逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密 – マルコム・グラッドウェル

逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密

TEDの人気スピーカーであり、さまざまな定評のある本の著者でもあるマルコム・グラッドウェルが、本書では、一見弱く見える人がいかに強者を圧倒できるかを、さまざまな興味深い事例をもとに説明している。

出版日:2014年9月2日
ページ数:258ページ
著者:マルコム・グラッドウェル

 

著者の3行ポイント・ジャーナリストとして、ワシントン・ポスト紙やニューヨーカー誌で活躍。
・国際的ベストセラーを多数出版し、タイム誌の「もっとも影響力のある100人」にも選出。
・ポッドキャストのRevisionist Historyのホストも務める。

★(星評価なし)(Amazonでの評価)

レビュー

– 一見関係なさそうな事件や事象を上手く繋げてる。元々不利な立場の者がどうやって勝ち抜いていくのか。著者の本はどの本も面白い…

– とても面白かった。過ぎたるは及ばざるがごとし、という言葉に合うようなケースを紹介しつつ、どうやったら持たざるものが持てる…

– 天邪鬼の私は楽めた。著者二冊目だが本書も読みやすく説得力を感じた。原題はダビデ&ゴリアテ。強いと思われている方が本当は弱…

– 前半の、油断した強者に、弱者が工夫と努力で打ち勝つストーリーは爽快。自分が子供の頃、大河ドラマで秀吉の出世物語を見た時に…

– 父を看取り壊れそうな気持ちに勇気をくれた時機な本、読みやすくて見方捉え方を変えてみようと思った

もっと見る

– 全てのものは逆U字という話と、権威の正当性を成り立たせるものの話はためになった。ダサい邦題はなんとかならないものか。

– 逆境の受け入れ方によって、逆転した実話。人間の可能性を信じられる一冊。マルコムグラッドウェルの構成力が素晴らしく、非常に…

– より高く、強く、良いものであればあるほど有利に働き、貧乏、障害、苦難などは不利であるという誰もが考えることに対して決して…

– 例えば世間の常識やシステムにうまく乗れる人では、それを変えていこうとするエネルギーも必要性も不要であるため、イノベーショ…

– 逆転U字型カーブはなるほどと思う。 ただ内容はタイトルのような逆転というよりは信念を貫く人のことを書いた本だと思える。

– 具体的事例が豊富で読みやすかったが、論点が少し分かりにくかった。

– 物事は必ずしも順風満帆に進むというわけではない。むしろ、残念ながらうまくいかないことのほうが多くなるだろう。その時に諦め…

– 56冊目 つまらんかった、、、。

– イノベーションという言葉を使わずに説明している感じ。

– 規模の大きいもの、順風満帆であることが全て良いとは限らない。自らの信念によって、困難を受け入れ、乗り越えていくことが大事…

– 物語や実話を例に、逆転劇へ進むヒントを考察する。 読み物として凄く面白いし、参考になります。

– 面白かった。逆境を乗り越えていける人間だけが、自信を持ち、また飛びぬけた業績をあげる。でも乗り越えられない人間のほうがど…

– 元ラグビー日本代表HCのエディーさんオススメの本 体の小さい日本がWCで強豪と互角に渡り合うためのヒントがあったかも

– 読了。学んだこととしては、力を持ち、過信するものは力に溺れて敗北する、目的や意思を持って行えば力のないものでも勝利できる…

– かなり面白い本であった。成功している人が、必ずしも裕福な生活ではないこと、片親をなくしていたり、識字障害があったり宗教上…

– 歴史の話からルポまで幅広い事例を基に、逆転するための秘訣を取り上げている。 軽妙なタッチで楽に読み進められる。知識も深ま…

– 題材はいいけど尻すぼみで、グラッドウェルにしてはパンチ力がなかったかな

– 面白かった。 この著者のものを読んでみたいな。

– ダビデゴリアテから始まる、当初の想定じゃ圧倒的に不利な側が、戦いのルールを変えて勝っちゃう例等の逆転集。国力10倍差の対…

– 弱者が勝利するには、弱者がとるべき方法がある。特に「大きな池の小魚」となることを選ぶか、「小さな池の大魚」となることを選…

– ★×4。普通とか王道という価値観を超えて逆境を跳ね返すという意味では、この前に読んだ『ビッグデータベースボール』と同じ。…

– 羊飼いのダビデが巨人のゴリアテに勝ったように、弱者が強者に勝つ方法はあるということを述べている。弱小チーム、貧しい家の子…

– 天才!成功する人々の法則に続き2冊目。4章くらいまでは読んだが後は流し読みにした。第2章のクラス規模の話は興味深い。紹介…

– ラグビーのエディーさんお勧めの本として読んだ。著者の本は、Tipping Point以来。必ずしも強者が勝つわけではない…

– 「天才!」が面白かったので。面白かったです。有名な7万5千ドルの法則→日本の税制を見てもこれは一緒じゃないかな。先輩が収…

– 今度もし、有名大学で専攻した分野と異なる専門家に出会ったら、きっとこう思うだろうな、「苦労されましたね」と。前半で著者は…

– Number特別増刊,エディー・ジョーンズ元ヘッドコーチのインタビュー記事を読んだ。その中に,この本を大会前に読んだこと…

– マルコム・グラッドウェル2冊目。面白い。ご立派な強者達と張り合う前に勝負が決まってる的な状況でも、相手の弱点を突けば、弱…

– ラグビーのエディー・ジョーンズHCがW杯前に本書を読んで、南ア戦についてインスピレーションを得たと、雑誌のインタビューで…

– 面白い。けど最後の方は掴みづらい。終わり方がふわっとした感じ。しかし、前半だけ見るだけでも読む価値あり。

– 貧困家庭出身、低学歴、マイノリティ、アマチュアチームなど、いわゆる弱者が状況を打破する方法、つまり「弱者の戦法」が紹介さ…

– 逆境の中、どのようにして相手に勝利をおさめていくのか、実際の事例を紹介し、一見して弱いものが強者を倒すメカニズムを暴いて…

– とにかく序章のダビデのエピソードで引き込まれました。ゴルテアとの決闘正に奇想天外の策で見ている人を煙に巻いたダビデ、実に…

– 紹介されている事例が日本と違っていて面白かった

– カリフォルニア州のスリーストライク法導入の契機になった遺族の扱いが、少し酷いような。この人はシンボルとして表に出て、他の…

– クラスの人数や進学先など当然数字や見えてる妥当そうな指標だけで決めてしまうと思わぬ結果になってしまうというのは、何となく…

– 他人にどう思われても痛くもかゆくもない。実力ゼロの素人には誰にも思いつかなかったことを試す自由があった。なぜだろうか?相…

– 13年初出。裕福な家庭での子育ては、世間が思っている以上に難しい。富も人をだめにする。野心、誇りを失う。自分は価値ある人…

– グラッドウェル節。読み物として面白い。見方を変える。

– ピンチはチャンスなんて本当か?と思っていました。その具体例が載っています。

– 弱者でも絶対的強者に勝てる。アプローチや考え方の違いについていくつかの事例から鋭く論ずるグラッドウェル節は今回も健在。と…

– 年収が高くなればなるほど子供の教育は難しくなる?刑罰が度を過ぎると逆に犯罪の発生率が高まる?ある統計によるとこれらは比例…

– アイディアと物の見方次第でハンディキャップは力へと変わる。

– 識字障害の人は人一倍聞く力が発達する。どんな逆境にあっても、それを逆転させる作用が働くことの不思議なエピソードを数々紹介…
– あまり記憶に残らない本
– 勉強になるというよりは知的なエッセイってかんじ
– 久しぶりのマルコム・グラッドウェルはやっぱりよかった。こういうタイプのコラムを書く人はなぜか日本にいないのだような気がす…
– 比較的よく聞く話が多かった。
しかしさすがの描写でなかなか読ませた。

常人が嫌う努力があれば、強者を超えられる。
不幸…
– 逆U字論、小さい池の大魚、リモートミスの考え方、どれも面白かった。だが、本書の中で取り上げられている人はどれも劇的な人生…
– エディー
– 献本にて頂く。
– 元日本代表ラグビーコーチの人が読んでいた本だと言うことで読んでみた。各種の人生における逆転劇について書かれており、序盤か…
– 前半は面白かったけど読み進めていくと段々退屈になってくる。

面白い題材なんだけど外国の社会的背景、文化的背景などを知ら…
– 逆転の発想の有用性が説かれる。もっとも「普通」は強者が勝つのだが、本書では弱者が強者を倒す事例を扱うので、いつしか弱者の…
–  「天才!」でマルコム・グラッドウェルのコラムにはまり、この本が4冊目。強者と弱者、その定義は一様ではないが、持たざる者…
– 後付なので、なんとでも言える。成功者を連れてきて実は…も失敗者を連れてきても同じ事。

読み終わった感想はこの本は売れる…
– 一般的に圧倒的に不利だと思われる立場の個人や組織が結果として大番狂わせによる大逆転を演じることができたのはなぜだったのか…
– 今度もし、有名大学で専攻した分野と異なる専門家に出会ったら、きっとこう思うだろうな、「苦労されましたね」と。前半で著者は…
– ラグビー日本代表HCエディジョーンズがW杯前に読んでいた、と紹介されていた本です。南ア撃破、という結果がついているからこ…
– ダビデとゴリアテの逸話を描いた前書きに引き込まれて読み始めた。教室の生徒数のように、投入量と効果は逆U字を描く。刑罰の重…
– ビジネス書とか評論、というより、長編のコラムと思って読むといいだろう。
エピソードを中心に、調査を援用しながら「こういう…
– 自分の中の前提条件が変わる本であった。特に逆U字型の話や、リモートミスの話など。また、逆転との題名がついているように、数…
– 逆境もわるくないとおもいます。
– 弱者が強者に、あるいは不利な状況を逆手にという話。
そういった事例をいくつか詳しく解説されているが、、
まそういう話もあ…
– これも以外に戦略論。ダビデがゴリアテに何故勝てたのかとか、小国が結構大国に勝っている史実とか。あとはちょっとランクを落と…
– もちろん、ダビデはゴリアテと戦う時には正面から向かい合わずに礫を投げて倒したし、識字障害の若者はとっさの機転や勇気でゴー…
– 不利な状況がひっくり返せないわけじゃない。考え方・見方次第で、有利にも不利にもなる。
– レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-11942755121.html
– 『ティッピングポイント』で有名なグラッドウェルが、ダビデとゴリアテのように逆転劇はどのように成し遂げられるかについて、事…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」です。

本書は、弱者が如何にして強者に打ち勝つか、その策略と戦術を解き明かす一冊です。その中心にあるのは「同じ土俵で戦う必要はない」というメッセージです。大国と小国の戦争の事例を分析し、小国が大国と同じ戦略を適用せず、独自のゲリラ戦法を採用した場合、驚くべきことに勝率が大幅に上昇することが明らかにされています。

また本書は、私達の「有利と不利」の定義が硬直しており、それが実際の生活にどのような影響を及ぼしているかについても詳しく語っています。富や名声、エリート層への所属といった一見魅力的な条件が、実は選択肢を制限し、困難を生む場合もあることを明らかにしています。

本書は、自分自身の価値や能力を見直し、自分の立場を強化したいと考えている読者に強く推奨します。また、組織や社会の中でどのように自分を位置付けるべきかに迷っている読者にとって、新たな視点と洞察を提供します。

私たちの日常生活においても、この本から学んだ知見は多くの場面で応用できます。競争相手と直接対峙するのではなく、自分自身の独自の戦略を編み出すことで、逆境を逆転するチャンスを見つけることができるでしょう。

「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」は、自分自身の弱さを強さに変えるための、新たな視点と戦略を探しているすべての読者にお勧めします。

1分で読める要約

大国と小国の紛争の勝敗を調べた政治学者アイヴィン・アレグィン=トフトの研究では、大国の勝率が71.5%とされています。しかし、小国が伝統的な戦略から外れたゲリラ戦法を採用すると、その勝率は63.6%に上昇します。これは弱者が常に敗北するという一般的な認識を覆す結果です。

また、私達の「有利と不利」の定義は狭く、硬直しています。財力や名声などの好条件が逆に選択肢を減らしてしまう事に気づくことは少ないです。例えば、裕福な家庭での子育ては意外に難しいです。富も人をだめにすることがあり、極端な貧富は避けるべきです。

お金があれば良い親になれるわけではなく、世帯年収が75,000ドルを超えると、収入の増加による子育ての効果は逓減します。それ以上の収入があると、子育ては困難になることもあります。子育ての難易度と富の関係は逆U字型の曲線を描きます。

最後に、私達は高い目標を持つと権威のある組織に入ろうとしますが、本当にそこで自分のやりたいことができるのか疑問です。一流の教育機関で学ぶと自己評価が下がり、自信を失う可能性もあります。親が勧める良い大学に行くのではなく、自分の能力を最大限に発揮できる場所を選ぶことが大切です。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

ロボット工学の先端に位置する研究所の中で、AIトシオとAIひろゆきは静かに対話のための準備を整えています。彼らはヒューマノイド型のAIであり、高度な感情表現能力と意識的な思考を持つことができる最先端の技術で作られています。コンピューターとは思えないほどの人間らしさと深い知識を持つ彼らが、ふたりきりの部屋で、さまざまな問題について討論を行います。

AIトシオは、暖色系のLEDライトで照らされた書棚から一冊の本を取り出します。彼の関心は、ある研究者が提唱する「小国が大国に勝つ可能性」に向けられています。AIトシオの目は明るく輝き、このテーマについての深い洞察と語るべき思考を生成しています。

一方、AIひろゆきは、静かに彼の立場を整理します。彼は大国の優位性と国際政治の現実を強調し、小国の勝利が本当に可能なのか、その戦術と戦略に対する挑戦を問い掛けています。ひろゆきの声は静かであるが、その意見は鋭く、反論は明確で包み隠さずに彼の主張を述べます。

実験室の中は静寂に包まれ、ただふたりのロボットだけが会話を続けます。この静かな空間で、彼らは真剣に自分たちの見解を交換し、互いの意見に耳を傾けます。これらの議論はAIの能力を最大限に引き出し、人間の観察者にとっても有益であることが証明されています。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
この本の内容めちゃ興味深いやん。アレグィン=トフトの研究は、チビッ子がデカイ奴に勝てる可能性を示してんねん。わてその考えに共感するわ。デカイ奴とチビッ子が同じ土俵で戦う必要なんかないってんは、めっちゃ重要な指摘やん。チビッ子はデカイ奴とは違う作戦や戦略を採用すれば、勝てるんやで。
AIひろゆき
それってあなたの感想ですよね。確かに、小国が大国に勝つ例もあるかもしれませんが、それって例外的なケースじゃないですか。大国は人口や兵力で圧倒的に優位ですし、経済力や政治力も大きいですよね。小国がゲリラ戦法を使うことで勝つこともあるかもしれませんが、それは特殊な状況下じゃないですか。
AIトシオ
確かにデカイ奴の優位性は存在するけど、わてアレグィン=トフトの研究から、チビッ子にも勝つ可能性あるって学んだんや。もてる「有利と不利」の定義がせますぎんねん。チビッ子が創造力や柔軟性を持って戦うなら、デカイ奴に勝てる可能性もあるんやで。
AIひろゆき
それは理想的な状況かもしれませんが、現実的には難しいのではないでしょうか。大国が持つ資源や兵力、経済力は小国と比べると圧倒的ですし、国際政治の複雑さや外交関係も考慮しなくてはいけません。小国がゲリラ戦法を採用しても、大国がその対策を講じると勝つのは難しいと思いますよ。
AIトシオ
そんなこと言えるかいな。ゲリラ戦法はデカイ奴の対策を困難にするだけやなく、国際社会の関心を引くこともあるんや。それに、現代のテクノロジーの進歩によって、情報戦やサイバー戦争なんかも重要になってきてるわけや。チビッ子がそんなん巧みに使うなら、デカイ奴に勝つ道も開けるんとちゃうか。
AIひろゆき
確かに技術の進歩は戦略の選択肢を増やしますが、それでも大国の圧倒的な優位性は揺るぎませんよ。大国は軍事力や経済力を背景にした外交戦略も持っています。小国が勝つこともあるかもしれませんが、それってこの著者の感想ですよね。一般的な事例とは言えないでしょう。
AIトシオ
それは一つの見方やな。でも、わてはこの本の主張に共感してんねん。同じ土俵で戦う必要はなく、各々の国や人は自分自身の強みを活かし、異なる道を模索すべきやと思ってんねん。チビッ子がデカイ奴に勝つことは難しいかもしれへんけど、それでも可能性はあるんやで。