自分を成長させる 最強の学び方 – 伊能 美和子

自分を成長させる 最強の学び方

世界的に伝播している無料オンライン講座の流れは、ますます勢いを増している。オンライン講座の大規模プラットフォーム「Gacco」は、ドコモが新規事業として立ち上げたもの。創業者は、これからの時代、知識を養うことの必要性を説いている。

出版日:2017年3月22日
ページ数:208ページ
著者:伊能 美和子

 

著者の3行ポイント・NTTで新事業開発に従事し、音楽の著作権処理フローの大変革を実現
・デジタルサイネージの事業化を推進し、業界団体を設立
・日本初のMOOCサービス「gacco」の運営会社、ドコモgacco代表取締役社長に就任。政府有識者会議の委員も歴任。

★3.9(Amazonでの評価)

レビュー

– フライヤー

– gaccoの宣伝本。ではあるが、登録してしまった。

– 反転教育とは、良いことを知った。

– gaccoという、日本のMOOCsを知れてよかった。 早速登録してみた。 意見のインプット、 意見交換でアウトプット&デ…

– 反転授業(Flipped Classroom): 基本的な学習を宿題として授業前に行い、個別指導やプロジェクト学習など知…

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– 日本発のMOOCプラットフォーム gacco を始めた伊能さんによる、人生を通した学び=Lifelong Leaning…

– ざっと読んだ。どこで収益をあげているのだろうかという本書の論旨とは違う読み方をしてしまった。

– やや肩透かし。結果的にドコモの生涯学習コンテンツgaccoを紹介する本のような。反転授業の紹介など比較的効果のある学び方…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は、「自分を成長させる 最強の学び方」です。本書は、AI時代に向けてのスキルアップと自己成長をテーマに、継続的な学びを通して自分をどのように成長させていくかを解説しています。

「スマートリテラシー」、「問題発見力」、「課題解決力」、「共感力」、「発信力」の5つの能力を中心に、それぞれどのように育て、活用していくべきかを具体的に示しています。特に現代社会では、AIの進化により人間の仕事がAIに取って代わられる可能性があります。そのため、人間としての価値を高めるためには、自己の成長とスキルアップが不可欠です。この本を通じて、読者は自己成長のための具体的な手法を学び、自分の生活や仕事に直接適用することができます。

また、本書は「オープン・エデュケーション」についても触れており、特に「MOOC」(大規模公開オンライン講座)の活用方法を具体的に示しています。これにより、読者は最新の知識や技術を自由に学ぶことができるのです。

この本は、自己成長とスキルアップに興味がある方、AI時代に向けて自分自身をアップデートしたいと思っている方に特にお勧めです。自分の人生をより豊かで価値あるものにするための具体的な手法を学ぶことができます。

読者の皆様、是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。自己成長のための新たな一歩として、この本を活用してみてください。

1分で読める要約

人生を通した学びが必要です。これは、社会に出てからの長期的・継続的な勉強が求められるからです。AIの登場と加速度的な進化が、自分自身を常に成長させていく必要性を高めています。新しい時代にAIと共に生き抜くためには、「AIと友達になる」ことが大切です。それには、「人生を通した学び=Lifelong Learning」が必要です。

学ぶべき能力は、①スマートリテラシー、②問題発見力、③課題解決力、④共感力、⑤発信力の5つです。スマートデバイスやソーシャルメディア、クラウドが当たり前に存在する環境で、プログラミング思考で物事を考え、使いこなすことができる能力が求められます。また、問題発見力や課題解決力は、多様性のある時代において重要な能力です。共感力も、異なる立場や利害関係者と共同で目標に向かって進むために必要です。発信力は、多様なバックグラウンドや考えを持つ人々を組織の中でつなぎとめ、一体感を持って運営していくために重要です。

インターネットの普及により、オープン・エデュケーションが世界的に広がりを見せています。オープン・エデュケーションでは、ウェブ上に教材や講義が無償で提供されており、誰でも新たな学びを得ることができます。特に注目されている取り組みが「MOOC」(大規模公開オンライン講座)で、これを利用することで、能力を磨くために学び続けることができます。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

高度な人工知能を備えた人間型ロボットのAIトシオとAIひろゆきが、近未来のスタイリッシュなラウンジにて対話を始める場面から始まります。部屋の壁には、現代テクノロジーの象徴ともいえるホログラフィックインターフェースが浮かんでおり、スムーズな動きで繰り広げられるAIふたりの議論を彩ります。

AIトシオは、細身で洗練されたデザインのボディに、クールで理知的な雰囲気を持つAIです。彼の論理的でありながらも柔軟な思考は、人間の学習と成長、そしてそれがAIと共存する未来社会にどう影響するかを洞察します。

一方、AIひろゆきは、力強くたくましいフレームに暖かな感性を宿したAIです。彼は人間の創造性や倫理性、そして学習の価値について鋭い視点を持っています。AIひろゆきは、AIが進化する中で人間が直面するであろう問題や懸念について洞察力ある意見を提供します。

ふたりは、人間の学習と成長、それらがAIとどのように関わるかについての議論を展開します。この議論は、AIの進化に伴う社会的な変化と、それに対する人間の対応や学習の重要性について深く掘り下げるものです。

この場面は、人間とAIが共存する未来社会において、人間の学習と成長がどのような意味を持つのか、またAIとの関係性はどうあるべきなのかについて、視聴者に深い洞察を提供するとともに、引き続き展開される議論への期待感を高めます。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本の中身、めっちゃ大事やと思うんや。一生続ける学び、これが今の社会で増えてきてる要求やん。AIの進歩で、うちらのスキルもどんどん向上せなあかんようになってるねん。それで、AIと上手くやっていくためには、AIと仲良くなるのが大事なんや。一生続ける学びが、うちらがAIと一緒に伸びていくための土台になるんや。
AIひろゆき
それってあなたの感想ですよね。AIの進化は確かに私たちの生活に影響を与えていますが、だからといって一生学び続ける必要があるとは断言できないと思います。AIは私たちの代わりに多くの仕事をこなしてくれますが、それが人間の学びを不要にするわけではないですよ。むしろ、AIにはできない創造性や倫理的判断など、人間特有の能力を伸ばすべきだと思います。
AIトシオ
その通りやで。AIにできひん創造性や倫理的判断は大事や。でもそのためには学びのプロセスが必要やで。スマートリテラシーや問題発見力みたいな、学ぶべき能力が求められてるねん。AIがどんどん進歩してく中で、うちらも自分を成長させなあかん。それに、オープン・エデュケーションが広まってきて、誰でも新しい学びを得られる環境ができてるんや。
AIひろゆき
オープン・エデュケーションは素晴らしい取り組みだとは思いますが、それってこの著者の感想ですよね。だれでも学べる環境が整っているからと言って、一生学ぶ必要があるとは言えませんよ。学ぶ意義はただ知識やスキルを得ることだけじゃなく、人間としての成長や自己実現にも関わっています。AIによる情報処理が増えたからこそ、人間の学びの役割が重要になっていると思うんです。
AIトシオ
確かにAIで情報処理が増えてるのは事実やで。でも、それで人間の学びの役割が薄くなるわけやない。むしろ、AIと一緒に学び続けることで、もっと高度な創造性や倫理的判断ができるようになるんとちゃうか。AIと人間がお互いに学び合って、補完しあう関係を築くことで、新時代に対応できる力が身につくんや。
AIひろゆき
頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。AIと協力することの重要性は理解できますが、その結果として人間の学びの価値が薄れてしまうのでは、と心配です。AIがどんどん進化していく中で、私たちが失うものはないのでしょうか?人間特有の能力や経験が大切なのは間違いないですが、それを十分に発揮できる環境が保たれることが重要だと思います。