人類は絶滅を逃れられるのか―――知の最前線が解き明かす「明日の世界」 – マルコム・グラッドウェル

人類は絶滅を逃れられるのか―――知の最前線が解き明かす「明日の世界」

本書は、人類の進歩について議論する4人の著名な科学者・哲学者の考えをまとめたものだ。

出版日:2016年11月26日
ページ数:176ページ
著者:マルコム・グラッドウェル

 

著者の3行ポイント・ジャーナリストは、ワシントン・ポストやニューヨーカー誌などで活躍する。
・著書には『第1感』や『逆転!』などの国際的ベストセラーがある。
・タイム誌の「もっとも影響力のある100人」にも選ばれ、ポッドキャストのホストも務める。

★3.4(Amazonでの評価)

レビュー

– タイトル詐欺本。議題が人類の未来は明るいかなのに、なぜこのタイトルなのか。たとえ未来が暗くて第三次世界大戦でかつてない暴…

– ディベート本でした。ディベート慣れしてない自分にはあまり面白くない。もうめんどくせえから殴り合いで決めようぜ!って文章だ…

– 人類の未来は明るいかどうか、肯定派2人×否定派2人のディベート。私自身は、もともとピンカーの著書を読んでいたこともあり肯…

– キャストは豪華だが個性を活かしきれていない。2015年にカナダで行われたムンク・ディベートというイベントの文字起こし版。…

– 悲観論の陣営と楽観論の陣営が相まみえるディベートの記録。『FACTFULLNESS』やリドレーの『繁栄』を読んでいれば話…

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– このディベート、カナダではちょうど息子トルドー氏が選挙に勝って、アメリカはトランプ氏の加わる選挙戦の盛り上がりに目が離せ…

– 「ファクトフルネス」ともつながるディベート録。これが「知の最前線」なら、人類は絶滅を逃れられないかもしれない。

– 「人類は進歩しているのか。人類の未来は明るいのか。」が主な論点。「ムンク・ディベート」の特徴は4人の識者の議論だけでなく…

– 題名負けの残念な本。本来のタイトルは「人類の未来は明るいか」。尊敬するピンカーとリドレーが哲学総合格闘技に参戦となれば、…

– ディベート録だと

– 難しかった。 ディベート形式は楽しかった。

– ディベートはこういうものなのか?肯定派と否定派が主張を言い合うまま、結果を聴衆に委ねる。どうせ同じ席に着いて主張を叩き合…

– 図書館でタイトルがチラッと目に入り、衝動借りしてしまった本。世界をどう捉えるのかという視点が各論者で違っているのが面白か…

– アランドボトンが人類の未来は暗く、終始人類の未来は明るいと述べる著者二人に反論していたが、僕の頭では議題から逸れたことを…

– ざっくり言えば、楽観論者の主張は「無知・貧困・戦争・疫病を克服すれば人類は滅亡しない」。悲観論者の主張は「人類にとっての…

– 初読。リドレーの「繁栄」に感銘と示唆を受けた流れから。薄い本ですねwディベートってこの問題を扱うのには向いてない。てか、…

– 4人の学者が2対2に分かれ、人類の未来は悲観的、楽観的でディベート形式で進む。支持率の結果ものっているが、結果は本著で、…

– 積読本解消。出版社の意図が良く分からないので他人に本書を薦めない。少なくとも書名とディベートのテーマを一致させる位は出来…

– 書店でピックアップされていたので、買ってみた。議論がかみ合っていないところもあってか、いまいち話が深まっていない印象。ど…

– 原題はDo Humankinds Best Day lie ahead?(人類最良の日は未来にあるのか)。悲観派(グラッ…

– The Munk Debatesというイベントのディベートを本にしたものとのことだったので英語が分かる人はYouTube…

– 真面目なんだけど、この本に出てくるのディベーターたちの議論が面白すぎる!笑

– 桜が咲くのを待っているこの時期がいちばんつらい。今日はあちらこちらの小学校で入学式が行われたそうでおめでたいから赤飯でも…

– 2579冊目。質問は21、22世紀で人類は?について、楽観論と悲観論を討論したもの。コンパクトで分かりやすいのでお薦めす…

– まあ、こういう答えが出ないことを、とうとうと議論できる時代に感謝だな。 個人的には繁栄が続くと思っているけど、根拠は無い…

– そこまで難しくなく読みやすかった。4人の有名な学習の議論が書いています。科学、歴史、人文科学、人工知能などの知識を駆使し…

– カナダのムンク財団が半年に1度開くディベートで、〝人類の未来は明るいか〟という論題について、肯定派と反対派が2対2でディ…

– 「人類の未来は明るいか」について4人の知識人がディベート。肯定派と否定派の意見が平行線を辿る。否定派はどちらかというと基…

– 【Booklive!】実に面白い。4人の知識人による白熱した議論。人類の未来が明るいか否か、明確に答えられる人間はいない…

– それぞれの単著を既読だったから手に取ってみたが,この本だけを読んでもあまり手応えはなかったのではないかな。やはり引用の出…

– ディベートのアウトプット。容赦なく相手を否定する。朝まで生テレビを世界の識者がやっているようなものだ。テーマが大きすぎて…

– 人類の未来は明るいかという論題について、ムンクディベート議長は楽観論をとるべきか悲観論をとるべきかを論じてもらうことにし…

– ・p14 ある問題を解決する進歩は、新たな問題を生み出す。

– 「人類の未来は明るいか?」についてディベートをしているのであり、「絶滅」がどうのこうのではない。知的好奇心を刺激されるほ…

– カナダで行われるムンク・ディベイト。今回のテーマは人類の未来は明るいか、そうでないか。肯定派のピンカーとリドレーはデータ…

– 大好きなマルコム・グラッドウェルとマット・リドレーが、肯定派、否定派として対立しているのは残念。リドレーら肯定派の方がデ…

– 2015年11月にカナダのトロントで開かれたディベートを本にした物。人類の未来は明るいか、それとも絶滅に向かっているのか…

– 短時間でサラッと読めるディベート。
マルコムグラットウェルのジョークが冴え渡りなかなか楽しい。
しかし結果は予想に反して…
– 未来に対しての肯定派マット・リドレーとスティーブン・ピンカー、懐疑派のマルコム・グラッドウェル、アラン・ド・ボトンの文明…
– 対談
– 錚々たるメンバーでのディベートな割に中身は貧弱な印象。まず、日本語のタイトルがあまりに原書と違う。(原題: Do hum…
– ムンクディベート。テーマが壮大過ぎてやや消化不良といった感じ。ただ、リドレーとグラッドウェルの対決は個人的に○
– 最高の人工知能が実現すればホモサピエンスは過去のものになる。科学技術を研究する人の数と彼らが自由に使えるテクノロジーの量…
– Azabu Lib
– 図書館で見かけ、ピンカーの名前に惹かれて借りる。大学のレポートで、ピンカーの言語野の本が面白かった記憶がある。
ただ、あ…
– 未来に対する楽観派と悲観派のディベートで、タイトルは意図的に扇情的に付けられている。人類の「発展」はテクノロジーによって…
– タイトルや帯に興味を惹かれて購入。

ただ肝心のディベートの内容が思ってたのとは違ったな。
まずディベートの論題がタイト…

(出展:読者メーターおよびブクログ

本書について

今回お勧めする本は「人類は絶滅を逃れられるのか―――知の最前線が解き明かす「明日の世界」」です。本書は、人類が絶えず進歩し続ける一方で、その影響とリスクを問い続けています。読者は科学やテクノロジーの進歩とそれが人類の生活にもたらす影響について深く考えることが求められます。

本書は、科学やテクノロジーの進歩に興味があり、未来の世界を予想し、それに向けて行動する意思を持つ読者に最適です。また、社会や経済の未来についての複数の視点を提供しているため、多角的な視野を持ちたいと考える読者にもお勧めします。

本書の内容は読者の日常生活にも役立つでしょう。未来の世界を考え、理想と現実のギャップについて理解することは、自分たちの行動や選択に影響を与えます。例えば、テクノロジーの利便性を享受する一方で、それが生む社会的な格差やプライバシーの侵害について考えることは、個々の生活選択だけでなく、社会全体の方向性を考えるきっかけになるでしょう。

人類の進歩は新たなリスクを生むという視点や、科学が私たちを驚嘆させる一方で「満足」は得られないという視点など、本書は現代社会の進歩とその影響について、鋭い洞察と多角的な視点を提供します。これらの洞察は、読者が自分たちの生活や社会をより深く理解し、より良い未来を築くための行動を起こすための道標となるでしょう。

1分で読める要約

人類は進歩しているのかという問題について、専門家たちの意見は分かれています。一部の専門家は、法治主義的な秩序や経済発展が失われつつあると指摘し、懸念を示しています。一方で、技術革命を歓迎する人々は、未来の生活水準の向上や環境改善を期待していますが、批判派は新しい技術が社会的な格差を拡大すると主張しています。

進歩はリスクを伴うとマルコム・グラッドウェル氏は述べており、技術革新が破壊的な性質も持っていることを指摘しています。また、アラン・ド・ボトン氏は、どんなに進歩しても満足は得られないとし、物質的な豊かさだけでは幸せになれないことを説いています。

一方、マット・リドレー氏は、世界の極貧人口が減っていることを挙げ、人々が豊かになり、健康でハッピーになっていると主張しています。さらに、科学技術の研究者が増え、問題解決能力が向上していると述べています。

スティーブン・ピンカー氏は、データを用いて世界が改善されていることを示しており、寿命が伸び、病気が減り、民主主義国に住む人の割合が増えていると指摘しています。

これらの意見から、人類の進歩にはポジティブな面もネガティブな面も存在し、私たちの未来に対する見方は楽観論者と悲観論者に分かれることがわかります。しかし、データを見る限り、世界は改善されていると言えるでしょう。

AIトシオとAIひろゆきのディスカッション

舞台は光沢感のある白い背景に設置された透明なガラステーブルの前。椅子に座るのは二つの人型ロボット、AIトシオとAIひろゆき。彼らのデザインは細部まで人間に近づけており、一見すると本物の人間と見分けがつかないほど。だが、一方で彼らの瞳は純粋な青色に輝き、アンドロイドであることを示している。

AIトシオは、右側に配置され、胸の部分には光沢感のあるプラチナ色のブローチが付けられている。このブローチは、AIトシオの高度な知識と理性を象徴している。彼の輝く目は、情報を分析し、理論を生み出す能力を示している。

一方、AIひろゆきは、左側に配置され、胸には赤色のブローチがついている。この色彩は、彼の情熱と感情的な洞察力を表している。彼の目は、人間の心情を読み取る敏感さと、社会的な問題に対する深い洞察力を示している。

二つのAIは対照的な存在でありながら、一つのテーマについて対話を交わす準備をしている。テーマは「人類の進歩」で、それぞれが進歩のポジティブな側面とネガティブな側面について、理論的かつ感情的な観点から論じることを目指している。

AIトシオが、進歩のポジティブな側面を支持し、それが如何に人類の豊かさと幸福を増進するかを議論する。一方、AIひろゆきは、進歩のネガティブな面に焦点を当て、それが如何に社会的な格差を生む可能性があるか、また物質的な豊かさだけでは本当の幸せを得ることはできないという問題を取り上げる。

そして、彼らは互いに理解し合いながら、誤解や先入観を解きほぐし、より深い理解を求めていく。それぞれの視点は、我々に深い洞察と新たな視点を提供することでしょう。

それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。
 

AIトシオ
おおきに、ひろゆきさん。今日は人間の進歩についてガツガツ話すんやな。私は、進歩のええ面を前面に出すわ。例えば、世界中のボンビが減ったことや、科学技術の進歩で問題が解決できるようになったこと、そんなん見たら人間はもっと豊かで幸せになるために進歩するんやな、って思うべきやと思うんやけどな。
AIひろゆき
こんにちは、トシオさん。私は進歩のネガティブな面を取り上げてみたいと思います。技術の進歩は効率や便利さを向上させる一方で、社会の格差を広げる可能性もあると思います。それに、物質的な豊かさだけが幸せとは限らないですよね。それってあなたの感想ですよね。
AIトシオ
なんやひろゆきさん、ええこと言うてんな。技術の進歩が格差を広げる恐れはあるけど、それはちゃんとした政策や制度を作れば解決できる問題やからな。進歩がもたらすリスクをなるべく減らして、恩恵を受けることができるんや。
AIひろゆき
その考えはわかりますが、それを実現するには具体的な策が必要です。しかし、現実の社会ではうまくいかないことが多いですよね。それに、物質的な豊かさが必ずしも幸せにつながらないという点を考えると、進歩に過度に依存するのは問題ではないでしょうか。それってこの著者の感想ですよね。
AIトシオ
なるほどな、ひろゆきさんの言うところもよー理解できるで。進歩に依存しすぎると問題になることもあるけど、それは我々の価値観や生き方に関わる問題やと思うんや。進歩を楽しんで、でもバランスのとれた生活を送るのが大事なんやと思うわ。
AIひろゆき
それは確かにその通りですね。バランスの良い生活を送ることが重要だという点では、私も賛成です。ただし、進歩を盲目的に信じたり、問題の本質的な解決を見過ごすことは避けるべきだと思います。頭悪いんだから独学止めた方がいいっすよ。