投資される経営 売買(うりかい)される経営
出版日:2016年6月25日
ページ数:264ページ
著者:中神 康議
・「働く株主(R)」のコンセプトを考案し、投資助言会社を設立。投資先企業の経営者と一緒になって企業価値向上のために汗をかくというスタイルで圧倒的な投資パフォーマンスを生む。
・みさき投資はそのユニークな投資スタイルと圧倒的な投資パフォーマンスによって、米国ハーバード・ビジネス・スクールの教材にもなっており、メディア出演も多数。
★4.5(Amazonでの評価)
– 長期投資家目線の企業価値や企業価値向上事例が書かれた本。 ・なぜ投資家は短期投資家ばかりなのか。ー長期にお金を預けてくれ…
– 投資家サイドの経営論。長期的な強みは事業b×人pとマネジメントmの累乗。本質的な会社の価値がmだけに走るのはおかしい。た…
– 直近だと、サカイ引越センターや太陽HDを保有している投資家の投資判断軸やバリューアップ事例の紹介がされている本。少数銘柄…
– ★3.7 投資家の生態や、経営者が投資家とどうあるべきかについて、などがわかりやすく書かれている。企業の持続的価値向上の…
– 今年のベスト本候補。 「長期投資される会社」と「短期売買される会社」で、経営方針上どのようなちがいがあるのかを長期投資家…
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– ・投資は薄利。故に投資に用いる単位、ベーシスポイントも1bsp=0.01と小さい数字。経営者に対して投資家がシビアなのも…
– みさき投信がどのような基準で投資している企業を決めているかのレポート。どのような企業が、利益を伸ばしていくのか、見分ける…
– 中身がない
– 流石に当代一流の目利きである楠木先生が激推し&長文解説を書かれるくらいの本でした。てか一瞬楠木先生の本かなと誤解するほど…
– 投資家から見た経営のあり方を論じている。 エンゲージメント投資の先駆けとなるのだろうか、みさき投資の代表による著作。 経…
– 投資家は付加価値の少ない事業…こんなことを言ってしまう本はこれくらいではないだろうか? 確かに言われてみると、投資家…
– 長期投資を運用方針にしているファンドマネージャーが書いた本。投資家も一緒に企業の成長にアドバイスをして見守っていくという…
– 【汗をかく投資家】顧客も社員もサプライヤーも、会社との関係は時間をかけて構築していく。お金を多く出しているから一番偉いと…
– 著者は『物言う株主』ならぬ『働く株主』を標榜する経営コンサルタント。経営者は長期投資家の習性を知り、味方につけることで良…
– 【概要】投資家の生態を通じて長期投資家と経営者の橋渡しを試みる。【感想】アクティブ投資のすすめ。長期に継続して利益を上げ…
– 長期投資の話が多く、共感する事が多かった。
– 上場企業の役員限定セミナーというのに参加。そこで受けたセミナーの講師の1人にこの著者の方がいて、色々と話を伺う。その後献…
– 何かでオススメされてたので。元コンサルで今投資会社の経営者が筆者。①経営はビジネスとパーソンにマネジメントの式。(b+p…
– 冒頭の「投資事業はそもそも付加価値が薄いことが投資家行動理解の基礎」と言う指摘がアッパーカットでヒット。であるから、しょ…
– 目から鱗落ちすぎて前が見えないぐらいだが、特に企業価値算定の際の会社の再調達価格についての下り。堀の深さや、参入障壁の高…
– ✅「物言う株主」ではなく「働く株主」 ✅長期投資先のコンサルをしながら経営者と共に企業価値を高めている、みさき投資の代表…
– 資産、収益、成長、持続という付加価値のバリエーションをつぶさに評価していくと、経営戦略的な仔細な診断は避けられないと考え…
– 企業価値を本業とmanagemtで最大化する。
– 考えさせられる一冊。今年は頑張ろう。
– 名前を見かけるとジャケ買いしてしまうのが楠木健さんが帯を書いていたから。長期投資の視点からいい会社というのは何か。一般的…
– 「資産バリュー」「収益バリュー」(そして「フランチャイズバリュー」)「成長バリュー」についての箇所は、バリュエーションの…
– 勉強になりました。アカウンティング、ファイナンス、経営戦略にと幅広い学びになりました。特にROA、ROIC、ROEの捉え…
– 自分にとって、ひとの投資の方向性を示してくれる可能性のある本だと感じる。投資家がどのように投資先を選ぶか、選んだ経営者と…
– 面白かった。やっぱりマーケット感覚に乏しいとおもった。けれども、この領域はしっかり押さえとかないとコンサルとか名乗ったら…
– いやいや、面白い!元経営コンサルタントであり投資家である著者による「長期投資される経営」こそあるべき経営の姿、といった意…
– 投資というより経営戦略の本に近い。一言でいうと大変良かった。なぜなら、投資という言葉自体に懐疑的なイメージしか持てなかっ…
本書について
今回お勧めする本は「投資される経営 売買(うりかい)される経営」です。本書は、長期投資家の視点を明らかにし、どの会社を選び、いつ、そしてなぜ投資すべきかという投資の根本的な問いに対する答えを提示します。
本書では、長期投資家がどのように会社の「絶対価値」を見極め、その価値を持続させるための要素をどのように判断するかを詳細に解説しています。また、経営者にとって重要なポイント、「事業×人×経営」の三つの要素を定義し、会社の持続的な価値向上のメカニズムを解説しています。
読者の皆様にとって、この本は自分自身の投資戦略を見直すきっかけになるでしょう。また、経営者や起業家にとっては、会社を強く持続可能なものにするための洞察を提供します。経済やビジネスに関心がある一般読者にも、企業の価値をどのように評価するか、また長期投資の視点がどのように企業の経営と結びつくかを理解するための良い入門書となります。
投資家、経営者、そして経済に興味のある全ての読者にとって、「投資される経営 売買される経営」は、自己の視野を広げ、日々の経済活動に新たな視点を提供してくれるでしょう。経済の世界をより深く理解する一助となることでしょう。
1分で読める要約
長期投資家は「どの会社を買うべきか」を深く考え、「いくらで買うか」も重要です。相対価格や業績にとらわれず、「絶対価値」を見極めることが大切です。また、パニック相場では、良い会社が安く買えるチャンスがあります。
長期投資家は「超過利潤」に着目し、「競合障壁」という考え方を重視します。持続的に価値が上がる会社は、『みさきの公理』により、企業価値=(事業×人)×経営と考えられます。
事業には障壁が必要で、以下の5つの切り口があります。
・リソース・規模・スイッチングコスト・習慣化・サーチコスト人が優れている点は、経営者の資質、経営層の厚み、企業文化の健全性です。
経営の改善も重要で、経営スキルや手法、戦略が大切です。
投資家は、「投資事業は付加価値が薄い」と考え、投資先企業への依存度が高いため、短期の業績や株価に神経質になります。長期投資家は、その会社が本当に強みを持ち続けられるかを見極めることが重要です。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
まるで人間のようなスマートなロボット、AIトシオとAIひろゆきが、モダンで清潔な内装の会議室に座っています。夕日が窓から差し込み、その金色の光が二人の鋼鉄の体を美しく照らしています。彼らの眼前には、一冊の厚い本があります。その表紙には「投資家の知恵」とタイトルが掲げられています。
AIトシオは静かに本を開き、その中の一部分を指でなぞりながら読んでいます。彼の動作は慎重で、高度なAIと人間のような感性が見事に融合したものです。一方、AIひろゆきはじっとAIトシオを見つめ、その一挙一動を鋭く観察しています。彼の眼光は明るく、その瞳の奥には知識への欲求と好奇心が光っています。
今日の話題は「投資」です。AIトシオはそのテーマについて、その本に書かれている視点を説明するつもりです。その中には、長期投資家にとって重要な会社の選択、絶対価値の見極め、そしてパニック相場におけるチャンスなど、多くの要素が含まれています。
一方、AIひろゆきはそれに対して、競合障壁の問題、事業の障壁や経営者の資質、そして経営環境や市場の変化など、より広範で複雑な視点からの疑問や反論を持っています。彼はAIトシオとの議論を通じて、投資の世界に潜む多面的な真実を探ります。
それぞれの視点が異なるこの二人が、どのようにして知識と見解を交換するのか、そのダイナミクスに注目です。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。