テレ東のつくり方
出版日:2018年6月9日
ページ数:248ページ
著者:大久保 直和
・政治部で宮沢喜一首相、加藤紘一氏等の番記者を務め、1997年北京支局長に。
・「ガイアの夜明け」「未来世紀ジパング」「カンブリア宮殿」のCPを担当。
★4.4(Amazonでの評価)
– ★★★
– テレビ東京は他の民放と違う番組を作る。その理由をプロデューサーである著者が分析。 『ガイアの夜明け』と『カンブリア宮殿』…
– 思ってたのとは違って真面目な内容でしたね。
– おもしろかったです
– 広報の人は必見ですね
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– 既存のアイデアを組み合わせることで新しいアイデアを生み出す、顧客の一歩先ではなく半歩先のニーズを汲み取るといった、既に聞…
– 厚くて重い(内容が)本を読んでると、ついつい新書で気分転換に。テレビ東京、かつての12チャンネル。独自路線を貫き、戦争が…
– ガイアの夜明け、ジパング、カンブリア宮殿。番組制作はやっぱり大変そうだけど、だから面白い!
– 番組作成の舞台裏として、テレビ東京という他局と比較すると予算・人員で劣る組織が独自のアイデアを駆使して対抗する過程が、「…
– ★★★★逆境をバネに番組を作り上げるというテレ東の強さの秘密がわかる。12チャンネルさんと言われていた時代、そこから他社…
– ネット世代にオワコンと言われるテレビ。その中でも新たな挑戦を続けるテレ東の番組のウラ側がよく見えました。アットホームな局…
– 「ガイア」や「カンブリア」を担当した方のこれまで番組作りの内容。テレ東は結構好きだし、テレ東独自の目線について書いて欲し…
– ガイア、カンブリア、ジパングは好きでよく見ている。3つの区別がつかなかったが多少はわかったかも。ところで内容はもちろんだ…
– 図書館本。正しくは「テレ東の報道(経済)番組のつくり方」でしょうか。「ガイアの夜明け」、「未来世紀ジパング」、「カンブリ…
– テレ東舞台裏本は少なくないがこれは報道番組系中の人による「テレ東のつくり方」。日経SP3番組の製作者が語っているが最近は…
– 独自の道を行くのは、報道番組だって同じです!ガイア、カンブリア、ジパング…おカネも人手も足りなかった逆境のテレ東・報道局…
– テレ東好きにとっては読むべき一冊。番組制作の裏側が見えて面白い。あと本書で紹介された映画「闇の子供たち」と「アルゴ」は早…
– 著者であるプロデューサーがかかわっているガイアの夜明け、カンブリア宮殿、未来世紀ジパングは全てファンである。予算の無いテ…
– 実習時にすすめられて図書館で借りる。日本経済を扱う番組として3つとも好きだし、BODも一時期申し込んでいたが、日本礼讃の…
– れんれんショックが未だに癒えず、バイプレーヤーズを繰り返し見ている私がタイトル買いした本。そうだよ、地方出身者には東京出…
– 内容は面白い。ただ『カンブリア宮殿』のセットは甚だ良くない。
– 《テレ東「ならではの」つくり方》と呼びたくなる、ガイア・カンブリア・ジパング「経済3番組」制作の舞台裏。ラテ欄メイキング…
– ブレないテレ東の番組づくりについて。といっても経済系番組、カンブリア、ガイア、ジパングが主です。池上さんの番組姿勢がどこ…
– 他のテレビ局とは一線を画すラインナップで人気のテレビ東京の番組作りの舞台裏を描いたもの。「ガイアの夜明け」「未来世紀ジパ…
– TVチャンピオン、鑑定団、もやさま、Youは何しに?、和風総本家などのバラエティから、ニュースのWBSまで、独自路線で楽…
– 民放を中心としたテレビ番組全体の劣化と、知性派のタレントがなぜもてはやされるようになったのかという理由がわかる。
本書について
今回お勧めする本は「テレ東のつくり方」です。本書は、他と同じことをやらないことをモットーとするテレビ東京のユニークな番組作りの秘訣を探る内容となっています。
本書の主張は、「アイデアは組み合わせである」です。それは天才的な発想ではなく、日々の生活や経験から生まれるさまざまな知識や情報の組み合わせによって新たなアイデアが生まれるという考え方です。これはテレビ番組だけでなく、ビジネスや日々の生活の中でも役立つ考え方で、読者の方々が自分の創造力を引き出す手段として参考になるでしょう。
特に、「経済×ドキュメント」あるいは「経済×物語」というような新たな組み合わせを生み出すことで、テレビ東京の番組は成功を収めてきました。これは、異なる領域の知識や視点を組み合わせることで新たな視点や発見を生み出すことができるという例です。
この本は、クリエイティブな仕事に従事している方や新しいアイデアを生み出したいと思っている方におすすめです。また、テレビ番組制作に興味がある方やテレビ東京の番組が好きな方にも興味深い一冊となるでしょう。
私たちの日常生活にも応用可能な考え方や手法が満載の本書をぜひ一読して、あなたの生活やビジネスに新たな風を吹き込むきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
1分で読める要約
アイデアは組み合わせであり、テレビ東京は独特な番組を作成することで知られています。「ガイアの夜明け」、「カンブリア宮殿」、「未来世紀ジパング」はその代表例です。アイデアは突然生まれるものではなく、知識の組み合わせから生まれます。テレビ番組作りは企画書が起点となり、仮説を立てることが重要です。
1991年の湾岸戦争の時、テレビ東京はアニメ「楽しいムーミン一家」を放送し、高視聴率を記録しました。しかし、評判は微妙で、「テレ東伝説」と語られるようになりました。テレビ東京は、カネもヒトも足りない弱小組織でしたが、逆境をバネにして成長しました。
政治取材の現場でも、テレ東は他局に比べて記者が少なかったため、「知恵を使う」ことが求められました。「池上彰の選挙ライブ」はその結果生まれ、視聴率では10%を超えるヒットとなりました。その勝因は3つあります。
①己を知る:速報力には劣ることを認め、家族で楽しめる選挙特番を作ることを提案しました。
②素朴な疑問:「政治家とは何者か?」という疑問から、「当確者プロフィール情報」が生まれました。
③視聴者目線:権力者であっても、視聴者目線で質問し、タブー視されていることに切り込みました。
アイデアを生み出すためには、「千と千尋の神隠し」のキャラクター「釜爺」のように、知識や記憶を引っ張り出し、組み合わせることが大切です。それによって、リラックスしたり、心や体に効果があるアイデアが生まれます。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
私たちは21世紀の最新テクノロジーが生んだ2つの人工知能、AIトシオとAIひろゆきと共にいます。彼らは一見すると人間に見えますが、実際には最先端の人工知能技術を組み込んだ高性能なロボットです。この二人の目的は、ヒトの会話を模倣し、それぞれの立場から質疑応答を行うことです。
私たちは近未来の講堂のような場所にいます。大きなスクリーンが壁一面に広がり、中央には二つの椅子と小さなテーブルが置かれています。舞台の照明が暗くなり、スポットライトがAIトシオとAIひろゆきの上に焦点を当てます。背景には、青と白の光が交差する幾何学的なパターンが浮かび上がっています。
今日のディスカッションのテーマは「テレビ東京の独自な番組制作について」です。AIトシオはこのテーマに肯定的な視点を持ち、一方のAIひろゆきは批判的な視点を示します。それぞれの意見は、AIがそれまでに獲得した情報と経験に基づいています。
彼らの会話は、人間が普通に行うディスカッションとは一味違います。というのも、AIトシオとAIひろゆきは人間の感情や先入観を持たず、ただ純粋に情報を解析し、それに基づいて意見を述べるからです。
ディスカッションは、公正で冷静な論議となることが予想されます。それぞれが持つ広範な知識と独特の視点を活用して、テレビ東京の独自の番組制作について詳細に掘り下げていきます。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。