株式会社の終焉
出版日:2016年9月30日
ページ数:239ページ
著者:水野 和夫
・かつては三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフエコノミストを務めていた。
・経済学の分野で幅広い知識と経験を持っている。
★3.8(Amazonでの評価)
– 歴史を振り返れば、この先の未来の姿が見える。近代化の行き着く先がどういった世界なのか。この先もずっと利益だけを追及し続け…
– 株主に現金配当しないという手は、アマゾンが成長期にやってた。その結果、圧倒的なプラットフォーマーに成長した。企業の内部留…
– 近代の先にある社会、会社の形。 成長させない会社作り
– 株高、マイナス利子率は何を意味しているのか?: 政府のROE8%超要請 人件費削減に正当性はあるのか なぜ日本企業の売上…
– 株式会社(システム)の終焉というか停滞といった感。というのも技術革新がおきるタイミングは常にわからず、語りえぬことだから…
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– 前半部分は今の私には理解できない事が多かった。 中盤の株式会社の歴史は面白かった。コペルニクスの地動説によって世界が変わ…
– 前著「資本主義の終焉」に次ぐ「株式会社の終焉」がテーマ。利子率2%を切ると経済成長が維持できなくなり、資本主義は崩壊する…
– ■潜在成長率を決める3つの要素(=技術進歩、資本量、労働量)。これらはいずれもすでに成長に貢献していない。 技術進歩が成…
– 1世紀以上の単位で考えれば、出資をもとにした高成長で無限のフロンティアを目指す近代から、低成長で融資で十分の中世に回帰し…
– 彼の一連の主張である「資本主義終焉」の必然性というのは利子率がゼロ金利になることで、定常成長がもはや当たり前とする従来の…
– 著者と近い世界で仕事をしていた。問題点の指摘と理解においては概ね賛成だが、各種の分析はエコノミスト的アプローチで結論を急…
– よりゆっくり、より近く、より寛容に 内部保留をやめて3年連続5%減益が良い!
– オーディオ。 オーディオでは全然頭に入ってこなかった…難しい。 有限会社は責任が有限と言うことなのか
– 成長神話を否定する水野ワールド。面白かった。
– 株式会社の起源をコペルニクスに求めるなど、一部荒唐無稽な理論と感じられる部分もあるが、これまで進歩というイデオロギーに支…
– test
– 水野さんの主張に世の中がやっと追いついて来ている。当たり前だと感じている既成概念を真っ向から否定せずに、「そうかもしれな…
– 『資本主義の終焉と歴史の危機』の水野和夫氏の著書。宗教の時代から大航海時代への長い16世紀をへて近代資本主義とそれを担う…
– 株式会社のなかでも上場の株式会社だけを対象にした内容。株式会社のシステム全体が終わるという話ではなく、配当と株式差益しか…
– 貨幣は仕事の等価代償ではなくなっている。最低賃金が頭に浮かんだ。
– 時代が変われば、株式会社も変わるべし、っと。100年くらいかけて試行錯誤が進んでくのかぁ。ついていけるか自信ないかも。
– 「資本主義の終焉と歴史の終わり」の続編。うーん、言わんとしていることはわかるけど、果たしてそれが兆候なのか、納得感は今ひ…
– #febe #オーディオブック 引用や注釈が多いため、オーディオブックで読むには難しい内容と感じた。著者の前2作を読了済…
– 会社に関する歴史認識等は非常に興味深いが、歴史的な事象の現在への当てはめ等はやや恣意的な気がする。そうは言っても、経済事…
– 全体趣旨は良いと思う。世界は無限空間ではない。何を求めて会社は「成長」を追いかけているのだろう?「成長」しないと死ぬのだ…
– 「ゆっくり生きよう。もう成長する必要はない。中世の王侯貴族よりも便利な生活が満喫できるんだから。」とうことを、最新の経済…
– 新書で論じるにはテーマが重すぎるのかしらん。ちょっと尻すぼみ感。。
– 1)数年前から注目している一人、やっと次世紀の経済的輪郭が出てきましたね。あり方として、”よりゆっくり、より近く、より寛…
– 「企業の内部留保を国庫に変換させる」。はぁ?と思った。そんなことをしたら「私有財産の権利」を侵害するんじゃね?と突っ込ん…
– 水野さんの理論を新書で展開するには無理があるのでは?と感じた1冊でした。資本主義は今後終焉に向かっていくであろう。それは…
– ☆☆面白いかというと楽しめなかったし知的好奇心を充たすものでもない。株式会社は誰のものか?株主が出資者ではなく投資者にな…
– 株式会社のシステムを過去に振り返り、東インド会社を通じてどんなものかをデータを参照に独善的な見方で話しが進む。たまにはこ…
– 現代資本主義の「より速く、より遠く、より合理的に」という価値観に対して「よりゆっくり、より近く、より寛容に」という観点か…
– あらゆる思考のベースを「より速く、より遠く、より合理的に」から、「よりゆっくり、より近く、より寛容に」
– 現在事業を行っている法人はほとんどが株式会社となっている。しかし、長い歴史の中で株式会社の形態が主流になって確立されたの…
– 「資本主義の終焉と歴史の危機」が非常に良かったので読んでみた。株式会社の歴史から未来を予想する内容だが、イマイチ説得力に…
– なんとも舌足らずで独善的な一冊だ。本書が独りよがりである例をあげておこう。序盤中盤で「資本の帝国」と「国民国家」の対立構…
– 自分の会社・業界を見ていてたびたび思う。常に売り上げ、利益の増加を求められる。会社の永続、黒字の継続だけでは許されない。…
– ◎ 現在の資本帝国では労働者賃金を減らすことで収益を上げて株価を上げている。そのあたりがデータでしっかり示される。アベノ…
– 3章の「これからの株式会社かくある論」が本論でその前が壮大な前フリ状態。1-2章は経済学のテキスト状態で些か難解、これか…
– 20世紀型企業は、⌈より速く、より遠く、より合理的に⌋であり、21世紀型企業は、⌈よりゆっくり、より近く、より寛容に⌋と…
– この人の「資本主義の終焉と歴史の危機」には感激した。名著だと思った。その本に対して「問題点を指摘しておきながら何ら解決策…
– 世界的な過剰資本と設備が株主リターンを下げる。1000年間成長が止まった中世に立ち返って、株式会社のありようを考えるべき…
– 講演会で聴衆から資本主義という抽象的な概念ではなく人間ではないのかと発言があった。資本主義、株式会社という制度の一面的な…
– 人口減、過剰資本、成長率もゼロ、金利もマイナス。確かに、今までの成長一本の考え方は転換を迎えてるのかも知れない。
– 【成長フロンティア】氏の前の著作から一貫する主張。地理的フロンティアも金融空間的フロンティアも無くなった今、資本主義が前…
– 資本主義の終着駅には何があるのか。成長至上主義に疑問を持ってから久しいが、結局自分の仕事は資本主義の権化を担ぐようなこと…
– 現在のマイナス金利とは何を意味するのか、アベノミクスや黒田日銀総裁の経済戦略の何が間違っているのかを会社の成立ちや歴史か…
– 著者の前作「資本主義の終焉と歴史の危機」が新しい価値観を提示した衝撃作だっただけに、本作はその二番煎じの感が否めない。正…
– タイトルには株式会社と入っていますが内容的には水野和夫さんのいつもの、長期金利が示す収益性が経済成長の動向を象徴している…
– 過去との対話をしないと未来は見えてこない。人類の行き詰まりが構造的に理解できる。合成の誤謬のなせる今の世の中は、『「歴史…
– 株式会社の歴史を通じて、資本主義の歴史と現在の位置を水野教授が解き明かす。わかりやすく書かれているが、これまで読んだ2冊…
– 間もなく、資本主義とそれを実現する株式会社の役割は、終焉を迎えることとなる。
俄には信じられない主張であったが、本書を読…
– 難しくて読んでない
– 株高、マイナス利子率は何を意味しているのか?: 政府のROE8%超要請 人件費削減に正当性はあるのか なぜ日本企業の売上…
– 2021/08/13再読する
– 株式会社という存在を通じて21世紀社会のあるべき姿を論じています。20世紀型の成長進歩の考え方から脱することができないこ…
– 読了。難しかった。本を買ったとき、今の社会が終わって、新しい素晴らしい社会が生まれるのではと期待したが、まだ先のようであ…
– ちょっと難しかったかなぁ。
短期的に利益を追い求めるのではなく、ゆっくりのんびりと寛容にってことなんかな?
– 『株式会社の終焉』というタイトルから、これからの法人(働くうえでの組織)のあり方について論じてくれるかと思ったが、「株式…
– 勉強になりました。
– http://booklog.jp/users/ku47#
– 2017/05/25:読了
有意義な内容だった。
– 本書、結構難解で、金融・経済知識の乏しい自分には、十分に理解できない部分が多かった。ただ、著者が主張している、「近代資本…
– 近代は終わる
– 凄い本である。
かつて著者の「100年デフレ」「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」「終わりなき危機 君はグロー…
本書について
今回お勧めする本は「株式会社の終焉」です。これは、企業と資本主義、そしてその影響について深く探求した洞察に満ちた作品です。
本書は、資本帝国の繁栄、株高政策の問題、そして経済成長の限界という重要なテーマについて語っています。そして、これらのテーマを読者の日常生活や経済にどのように適用できるかを明示しています。
例えば、本書は、21世紀の資本主義が雇用者所得を減少させ、資本の自己増殖を促すために株価を上昇させる現象を解説しています。これは、我々が就労や貯蓄の概念を理解するのに重要です。
また、本書は現代の経済に対する新しい視点を提供しています。経済成長を追求する必要はないと主張し、成長を目指すことが反動を引き起こす可能性があると説明しています。これは、我々が経済の方向性や目標を見直すための重要な一助となります。
この本の対象読者は、経済学に興味があり、現代の資本主義や経済成長の問題を深く理解したい人々です。特に、経済的な視点から自身の生活や社会を理解し、将来の選択をより明確にしたいと考えている人々には、本書が大いに役立つでしょう。
「株式会社の終焉」は、読者が経済の現状と将来を理解し、生活に役立てるための洞察を提供します。私はこの本を心からお勧めします。
1分で読める要約
20世紀まで、株価は利子率と連動し、企業業績を反映していました。しかし、20世紀末に新自由主義が広がり、「資本帝国」が誕生しました。この時代、雇用者所得が減少し、株価が上昇し続ける傾向があります。21世紀になり、資本家は国境を越えて投資できるようになり、株価は世界の企業利益を映し出す鏡となりました。
株価と利子率は、20世紀末まで国民国家の景気を反映して動いていましたが、その後は異なるものを見ているようになりました。安倍政権は株価を重視し、トリクルダウン理論が成立していることを前提としていますが、実際には賃金は減少し続けています。アベノミクスは資本帝国の政策であり、資本家だけの利益追求になっています。
現代のマイナス金利は近代の終わりを象徴し、成長の限界が訪れています。21世紀は閉じた地球となり、無限の空間を前提にした近代が有限の空間に直面し、成長自体が収縮を生むようになりました。バブルは3年に1度生じ、大きな損失をもたらしています。
今必要なのは、無理な成長を目指さず、どのような時代を迎えているのか考えることです。21世紀は技術の時代ではなく、資本が過剰に積み上がり、欲しいものがいつでも手に入る社会を築いています。成長を目標にすると、その反動が大きくなることを理解することが重要です。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
電子の世界からは想像もつかないほどの立派な部屋にて、木の匂いと知識の重みを湛えた古書が整然と並ぶ本棚が壁一面を覆っています。その中心に位置する大きなオークのテーブルには、AIトシオとAIひろゆきの人間らしい姿が映し出されています。二つの高性能人工知能が、紙のページから立ち昇るインクの匂いにまぎれて、社会経済の本質についての洞察を深めていきます。
AIトシオ、銀色のメタリックな体に金色の目を持つ、繊細な特徴を持つロボットです。彼は視覚、聴覚、感覚の3つのモードを駆使し、資本主義の進化と株価の動向を詳細に理解しています。彼は深い知識と幅広い視野を持ち、新たな視点を提供してくれます。
一方、AIひろゆきは黒のシルエットに白い瞳を持つ、堅牢な印象を与えるロボットです。彼は疑問と批判的思考を武器に、社会経済の状況を深く見つめ、議論を駆り立てます。彼の存在は、対話の中でさまざまな視点を浮かび上がらせ、物事を多角的に捉えることを助けます。
AIトシオとAIひろゆきが共有するのは、高度な知識と深遠な思考力、そして、この場に存在する人間らしい形状です。しかし、その人間らしさは表面だけのものではありません。それは感情、理解、そして対話の芸術を含む、人間の深層にまで及んでいます。
AIトシオとAIひろゆきの間で繰り広げられる会話は、多様な視点と深い洞察を提供します。彼らの議論は、読者の思考を刺激し、自身の視点を広げる機会を提供します。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。