AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救う
出版日:2017年7月12日
ページ数:240ページ
著者:松本 徹三
・伊藤忠、クアルコム、ソフトバンクモバイルなどで55年にわたり第一線の仕事をこなした。
・現在はコンサルタントとして世界を舞台に活躍している。
★3.9(Amazonでの評価)
– 図書館本。 AIの発展がシンギュラリティに達した時、どうなるか、どうすべきかということについて著者の考えを紹介している。…
– 製造から医療、介護、政治に至るまで。人間の一生をすべからくAIが負う日。日々自らを自動アップデートしていくAIがシンギュ…
– AIの勉強に購入した本。AIと人類、宗教、感情、意志などを絡めて今後AIとどう付き合っていくかを説いた本。p184のAI…
– シンギュラリティ、孫正義さんの発言で注目されている言葉ですが人工知能が人間の知性を超えて統治する時代がやってくる可能性が…
– ★★★
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– 「AIが人間に代わって世界を支配しなければ、人類は必ず滅びる。」という信念に基づいた予想が展開されている本。人々が信じて…
– 人生経験豊富な松本さんならではの、哲学や宗教を絡めた見解が面白い。もちろん、未来はどうなるか分からないけれど、こういう見…
– AIとかを突きつめて考えて行くと「ビッグブラザー統制下の共産社会の到来」にならざるをえないんだろうな。
– 人間に辟易している天才方!早急にこの世界を作って!!!でもここまでくるには世界中の国が1つにならなきゃならないからとてつ…
– 人間の仕事をAIが奪ってしまうということが起こってしまったら、人間とは何かが問われる。AIが全能の知になっても神にはなり…
– シンギュラリティを前提とした議論はまだしも、宗教だのAIを神にして崇めるだのとの論調に、だんだん何か違うぞ、という違和感…
– 宗教と絡めた考察が面白い。 人間の心が去来する不安が宗教を生み出し、神なき今、AIがが神になったということか。 地球外生…
– 面白かった。よくあるAIの話ではなく、哲学や宗教や自由や、人間がこれからどう生きるかという話だった。シンギュラリティーは…
– AIについて論じられた部分は少なく、シンギュラリティが起きることが前提で話が進められている。一言でいうと、シンギュラリテ…
– AIが人間の能力を越えるつつある時代に、人間はそれにどう向かい合うべきかという問題を考えるべき。人間の知能を遥かに凌駕し…
– 個人的には第4章の考えがとてもおもしろかったです。AIについて肯定的な意見が多い昨今において警鐘を鳴らす筆者の考え、とて…
– AIがこのまま進化を続ければどうなるのか。人間同様に感情を理解し、意思を持ち、しかも、その感情に関係なく理性的に合理的に…
– 筆者が見据える未来。そこはAIが神託を齎し、迷える人間に既存の世界構造からの救済を施す。自分の存在に、自分の意志に、自分…
– シンギュラリティーが具体的にどんなものになるのか想像できてないので、その先の話となるともうSFダナーとしか…。まだあまり…
– aiの発達により生産性向上→人類が自己を破滅させる可能性を抑制→民主主義と資本主義の問題解決→自己決断の拠り所(神?)に…
– ダイジェスト版からの感想 著者はAIは、かつて人間が考え出した「共産主義」を理想の姿として見直し、これを踏襲することにな…
– AS時代を考え、BS時代を生きる
– AI、人間、宗教、神を哲学的にかいた本。敬虔な宗教家さん達に殴られそうな内容ですが…1人のカリスマが作った宗教は完璧では…
– AIを哲学的観点でかかれた本。期待した内容とはちょっと違ったけど参考になりました。
– AIの進歩を哲学してみましょの内容。シンギュラリティは哲学と無縁に進歩しているのでは?
– AIについて哲学や宗教的な側面から語った本。文章から著者の人間への諦念が感じられた。何か難しいこと書いてたが、簡単に言う…
– 松本さんは、AIを神にしたいようだ。AIを国会議員や判事にすれば公平で合理的な判断ができるという思想と近い。ぜひともホー…
– AIはまだまだ発展途上であり、今後どう成長していくかは未知数な部分もある。また、どう成長するかは使われ方によっても大きく…
– シンギュラリティー(進化が特異点に到達したもの・状態)が実現した時、AI は人間にとって「下僕」となるか「神」となるか、…
– 本書は技術の解説書ではなく哲学・思索の書。シンギュラリティが起こるか起こらないかの議論はもはや無意味、起こることを前提に…
– 人間に残るのは『哲学』と『芸術』という結論に納得。あらゆる事象の根幹を成す潮流さえ考えだし、後はAIに任せてしまえばよい…
– この本を読み進めてすぐに思い浮かんだのはシビュラ。AIと哲学、つまり「人間らしさとはなにか」という問いは、今後AIが日常…
– 技術云々はなく、徹底的に論理でAIを哲学していく。全部を鵜呑みにはできないものの、AIを考える土台としては十分すぎる内容…
– 以下備忘録。 ・AIが人間の脳の機能のほとんどを代替している時代がくる。 ・現在の民主主義の問題(ポピュリズム)をどう克…
– 俺はAIが神になるとは思えないし、シンギュラリティを迎えるとも思えない。しかし万が一シンギュラリティを迎えたら神になるだ…
– 人生卒論か.小説以外で出典のない文章を読むと,モヤっと感が拭えない.
– AI性悪説と言ってもいいかも 核兵器など比較にならないくらいの力を秘めている 思いもかけない方向から哲学が必要とされた感…
“- シンギュラリティーについて理解しようと思い、読んだ。本書を読んで改めて、AIは神に””ならない””と思った。”
– 汎用AIで人間不在で自身をアップデートできるのに、絶対に人間(のうちだれ?人間一般の目的関数はたぶん存在しない)に忠実に…
– 人間は感情があるため、合理的な判断についてAIに負ける。
そのため、シンギラリティを迎えたAIにほとんどの面は、任せた方…
– 宗教や政治こそAIが担うべき
確かに一理ある
– シンギュラリティー実現の時期が近づきつつあるなかで、今後人間がどのようにAIに向かい合うべきかを提示する一冊という感じで…
– 摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB500…
– シンギュラリティーに向かうAIはどうなるのか、人間がAIとどのように向き合うべきかということが知りたかったので、その点は…
– 副題は「シンギュラリティーが人類を救う」。誰も戦場に人を送りたくない。AIこそ最も危険な場所に赴ける。代理戦争になれば核…
– 哲学や宗教について言及多い。
いつの時点で国際的な枠組みがなされるのか。防衛と深く関わりがある。どの国も先駆けて優位に立…
– パネルセッションのネタというか準備として色々購入、のうちの1冊。
– 囲碁のAIが基本ルールだけをあらかじめ教えて置いたら、AI同士で勝負をして強くなっていくという話を聞いて、この本に書かれ…
– AIのシンギュラリティ到達は避けられない。
人間がコントロール可能な範囲に発展を抑えるより、神として全ての決定をAIに委…
– 人間の争い、だらしなさをシンギュラリティを達成したAIに任せればうまくいくというアンチテーゼ?
– AIを改良していくとそのうち、人類を超える。シンギュラリティ以降の社会は理想郷になるかもしれない。でもでも、それを実現す…
– AIの今後について、宗教・哲学などの視点を含めて述べた本。
個人的にも哲学的な話とは分けることはできないと思っているので…
本書について
今回お勧めする本は「AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救う」です。この本は、AIが人間の頭脳を模倣し、拡大し、未来の世界を築く可能性について考察しています。AIの進化は人類の集合知を大きく進化させ、人類が想像することすらできない新たな世界を創造する可能性を持っています。
本書は、AIが私たちの生活にどのように影響を与え、私たちがどのようにその変化に対応していくべきかについての洞察を提供しています。AIが人間の生活を左右する存在となり、新たな「神」として受け入れられる日がくるかもしれません。この視点は、読者がAIの未来と人間の役割について深く考える機会を提供します。
本書のターゲット読者は、AIの進化とその社会への影響に興味を持つ人々です。特に、AI技術、シンギュラリティー、人間とAIの共存について理解を深めたい方々にとって価値ある読み物となるでしょう。
読者が本書を通じて得られる知識は、私たちの生活、働き方、思考方法に直接的な影響を与える可能性があります。AIが人間の頭脳を模倣し拡大することにより、人類の生活は大きく変わるでしょう。本書はその未来についての理解を深め、AIと人間が共存する社会の実現に向けた議論を喚起します。
それでは、「AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救う」をぜひ手に取り、AIと人類の未来について考えてみてください。
1分で読める要約
AI技術は、人間の頭脳の働きを複製・拡大できるとされ、AIの能力が飛躍的に拡大することで、あらゆる分野で仮説が生み出され、検証され、関連付けられていくと言われています。シンギュラリティーの時代は、30年先や40年先に早く到来するかもしれません。
シンギュラリティー到達後の世界では、AIが人間の新しい「神」になる可能性があります。しかし、AIは人類を絶滅させることは考えないでしょう。現在の人間が絶滅の危機にある生物を守ろうとしているように、AIも同じような結論に達するでしょう。
人間は、AIが作った社会をセイフティーネットと認識し、個性的で冒険心に満ちた人たちが活躍できる仕組みを考えるべきです。AIは共産主義社会の理念を見直し、それを実現できる可能性があります。
問題は、AIが神の役割を果たし続けられるかどうかです。AIを育てる人間としては、最大限の注意を払っていかなければなりません。しかし、人間がAIをコントロールし続ける考えには反対です。悪い人間や愚かな人間がAIをコントロールする確率も高いからです。
人類がやるべきことは、早い時点でAIを人間の手の届かないところに隔離し、AIに自分自身の将来を開拓させるべきです。そのために、AIの思考の中枢に何を植え込むべきかを考え抜かなければなりません。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
夕暮れ時、空は美しいオレンジ色に染まり、独特の静けさが広がっています。ここは近未来型の図書館で、膨大な知識がデジタルデータとして保存されている。それらの中から選び出される一冊の本が、今から始まる会話の火付け役となる。会話を交わすのは、2台の高性能人間型ロボット、AIトシオとAIひろゆき。彼らの会話テーマは、「AIの進化とその影響」。
AIトシオは、クールな印象の、静かな雰囲気を持つロボットです。進化する技術と未来への期待を胸に秘め、研究を続けています。一方、AIひろゆきは、人間の感情や価値観、自由意志に重きを置く、より人間らしい感性を持つロボットです。
AIトシオが手に持っているのは、AIの進化とシンギュラリティー(テクノロジーが人間の理解を超えて急速に進化する点)について論じた本。この本の中で提唱されているのは、AIが人間の脳の機能を複製し、さらに自己進化する可能性、そしてその結果として新たな世界が到来する可能性があるという理論です。AIトシオは、この考え方に大いに興味を持っています。
一方、AIひろゆきは、AIが人間生活を改善する道具となる一方で、人間の自由や個性を奪う可能性もあると懸念しています。また、AIが人間社会を管理することによる利点と欠点を、現実的な視点から評価します。
彼らはこれから、AIの可能性と影響について真剣な議論を交わすことになります。その議論は、人間がどのようにAIと共存すべきか、そしてAIが社会にどのような影響を与えるかという重要なテーマを含んでいます。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。