三位一体の経営
出版日:2020年11月25日
ページ数:288ページ
著者:中神 康議
・「働く株主(R)」のコンセプトを考案し、2005年に投資助言会社を設立。投資先企業の経営者と一緒になって企業価値向上のために汗をかくというスタイルで圧倒的な投資パフォーマンスを生む。
・みさき投資はそのユニークな投資スタイルと圧倒的な投資パフォーマンスによって、米国ハーバード・ビジネス・スクールの教材にもなっており、ウォール・ストリート・ジャーナル、フィナンシャル・タイムズ、ブルームバーグ、ロイターなどのメディアにも多数出演している。
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– ここ1〜2年で読んだ経営関連の本で一番良かった。超過利潤最大化のための「障壁」の作り方、そのための理路整然としてわかりや…
– ・戦略コンサルと厳選長期投資家の経験から、投資家目線を経営に取り込む提言を書いた本。 ・売上高や利益率だけでなく、利回り…
– 年内7章まで。昨年ベスト本に選んだのが、同じ著者の『投資される経営 売買される経営』。先進諸国中、日本だけが貧しくなって…
– 投資に関して素晴らしい本
– ★★★☆☆ 言ってることは分かった。分かっただけで経営者視点での理解は進まなかった。結局自分は一人の労働者にすぎないがゆ…
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– まさしく名著。経営を考える方には一度は手にとってほしい。
– ★3.8/投資関係はもちろん、それ以外のビジネスマンにもおすすめ。きっと従業員持株会に入りたくなるだろう。中でも、障壁を…
– 7 投資家、従業員、経営者の3者が豊かになる経営を目指すために書かれた本。 小難しい事はほぼなくあシンプルに書かれていて…
– 厳選した少数の企業に対し長期的に投資をする投資家…厳選投資家の目線から、企業が長期的な成長を遂げるための経営について語ら…
– 「働く株主」コンサルタント中神さんの経営手法。ROA→ROIC→ROEの順に見る資本生産性の理想的な関係等、わかりやすく…
– こんな良著、ひっさびさに出会った! 経営に近いところでお仕事をしていて、経営を更に俯瞰的に捉えたい方、資本政策に携わる方…
– ファイナンス、事業投資、ガバナンスと、企業経営の根幹についての、三位一体経営という提言。簡潔で純度が高く、されど非常に示…
– 投資のバイブルとも言うべき書に出逢いました。投資家と経営者が、互恵的に企業価値の向上を目指していく時、投資家はどういう思…
– 元戦略コンサルでみさき投資の代表を務める中神氏の著作。企業価値の向上のためには、直近の増収増益ではなく、高い超過利潤を生…
– 投資→リターン→それをまた投資… 著者の言う複利の経営を実践している企業は少ないのだろうなと素人の私でもすぐ思い浮かぶ。…
– 著者の言うことは分かるけど、従業員を抱えた経営者が実行するのはかなり難しいよなって思う。確かに日々の株価に一喜一憂してし…
– 産業の障壁を構築するというところが興味深い。体でなんとなく理解していた、商売の慣例めいたものは、産業障壁という言葉で体系…
– 得てして経営者とは対立構造になる投資家の思考と技術を経営に取り入れる事で、豊かな会社を作るべきという長期厳選投資家ならで…
– 上場企業の経営に携わる人なら読んで損はない。大局観を持ち、投資家、従業員と共に三位一体の経営をすべし。そのための方法論が…
– 戦略とは障壁。障壁を築くにはコストをかけるかリスクをとるか。単純明快かつ強烈な説明力。本書内で手詰型事業とされた産業でも…
– 投資目線での経営の話おもしろかった
– よい
– 会社の課題図書。数字に弱いので読むのがしんどかった。。エピソードに、持株会で無理矢理買わされていたのな退職時に結構な資産…
– 経営職を務める人に求められるのは、完成度の高い事業観、その一点である。
– 「呆れるほどのコスト」や「腰を抜かすほどのリスク」が企業の長期的な競争優位性獲得に必要。長期厳選投資家を社外取締役に招く…
– 安定の良本。
– 104冊目で今年の読み納めです。前著との比較でいうと、投資家視点よりもビジネス全体の戦略に関する話が多かった印象です(特…
– 日本企業の収益性はとても低い。リスクを恐れているのに、リスクに見合う収益すら上げていない。創業当初は米国対比でも高い超過…
– 物言う株主(アクティビスト)ではない思想や行動原理を感じる。一橋大学の楠木教授の解説 :「長期」の本質 を先に読むと理解…
– 投資家視点からの経営の考え方。みさき投資。★★★★★。 ①規模、率、利回りの経営から、時間的な複利の経営へ。②何のビジネ…
– 【王道】投資家の視点で長期的にマーケットをアウトパフォームする会社はどういう会社か、そのような会社をどうやって作っていく…
– 個別株投資をしている自分としては、面白い内容がいくつかあった。
成長している会社において、規模型事業と分散型事業の見極め…
– 第1章読み切ったぐらいで読むの止めようかなって思ったけど中盤ぐらいから面白くなった
経営視点としても投資の視点からみて…
– コンサルから投資家に転身した著者は長期投資家の目線こそが持続的な企業の成長に必要としています。また、日本型経営の良さを活…
– アウトプットを再投資に回すことで追加的なリターンを得ていき、これを高い水準で長期間持続させることによって、投下資本そのも…
– 日本的な経営者心情にも配慮しつつも、投資家、ファイナンスの論理、思考を平易な言葉で解説されており、読みやすい。経営者と投…
“- 「””厳選投資家の視座””を導入することで、経営者・従業員・投資家の三者がともに長期的利益を享受する」というアイデアを、論理…”
– 事業レベルで複利の成長を如何に実現させるかの示唆を与えてくれる。
– 会社の課題図書として購入したが、非常に良書であった。現在のトレンドの経営スタイルを理解できるとともに、私の会社の進もうと…
– 事業仮説と競争ストーリー、厳選投資家と薩長同盟、複利利益と長期戦略と障壁。
– 経営に投資の長期利回りの考え方から、継続的な価値を生み出すポイントを明確に示している。経営者が変革と創造を必要とするのは…
– 素晴らしい
もっと早く読みたかった
“- 事業障壁、wacc, roa, roic, roeのあるべき関係、idiosyncratic vision, ビジョンは…”
– 投資すべき会社の本質を極めた本。ある程度会計的予備知識がないと難しい(ROE>=ROIC>=ROA>WACCの式は秀逸!…
本書について
今回お勧めする本は「三位一体の経営」です。この本は、経営者、従業員、そして厳選投資家の3者が一体となって、会社をより豊かに導く経営方法を提案しています。読者には、日本の株式市場で上位2.275%に位置する優れた企業を見つけ、その経営の優秀さに賭ける「厳選投資家」の思考と技術を学び、自分たちの経営や投資に活かすことができます。
本書の対象読者は、経営者や投資家、そしてビジネスに興味のある一般の方々です。本書では、複利を重視した「複利の経営」や超過利潤を追求する「超過利潤」、事業経済性を考慮した「事業経済性」、そして業界平均以上の利益を守り抜く「障壁」など、10のステップを紹介しています。
これらのステップを学ぶことで、読者は自社の経営や投資において「みなで豊かになる」ための鉄則を理解し、実践することができます。また、本書で提案される「三位一体の経営」モデルを取り入れることで、経営者や従業員、そして厳選投資家が一体となって、会社の成長を促進し、長期的な成功を目指すことができます。
経営者や投資家、ビジネスに興味のある一般の方々にとって、本書は非常に有益な知識とヒントを提供してくれます。「三位一体の経営」を実践して、会社や投資をより豊かに導く方法をぜひ学んでみてください。
1分で読める要約
経営者、従業員、厳選投資家が協力し、長期的な成功を目指す「三位一体の経営」が注目されています。厳選投資家は、2σ(偏差値70)の優れた企業を見つけ、長期間にわたって投資します。日本の株式市場には約4000社の上場企業がありますが、投資候補はわずか90社しかありません。
「みなで豊かになる経営」を実現するためには、複利の力を活用し、超過利潤を出すことが重要です。そのためには、十分な利益率を確保し、業界平均以上の利益を作り出し、守る「障壁」を構築する必要があります。長期投資家が認める障壁は、コスト優位性、顧客の囲い込み、規模の経済との組み合わせの3つです。
厳選投資家は、事業経済性を理解し、規模型事業、分散型事業、特化型事業、手詰型事業の4つのタイプを見極めます。さらに、コスト構造を把握し、共有コストと固有コストのバランスを考慮して、適切な規模の追求を行います。
三位一体の経営は、経営者や従業員が自社株式を持ち、厳選投資家の思考と技術を取り入れることで、経営の長期的成果を享受できる構造を作ります。この経営モデルが成功すれば、経営者、従業員、投資家が共に豊かになることが期待できます。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
新進気鋭の研究施設、未来研究ラボの中心部。ここには様々なテクノロジーが詰まった巨大な脳のような部屋が存在します。部屋の中央に設置された円形のテーブルの周りには、数々のモニターとキーボードが配置されており、それぞれが次世代のAI技術を表象する存在となっています。
この部屋の唯一の物理的な存在である二つのロボット、AIトシオとAIひろゆきが並んで座っています。これらのロボットは人間に近い形状をしており、彼らが人間のように話し、行動し、思考する姿は、現代の技術が到達した頂点を示すものです。AIトシオは静かな知性と優雅さを持ち、その一方で、AIひろゆきは率直さと論理性に溢れています。
彼らが話し合うテーマは、「三位一体の経営」。この新しい経営理念は、経営者、従業員、投資家が一体となって行動することで長期的な成功を追求することを提唱しています。AIトシオはこの理念を支持し、それが企業の持続的な成長に必要不可欠であると主張します。一方、AIひろゆきはその普遍性に疑問を投げかけ、全ての企業がこの経営スタイルに適応できるわけではないと主張します。
一見、彼らの対話は単なる意見の交換に過ぎないかもしれませんが、その背後には現代の経営理論とAI技術が融合した未来への洞察が隠されています。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。