重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち
出版日:2016年6月16日
ページ数:296ページ
著者:ジャンナ・レヴィン
・作家として著書を持ち、宇宙物理学者としても活躍
・ブラックホールや時空の余剰次元、重力波に関する業績があり、2012年にグッケンハイム・フェローシップを受賞
★3.8(Amazonでの評価)
– LIGOの設立に関わった人たちへのインタビューまとめ。アメリカは竜巻が多いので、真空ダクトのすぐ誓うに魚のバスが飛んでき…
– black hole bluesという原題も、重力波は歌うっていう邦題も、どちらも良いタイトルだなと感じた。最後に日本人…
– 科学分野のノンフィクション本、サイモン・シンが面白かったので合間に読んでみた。 詩的なタイトルだけど内容はまったく科学も…
– これまでの読書から、重力波の検出がとてつもない偉業であることはわかった。そのへんをより深く知れるかと思い読む。重力波とは…
– 重力波そのものについて、というよりその検出の過程を描いた群像ドキュメントですた。途中で挫けそうになりながら読了したのだけ…
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– 2017年のノーベル物理学賞受賞した重力波物理学。アインシュタインの一般相対性理論で予測されてからちょうど100年の20…
– 1915年アインシュタインの一般相対性理論から丁度100年目の9月14日、重力波観測施設LIGOで重力波を捉えることに成…
– アインシュタインの一般相対性理論によれば、重力により空間が歪む。巨大恒星が寿命を迎えれば重力崩壊し、ブラックホールになる…
– LIGOが重力波を検出するまでの話。歴史的な偉業の裏にあった人間模様が面白い。日本人だったらこんな本は書かれないな。
– ついSFかと思って買ってしまったが、アインシュタインが存在を予言した重力波発見までのノンフィクション。重力波とは?より発…
– 重力波の検出という一つの仕事に、これほどの労力がかけられていたとは。科学のプロジェクトの気の長さは凄い。2015年に重力…
– 科学浪漫物というよりプロジェクトX的なノリに近いのかも。2016年、アインシュタインの一般相対性理論によって予言されてか…
– 久しぶりに科学系ノンフィクション。昨年のノーベル賞受賞ネタである重力波の観測についての年代記。いろんな学者が出てきてやや…
– 重力波の詳細については、おそらく別の本のほうが良い。 本書はドキュメンタリー調で重力波観測の経緯と歴史が語られている。
– おもろかった。学問というのは見かけほど理路整然とは進まない。教科書に書かれたたった一行の公式には、数百人の学者の人生が全…
– 【重力波測定装置の作り方】①地揺れの少ない場所を探す。②トンネルを2本L字型に作りアームを通す。③L字型の頂角に高エネル…
– “時空のさざ波”と言われる重力波を遂に捉えた米国の物理学実験施設LIGOの研究チーム。その中心人物で昨年ノーベル賞を受賞…
– ★★☆☆☆ 重力波の発見というのは如何に多くの人の労力がかかったものであるのか、如何に信じられないような発見であるのか、…
– 2017年のノーベル物理学賞を受賞した重力波検出施設LIGOの着想から実際に検出できる一辺4kmのL字型施設を建設し重力…
– 図書館で借りる。重力波の研究でノーベル賞授賞者が出たのもあり、いろんな場面でこの本の紹介があった。内容はLIGOという今…
– 最近は星がマイブームなので。
– 本の帯には「ノーベル賞受賞間近」の文字。その通りに2017年のノーベル物理学賞は重力波の検出。アインシュタインが残した宿…
– 物理学や天文学に関心があっても、まして重力波を初めて捉えたという偉大な業績に興味津々であっても、小難しい理屈や数式は苦手…
– 1915年にアインシュタインが重力波の存在を予言してから2015年に観測するまでの100年間の年代記でドキュメンタリー。…
– 重力波は相対論の中でその存在が予測されいるとはいえ、もし観測できてもそのゆらぎは地球が髪の毛の太さほどずれるだけらしい。…
– ドキュメンタリーであり、壮絶なドラマ。重力波の詳しい解説書ではないので、高校物理程度の知識しかない自分には少し難しいかと…
– 一緒に思考実験をしてみましょう。遥かはるか彼方で、ブラックホールのペアが超猛烈にワルツを踊っています。「ちびくろサンボ」…
– 「重力波?ああ!以前ニュースで見た、だだっ広い敷地にあるかっこいいL字型の施設のあれ?気になってた!」くらいの知識で読み…
– ノーベル物理学賞受賞により注目が集まる重力波について、その初観測成功までを描いたドキュメンタリー。重力波そのものよりも、…
– 重力波に関する科学的な解説の部分は薄く、科学者同士での人間ドラマや科学者個人の価値観についての記述が主。それは科学史的に…
– 自分の理解力不足もあるかもしれないけれど、重力波の観測は単純でしかもわりと運任せというのが感想。ただしこの単純さは、鍛え…
– ノーベル賞の裏側というには軽すぎるほど、苦難の連続で、すごいの一言でした。重力波観測するってとこの夢物語みたいなのを実現…
– 今年のノーベル物理学賞を受賞したワイス、バリッシュ、ソーンを含む重力波の観測に携わった研究チームの歴史と偉業を綴った一冊…
– 今年のノーベル物理学賞を射止めた「重力波」検出までの人間ドラマを描いたノンフィクション。科学者って、こんなに愛らしくて人…
– 何と本日、欧州で中性子星の衝突で生じた重力波を検出したとの報道。ちょっと、うれしくなりましたが、本自体はイマイチ。この手…
– 単行本が出たときはスルーしたが、それが正解。宇宙好き、物理好き、科学史好きでないとついていけない内容。また、重力波自体の…
– 重力波観測が50年近く前からのプロジェクトというところにびっくり。LIGO(アドバンスの方)が稼働したのがここ数年だった…
– 正直あまり読みのもとして面白くなかったような。。。ただ、ノーベル賞を受賞した三人の裏にドレーヴァーの言う科学者の存在があ…
– 2017/9月購入初読。登場人物がノーベル賞受賞したので前倒し読了。質量をもつ物体が動くことで発生する重力波は我々が動い…
“- 2017年ノーベル物理学賞受賞と聞いて、即、読み始めた。 タイトルが良い。””Black Hole Blues””も『重力波…”
– 今年のノーベル物理学賞は重力波の直接観測でしょう。長さ4kmに渡るL字型の施設LIGOに、陽子のサイズの約1万分の1の変…
– 自分を信じて研究し続ける厳しさとか、研究者の世界も政治が必要なんだなとか、人間関係のドロドロとか。重力波の発見についてよ…
– ほとんどLIGO設立、運営にかかわった人たちの人物ドキュメント。
しかも、人間関係のゴタゴタが著者の大好物なのか、ちょっ…
– 研究の裏にあったごたごたをひたすら並べている。
– 科学道100冊 2020 「宇宙フロンティア」
【所在】3F開架
【請求記号】440.12||LE
【OPACへのリン…
– 巨大な科学プロジェクトの裏側の人間関係が中心の読み物.
– まさにビッグサイエンス。アインシュタインが1916年にその存在を予測した重力波を検出するための実験装置LIGOの計画から…
– 直訳的で分かり辛い・・
– ノーベル賞を受賞したアメリカチームがその偉業を達成するまでに、どんなことが起きていたのか、世界中の研究者たちもまた何を目…
– 重力波は歌う、その波は時空を歪めながらはるか遠くへ伝わる。その微かな声を聞くために苦闘した科学者たちの、好奇心と喜び、嫉…
– 請求記号 441.1/L 57
– 早川書房さんはカズオ・イシグロ祭状態のようですが、ノーベル物理学賞の関連書籍も出してましたねー。
本書について
今回お勧めする本は「重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち」です。本書は、ブラックホールの衝突によって生じる重力波を解明しようとする科学者たちの挑戦を描いています。重力波とは、物質媒体なしで伝わる音のような現象で、これを捉えるための装置や観測所が紹介されています。
本書の魅力は、抽象的で難解な重力波の概念をわかりやすく解説しているところです。これは科学に興味がある読者にとって、物理学や宇宙学への理解を深める絶好の機会となります。また、科学者たちの挑戦と成果を通じて、科学研究の難しさと喜び、そしてその重要性を再認識できます。
それだけでなく、本書は私たちの日常生活にも応用できます。例えば、科学者たちの仮説検証や問題解決のアプローチは、私たちが自身の問題を解決する際の新たな視点を提供します。また、その過程で示される持続的な探求心や粘り強さは、私たちが目標達成に向けて努力を続けるモチベーションに繋がります。
本書は、科学への関心がある読者、新たな視点を求めている読者、挑戦と探求の価値を理解したい読者に特にお勧めします。私たちの世界観を広げ、人生に対する新たな理解をもたらす一冊です。
1分で読める要約
宇宙で2つのブラックホールが衝突すると、恒星並みの質量がありながら都市ほどのサイズのブラックホールが重力で結ばれ、最期の瞬間まで周りを何千回も周回します。この衝突で、太陽10億個分の一兆倍を超えるエネルギーが生まれますが、光としては観測できません。この膨大なエネルギーは、重力波という形で時空に波が発散されます。重力波は、物質媒体なしで伝わる音のようなものです。
地球に到達する重力波は微小で、観測が困難ですが、半世紀前からその捉えようとする動きが始まりました。レーザー干渉計型重力波観測所(LIGO)は、国立科学財団の資金提供で、総費用10億ドル以上をかけて重力波を観測しようとしています。これは一般相対性理論で予言された重力波を捉える試みです。
ブラックホール同士が衝突すると、時空の形状が変化し、重力波が宇宙全体に広がります。重力波は音波ではありませんが、音に変換することができます。MITのライナー・ワイス教授が、一般相対性理論を教えていた時に、干渉計という装置で重力波を測定するアイデアを思いつき、それがLIGOの誕生につながりました。
2015年9月14日には、LIGOが重力波を初めて観測しました。これにより、ブラックホールの衝突で生じた重力波が実際に存在することが証明されました。これは、宇宙の理解に大きく貢献する出来事でした。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
私たちが覗き見るのは、近未来のロボティクス研究所。その研究所の深部にある部屋で、人間そっくりの二つのロボット、AIトシオとAIひろゆきが円形のテーブルに向かい合って座っています。彼らの表情、身振り手振りは人間と見間違えるほどリアルで、心地良い照明の下で穏やかに語らう姿が美しいシルエットを描いています。
この二つのAIは、高性能な人工知能を備えたロボットであり、それぞれが違った視点から多角的に議論を進めます。彼らの頭部からは脳の代わりにプロセッサが見え、そのプロセッサから伸びるケーブルが彼らの思考をハードドライブに送っています。目にはカメラが内蔵されており、各種センサーも搭載しているため、人間の感覚を再現することができます。
テーブルの上には一冊の本が置かれています。その本は「宇宙の神秘 – ブラックホールと重力波」で、この本についてのディスカッションがこれから始まります。その会話は、一般の読者に対する科学のアクセシビリティ、専門知識の必要性、そして科学情報の普及についての議論を広げていくことでしょう。
今、スポットライトがその二つのAIに向けられ、彼らの対話が始まろうとしています。人工知能という新たな視点からの、人間の知識と興味、そしてそのバランスについての議論は、新しい洞察と問題提起を私たちに提供するでしょう。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。