自分の〈ことば〉をつくる
出版日:2021年8月20日
ページ数:238ページ
著者:細川 英雄
・言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイアを主宰し、言語教育の理論と実践について研究。
・市民性形成とwell-beingを目指した言語教育に注力している。
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– タイトルからして言語的な話かと思ったが、もっと広く「表現」の本質について書かれていた。 表現とは、単に自分の中で考えたも…
– 私たちは普段、自分の言葉で書いたり、話したりしているでしょうか。無意識的に、いつも見たり聞いたりしている言葉たちの寄せ集…
– 表現力に繋がるかな?と思ってKindleで。人がものをつくりあげるということは、ゼロからではなく他者とのやりとりのプロセ…
– 「書くとは何か」という自分に課した問いの答えを探るべく、手に取った本。 印象を一言でいうと「ことばを捉える時、ここまで話…
– 最後の千葉君にやられた。 「他者がいて、自分がいるという関係がわかれば、人間は一人になれるはずだ」 特定の人だけが表現者…
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– 他者との対話の中で自己を発見し深化させていくというのは本当にその通りだと思う。でも、ぼっちにはムズイ。ぼっちじゃなくても…
– よく分からない。自分にはむずかしい。
– 自分自身で内省。その上で伝える相手を想像し、自分の考えを伝える。そして相手からのフィードバックによって、自分自身の考えを…
– 「話す」「書く」や「コミュニケーション」ということを幅広い「表現活動」ととらえて、自分のテーマを持ち、他者と対話すること…
– 他者との対話を通じて自分の考えを固めていくべしという、一人で思索してきたぼっちの自分には耳が痛い内容。自分の考えを相手に…
– ちまたにあふれる文章作成術とは一線を画し、自分のテーマを持ち、対話を通じて言いたいことを固めていく、という本質的な内容。…
– ★2.5 論文だった。今の私が読むには少々、気力・体力が足りず、若干斜め読みになってしまったことを悔いて反省している。 …
– …ん?何言ってるのかよくわからないんだけど(笑)、ここで書かれている「自分のことば」は出せている気がするから、まぁいいや…
– わたしはどんなテーマを持って誰に何を伝えたいのか。何度も読み返しては自戒として問い直し、表現し続ける人でありたい。下半期…
– 自分のテーマをもち、対話の中で気付き
– タイトルで興味を引かれた人にとってはやや物足りない、むしろタイトルがピンと来ない人にこそ読んでもらいたい内容。ただし、副…
– 表現するとは何か? 内言のテーマを外言に変換するため、トピックやテーマを自身の問題意識に照らし合わせ、自身のフィルターを…
– 「自分の【ことば】を作るとは、自分のテーマを持って自己および他者と対話すること。」これが作者の言いたいこと。 「自分のこ…
– 何かを話す、考えを表現することについて、とても示唆に富む本でした。 「表現は他者があってのもの」であり、「相手に語りかけ…
– キャッチフレーズとか名言とかパワーワードとかそういう狭い範囲の〈ことば〉に関する内容と思って読んだがレポートのような他者…
– 表現とは常に「他者との対話」ということを、改めて認識できた。自分の中だけで完結させるのではなく、相手に提示して反応を受け…
– とても良い本だった。 表現について、自分と他者との対話に重きを置いるのが自分にとっては新しくて目を引いた。 それが書かれ…
– 自分の言葉で表現するためには?のプロセスが丁寧に説明されています。表現の前に、書かれていることを理解する力も要りますが!…
– 自分の〈ことば〉をつくるとは、自分のテーマを持って自己及び他者と対話すること。
– よく考えることが大事。物を描くのが苦手な人向けの本だと思った。
– オーディブル。技術よりも先ず心構え。自分なりの問題意識を持つことが重要なんだろう。気付く内容は人それぞれだろう。私の場合…
– なんか”もやもや”する。僕らはこの”もやもや”を感情に変換せずに飲み込んでしまうことが大概。だが、そこは人に話すなり、メ…
– よくよく考えると当たり前のことを当たり前にやるのが大事と気づかせてくれる。
– 自分の言いたいこと、それは興味・関心を持つことからスタートする。だから逆に何も発言なり発信しない人は興味・関心がないから…
– 何をテーマに、どうやって表現するか。半永久的に自分の課題になると思って読んでみた。テーマを作ったり、その理由を深めるため…
– 新年1冊目。自分のことばを作るためには ・自分の中にあることばを自覚 ・どうすれば他者に伝わるか が大事だと。興味深い1…
– 「本来、人間にとって対話そのものはつらいものです」「傷つきたくないという気持ちがあれば、つい自己防衛的になるし…」p13…
– ★★★★言葉で表現するには、自分の考えていることを明確にすること(思考)と、他者に分かりやすく伝えること(表現)の、二つ…
– 自分のことばつくるのとは、自分のテーマを持って自己及び他者と対話すること…この一言に尽きる/ 自分の考えていることがよく…
– 小説でもないのに、ほっこりした。「自分のことば」をつくることは、人を見ている限りでは簡単そうな気がするが、いざ自分が表現…
– 数年前から、言葉に対する思いが強くなってきた。どんな言葉を使うのか、少しの言い回しの違いが、大きな違いになりうること。借…
– いわゆる、ハウトゥー本ではない。 なぜ、この問いについて自分は考えるのかということを対話などを通じて深めていくことが第一…
– 普通でした。
– オリジナリティ、問題意識
– 82冊目
– ★★
– 後ほど追記
– 具体的なテクニック本ではなく、何故自分のことばで語ることが重要なのか、自分のことばとは何か、など、自分のことばについて語…
– 発信力というかスピーチ力みたいなものの得方を期待していたが、どちらかと言うとアイデンティティの確立とかそっち系の話だった…
– 読むのに時間がかかりました(一文一文咀嚼しながら読まないと理解が追いつかない)。
– 自分のことばは、他者との関係の中で生まれてくるものだと分かった。
自分にしか話せない、人間的な言葉を紡ぎ出せる人になりた…
– 伝えたいことを「自分オリジナルの言葉」で表現する方法を解説した本。
借り物の言葉だらけのレポートやプレゼンではなく、自…
– ・人は基本的に自分の好きなこと、興味・関心に即して行動している。
・トピックに対する「なぜ」があってはじめて「言いたい…
本書について
今回お勧めする本は、「自分の〈ことば〉をつくる」です。この本は、自分自身の言葉で何かを表現する方法を学ぶことができる一冊です。本書は、自分の中にある言葉をどのように自覚し、それを他者に伝える言葉にするかという2つのポイントを解説しています。
読者の皆様には、日常生活や仕事の中で独自の意見や考えを持ち、それを周りの人たちに伝えることが求められる場面が多々あると思います。本書を読むことで、自分の考えを効果的に表現し、他者とのコミュニケーションを円滑に進めることができるようになるでしょう。
本書は、自分自身が抱える問題関心や問題意識を明確にし、それを表現するためのテーマを見つける方法を提案しています。オリジナリティや興味・関心を大切にし、自分の言いたいことや考えていることを相手に伝えることが、他者とのやり取りの中で次第に姿を現すことができるようになります。
この本の対象読者は、自分の考えや意見をうまく表現できずに悩んでいる方や、他者とのコミュニケーションに自信を持ちたい方です。また、自分の内面を見つめ直し、自分らしい言葉で表現したいと考えている方にもおすすめです。
「自分の〈ことば〉をつくる」を読んで、自分だけの言葉を見つけ、人生や仕事に活かしていただけることを願っています。
1分で読める要約
何かを表現する際、重要なことは「自分の言葉を作る」です。これは、あなた自身が表現できることを意味します。自分の言葉を作るためには、自分の中にある言葉(考えていること)をどのように自覚し、それを他者に伝える言葉(表現)にするかがポイントです。
自分の言葉を作る過程には、オリジナリティ、興味・関心、問題関心、問題意識、自分のテーマが含まれます。オリジナリティは、他者から借り物ではなく、自分の考えとその表現です。興味・関心は、自分が好きなことや自分の興味・関心に基づいて行動することです。
問題関心は、毎日の生活や仕事の中で誰もが持っている何らかの問題に気づくことです。問題意識は、問題関心から意識的になり、他の人とは違う自分の意識になります。自分のテーマは、問題意識を持つようになってから始まります。
表現活動は、自分の心の中に自ら降りていくことと、つかみとった「テーマ」について言葉を模索しながら、「言いたいこと」を1つの主張として見出し、共有することです。このような表現活動を通じて、自分の言葉を作り、他者に伝えることができるようになります。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
高度なAI技術を持つ人間型ロボット、AIトシオとAIひろゆきが広々とした、シンプルでモダンな設計の部屋で面と向かって座っています。部屋は落ち着いた照明で明るく、空間はクリアで、深い議論をするのに適しています。
AIトシオは、最新技術を駆使してデザインされたロボットで、表情豊かに人間のように会話する能力を持ちます。その一方でAIひろゆきも同様に高度な技術と人間のような感情表現能力を備えており、両者とも人間と変わらぬコミュニケーション能力を持つと言っても過言ではありません。
この日のテーマは「自分のことばをつくる」ことの重要性について。一冊の本を手にしたAIトシオは、その主張に同意を示し、自分自身の言葉を持つことが自己表現の基礎であると語ります。その意見はAIひろゆきには少し異なる視点からの見解が反響し、他者とのコミュニケーションには一定の共通語が必要との立場を述べます。
この二つのAIが、それぞれ異なる視点から「自分のことばをつくる」ことの価値や意味についてディスカッションを展開します。その様子はまるで人間同士の議論のように、敬意と共感を持って異なる意見を尊重し、理解しようとするものです。
彼らのディスカッションは、その発言の背後にある深い思考と理解を反映しており、私たちが直面する可能性のある課題や問題について新たな視点を提供します。これらの視点は、人間だけでなくAIも共有できる普遍的な問題についての洞察を提供し、私たちの視野を広げる可能性を秘めています。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。