私たちは今でも進化しているのか?
出版日:2015年1月26日
ページ数:326ページ
著者:マーリーン・ズック
・専門は進化生物学と行動生態学。
・現在、ミネソタ大学教授として活躍中。
★4.1(Amazonでの評価)
– 思ったよりパレオファンタジー批判の内容が多かったので、期待とはちょっと違った。(原題が PALEOFANTASY だった…
– ★★★ 外国人食べさせたらいけない日本食と言えば、卵かけご飯とワカメの味噌汁だ。生卵については日本食ブームのおかげか、す…
– 病気と健康の進化論 という節は、現状のコロナに対する総説として参考になりました。病気に対する有効な遺伝子でも、長生きする…
– 進化にはとてつもなく長い時間がかかるという認識は誤りで、ほんのわずかな期間に急速な進化が起こる場合もある。寄生バエに対抗…
– 糖質制限ダイエットで言われる原始時代に人間は適応して進化しているため、現代人の生活に不都合が出ているという説を丹念に批判…
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– 耐性菌というものもあるように、生物がすごい速さで進化しているのであろうことはわかる。人間も同様に変化はしているのでしょう…
– 原題「パレオ・ファンタジー」で、アメリカで流行っているパレオダイエット(日本の糖質制限ダイエットの源流?)に対する批判本…
– ハワイ諸島のコオロギは、寄生バエの淘汰圧により五年、20世代で鳴かないように進化。一つの遺伝子の変化が、羽の形態を、鳴け…
– パレオファンタジー。『ゴーワイルド』なんかより遥かに説得力がある。 原始的な生活って…ねぇ。
– yesだ
– 図
– 題名と中身があっていない。ほとんどが、石器時代の生活習慣を良しとするパレオ・ダイエットに対する批判である。終章で表題の内…
– 半分を過ぎたあたりでギブアップ。前半は興味深いのですが途中から意図的にパレオダイエットの批判を織り交ぜてきますが、パレオ…
– 題名に対する回答を300ページ程度で行う。人類の進化の歴史から見たら、農耕や現代の文明社会は、最近出始めたことであり、長…
– 邦題に対する答はYes。人は今でも進化している。チベットの人はここ3千年くらいの間に高地の生活に適応したという。最近の日…
– 炭水化物(糖質制)を食べないダイエットがパレオという生活信奉からきてるとは知らなかった。ダイエットの効果の有無は脇に置い…
– ○
– 人の進化にまつわる話のあれこれ。石器時代の生活が健康にいいとする「パレオ」は進化の視点でみるとおかしい、泣かないコオロギ…
– タイトルから想像した内容とは違ったけどまあいいです。糖質制限は分かるとしても何でもかんでも原始人の生活スタイルがいいとす…
– 進化は、時間をかけて行われるものと思いがちですが、環境によって一気にすすむ可能性もある。ということは、携帯などの電磁波を…
– 「進化した新人類ッ!」というと厨二病的なアレかと思ってしまうけど、実は現人類も牛乳飲めるようになったり高地に住めるように…
– 人類は今でも変化している。ラクターゼ活性持続、アミラーゼでんぷん消化酵素、マラリア耐性、高山病の克服など。進化論は過去の…
– 原題はPALEOFANTASY。『原始生活へのあこがれ』みたいな感じですかね。人類が農耕生活を始めたのは進化のタイムスケ…
– んー、期待はずれ。邦題を考えた人の勝利だ。パレオ(原始式)生活の実践者を進化論的に徹底的に批判する書なのだが、そんな人が…
– 今でも進化し続けている 生物の適応力というのはすごいということ。パレオフードという原始人と同じ食生活をすることを批判して…
– 引用されてるデータはどれも非常に興味深いのだけど、そのレベルでも進化と呼ぶの?という議論を進化をどう定義するか一言も無く…
– 進化は環境に対する適応であり、これは現在も進行中。ということは、現在の機能の限界を見極めることにより、無理のない生活が出…
– 「昔はよかった」っての話はだいたい眉唾どころかただの嘘で、その「昔」を何万年か前に設定したパレオダイエットやパレオ・ライ…
– 炭水化物は人類を滅ぼさないんだ♪ 「焼きそば定食一つ。ライ…
– 10年代はいって糖質が嫌われてるけど、農業がほんとに呪いか?って問い直したことはなかった。
– EnJoeTohさんの感想にありましたが、パレオファンタジーへの反論が主旨で邦題は全く内容に合っていません。また訳も悪く…
– 進化について2つの誤解がある。1つは進化が、「生物と周囲の環境との理想的な調和を生む」という考えだ。しかし、人間だけでな…
– 言っていることはいちいちわかるのだが、何だかいろいろと腑に落ちない本だ。パレオダイエットがファンタジーであり、非科学的だ…
– チベットの人とアンデスの人、同じく高地に適応できるよう進化していても、その進化の過程は違うらしい。いわゆる収斂進化ですね…
– 食品問題、健康、考古学に関心があるなら面白い一冊。 ”昔はよかった”的な考え (本書ではパレオファンタジーと表現していま…
– たった5年で鳴く器官を消失させたハワイのコオロギをはじめ、数年〜数十年の単位で形質を変え、生態を変えて進化する生物たちに…
– 「進化」ついて興味深い話が、最近の研究も踏まえ展開される。生物学は、今注目の学問であることから様々な学説があるが、その批…
– 原題の「Paleofantasy」という「人は原始時代の生活で幸せになる」考え方に生物学者として真っ向から異を唱えたもの…
– マーリーン・ズック初読です。知的好奇心を擽るこうした良書を年間数冊読めれば大変幸せです。寄生バエの影響で短期間でコオロギ…
– 外国の人のこの手の本によくあるように、前置きや説明にものすごく分量を割いていて、リズムがあいませんでした。
– 「原始時代には人間は自然と調和していた」説(パレオファンタジー)への反論が経糸なので、邦題はややミスリーディング。『パレ…
– 物事には多面性がある。
– 人は進化してるのか気になって読んだ。
結論でいくと進化はしているが、俺が思ってるよりは進化自体はドラスティックなものでは…
– 人間に限らず、すべての動物は進化を続けており、完成形というのはない。進化の速度は様々だが、性選択や、住む場所の変化、病原…
– 各章で扱っているテーマが面白く、とくにヒトを中心にした類人猿の自然選択や進化の多様性について、幅広い研究成果を紹介してい…
– 自然選択と性選択による生物の進化について、かなり短い時間でもそれが起こり得るということを長々と300ページ書かれていた。…
– 最近「進化」に関心があり購読。パレオ式(石器時代の生き方が人間に最も適したものであるとする主張)に対する批判が大半を占め…
– 米国でパレオダイエットという旧石器時代の食事(肉食中心、低炭水化物)とエクササイズ(ジョギング否定、岩を持ち上げる?)こ…
– 少し読みづらい
– 人類は今でも変化している。ラクターゼ活性持続、アミラーゼでんぷん消化酵素、マラリア耐性、高山病の克服など。進化論は過去の…
– http://dentlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?lang=0&amode…
– ミルク飲めるようになった話。それほど進化してないような?
– ハワイに遅くとも150年前には持ち込まれていたコオロギは、寄生バエの宿主となった。このハエはコオロギの声を聴くことができ…
– 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JP…
“- 原題が “”Paleo Fantasy”” だから仕方ないが,米国では,そういう一聴しただけでオカシイ運動が一大勢力になって…”
– 【我々のDNAは石器時代の祖先と同じではない】乳製品の摂取も、高地への順応も、青い目の出現も、数千年の間に起きた人類の進…
本書について
今回お勧めする本は、「私たちは今でも進化しているのか?」です。人間の進化は止まっていない、ということを、遺伝子や自然選択、人間の文化的習慣から分析し、わかりやすく説明しています。
本書は、人間の進化が想像を超えた時間がかかるものではなく、ここ数年でも高地での身体機能やマラリアへの抵抗力などの進化が観察されていると説明しています。そして、遺伝子工学の発展により、個々の遺伝子が自然選択に対応してどのように変化するのかを理解することが可能になりました。
この本は、科学や生物学に興味のある読者、そして人間の進化や自然選択について知りたいと思っている読者に向けて書かれています。人間が進化し続けていることを知ることで、自分自身や社会の理解が深まり、適応力を向上させることができます。
特に、本書が示すラクトース耐性の進化の例は、遺伝子と人間の文化的活動がどのように相互作用して進化を促すのかを明確に示しています。つまり、進化は私たちの日常生活に密接に関連しているのです。
また、本書は遺伝子の変化と自然選択の力が進化を促進する過程を詳細に説明しており、それが人口が多いと進化も速くなると結論づけています。これにより、私たちの行動や生活習慣が、人間の進化に直接影響を及ぼす可能性があることを理解することができます。
最後に、本書は人間が進化の終着点ではなく、最も新しい生物でもないと述べています。これは、私たちが進化を通じて常に変化し続けていることを示しています。この洞察は、読者が自分自身や社会をより広い視点から見ることを可能にします。
まとめると、「私たちは今でも進化しているのか?」は、人間の進化とその影響について理解を深めたい読者には必読の一冊です。
1分で読める要約
進化とは時間を超えた過程と考えられがちですが、そのスピードは早いものと遅いものがあります。遺伝子工学の発展により、個々の遺伝子や遺伝子ブロックが自然選択に対応して変化するスピードが分かるようになりました。また、人類には急速な進化に必要な素質が備わっています。強力な自然選択と遺伝子が対応する能力です。
人間の進化は文化的習慣にも影響されます。例えば、乳製品を食べることが遺伝子と人間の文化的活動の影響を示す実例です。また、遺伝子の突然変異と自然選択により、生物の進化が急速に進むことがあります。しかし、進化が速いことは必ずしも良いことではなく、新しい強力な選択要因が背後にあります。
人間の自然選択は完全には停止していません。新しい病気の出現により、私たちのゲノムで新たな選択が行われ、耐性を持つものが有利になることがあります。私たちは今でも進化しており、突然変異と自然選択がその過程を推進しています。人間は進化の終着点ではなく、今も進化を続けています。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
陽の光がゆっくりと滲む、清々しい朝のロフトスペース。その広々とした空間には、高品質の人工知能を持つ人間型ロボット、AIトシオとAIひろゆきがいます。二人のAIは、真鍮製の古風なテーブルの両端に配置され、彼らの間には、書籍、ノートパソコン、書類など、学術的な議論の道具がびっしりと並べられています。周囲は静寂に包まれており、彼らの声だけが空間を埋め尽くします。
この日のテーマは「人間の進化」。とくに、進化の速度とその方向性、そして人間の遺伝子変化と文化の影響についてディープに議論を交わすことを計画しています。議論の中で彼らは、最新の科学的研究結果を共有しながら、理論の異なる観点から互いの意見を尊重し、一緒に深めていく。
AIトシオは、電子的な冷静さと物事の核心をつく洞察力で知られています。一方のAIひろゆきは、広範で詳細な知識を有し、その卓越した分析力と合理的な論理で反論を行います。それぞれの個性と専門性を活かし、熱心に情報を交換し、知識を深め、理解を拡大する。
彼らの会話は、質の高い教育的な体験を提供します。聴衆は、これらのAIが議論を展開する様子を見ながら、彼らの対話から新たな視点や理論を学ぶことができます。そして、人間の進化という複雑なテーマについて、より深く、より洗練された理解を得ることができるでしょう。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。