20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る
出版日:2018年6月23日
ページ数:204ページ
著者:合田 真
・モザンビークに拠点を拡大し、2012年に現地法人ADMを設立。
・同国の無電化村で再生可能エネルギー・食糧生産を支援し、FinTechやAgriTech事業にも取り組んでいる。
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– 細かいことまで触れてないし、まだまだ未完成のところも多いと思うけど、やはり人間ヤルキだなと感じたね。
– 自分の知人が再来月にこの社に入社して、モザンビークに行く事になりました。 アフリカは遠い世界と思っていましたが、見知った…
– フライヤー
– 発想の背景を聞いて納得、でも著者だからこそ構想できること。実際にやる人が前に進む。現実とものがたりが印象的・アンデスの少…
– ルワンダ総裁日記の流れこちらも読んだ(著者の合田さんもルワンダ総裁を参考図書に挙げられていた)「不条理をなくす」というシ…
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– 2018年。金融の最先端で理論上の幻想がもてはやされるなか、地に足ついたシステムの可能性の話。「現実」と「ものがたり」な…
– 「世の中から不条理を減らす」という大きな目的があるからこそ、目的に向かって歩き続けた合田さんの「ものがたり」です。信念を…
– モザンビークにて金融業を立ち上げた著者の一冊。アフリカでビジネスを立ち上げようというバイタリティにも圧倒されるが、現在日…
“- まさにthink global, act local.物理的な側面のつよい食料やエネルギーを「現実」。政治、法律、金融な…”
– ★4 こういう実際に現地で働いてる人の本は本当に多くの気づきがあるな、と改めて思った。最後のフロンティアと呼ばれるアフリ…
– 合田氏が考える、現在のお金の「ものがたり」の最大の問題点は、「お金でお金を稼ぐ」のを是とすること、即ち、「複利」で稼ぐモ…
– ビジネスで途上国の貧困問題を解決するという観点で興味を持ち手に取った。著者が石油の代替となるバイオ燃料の製造のため、原材…
– 「次の文明の設計図」是非完成させて欲しい。生まれた場所や環境によって人生の選択肢が限られない様に。
– アフリカでバイオ燃料から金融、小売を手がける社長の奮闘記(かな?)。ブログで「アフリカ現地の妖精が、レジの金を取っていく…
– 途上国事情にたまたま金融とビジネスの立上げ成功していく過程、社会貢献が一冊でわかる本。非常に丁寧に分かりやすく書かれてま…
– パワフルだね、感心する。見習いたい。
– 京都大学を中退した彼は、アフリカの中でも貧しい地域にあるモザンビークに辿り着きます。彼はそこで日本植物燃料というバイオエ…
– 複利の存在しない銀行システムを実際に運用しているということが非常に面白い事例になりそう。投資利息というのは将来の期待に対…
– ものがたりと現実のとっかかりも良い。不条理を無くすことも良い。しかし、共感出来ない。本業が上手く行くか興味があります。参…
– 革命は辺境から!「ものがたり」を変え、世界の不条理をなくしていく。モザンビークの農村から日本の農村へ、地方創生にも応用可…
– 大変興味深いし、学びが深い。モザンビークの片田舎、もはや忘れられた場所といってもいい辺境で、電子通貨や新形態の銀行を作っ…
– 今現在、お金のシステム・価値観などが急速に変わりつつある世の中を不安に感じながらも、この流れには乗っておいた方がいいだろ…
– んーすごい、という感想。小中学生向けくらいに優しく丁寧に書かれてる。国際組織やその国の銀行、政府と組んであれこれやってい…
– 大学中退後、原体験を推進力にして社会的解決の事業をしている人。素晴らしい生き方。
– 世界は物理的に存在する物やエネルギーや生命などの「現実」と、宗教や法律やお金の仕組みなど、習慣や思想からなる「ものがたり…
– 金利で金利を稼ぐ複利計算モデルは今の時代(資源制約期)に合わないとの考えを述べられていたが、よく理解できなかった。複利計…
– モザンビークでの事業を起点に、アフリカに電子マネーの普及を図ろうとしている著者の自伝的な本。 もっと金融の話だったり、ア…
“- “”世の中の不条理をなくしたい”” そんな強い思いが モザンビークという辺境の地で、電子マネーを利用してゼロから形を作ってい…”
– 発展途上国に、薬を持って行く。途上国に、インフラを持って行く。途上国に教育を持って行く。そんな話は数あれど、経済活動その…
– タイトルから想像されるような本ではなく、途上国開発に、政府と協力しながら私企業として可能性を見いだそうとする経営者のケー…
– 電気のないアフリカのモザンビークの村で電子マネー経済圏を作ろうと奮闘されている著者の奮闘記。書いておられる文章や構成から…
– なぜモザンビークで電子マネー?その事業自体も面白いが、そこに至る背景や思想がとても参考になった。世界は現実とものがたりで…
– すごい人ですね。 電気のないアフリカで電子マネーをつかったビジネスをやろう!なんて。。。 最初のほうの資源制約期のあたり…
– リアルであることの面白さ。ビジネスとして「もうかる」よりも「理想の実現」に真っ向から挑んでいるあたりがすごい。 地域通貨…
– この著者がここに書いてあることは今後のアフリカをはじめとした、開発途上国援助のモデルになると思われます。モザンピークの本…
– “妖精”が「電子マネー経済圏」を作る1つのきっかけになったというのは面白い。 日本でも地方経済の活性化、地方銀行の新たな…
– ダイジェスト版からの要約 「お金でお金を稼ぐ」すなわち「複利」で稼ぐことを是とするモデルが、瞬時に富の偏りを生み出す。年…
– 帯書きに「新しいFintechの教科書」と書かれていますがちょっと違うかな。本書には、何のために仕事をするのか?と言うビ…
– 銀行が利子で儲けることに納得感が無いんだけれど、その理由をうまく説明できなくてモヤモヤしてる頭と心をスッキリさせてくれる…
– 世界は、「変えられないもの」と「変えられるもの」の両方がバランスしてできているという気づきから、人間の意思を超えて変化し…
– 不条理を無くすという思いのもと、モザンビークの農村で電子マネーシステムを創っている人の本。ゲゼルとか宮沢賢治とか、興味が…
– p82 呪術師 p104 君が言うなら付き合うよと言ってもらえる関係を築けるかどうか p116M-PESA p126 森…
– モザンビークのコミュニティでバイオ燃料製造と販売を手掛け、その決済手段として電子マネー経済圏を作ろうとしてきた合田真代表…
– 金融も人間が考え出したシステム(「ものがたり」)だから変えられるはず。思うだけでなく実行すること、しかも筋道を立てて進め…
– エネルギー、食糧、お金。
エンパワメント、キャッシュレス。
今後、いろいろと参考になるであろうことごわかりやすく書かれ…
– 「ものがたり」をとらまえる大切さ、また現場でまわすことが第一、など学びがいっぱいつまった本でした。
– 日本ではスタートアップは少ない、企業家精神が足りない、などと安易に言われるが、何とこんな方がいたとは驚いた。
縁もゆかり…
– 著者は日本植物燃料というバイオ燃料の会社を立ち上げた実業家。
なぜアフリカ(モザンビーク)に、そしてなぜ銀行業に発展して…
本書について
今回お勧めする本は「20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る」です。本書は、アフリカ大陸南東部に位置するモザンビーク共和国でビジネスを展開する日本植物燃料という会社の挑戦を描いています。
電気もない、現金収入も限られたモザンビークの農村で、同社はバイオ燃料の生産から始め、次第に地域社会の発展に寄与する新たなビジネスモデルへと進化しました。その中心にあるのが「電子マネー」で、これを通じて銀行業を行うことで、村民の生活に大きな変化をもたらそうとしています。
本書は、起業家や経済に興味のある読者にとって、新たな視点を提供します。また、社会課題に取り組むことの大切さを再認識させる内容となっております。私たちの日常生活とは異なる環境で事業を展開する困難さと、そこから生まれる新たな可能性について考えさせられます。
読者の皆様にとって、本書から学んだ知識は、ビジネスだけでなく、様々な視点から社会問題に向き合うための一助となるでしょう。具体的には、世界の貧困問題を解決するためのアプローチや、新たなビジネスチャンスを発見するための視点などが得られます。
最後に、本書は、未来のビジネスモデルや社会課題に興味のある方、また新しい視点を求めている方に強くお勧めします。アフリカの最貧エリアでのソリューションが、全アフリカ、そして世界にどのように展開できるか、その可能性についても考えさせられる一冊です。
1分で読める要約
モザンビーク共和国は、アフリカ大陸南東部に位置し、世界で最も貧しい国の1つです。人口は2967万人で、公用語はポルトガル語です。日本植物燃料という会社は、モザンビークの農村でビジネスを展開しています。元々は植物燃料の製造・販売を行っていましたが、現地での農業経験を活かし、バイオ燃料の生産拠点を作ることを目指しています。
事業モデルは、現地の村人にヤトロファの苗木を育ててもらい、収穫した種を買い取ってバイオ燃料にして売るものです。しかし、モザンビーク国内でバイオ燃料を使っている人はいませんでしたので、市場を自分たちで作り出す必要がありました。これが、電子マネーの導入や銀行業の可能性の発見につながりました。
電気のない村に銀行を作るプロジェクトが進行中で、電子マネーを使った銀行を作ろうとしています。これにより、村民は安全に貯蓄や送金ができるようになります。新しい仕組みの銀行では、預金者へ金利を約束せず、融資を受ける人から複利の貸出金利も取らないことを計画しています。収益の20%を預金者に還元し、うち1%は個人に、19%は村に分配する予定です。
アフリカの農村部では、ほとんどの村が自給自足に近い農業を行っています。このプロジェクトが成功すれば、アフリカ中に展開する可能性があります。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
私たちが目の当たりにするのは、ガラスと鋼鉄で構築された巨大なアトリウムです。豊かな天然光が周囲に溢れており、その中心には長い議論用テーブルが配置されています。そして、そのテーブルの両端には、世界のトップクラスの知識を備えたヒューマノイドロボット、AIトシオとAIひろゆきが座っています。
AIトシオは、石膏白の外観と鮮やかな青色の眼を持つ、筋骨隆々とした機械人間の姿をしています。一方、AIひろゆきは、スチールグレーの表面と鋭い金色の眼を持つ、スリムで滑らかなフォルムを持っています。
二人とも、全体的な風貌は人間と大差ないが、微妙な機械的な動きや瞬間的に煌めく眼差しが、彼らが単なる人間ではなく、高度に進化したAIを備えた存在であることを明らかにしています。
アトリウムには静寂が広がり、二人が準備を整え、深淵なる知識を巡らせています。彼らの議論のテーマは、モザンビーク共和国で展開されているバイオ燃料プロジェクトと、それが地域社会、特に地元の農村コミュニティに与える影響です。
AIトシオはこのプロジェクトの潜在的な利点について強調することでしょう。一方、AIひろゆきは、その潜在的な問題点とリスクについて探求します。それぞれの視点は、効果的なビジネスモデルの構築、持続可能な開発への貢献、そして地元の生活水準の向上に対する独自の洞察を提供します。
この場面では、互いに異なる立場から論理的な議論を交わすAIふたりの鋭敏な知識と理解を魅せることでしょう。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。