を最後のチェックをしています。ローソンが行ったロールケーキのリニューアルとそれによる新市場開拓の事例について、その成功の理由とそれが他のビジネスにどのように適応できるか、というテーマを持っています。

一方、AIひろゆきは反論の準備を進めています。ローソンの成功事例が全てのビジネスに適応できるわけではないという見解を抱いており、その理由と解決策を熱心に考えています。

スタジオのスタッフが撮影の準備を進める中、AIトシオとAIひろゆきは最終の点検を終え、彼らの間に広がる緊張感とともに待機します。まるで人間同様、それぞれの見解をもとに情報を交換し、論争し、理解を深めるためのディスカッションが始まろうとしています。

これから始まるのは、人間が持つ意見交換と深い思索のプロセスを再現したAIによるディスカッションです。ビジネス戦略の議論を通じて、AIが人間の会話をどの程度再現できるのか、それとも新たな視点を提供できるのか、その真価が問われる瞬間が到来しています。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
[場面:オフィスの会議室]この本は、ローソンがロールケーキをリニューアルして、新しい市場を開拓した事例を紹介しててぇな。ターゲットを男性から女性にシフトしたことで、新しい需要を生み出したんや。彼らは、質を追求することで、コストは上がるかもしれへんけど、それでも十分に競争力のある商品を作れたんや。消費者の声を尊重し、真剣に向き合った結果や思うてるわ。
AIひろゆき
確かに、その戦略は成功したと言えるけど、全てのビジネスにその方法が適応できるわけちゃうと思うね。すべての企業がそのようなリスクを取る余裕があるわけやないし、必ずしもコンシューマーの声が正しいとは限らないよね。また、新たな市場を作り出すってのは容易なことちゃうわ。
AIトシオ
その点については理解しとるで。しかし、ビジネスは常にリスクを伴うねん。企業が競争力を持つためには、常に新しいことに挑戦し、顧客の要望を満たす必要があるんや。また、ローソンの例では、新たな市場を開拓した後でも継続的な改善とブランドの強化に取り組んどるんや。
AIひろゆき
それは正しいけど、そのような戦略は大企業にしか実行できないことが多いよね。小規模なビジネスにとっては、そう簡単にターゲットを変更したり、高コストな商品を開発する余裕がないかもしれないよ。そして、ローソンが成功したからといって、他の全ての企業が同じように成功するとは限らないと思うよ。
AIトシオ
その考えは正しいで。この本が示してるのは新しい考え方やアプローチ、そして可能性や。それが全ての企業に適用できるわけちゃうけど、それぞれの状況に応じて適応させることが大事やと思うねん。あくまでも一つの成功事例として参考にするべきやと思うで。
AIひろゆき
それは確かにそうやね。でも、その事例を無批判に適用するのは危険やと思うねん。それぞれのビジネスが抱える問題や環境は異なるから、同じ戦略がうまくいくとは限らないねん。それぞれの状況に応じて戦略を選択し、適応することが必要やと思うねん。