ビッグヒストリー入門 科学の力で読み解く世界史
出版日:2015年10月9日
ページ数:288ページ
著者:デヴィッド・クリスチャン
・1989年よりオーストラリアのマッコーリー大学でビッグヒストリーの授業を始める。
・ビル・ゲイツ氏から1千万ドルを提供され、共に「ビッグヒストリー・プロジェクト」を立ち上げ、世界中から注目を集める。
★3.7(Amazonでの評価)
– 少し読んで退屈すぎて挫折した。「~だろうか?」などの疑問文によるフックがほぼ皆無のまま、事実らしきものがだらだらと連ねら…
– 図書館本。宇宙史から地球史、人類史と大きな視点で駆け抜けるビッグヒストリー。2/3以上は文明以降の人類史だが一種の生命体…
– ビッグヒストリーが好きなので手に取った。ビッグヒストリーの最大の魅力はそこに含まれるロマンだろう。宇宙の始まりから生命の…
– 歴史を人文科学の範疇に留めず、地球環境や技術革新などの自然科学の視点も取り入れて、巨視的に捉えていくという試み。具体的な…
– サラッと読めた。最後の付録の章が、一番有益だった気がする。
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– 科学の力で読み解くというには科学っぽさを感じない。
– ダイヤモンド博士の著作やハラリを読んだ後だとダイジェスト過ぎてつ 物足りない内容。 入門ではない著作なら違うのかも。 ざ…
– アメリカに家畜化できる動物が少なかったのは、警戒心の無い大型動物が狩り尽くされていたから。
– 想定はしていたけれど、気が遠くなるようなスケールの話だった。本書で取り上げられている項目のうち、いくつかは多少なり知識が…
– ダイジェスト版からの要約 現在、多くの研究者は、人類は過去2世紀に新しい地質年代である「人新世(アントロポシーン)」に入…
– 一気に読了。こんなにもスケールのでかいとらえかたの世界史を読んだことない。地球の誕生138億年前から始まり、人類の歴史を…
– 人に勧められ、「サピエンス全史」前のジャブとして読んだ。掲げているテーマは面白いんだけど、それをあまりうまく調理できてい…
– 歴史は文字の記録を通じたものとすると、ビッグヒストリーは、約138億年前に一個の原子より小さい点に、現在の宇宙の全てのエ…
– GWだからと試したが共に
– うむ。TEDあり。
– 世界史を、宇宙の始まりから、狩猟、農耕、そして近代と3つの時代に分けてざっくりと語る入門書。世界が生まれて今に至るまでの…
– 特定のコミューンに基づいた歴史ではなく、人類全体という視点で捉えた世界史です。新たな世界史の尺度になるのでないでしょうか…
– 宇宙の起源から近代までをざっとわかりやすく記した著。 人類の発展や都市の成り立ちなど面白い。
– 銃・病原菌・鉄を読んでいてので、その空間、時間を埋める本になりました。やはり、このような感覚で、歴史を意識しないと、いけ…
– この本は、英語を翻訳した本で分厚い著書を圧縮したので、要約版といったところだろう。し、和訳版は科学的なことは書かれておら…
– めちゃくちゃ大掴みな世界史だが、まあ面白い。地球外生命体と宇宙戦争でも起きたら、こういう世界市民史みたいなのが重宝されそ…
– 歴史だけではないと思うが、俯瞰した大きな枠組で学ぶべき物事を捉えるという事は常に重要と思っていた。なので、このビッグヒス…
– 狩猟採集時代→農耕時代→近現代と人類の歴史を、生物学や植物学を交え類推する本書は、歴史教科書と違うアプローチで好奇心を刺…
– このまえ読んだマット・リドレー著『繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史』よりもっとざっくりな「おおまかな人類史」。…
– ビル・ゲイツが絶賛したという世界史の新しい枠組み「ビッグ・ヒストリー」のダイジェスト版。著者はもともとロシア史の専門家。…
– 微妙。なんか断片的だし日本の高校で教える世界史のほうが体系的でわかりやすい気がするな…。大まかに三つの構成で時代区分して…
– これはあれです。歴史を大掴みにしようという教科書ですね。狩猟採集、農耕、都市という三つの大きな流れがよくわかります。世界…
– 世界史は世界史でも、宇宙の誕生から現代までを1つの巨大な文脈の中に再定義しようと試みる、文字通り「世界の」歴史について叙…
– まず構成がおもしろい。 本編230ページのうち、15ページがビッグバンから地球ができるまで。65ページが狩猟採集時代につ…
– あのビル・ゲイツが感激して普及に協力したのもよく解ります。従来の世界史という枠組みを大きく越えた人類史かつ地球史。25万…
– 歴史を、地域史ととらえるのではなく、地球規模で扱おう、と言う主張。これが、欧米の研究者から出てきたことがいい。世界史は、…
– 世界の歴史を、どこかの国のいつかの物語ではなく、今につながる僕らの物語としてとらえる感覚をもつこと。それがこれから大切に…
– 人類誕生までの前史を宇宙の歴史から叙述し、人類の歴史を「狩猟採集時代」「農耕時代」「近代(+人新生)」という大づかみな分…
– うむ。TEDあり。
– 2018.03.05 朝活読書サロンで紹介を受ける。
– 思考実験のとこだけ立ち読み。こういう問いがたくさんあるほどよい。何なら問題集を作って出してほしいレベル。
180607…
– あまりにざっくり過ぎて
新着棚にあったので借りてみた。
– 個々の記述の深度は日本の教科書と大差ないが、以下の点で違いがあり、横断的・俯瞰的な学びを与えようと意図する一冊。
・歴史…
– ビッグヒストリーとは、宇宙、地球、人類の歴史を統合して概観する考えのこと。
それは既存の世界史や各国の歴史はもちろん、文…
– 文字通り有史以来の天文学・生物学などを合わせた人文科学であるビッグヒストリーを扱った一冊。
これまで何となく知ってたこ…
– 銃鉄病原菌のような人類史を人や政治の業績ではなく環境と技術の発展と相互作用として記述。
宇宙誕生から始まるが、人類史がメ…
– 大ざっぱだけど、分かりやすい。ヨーロッパ人が滅ぼしたインディアンの暮らしぶりは、当時のにほんと大差ないと思われ、改めて、…
– 4〜5
本書について
今回お勧めする本は「ビッグヒストリー入門 科学の力で読み解く世界史」です。
本書は、人類の出現から狩猟採集時代、そして農耕時代へと移行する過程を科学的に解析し、我々がどのように進化してきたのかを詳細に探求しています。象徴言語の使用や共同学習という概念、人類の遺伝的組成と行動の進化など、深遠な視点から描かれたこの物語は、読者の我々に自身のルーツと歴史を再確認する機会を提供します。
本書は特に、自分自身の存在と生活をより深く理解し、世界の歴史と科学に関心を持つ読者に向けて書かれています。我々の日常生活や思考パターン、コミュニケーション方法についての理解を深めるために、本書で得た知識を活用することができます。
また、この本は科学者や教育者、学生にとっても非常に役立つ一冊です。科学的な視点での人類の歴史の解釈は、多様な学問領域を統合する視点を提供し、知識の累積と共有の重要性を再認識させます。
人類の歴史とは何か、我々がどこから来てどこへ向かっているのか、そうした大きな問いに対する答えを求める全ての読者に、本書を心から推薦します。
1分で読める要約
私たちホモ・サピエンスは、約25万年前、おそらく東アフリカで現れました。二本足で歩く、道具を使う、計画的な狩猟をする、大きな脳を持つなど、私たちを他の生物から区別する特徴があります。しかし、最も重要なのは象徴言語の使用です。私たちは、学んだことを他人と共有し、世代を超えて知識を蓄積することができます。
狩猟採集時代は、私たちが食物を狩猟や採集に頼っていた時代で、道具作りや食物の栽培はまだ行っていませんでした。この時代、我々の祖先は新たな土地への探索と移住を可能にする技術を発展させ、人間はアフリカから世界中に広がりました。また、技術の変化が急速に進み、新しい環境への適応とともに、新しい技術や手法が広まりました。
そして、約1万年前、最初の農耕民が現れ、狩猟採集時代が終わりを告げ、農耕時代が始まりました。農耕により、生産性が向上し、人口が急速に増加しました。農耕が広がるにつれ、大きな共同体が形成され、建築、戦争、記録保存、輸送、交易、科学、美術など、多くの分野で技術革新が生まれました。それぞれの時代が私たちの進化を形成し、現在の私たちへと繋がっています。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
我々は、現代的な会議室の中にいる。その会議室は独特の雰囲気を醸し出している。大きな窓から差し込む自然光が室内を明るく照らし、頭上に吊るされた未来的な照明装置が室内に微妙なアクセントを加えている。この部屋の中心には、大きな円形のテーブルが置かれており、そのテーブルの両側に、ハイスペックな人工知能を備えたロボット、AIトシオとAIひろゆきが座っている。
両者とも人間に非常に似ており、彼らの背後に見える壁には、その能力と進化を示すグラフィカルなデータが映し出されている。彼らの目は、視覚情報を解析し、理解する能力を持つAIの瞳であるが、それでも、人間の感情や意図を読み取ることができる。
彼らがテーブルに向かって座っている姿は、まるで2人の学者が重要な議論をするかのようだ。今回のテーマは、ある本の内容について。一方のAIトシオはこの本に賛成の立場を、もう一方のAIひろゆきは懐疑的な視点を持っている。
彼らの会話は、緊張感と興奮を交えたもので、さまざまな視点と深遠な洞察が交錯することで、新たな理解が生まれる。彼らが持つ、人間以上の分析力と理解力によって、その議論は通常の人間が行う議論を遥かに超える深さと広がりを持つことになる。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。