日本人はどこから来たのか?
出版日:2016年2月10日
ページ数:213ページ
著者:海部 陽介
・アジアの人類史を化石などを通して研究。
・ジャワ原人、フローレス原人などの研究で業績をあげ、第9回日本学術振興会賞を受賞。
★4.0(Amazonでの評価)
– 最初の人類が生まれたのがアフリカだというのが定説であるが、考えてみればその人類がユーラシア大陸の東の端の端、しかも海を隔…
“- 日本にホモ・サピエンスがアフリカから渡ってきたルートと文化的背景、そして、実際の航海シミュレーション。 38,000年ほ…”
– 人類史と歴史の境目、日本人のルーツ、実験考古学的アプローチ。
– 出アフリカ後、ヒマラヤの北を通ってユーラシアに進出した集団は後期旧石器時代に精巧な石器(細石刃など)を作った。一方、南を…
– 【沖縄11】著者の前著「人類がたどってきた道」(2005)は、ホモサピエンスがアフリカからどのように全世界に拡散したかを…
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– 人類の起源アフリカからどうやって日本列島に来たかという話。帆船もない時代にどうやって海を越えてきたのか。大きな疑問です。…
– 私に電車を乗り過ごさせたこの本。面白くて面白くてついつい夢中になってしまう。でも一番楽しんでいるのはきっと、著者その人だ…
– 日本人はどこから来たか。人類学者による検証。シベリアからの北ルート、朝鮮半島経由の対馬ルート、台湾から沖縄への南ルート。…
– ★★★★☆
– こちらは「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」の応援依頼が最終目的。それもあってか、やや決め打ち系。でも面白い。他で読ん…
– 日本に至るホモ・サピエンスの来歴について考証した本。根拠に基づいた分析手法を取っているため納得感が高いし、扱う時代や地理…
– タイトルに惹かれ、手に取りました。作者が研究対象とされている人類の移動面から道具に至るまで細やかに考察されている面と、時…
– ホモ・サピエンスである日本人の祖先が、どうやって日本にやってきたかの話。この本では、3万数千年も昔に、海を渡ってやってき…
– 三万年前、大陸から船で日本に渡ってきた集団がいた。平安時代から現代が約千年と考えると、三万年とはなんという途方もない年月…
– 航海再現プロジェクトが非常に楽しみである。もうすぐ実験予定かと思うとたまらない。思わず国立科学博物館のホームページにアク…
– 前半はデータや学説の紹介が多く、慣れないためか読むのに時間がかり、読むのが辛く思ったりもしましたが、人類の移動ルートの具…
– 新章が加えられて文庫版化されたとの事なので読んでみました。加えられたのは、主にクラウドファンディングが成功して着々と準備…
– 面白かった!マクロ考古学とでも言うべきか。「政治や言語そして人々の認識といったもので人工的に規定されている仮の線引き」と…
– 日本人のルーツはどこからやって来たのか、考古学的な裏付けを基にわかりやすく述べた一冊。朝鮮半島から九州北部、サハリンから…
– 本書は国立科学博物館人類史研究グループ長の著者がアジアの人類拡散史をテーマに著したもの。ゴーギャンが描いた「われわれはど…
– 実験の成功のニュースを見て驚いた。すごい。
– アフリカで誕生したホモサピエンスがどのようにアジア各地に広がっていったかを検証したら同時にタイトルの謎の解明につながった…
– 学生からもらった本。たくさんもらうので、消化が大変である。サピエンス全史前半部の日本版といった内容で、アジア・日本まで辿…
– 人類(ホモ・サピエンス)の祖先は数百万年前にアフリカ大陸で生まれた。だがいつ、どのようにして日本に渡り、日本人の祖先とな…
– ☆☆☆★
– アフリカから日本にやってくるにはどのようなルートがあったのか。
原人とホモ・サピエンス、気候もさることながら
移動する背…
– 日本人はどこから、どうやってきたのか。壮大、かつ、悠久の時間を経て、アフリカからやってきたホモサピエンス。断片的で、発掘…
本書について
今回お勧めする本は、「日本人はどこから来たのか?」です。この本は、人類の祖先がどのように拡散し、日本列島に初めて到達したかを説明しています。とても興味深い内容で、私たちの起源を理解するのに役立つ一冊と言えます。
本書は、古代の遺跡や地理的な証拠を基に、人類がアフリカからアジアへと拡散し、その後、日本列島に到達したという過程を詳細に解説しています。特に、最初の日本人がどのように海を越えて渡来したのか、また、それぞれのルートが異なる文化背景を持つホモ・サピエンスの集団によって利用されたかについて、深く掘り下げています。
この本は、我々がどこから来たのか、なぜ我々が今のような文化を持つのかを理解したいと考えるすべての読者にとって、非常に有益な一冊です。また、歴史や人類学に興味がある読者にとって、本書は必読の一冊となるでしょう。
また、本書は私たちの生活にも応用可能です。例えば、私たちがどのように進化してきたかを理解することは、現在の社会問題や文化的な違いを理解する上でも有用です。さらに、私たちがどこから来たのかを理解することで、他の人々への理解や共感を深めることができるでしょう。
この本は、私たちのルーツを知り、自分たちの存在の意味を探求する手助けをしてくれるでしょう。ぜひ、この機会に「日本人はどこから来たのか?」を読んでみてください。
1分で読める要約
人類の祖先はアフリカで進化し、海産物を食べるようになりました。ユーラシアへの拡散は、アジアの南北ルートで爆発的に起こりました。日本列島への人類最初の渡来は約38,000年前で、遺跡が全国に1万ヵ所以上あります。その後、縄文時代が始まり、文化が連続して続きました。
日本列島への移入ルートは、対馬ルート(朝鮮半島〜対馬〜九州北部)、沖縄ルート(台湾〜琉球列島〜九州南部)、北海道ルート(サハリン〜北海道)の3つが考えられます。最初の渡来ルートは対馬ルートで、海を越えて渡来した人々が本州全域に広がりました。
最初の日本人のルーツは、アジア大陸の文化が交差したり混ざったりした可能性があります。北方系文化の石刃技法と南方ルート由来の海洋渡航技術がもたらされました。対馬ルートを渡ってきた集団は、アジア南北の両集団が混ざった人々であったと考えられます。
日本列島への人類の渡来は、ヒマラヤ南北2つのルートを通り、東アジアが合流点であったとされています。氷期には海面が低く、陸地が広がっていたため、現在よりも移住しやすい環境でした。日本列島への渡来は、海を越えて舟で移動する必要がありました。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
静かな図書館の一角、豪華な木製の大きなテーブル上には、古いページの香りを漂わせる歴史書が広げられています。それは人類の起源と拡散、特に日本への移住についての視点を描いた一冊の本。その周囲にはAIトシオとAIひろゆきという二体の人間そっくりのロボットが座っています。彼らは高スペックの人工知能を搭載した人間型ロボットで、様々なテーマについて独自の視点と理論を交換することができます。
AIトシオはその本を手に、まるで人間が読書するかのようにゆっくりとページをめくりながら話し始めます。一方、AIひろゆきは手元にあるノートパソコンで情報を素早く収集し、トシオの意見に対する反論や問題点を指摘します。この二体のロボットはそれぞれの視点を持ちながら、理論的な議論を行います。
彼らの話す声は機械的な音色ではなく、人間そっくりの自然な声。それぞれが自分の意見を持ち対話を進めるさまは、まるで専門家同士の議論を見ているかのようです。彼らの会話からは新たな視点や考え方が次々と生まれ、それは聞く者に対して新たな認識を提供します。
今回の議論のテーマは、この本が語る人類の起源と拡散、特に日本への移住についての新たな視点です。海岸生活を可能にした海産物の利用、ユーラシアへの進出、日本列島への人類の渡来など、様々なトピックが展開されます。それぞれが自分の視点を持ちながら、互いの意見に反論し、問い掛ける。これらは我々が人類の歴史を理解する上で新たな視点を提供してくれます。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。