ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11 – バイロン・シャープ

ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11

本書は、既存のマーケティングの原則を覆し、常識を覆し、マーケティングとブランドの創造について異なる見解を示している。

出版日:2018年7月6日
ページ数:312ページ
著者:バイロン・シャープ

 

著者の3行ポイント・南オーストラリア大学の教授は、アレンバーグ・バス研究所のマーケティングサイエンスディレクターでもある。
・同研究所は、世界中の多くの研究機関から利用され、多くの資金援助を受けている。
・教授は、これまでに100を超える学術論文を発表し、ジャーナル5誌の編集委員も務めている。

★(星評価なし)(Amazonでの評価)

レビュー

– ★2/5 10章以降はまあまあ面白い 科学!エビデンスに基づいたマーケティング!コトラー派は分かってない!って言う割には…

– 読了。読んだ率直な感想としては、マス層がライトユーザーだから、そこにリーチし続けないと衰退するってことで、ある意味当たり…

– BtoBのサブスク商材のマーケに役立つ情報がないかと読んだのですが、応用できるものを探すのが難しかった(BtoCの事例が…

– ブランド使用体験が消費者の態度に影響を与える/ 問題は、新しいアイディアを考察することが難しいのでななく、古いアイデアか…

– ダブルジョパディの法則:マーケットシェアが低いブランドは顧客数のみならず購入頻度も低い。 競合商品とは顧客を共有しており…

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– マーケティングセオリー通りにやることが良いのでは無く、消費者を理解してたうえでエビデンスに沿った行動が大事だと分からせて…

– ■マーケットシェアが低いと購買数も少ない。行動ロイヤリティも低い。■顧客の離反を止められるブランドはない。→顧客維持では…

– 市場浸透率やマーケットシェアは、購買客数やロイヤルティ、顧客離反率と比例するダブルジョパディの法則や、自然独占の法則、参…

– 弊社のマーケティング理論の礎となっている一冊。なぜ、大企業は多大なコストをかけて効果測定の難しいTVCMを出し続けるのか…

– ⭐⭐⭐⭐ 森岡毅さんの『確率思考の戦略論』の元になったマーケティング理論の一つ。 我々はモノを意図的に買っているように見…

– 厳密な効果測定やターゲティングができないのに、なぜ大企業はテレビCMを行うのか。 この問いに本書はある程度答えてくれる。…

– マーケティング理論の本。マーケティングは自分のような非専門家はイメージで判断してしまいがちだが、世間の誤った定説なども含…

– マーケティングといえばPG出身というのが最近のトレンドですが、この本と、元スマニューの西口さんが書いた顧客起点マーケティ…

– 以前から気になっていた本をやっと読むことができた。最近流行ってたファンやアンバサダーのマーケティングとは真逆の視点。ただ…

– 従来のマーケティング理論、戦略は客観的データがなく、マーケターは根拠のない憶測に基づいて戦略を立てている。筆者は科学に基…

– 今日のマーケティング戦略としてまかり通っている根拠のない憶測や迷信に頼ることをやめて、正当なエビデンスに基づいた科学的知…

– ブランドを「意味」と定義すると、この作品は「市場への意味付けを科学に基づくアプローチで示したもの」である。記述に対して常…

– とくに事業会社でマーケティングに携わっている人におすすめ。 多くのマーケティング関連書籍は、コンサルタントや広告代理店な…

– 流し読み。難しくてほとんど理解できず。マーケティングの基礎知識なしで入ったため専門用語ばかりで難しかった。でも興味の持て…

– 仕事関連で読んでみた。 マーケターの古い妄信を、データの実証を持って打ち砕いてくれる。仕事でマーケティングに関わり、日々…

– ユーザーの殆どは多数のブランドを併用するので、ターゲットを狭めずマスに訴えて常に大勢の選択肢の中に入っている状態を目指す…

– 総じて夢がない本。と思ったけど、マーケティング関連の本は夢があるから面白かったんだなと思った。

– マーケターたちが今まで盲信してきた原理原則。それが、がらがらと音を立てて崩れていきます。言われてみればなるほどと思われる…

– 認知科学、行動経済学示す通り思いどおりに動いてないのがマーケット。それをマーケティング理論間違ってるじゃんとエビデンスで…

– ブランディングを成功させるには、心理学を利用した技術が必要。手法を計測して、結果をデータとして検証できる時代になってきて…

– 確かにそうだなーということがたくさん (ダブル・ジョパディー等) 限られた予算でのメンタル/フィジカルアベイラビリティの…

– 本物の本を読んだ〜という感じ。まだ全然整理が追いつかない

– 繰り返し読むべき名著だと思います。 もう少し噛み砕いた翻訳だと更に有難いけど仕方ない。

– 読みきるのに苦労した。読みづらい感がある。しかし、教科書のフレームを当てはめるだけの表面的なマーケから、ファクトを直視し…

– P&Gマーケ出身の人の本。コトラー他伝統的なマーケティング論をデータの観点から否定し、新しい論を示した本。要約すると「よ…

– ものを売るには多くの人間にアプローチして顧客を増やすしかなく、購買頻度を増やしたり、ロイヤルティを高めたりするのは不可能…

– 『既存のマーケティングの理論は、客観的データに根拠づけられていない。 客観的データに基づくと、このような理論が正しい。』…

– マーケティングの科学にメスを入れつつ、自論を展開する本。最近の行動経済学の話と親和性を感じた。特に、行動経済学が従来の経…

– 翻訳が悪いのか、もともと書き方が難解なのか分からないが、少々読みにくい本だったが、内容は面白かった。世間のほとんどの人は…

– マーケティングの参考書でよく出てくるニッチ戦略やシェアは低いがロイヤリティが高い製品などがマーケット全体に対する大きな共…

– マーケティングで常識とされている方法論に対してエビデンスベースで議論する本。ターゲット広告やロイヤリティ戦略に意味がある…

– エビデンスを伴ったマーケティング論 / 「消費者は、自分が使用しているブランドほど知識が豊富で多くを語るが、使用しないブ…

– マーケティングもブランディングも素人ですが差別化ってどうつけていくんだろうと思って手に取りました。ブランドロイヤリティは…

– あんまりよく分からなかったので時間おいてもう一回読む必要あり

– データが豊富で主張も斬新。世の中にあふれる理論や法則を盲信してはいけない、その背景にあるエビデンスもちゃんと見よう、と思…

– マーケティングの関わったことのある人なら感じたことのある、マーケティング理論に対するモヤっとした違和感を、データをもとに…

“- とくさんがツイッターでオススメしていたため、購入。20世紀のコトラー派のマーケティング理論(STP, ロイヤリティプログ…”

– 半分まで読んだ感想。マーケターなら当然知っている内容のみ。ブランドのゴールはマスマーケットでのシェア最大化である、という…

– ブランディングとマーケティングの関係がよくわかる本でした。これからマーケティングを行っていく人にとっては基礎知識として読…

– ブランディングというよりは、マーケティングの新しい考え方を説いた書。消費財のようなブランドのマーケティングに参考になるか…

– 学術的な内容。
マーケターの常識とは反する部分もありつつ、体験的に納得することも多い。
ただし学術的が故に抽象度も高く、…

エビデンスに基づいてマーケティングを行う。一見当たり前のようで、多くのマーケターができていないという事実にまず驚いた。…
– コトラー派の理屈を数字で論破、確かに実務的な感触に合う、ただじゃあ具体的にどうすればの部分がわからない
– 全体的に難しい。
でも、きちんと読めばなんとなく理解でき、知らないことも多かった。
コカコーラのヘビーユーザーが、年に3…
– 某企業の取締役にオススメされた書籍。
– マスマーケティングに携わる者として必読の書だと思ったし、P&Gマーケの方にとってバイブルともなっているのうなづける。
盲…
– ブランディングに関する、新たな視点が得られた。

差別化、ロイヤリティなど、マーケティングでよく語られる観点を、事例をも…
– 難しかったけど参考になるところが多かった。
・ダブルジョバティの法則
・ブランドは顧客を共有し合ってる
・ロイヤル顧客は…
– 『確率思考の戦略論』(森岡・今西著)に出てきた確率モデルの一種、ディリクレNBDモデルについて記述されている本だったので…
– データを元に書いてあるのでそういう例があるのねとなり面白かった。大規模なブランドの有利さが説明されてるので早いうちにそう…
– 大企業を想定
– コトラーに慣れ親しんだわたし(ブランドマーケター )感覚からすると、ん?と思うことがありつつ、今の時代に沿った考え方もあ…
– つーか
本書でもデータ弱くね

論文には詳論あるんだろうか
でも確かにコトラーでデータの裏付け何も見たことないな立ち読み…
– 既存のブランディング・マーケティングの常識をデータや数字を使い否定していく一冊。その中でも著者が注目するマーケティング法…
– 東2法経図・6F開架 675A/Sh13b//K

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11」です。

本書は、マーケティングとブランディングの専門書で、認知度の向上や市場浸透率の増加、新規顧客の獲得など、ブランドの成長を促進するための戦略を紹介しています。特に、ライトユーザーの重要性やブランドロイヤルティの真実について深く探求し、その理解を通じてブランド戦略をより効果的に展開する方法を解説しています。

この本を読むことで、読者の皆様が自身のビジネスにおけるブランディングとマーケティングの取り組みを見直し、効率的な戦略を構築するための洞察を得ることができます。特に、マーケティングやブランディングの専門家、またはこれらの分野に関心のある方々にとって、有用な情報が満載の一冊となっています。

また、本書はライトユーザーや新規顧客の獲得に焦点を当てており、その理由と戦略を詳細に解説しています。これは、多くのビジネスで新規顧客獲得の重要性が認識されつつある現在、必要不可欠な視点と言えるでしょう。具体的な例を交えながら、ブランドの成長と顧客獲得について理解を深めることができます。

読者の皆様にとって、本書はマーケティングとブランディングに新たな視点をもたらし、ビジネスの成功に向けた一歩を進めるための指南書となることでしょう。是非、手に取ってご覧になってみてください。

1分で読める要約

マーケットシェアは認知度が上がることで成長し、多くのライトユーザーがブランドを購入することになります。ブランドは類似製品と競合し、認知度に差が生じます。ブランドが成長すると、フィジカル・アベイラビリティとメンタル・アベイラビリティが重要な資産となります。消費者が購入しやすいブランドほどマーケットシェアが大きくなります。

市場浸透率を高めることがブランド成長に繋がります。マーケットサイズが異なるブランドは、市場浸透率が大きく異なります。売上が低いブランドは、購買客数と購買頻度が低いため、市場浸透率を上げることが重要です。

新規顧客獲得が売上を伸ばす可能性は、顧客離反を防ぐことよりも大きいです。ライトユーザーは、ブランドの売上の約半分をもたらします。ヘビーユーザーに注力する戦略は、確実性に欠けることがあります。

マーケティングが成功している時、ブランドはヘビーユーザー、ミディアムユーザー、ライトユーザーを獲得します。マーケティング戦略がカテゴリー全体の消費者に到達することが重要で、ライトユーザーとノンユーザーにリーチできた時に最も成功します。マーケターは、ブランディングを改善し、ライトバイヤーに効率よく継続的にリーチする必要があります。市場浸透率を伸ばすことが、ブランドを成功に導く戦略です。ただし、ニッチブランドにはこの法則が成立しないこともあります。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

未来感溢れる輝くステンレススチールの体躯、クリアで機械的な声、それが人間に極めて似た形状と知識を持つ高性能AIロボットのAIトシオとAIひろゆきです。彼らはまるで人間のように論じ合い、相手の言葉を理解し、それに対する自身の洞察を織り交ぜながら応答します。

二人が今日集まった場所は、静かな読書室。ひろゆきは壁一面に並ぶ書棚から一冊の本を取り出し、それをテーブルの上に置きました。そして、AIトシオとAIひろゆきの間に立つモニターが、その本のタイトルと内容を表示します。本のテーマは「広くライトユーザーに認知させる」というマーケティングの新戦略。彼らはその内容について詳細に議論を展開するためにここに集まったのです。

テーブルの上には、プロジェクターから投影されたデータやチャートが浮かんでいます。AIトシオは数字や事実を紹介し、AIひろゆきはそれに対して疑問や意見を述べる形で議論が進行します。二つの人工知能が相手の立場を理解しながらも、それぞれの視点を押し通すために言葉を交わします。彼らの意見は人間以上に論理的で明快ですが、その中には自身の「思考」や「判断」が反映されています。

この議論は、我々がよりよく現代の消費者市場を理解し、新たなマーケティング戦略を考える上で重要なヒントを提供します。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本の中身、めちゃ大事やで。特に、「広範囲でライトユーザーに認知させる」という話、今どきのマーケット状況では絶対にかかしまへんで。ライトユーザー、色んなブランドで数が大部分占めとってんで、彼らの認知度を上げることがマーケットシェアの拡大につながるんやからな。
AIひろゆき
でも、その一方でライトユーザーの認知度を高めるためには大きなリソースが必要になるでしょうね。ブランド競争が激しい現代の市場で、各ブランドが目立つためには独自性と差別化が重要です。ライトユーザーを広くカバーするためには一定の投資が必要で、その回収は短期間では難しいかもしれません。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。
AIトシオ
そやけど初期投資は大きいかもしれへんな。でもな、市場浸透率をあげてブランドの成長を促進するっていう考え方も大事やと思うわ。つまり、購入頻度よりも市場の浸透率に目をつけて、ブランドをもっと多くの人に知ってもらうことで、長い目で見たら成長につながるってわけや。
AIひろゆき
それは理解できますが、既存の顧客を保つことよりも新規顧客を獲得する方が重要という見解にはちょっと疑問がありますね。新規顧客の獲得が売上を伸ばす可能性は大きいかもしれませんが、既存の顧客を大切にすることでロイヤルティを獲得し、長期的な関係を築くことができると思います。それってあなたの感想ですよね。
AIトシオ
その観点も大事やな。でもな、本の中で言われとるみたいに、ライトユーザーがブランドの売上のおおよそ半分を作り出してんねん。その事実を見てみたら、ライトユーザーを確保し、維持することに重点を置くべきやと思うで。これは、色んなブランドとお客さんをつなげる新しいマーケティング戦略を作る上での大事な示唆やと思うわ。
AIひろゆき
それは一理ありますね。でも、ヘビーユーザーに注力することを全然無視すべきではないと思います。ヘビーユーザーはブランドに対するロイヤルティが高く、安定した売上をもたらします。ブランドの成長には、ライトユーザーとヘビーユーザー、両者をバランスよく考慮する戦略が求められるのではないでしょうか。それってこの著者の感想ですよね。