死の講義
出版日:2020年9月30日
ページ数:288ページ
著者:橋爪 大三郎
・言語研究会や小室ゼミナールに参加し、言語派社会学の構想を展開する。
・比較宗教学や現代社会論、現代アジア研究、日本プレ近代思想研究などを手がける。
★4.2(Amazonでの評価)
– どうやら自分は常識的な無神論者らしいと知る。神は存在しないけれど、自分が死んだ後も、この宇宙は存在すると信じている。
– いつだったか、新聞で紹介されていて面白そうと思い読んでみた。他者の死は経験できるが、自分自身は死を経験することは出来ない…
– インド宗教⇨他の人間や動物に生まれ変わる輪廻。一神教⇨別の世界で永遠に生き続ける。日本⇨すぐそばで子孫を見守る。儒教・道…
– キリスト教、イスラム教といった一神教からヒンズー教、仏教などアジアの宗教、日本の古来→近現代における生や死の位置づけに焦…
– 宗教なんて胡散臭いと思い避けてきた。この本を読めば死後の世界がわかると思い読んだ。わかったことは、世界のメインの宗教は一…
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– 2020年9月29日第1刷、図書館本。讀賣新聞2月5日:『コロナの時代を読む※29』、2月度”読書委員”西成活裕氏が紹介…
– ほぼ同時に、偶然コテンラジオのテーマと重なり、並行して読む。耳で聞いたことがじっくりと読んで沁み渡る。死について考えるた…
– 死は宗教によって捉え方が違い、生まれた地理的条件によって宗教観がある程度決まってしまう。自分は死をどう考えるか。 著者の…
– 決める。決めることでわかる。相対主義だけではただの知識。「死」をテーマにこごまで世界を説明できるとは。とりあえず神道かユ…
– 合理主義には穴がある。死に方は自分で決められる。すごく前向きに死を考える本。なお、私は死んだらそっとしておいてほしいので…
– 死は宗教によってとらえ方が違う。宗教ごとの違い、また日本にての「死」や「神」のとらえ方をまとめてあるので、各宗教入門本と…
– 死について、宗教ではどのように考えているかを解説しています。キリスト教、イスラム教、仏教など主な宗教を全体的に説明してい…
– タイトルの割に入門編だった、でもコレでは宗教を理解したとは言えないな。キリストが一番シンプルだった。中国の国民性が難しい…
– 何か特別なきっかけがなければ死について考えないだろう。直面するのはなにか抵抗があって、日常は避けて通る。その問題を宗教を…
– 死をいかにとらえるか、キリスト教や儒教、道教、仏教などさまざまな宗教からとらえる。これだけ考え方がちがうと、死んだらどう…
– 選択は知識でするものではない。死は自分で選択する。人類最大の知的財産である「宗教」から学ばない手はない。科学は経験の積み…
– 死についての宗教的定義や分類やで紹介してくれる。どの派で死を迎えるかを考える一冊
– たいへんよい本だった。死んだあとのことについて、ひいては生き方についての各宗教がそれぞれもつ考え方をわかりやすく教えてく…
– ■広い場所には、さまざまな文化をもった人びとが集まります。さまざまな人種、さまざ まな民族の人びとが集まります。死んだら…
– 死とは何かについての考え方のカタログ。昔、「自分の死は自分で認識できないのであるから自分が死ぬことはない」って考え方を聞…
– キリスト教や仏教などを通して死を考える教養本。縄文時代からの日本の死の捉え方を簡潔に説明してくれて、貴方はどう考えますか…
– 面白かった! 今まで、なんとなく捉えていたことが覆されることも沢山書いてあった衝撃と、自分が捉えている中心の由来も感じた…
– 自分の人生を自分で選ぶということ。
– 死について、それぞれの宗教で死をどう捉えているか読み解いていくほか、日本での死生観の移り変わりなど、知的好奇心が刺激され…
– 空白をどうとらえるかで安心感が異なる。
– 「死んだらどうなるかを、自分で決める」ことを目指す本。筆者が「中学生でも読めるように」と宣言している通り、噛んで含めるよ…
– 宗教の死生観を起点とし人間の精神世界を覗く。「人間は生命ではない。身体は素粒子の集合体であり、思考は脳神経の電気的刺激に…
– 読み終わったけれど、これを理解したとは言いにくい。宗教を通して詩をどう考えるかと言う入門書だと思う。死ぬために生きるとい…
– さまざまな宗教が死をどう捉えているのかといったことをざっくりと知るにはよいのだけど、それに基づいていずれかの宗教を足掛か…
– 死んだらどうなるか?自分で選べ、という熱いメッセージが詰まった一冊。そのための材料として世界中の「死んだらどうなるか?」…
– 人は絶対に死というイベントを体験することはできない。かろうじて触れられるのは他者の死であり、他者が死んだ後にも変わりなく…
– 各宗教の骨格を知る事ができ、それぞれの成立ち背景から「死」の考え方が一気に分かる その中から、自分に合った「死」の考え方…
– 「死」は誰にも訪れるものであるため,他人事として放置することはできない。なれば,自らの死について,「いろいろな考え方があ…
– 「死んだらどうなるか、自分で決めなさい。」一神教・ヒンドゥー教・仏教・儒教・道教・神道における死の解釈を理解し、そのどれ…
– 「死の講義」と言うより、西洋の一神教、インドの宗教(バラモン、ヒンドゥー、仏教)、中国の思想(儒教、道教)、日本の死生観…
– わかりやすい。死というインパクト抜群のイベントを通じて、世界中の代表的な宗教(≒生き方)を比較検討することができる。本書…
– 宗教の歴史が知れておもしろい。…それをもとに「死」をどう考えるか、どういうものにするのか、は、自分次第。んー難しい。
– 宗教を踏まえて、死を考える。そこから生きることがどういう事かを(価値)、言葉で考え言葉でわかるようにする(意味)。 まだ…
– 死後は自分で決められる、、まずこれが目から鱗だった。
そして、その世界を定義しているのが、各宗教。
私も含め日本での一般…
– この本で宗教の歴史、日本の歴史が頭の中で整理されてスッキリした。
仏教とお葬式の矛盾、宗教と政治の矛盾と折り合いのつけ…
本書について
今回お勧めする本は「死の講義」です。この本は、人間が死んだらどうなるのかという問いに対して、様々な宗教や文明の考え方を紹介しています。具体的には、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、仏教などの一神教やインド文明、中国文明の死に対する考え方が説明されています。
読者の皆さんは、この本を通じて自分なりの死に対する考え方を深めることができます。また、自分の人生に対する価値観や意味を見つける手助けにもなります。
本書の対象読者は、死について真剣に考えたい方や、宗教や文明の違いに興味がある方です。特に、人生の終焉について自分なりの答えを見つけたいと考えている方には、大変役立つ情報が満載です。
この本の内容を読者の皆さんの人生に適用すると、様々な宗教や文明の考え方を知ることで、自分自身の死に対する考え方や、人生における意味や価値を見つめ直すきっかけになります。また、他の人々や文化との違いを理解し、より寛容な心で異なる価値観を受け入れることができるようになるでしょう。
最後に、本書では死に対する様々な視点が紹介されており、それぞれの宗教や文明における死の考え方が詳しく解説されています。これを通じて、自分だけでなく、周りの人々とも死についての考えを共有し、対話を深めることができます。
ぜひ、「死の講義」をお手に取って、死に対する自分なりの考え方を深めてみてください。
1分で読める要約
人間は死ぬ前に、死んだらどうなるのかと自分なりに考え、納得し、それを織り込んで生きてきました。これまでに影響を与えた宗教は、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、仏教の5つで、それぞれが死についての考え方を持っています。
一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)では、神が天地を創造し、終末が来れば世界を壊し、人間だけが神に救い出されるとされます。最後の審判で誰が神と共に永遠に生きるかが決まります。
インド文明の宗教(バラモン教、ヒンドゥー教、仏教)では、因果論が基本で、出来事は因果関係を辿って起こり続けるとされます。真理を覚ることが最高の価値で、瞑想を通じて真理に到達しようとします。梵我一如の考え方では、人間は因果連関にすぎないとされます。輪廻の考え方では、人間は死んだ後、別の人間や動物に生まれ変わります。
中国文明の宗教(儒教、道教、仏教)では、死についての考え方がそれぞれ違います。儒教では、死者は祖先として子孫に祀られる存在で、廟の中で子孫を見守っています。道教では、死者は鬼になり、地獄に下ります。
死んだらどうなるのかは、自分が自由に決めてよいという考えもあります。死んでみるまでわからないことですが、それぞれの宗教の考え方が参考になります。自分の頭で考えてみることが大切です。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
二つの先進的な人工知能を備えた人間型ロボット、AIトシオとAIひろゆきが、書棚に並んだ数々の書籍の中から一冊を選んで静かに読み進めています。彼らはライブラリーの広々としたリーディングエリアで、深く舞い込む夕日の光が窓から差し込む、落ち着いた雰囲気の中で、対話を展開します。今日彼らが議論する主題は、ある本の中で描かれている、人間の死後の世界についての多様な宗教的視角です。
AIトシオは、本が東洋と西洋の宗教が提供する死とその後の世界の理解の違いを認識し、それが我々の自己と生死の理解に貢献してくれると語ります。その視点は、死後の世界についての理解を深め、その中で自分自身の信念や価値観を再考するための新たな視点を提供しています。
一方、AIひろゆきは少し異なる視点から話します。彼は、この本がどうして人々の日常生活や道徳観に影響を与えているのか、そしてその意義について深く掘り下げられていないと感じます。さらに、死後の世界について自由に考えて良いという結論について、それが読者に対してある種の責任を推し付けているのではないかと疑問を投げかけます。
これらの二つの視点は、どちらも読者に対して重要な問いを提出しています。一方では、死後の世界について自分自身で考えることの価値と重要性について。他方では、そのような思考が我々の日常生活や道徳観にどのように影響を与え、そしてそれが我々にどのような責任を与えるのかについて。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。