「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する
出版日:2016年7月1日
ページ数:224ページ
著者:坂井 豊貴
・選挙方式、オークション方式、マッチング方式などの制度設計の研究で、国際的な業績をあげている。
・人々の意思を反映させる選挙方式や、物を高く売るオークション方式、人と組織を結ぶマッチング方式に注力している。
★4.1(Amazonでの評価)
– 投票方式についての真面目な本
– 多数決が公平な決め方とは限らない。一人暮らしの男の部屋に強盗が複数人押し込んできて部屋の使用について多数決を取る、そんな…
– 多数決っていうのは上手く人々の思いを掬い取っていないのではないかという疑問からこの本を手に取ってみました。ボルダルールな…
– 決め方により結果は異なる。改めて論理的に示されると、その結果の違いに慄然とする。決選投票方式、ボルダールール、マジョリテ…
– 「多数決は公平なのだろうか?」「2016年米国大統領選、クリントンはトランプよりも多くの票を獲得したのに敗れたのはなぜか…
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– 図書館で。 小学校の学級会で多用される多数決が正しいなんてことはないんですよ。 一般向けで読みやすいので、新書で出版した…
– 授業で使用。
– 正しいと考えられている「多数決」は、その方法で結論が変わり得る。第1章米国歴史で「民主主義」国の発展も、(意図的か否かは…
– 勉強になりました。苦手の経済学と嫌いな統計学のダブルパンチでしたが、とてもわかりやすくまとめてくれている良書。ボルダルー…
– 決め方によって、結果は変わる・・・ということを、例を多用しつつ一般向けに説明した本。単純な多数決と、ボルダルール(1位…
– 以前、「多数決を疑う」を読んだため、内容的には復習となった。しっかりと根拠が示されてこの決め方がベターであると述べられて…
– 結果は決め方によって変わる。選挙で民意は分からない。なるほど、大変参考になる書であった。さまざまな決め方について、理論的…
– 「多数決を使うことは、子どものころいつの間にか教わる。けれどその正しい使い方は、大人になっても教わることはない」。そう語…
– 決め方によって、結果は変わる。多数決の結果と、ボルダルール(1位に3点、2位に2点、3位に1点)の結果は変わってくる…
– 日常生活において、安易な多数決が用いられている。しかし、その決め方じゃ本当に「最良」を選んでいるのだろうか? 本書では、…
– 特に考えもなく多数決でモノゴトを決めてきたけど、本書で言うように決め方が違えば結論も変わってくるというのは面白い。ボルタ…
– 多数決使用時の条件は気を付けたい。1.共通の目的を持つこと 2.使用者の正しいものを選ぶ確率が50%より高いこと 3.他…
– ただ決める一つとってもその方法如何で随分異なる結果が出るものだということがよくわかった。ただし、どの方法を採ったとしても…
– 「多数決を疑う」の姉妹書として後から出された一冊ですが、多数決でものごとを決めていくのは政治だけに、題名は政治学の方が合…
– 多数決を絶対視する人はこの手の本は一度読んだ方がいいと思う。ただ、だからといってどうこうできるものでもないが。
– p154安保法制の合憲性の判断 陪審定理が成り立つまでに熟慮できるのは専門の憲法学者。テレ朝の報道ステーションのアンケー…
– 「多数決を疑う」に近い内容。こちらのほうが図解が多く分かりやすいように感じる。
– 決め方でこんなに結果に影響があるとは…。面白かった。「私たちが目指せるのは、実在としての民意を探し当てるのではなく、まと…
– 決め方の経済学/坂井豊貴著 「『(1位に3点、2位に2点、3位に1点のように配点する)ボルダルール』では広く支持される人…
– 決め方を変えると結果が変わるという結論そのものはわかっていたが、単純な多数決、ボルダルール、決選投票付き多数決等のメリッ…
– 確かに、決め方が変われば社会が変わるだろうな。選挙制度も変わって欲しい。
– ★★★☆☆決め方は政治でもあることがよく分かる
– 人事評価方法を考える際の参考にしたい。
– 民意を反映した一番良い決め方,について考察されている本.
– 選挙の結果はなんだか民意と一致していない感じがする。この本はそうした事柄について、理由を解き明かしている。昨今、何でも住…
– 新聞書評で知り、図書館で借りる。「決め方によって結果が変わる」「民意を明らかにしているようで、決め方を使っているだけ」と…
– 政治家を決める選挙など多数決や小選挙区、アメリカの大統領制など、現状では必ずしも民意を反映していない場合があるのを数学的…
– 星1つ。多数決のよいところ、悪いところ、弱点を如何に有効に使うか、などを解説。前半面白かったが、後半は同じような話で少し…
– 非常に興味深く面白かった。多数決とか決戦投票など、物事を決めるときの決め方それぞれのメリットデメリット等を分かりやすく解…
– 多数決が必ずしも正しくないことや、選び方が結果を左右することはよく分かった。ただもう少し選び方の選択についてのアドバイス…
– ☆☆☆★有川浩は「正論を武器にする奴は正しくない」と言った。本書では「多数決と暴力のあいだに違いを見つけるのは、案外と難…
– 借りた本。決め方によって結果が変わってしまうことがよくわかりました。
– 専門的過ぎずわかりやすい。当たり前だと思っている制度を疑ういいきっかけになった。
– ロバート・ライシュの「資本主義の救済(2017)」では、経済に道徳も不道徳もなく、ルールを恣意的に運用し、例外的に作るな…
– 様々な事を多数の人間で決める時、一般的には多数決を取る場合がほとんどだが、それで人々の選好を満たす事はできるのか、いやで…
– 知的好奇心をくすぐられる一冊。多数決って何かしっくりこない時あるよなあと感覚的には思っていたが、この疑問に経済学的に明確…
– 多数決で決めるとき、選挙のとき、もやもやしていた。その理由がわかる。内容は難しいところもあるが、ニュアンスはわかりやすい…
– 多数決は、人々の意見をまとめて集団としての決定を与えるのに適しているのか、をテーマに、決め方の考え方を紹介していく内容。…
– 『最後に問おう。いつか日本の多数決選挙はまともな方式へと変わるのだろうか? ・・選挙制度を変えるには、国会議員が公職選挙…
– ものごとを決めるのに「多数決」が必ずしも一番正しい方法ではないことを、この本は分かりやすく教えてくれる。ここで紹介してい…
– 民主主義の原則「多数決」を掘り下げ,ものの決め方の正当性を考える。
– 半休を取った用事の合間の時間を利用して、丸1日で読了。今回の米大統領選を取り上げるまでもなく、選挙のたびに(自分が投票し…
– 単純に多数決が多くの人の意見を反映できると漠然と思っていたが、決め方によって結果が全く違ってしまうことがわかり愕然とした…
– 目から鱗の良書でした。英国のEU離脱を決めた国民投票やトランプ新大統領を産んだ先の米大統領選、大阪都構想が否決された住民…
– 多数決よりは「1位に3点、2位に2点、3位に1点」のように配点するボルダルールがよい、費用分担をフェアにするためにはシャ…
– 「決め方」、投票の制度次第で、結果が変わることを平易に解説した本。
本書全編を通してなるほど、面白いと感じ、また社会的選…
– 費用負担の考え方は実践的。
– ↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00538658
– 政治学・経済学の学部生でも読むことができる、良書。
– 政治経済学の主要研究課題のルール:どのように決定するかというのは、あまり注目されないがとても重要である。
本論でもある…
– Kindle
“- ダイヤモンド社上村さまより献本御礼