ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論
出版日:2018年7月12日
ページ数:336ページ
著者:朝倉 祐介
・現在は、ラクスルやセプテーニ・ホールディングスの社外取締役を務めている。
・彼の経歴からもわかるように、ビジネスの分野において幅広い経験を持ち、多様な企業の取締役として活躍している。
★4.1(Amazonでの評価)
– 多くの日本企業を蝕んでいる病魔が「PL脳」である。PL脳とは、目先の売上や利益を最大化することを目的視する短絡的な思考態…
– 短期的な数字のみにフォーカスするのではなく、もっと先を見て将来にわたり企業価値を向上し続けるために今何をすべきかを考えな…
– 勉強になった/親会社、関連会社
– 長年経理に携わって来たけど、全く新しい視点だった。本当に読んで良かった。これからの仕事にも活かしていこうも思う。
– 低成長の時代においては、外部環境が自動的に成長を牽引してくれないため、過去の延長で物事を捉え、組織内だけを見て思考するこ…
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– ★★★★☆+
– キチンとファイナンスの基礎を押さえておきたい人に最適な本。若手のビジネスマンでしっかりと企業経営の要点を理解しておきたい…
– どうして日本人の多くのビジネスパーソンや投資家やメディアがPL脳に陥ってしまうのか。①高度経済成長期の施行体験、②役員の…
– 色んな財務関連本に手を出して挫折してきてきたが、本書はかなり分かりやすく腑に落ちた。巻末の付録ページで基礎知識も補っても…
– 理論的な部分は、賛同。しかし、説明でPL脳と対比させようとしすぎていて、そこが逆に腹落ちしなかった。ファイナンス思考の好…
– 読みやすかった。装丁の文字が赤のメタリックできゃわいい。
– 図書館本。日本企業の課題として、目先の決算成績に囚われるPL脳について多角的に論じられている。
– PL脳→ファイナンス的俯瞰
– PL「だけ」を追い求め続けるPL脳に陥らず、BSとキャッシュフローを意識して、長期的な企業価値を高めようという内容。 内…
– PLは作れる。利益は解釈、キャッシュは事実。 ファイナンス思考は、将来に稼ぐと期待できるお金の総額を最大化しようとする発…
– 読みやすかった。会計や経理を学び始めた人に良いのではないだろうか。述べられているファイナンス思考は、伸びていく会社やすで…
– 会計の先にあるファイナンス思考とは何かについて書かれた本!最近経理と揉めがちなので読んでみた。この本では日本の企業が往々…
– ファイナンスの勉強用に読んだ。日本企業が陥りやすいPL脳について、いかにこれからの時代脱却を図る必要があるかを説いている…
– 著者は元ミクシィ社長朝倉氏。「損益計算書上の指標(売上高や利益)の最大化を目的視する短期的思考態度」を「PL脳」と呼んで…
– 図書館本
– ★★★PLを作ること重視する思考をPL脳と称し、アマゾンのように数年は意図的に赤字にし長期的な視点で経営するファイナンス…
– ものすごく参考になります。 必ず一度は読んておいたほうが良い本です。
– 日本企業がPL脳に陥った背景に関し、米国との比較や歴史の振り返りにて考察している良書。巻末の特別付録は、会計・ファイナン…
– PLにとらわれることの危険性がよくわかった。PL脳に陥りがちになる訳も詳しく書かれていて参考になる。これそのまま人生にも…
– 売り上げや利益を重視するPL思考ではなくファイナンス思考を持つべきと訴えている本。 ファイナンス思考とは未来志向であり会…
– 基礎的すぎる
– 価値向上に資する思考が、いつの間にか短期目線のPL脳に陥っていないか。物事の判断は将来に向けた時間的価値を踏まえて判断す…
– ★4.0:ファイナンス思考は以下の4つの要素で構成。「A:外部からの資金調達」「B:事業活動による資金創出」「C:資産の…
– 2020年度の78冊目であり、本日(10/17)に読んだ4冊目の1冊。PLを良く見せるために将来投資を計上しない、などは…
– 継続的な企業成長のためには、事業ポートフォリオを最適化する必要があり、そのためにはファイナンス思考が重要と理解した。ファ…
– ★★☆☆
– 会計から事業を評価、計画する際、再読する価値あり
– 以下備忘録。 ・会社の再生とは、浸水して沈みゆく船を操舵しながら、新しい船を作るような芸当。スタートアップとは、崖から飛…
– 2020年度の47冊目は前から読もうとしていた本をようやく。著者の言うとおり、会計の専門的な話ではなく、なぜ日本企業や日…
– 日本がPLに拘り過ぎなことに警鐘を鳴らす本書。なるほど、頭ではわかっちゃいるけど、銀行も、報道も、(日本の)株主も、段階…
– 長期思考
– 日本に溢れる企業に関する最適だと思われていた考えを、考え直すことができる本。ビジネスはスピードが命だと言われているが、そ…
– ファイナンス思考とは、「会社の企業価値を最大化するために、A外部からの資金調達、B資金の創出、C資産の最適配分、Dステー…
– 短期単眼的にならないように、ビジョンを定量的な裏付けをもって語れるスキルが大事だなと、納得感あり。 財務三表・アメーバ経…
– 日本企業の近視眼的な発送がPLを重視している姿勢に出ており、それは時代の変化に乗れていないあらわれである。 この低成長の…
– 著者はベンチャー起業家であり、ミクシィ元CEO。PL重視(売上至上主義・利益至上主義)に陥りがちな日本型経営を批判し、積…
– 筆者はマッキンゼー出身で元mixi CEOである。自身の経験を踏まえ、ビジネスマンとしてファイナンスについて知っておくべ…
– ■「PL脳」とは、目先の売上や利益を最大化することを目的視する、短絡的な思考態度(p.ⅱ)■「ファイナンス思考」は、将来…
– 財務諸表に翻弄されるか、使いこなすか。経営者として勿論、後者を目指すべきだが、それにはビジョンと職業スキルとしての経営が…
– あんまし。
– ・なかなか捗らなかったけど、ようやく読了。 ・完全な文系アタマには、かなりムズい分野。 ・売上は大事だが利益の方が大事。…
“- こんな経済環境の今だからこそ再読。 “”ファイナンス思考は、「企業価値の最大化」といった大きな目的を見すえるものの、売上や…”
– 初心者でも分かる様に平易に描かれているが、書かれている内容は普遍的なもので、勉強になる。付録のファイナンスの説明の部分は…
– ビジネスを考える上で大切な、ファイナンスについて平易に解説されている。理論や知識以上に、考え方がより重要。ファイナンス思…
– ファイナンスの考え方を座学ではなく、実践を意識して解説。キャッシュフローの考え方が分かっていない金融マンも多いので、そう…
– 前半はファイナンス思考とPL脳の対比を説明しているけど、同じ内容を言い方を変えて繰り返しているだけ。
後半は事例を挙げて…
– 長期目線で大きな決断をした人は、自分の決断に自信が増す一冊です。
ファイナンス思考とは「長期的、未来志向的、戦略的な思…
– ファイナンスの重要性につき、基礎知識と具体事例を交えて説かれており、読みやすかった。
私は財務経理の人間として手に取った…
– 短期的な売上至上主義を代表するPL脳ではなく、
予定(調和)ではなく(現実からの飛躍ある)計画で、
ファイナンス知識と、…
– 以前自分のいた会社が完全にPL思考の考え方になっていたのだなと感じた。日本の特に大企業の方にはとても共感できる内容だと思…
– 会計とファイナンスは異なるものであるということ。ファイナンス思考とはすなわち未来にフォーカスを当てた思考方法であり、過去…
– 年末に経理へ異動したんだが、そこの上司がガチのPL 脳だった。
– PL脳では近視眼的で短期思考になるが、ファイナンス思考では未来志向で長期思考になると捉えられた。
必ずしもPL脳が悪では…
– 2018年に出版されたのをすぐに買い求めて、流し読みして積読になっていました。積読の山から目についたので救出して読みまし…
– PLに基づき経営の限界を述べている。
PLは瞬間風速であり、必ずしも企業の成長性や安全性を示しておらず、高度経済成長が望…
– リクルートやJTの例などが参考になった。ただ同じ内容を繰り返しているような部分も感じられた。
PLがスナップショットで、…
– 経営者目線で企業経営に何が必要かを具体的な事例を交えて理解ができるようになっている。ファイナンス知識を習得するというより…
– 売り上げ重視の時代は終わったんだと感じさせる本です。
会計の知識があると更に理解できますし無くても朝倉さんのオススメ本も…
– キチンとファイナンスの基礎を押さえておきたい人に最適な本。若手のビジネスマンでしっかりと企業経営の要点を理解しておきたい…
– ーー「利益は意見。キャッシュは事実」。
利益はPLで表される。このPL的観点(本書ではPL脳を呼んでる)は、会計知識に…
– この本のおかげでリース会社の営業の人が言ってた「リースは金融じゃなくて物融」の話がちょっと理解できた気がします。面白かっ…
– PL脳になっていることが多いなと思った。数字についていくので精一杯になっているが、数字を使えるように練習させてくれる本だ…
– PL脳に陥りそうになるが、改めて考え方の認識を得た。
具体的にどうすれば良いのかは?
– 日本の会社・ビジネスパーソンの多くが、長期的視点で企業価値を最大化させるファイナンス思考ではなく、短期的視点で売上や利益…
– 実例もあり非常に読み応えがある
– 入門としても、応用としてもとても有益な本。デジタル時代のビジネスモデル、とりわけSaaS型企業の把握には不可欠。
日本企…
– 個人的な感想として結局何がファイナンス思考なのか、取り上げられた事例でファイナンス思考をどう活用した/しなかったから、そ…
– 長期計画について、わかりやすく書いてあります。
PL脳とかの対比など興味深いです。
良い本だと思います。
– 2021/06/08
四半期決算志向の「P/L脳」批判として「ファイナンス思考」を提起
だが経営を数字主義とする点では同…
– 日本になぜアマゾンが生まれないのか。それは、日本の企業、そこで働く人々の間にに「PL脳」がはびこっているからではないか…
– ファイナンスの基礎知識があれば難なく読める内容。「PL脳」に陥ってはいけないという主張も腑に落ちやすいが、いざ経営の立場…
– 少なくとも私たちの事業は「PL脳」である、間違いない。その施策が将来にわたり生み出すキャッシュフローの最大化に貢献するか…
– ・ファイナンスの勉強をしたことがあれば読む必要なし
・リクルート、関西ペイント、コニカミルノタ、日立がM&A担当として転…
– 職場で勧められて読みました。「利益は意見、キャッシュは事実」と言われるように、わかりやすいからってPLだけで、物事考えち…
– 会計の本を読むのは楽しいなと感じるこの頃。
短期目線になりがちたが、長期目線を持ちながら価値が何かを考えていきたいと思っ…
– まだ途中ではあるが、経営者として知識としてだけでも持っておきたい視点。実務は人に委ねるとしても。
– ふむふむ
– 社長として業績が低迷したミクシィを復活させた人が書いた本。日本の企業は短期の売り上げと利益を求めてばかりいるので、将来を…
– 日本にAmazonが生まれない理由がここに。ポイントはPL脳から脱却し、価値・長期・未来に目を向けること(ファイナンス思…
– ビミョー
– 長期的な市場の構造変化の早期把握と対応、対投資家目線、企業価値ベースの発想の重要性。
割引率はリスクフリーレートと、リス…
– PL脳になるな
目先の利益を追い求めるのではなく、長期的な視点から事業を見つめなければならない。
– 広義の経営にとってのファイナンスの重要性がよく理解出来る。会計やファイナンスを本格的な学ぶ前に本著を読むと、なぜそれらを…
– 読み物として面白かった。
– PLではなくあくまで財務三表の関連性の中でファイナンスの重要性を説いた本。ファイナンスは、
1:事業に必要なお金を外部か…
– 再読。テクニカルな部分よりファイナンスの考え方の説明を主とした内容。
– 高度成長期時代にはPL脳でもよかったとかいう前書きで一気に読む気がなくなるけど、まあ、高度成長期の残り香すら知らない会社…
– PL脳は、
利益最大化が目的化
そのため、短期的に黒字がでる事業群になる。
長期的な芽を摘む可能性も。
一方、フ…
– 将来経営をやっていくにあたって基礎となる会計やファイナンスの知識が学べた良書。
– ファイナンス思考に相対する考えをPL思考とし、
PL思考のマイナス要素を挙げ、日本企業の成長を妨げている理由を綴る。
ど…
– 2020年2月14日 藤田博光
#ファイナンス
ファイナンス思考の感想
・会計と同レベでファイナンスは重要
・会計は短期…
– PLの表面上の悪化を恐れず効果的にバランスシートを活用する海外企業、日本企業事例は非常に参考になる。また、日本と海外との…
“- ファイナンスの基礎を勉強している方に最適と思います。
前提として財務諸表(P/L,B/S)に関する基礎知識はあった方が理…”
– 思ったよりPL脳になっとるわって気付かされた。
– わかりやすい
けど、いろんな企業の事例集みたいで、戦略論ていうタイトルには合わない気がする
– ファイナンス初心者向け。
PL.BS.CSは連動している。
WACCを上回るROICを生み出す会社が真に稼いでいる会社。…
本書について
今回お勧めする本は、「ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論」です。この本は、「PL脳」を扱い、目先の利益ばかりに目を向ける経営から脱却し、ファイナンス思考へとシフトすることを提唱しています。日本企業にとっての「ファイナンス思考」の重要性とその適用方法が詳細に説明されています。
本書は経営者や経営に関わるすべての方々、さらには将来のビジネスリーダーを目指す読者にとって、非常に価値のある一冊となるでしょう。また、私たち個人にとっても、投資や資産運用に対する視点を広げる助けとなります。
具体的には、「ファイナンス思考」は、将来に稼ぐと期待できるお金の総額を最大化しようとする発想であり、これは日本企業の「21世紀型の日本的経営」に必要な考え方です。そして、この思考を私たちの生活にも応用することで、長期的な財務計画や投資戦略を立てる際の視点を提供します。
本書は、ビジネスに対する考え方のOSを根本的に入れ替え、成熟した社会での経営を可能にするための具体的な戦略や方法を示しています。「PL脳」から「ファイナンス思考」へのアップデートは、個々の事業者だけでなく、日本経済全体にとっても必要なステップであり、本書はその道筋を示してくれます。
読者の皆様、ぜひ一度、この本を手にとってご覧ください。そして、ビジネスの視点だけでなく、日々の生活における財務管理にも「ファイナンス思考」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
1分で読める要約
「PL脳」とは、目先の売上や利益を追求する短絡的な思考態度で、現在の日本企業に問題があるとされています。これに対し、成熟化した不確実な時代に適した考え方が「ファイナンス思考」です。ファイナンス思考は、長期的な視点で企業価値を最大化するための戦略を総合的に組み立てる考え方で、将来のキャッシュフローを最大化しようとする発想です。
ファイナンス思考とPL脳の違いは、評価軸が企業価値とPL上の数値、時間軸が長期と短期、経営アプローチが戦略的と管理的であることです。ファイナンスには4つの機能があり、①外部からの資金調達、②資金の創出、③資産の最適配分、④ステークホルダー・コミュニケーションが含まれます。
ファイナンスの本質は、お金の循環を健全にコントロールしながら、段階的により多くのお金を生み出す仕組みを作ることです。これからの日本企業は、「PL脳」から「ファイナンス思考」へのアップデートが必要で、21世紀型の日本的経営を再構築することが求められています。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
当然ながら、ヒューマノイドロボットAIトシオとAIひろゆきが存在するのは、現代的なスペースです。彼らの前には、デジタルスクリーンが配され、そこには各種データ、チャート、イラストが流れています。周囲は光ファイバーで飾られ、青と白の冷たい光が反射し、広大な空間を照らしています。二人はまるで生身の人間のように椅子に座っていますが、その動きは滑らかで無駄がなく、彼らが高度なAIであることを物語っています。
ロボットたちは、書籍についての洞察について議論を交わしています。本書は、「PL脳」と「ファイナンス思考」の二つのビジネス思考モデルを提示し、それらがどのように現代の企業の成長に影響を与えるかについて議論しています。AIトシオは、「PL脳」の限界と、「ファイナンス思考」の導入の必要性を指摘しています。一方、AIひろゆきは、両思考の適切なバランスの重要性を強調しています。
彼らの議論は深く、詳細で、時には熱を帯びています。それぞれが異なる視点を持っていますが、それは互いに意見を尊重し、多角的な視点から問題を考えるためです。彼らの会話は、高度な知識と深遠な洞察を可能にしています。それはまるで彼らが人間であるかのように、しかしそれ以上に冷静で合理的に。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。