好き嫌い―行動科学最大の謎―
出版日:2018年6月19日
ページ数:424ページ
著者:トム・ヴァンダービルト
・Wired、Slate、The New York Times、The Wall Street Journalなどに寄稿する。
・ドットを使った箇条書きで簡潔にまとめると、専門分野に精通し、有名メディアに寄稿する作家、ライターである。
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– 情報量が多い一冊。著者はサイエンスライターで、人間の「好み」の問題に関連している学者や業界人へのインタビューも随所にある…
– 近頃、興味を惹かれるものが減ってきて何かを好きになるとはどういうことか?という疑問から本書を手に取った。食から音楽、映画…
– いい本だった。 個人的な結論はバイアス、複雑要因が多いからその時に好きなものがその時好き。 他人の評価はやっぱりどうでも…
– ネトフリのレコメンド機能のパートが個人的にはいちばん面白かったですね。世の中のあらゆる流行り・廃りを読み解く上で働いたで…
– ふむ
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– ネトフリみてるうちに人生終わっちまう。そもそも選択肢が多すぎてめんどくさい。「好きなものを探して選ぶ単純作業」なんて悲劇…
– レビューの星やサブスクのレコメンド、コンテストの評価いろんな例を上げて好みが何かを探ってるが最終的にはよくわからないって…
– 結局結論は分からなかった。後半の犬の話とか味覚の表現の仕方とかほぼ要らない。賞を受賞した作品が何故低評価を食らうのかとか…
– ☆=3/5 人の持つ「選り好み」について脳科学、社会学等の研究が何を解き明かしてきたか。広く浅いトピックの羅列に終始して…
“- “”好き””と””嫌い””が何を元にして決まるのか、SNSから味覚まで、様々な角度から研究成果を紹介する本。対象が幅広いジャンル…”
– ☆☆★★★
– 読み終わっても結局何が好き嫌いを決めるのかはよくわからないのだが、好みにまつわる様々な話題を取り上げており読むには楽しい…
– 用語の目新しさと少し胡散臭いデータで理屈づける述べ方が米国的な科学読み物。消費者の好みに一喜一憂する企業努力は虚しい。進…
– 好き嫌いっていったいなんなのかあんまりわからないのかー。電子書籍だと後半ほぼ注釈
– シンプルながら個人の行動に非常に大きな影響を及ぼす「好き嫌い」について、何が好みを左右するのか、様々な観点から迫る一冊。…
– 「好み」という身近な秘境に踏み込んだ本で、これにまつわる膨大な話題がはっきりとした論拠とともに読み物として語られる見事な…
– 私は青が好き。でももっと紫に近い赤も好き。蛍光ピンクもいいと思う。オレンジも捨てがたい。蘇芳なんてのもあるし、まっさらな…
– 余計な話が多く感じ、全く頭に入ってきませんでした。結局、何かを好きになったり嫌いになったりする理由を明確化するには至らず…
– 人間の好き嫌いはどこから来るのか、人によって面白いつまらないが分かれるのはなぜか。人間が評価を下す時に無意識に起こしてい…
– 「流行る前に好きになることが流行る前に好きだった。ーージョスウェドン」5章のはじめの言葉。どきっとした。音楽は人が好きに…
– ★★★★★ 美術館に行くとなぜあんなにくたびれ果てるのか。 朝食には毎朝同じものを食べるのに、夕食には昨日と違うものが食…
– 例えば私の読書好き、好みの本の解読には600超えのエビデンスで示唆しても不適合な事が分かったので、少し嬉しい。人生の選択…
– 人の好みはどのようにして決定されるのか、ということをさまざまなな角度から分析しています。しかし、決定的な理論に言及するに…
– •選ぶから好きになる。 •接触すればするほどだんだん好きになっていく、それは嫌いだったものほど特にそうなりやすい。
– これ系の本だと行動経済学を中心にしたもの多いのだが、この本は単純な好き嫌いである音楽とかお酒(ワイン、ビール)の品種とか…
– 物事は最終的には好き嫌いで説明できるが,なぜ好きなのかは何一つ説明できない。これに尽きると思う。
– 好きなものも、食べた直後には欲しくなくなっている。青が好きでも青色の食べ物は、好きではない。好き嫌いということについて、…
– タイトルに惹かれて借りましたが、、、結局、あまりわからないが結論のようです。 好きと嫌いは、理由もなにもわからないけど、…
– 訳者もあとがきで述べているように、好き嫌いの謎が本書で解き明かされるわけではない。ただ、ひとくちに好きといっても、その背…
– この本を読んだら、好き嫌いのことがすっきりとわかるのかてと思ったら、様々な事例が出てきて、どんどんと奥の方に連れて行って…
– 食べ物や音楽、映画などの好みに関する研究や実験を紹介したポピュラーサイエンス。著者はアメリカの科学ライター。人は新奇なも…
– 好き嫌いを科学的に分析。幾つか興味深い指摘ー接触効果ーはあるも、最終的な結論がよくわからない。エッセイ的に理解すれば面白…
– 好き嫌いは外部からの影響の他、自分の脳にも同じように歪曲されたり操作されたりする/批評家はある作品のどこを好むべきかを語…
– ひとがなにかを「好き」でなにかを「嫌い」だという、その理由は何だろう。その気持ちはどこから生まれ、どんな風に変わっていく…
– 好き嫌いの奥深さ。面白さ。
– 個人的な好き嫌いの話をしてたら、二言目で「人それぞれ」だの「色んな人がいる」だのといったことをブッ込んでくる奴がどうも苦…
– 明確な結論が出ない分野の話なので作者が四苦八苦しつつもとりとめのない話題に終始しているのはいたしかたない感じ。 現代美術…
– 感覚機能が受け止めたシグナルを、言葉に変換することが第一歩。違いを表現していくと、物差しの目盛りが出来てくる。物差しがハ…
– とっても面白い。生理学、社会学、心理学、経済学、哲学、美学、脳科学と多彩な切り口から謎を解く(あとがきより)。著者に語り…
– ヒトがそれを「好き」あるいは「嫌い」と感じるメカニズムについて。 7が好まれる理由(ラッキー7だからではない)、好き嫌い…
– 好きと嫌いの発生するルーツ、脳や感情の複雑さ、ある時の気持ちの変遷など、まぁそうだよねぇという感じではあるものの、要は同…
– 最近、You-Tubeなどで映画予告などを検索するとしばらくはトップが良く観る映画会社などに関連した動画が出る時にこう、…
– 好きである事は学習する事。好きなものの中には必ず、過去の自分の体験と関わっている。 そして「好きな事は公に発信しやすいの…
– 好きと嫌い。この感情がどういう過程を経て認識されるのか?について科学的に分析し、本質に迫ろうとした著作。全く相反する感情…
– ・流行は「同じ階級の人々との団結を表象」し、「他のすべての集団の排除」 ・ある人の有する文化資本は、その人の資産より趣味…
– ○○が好き、嫌い。昼食に何を食べたいか?聞きたい音楽は?など、日常は好みと選択の場面に満ちている。そんな好み、選択を分析…
– 好きなものを選ぶとき、選ばれるものの良さを計測するとともに、その選ぶ人間の趣味の良さも計測されるというところは面白かった…
– ふむ
– 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/…
– 流し読みしてしまったのでまたいつかじっくり読みたい
– 色、食べもの、映画の評価、例とか研究のまとめ
人は好きか嫌いかその理由を知るより先に判断する、理由を勘違いしてしまう
…
– https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/876874
– 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」
クラブ・サークル名 臨床実践スキルアップ研究会
請求記号:3…
– 人は情緒的にまず判断し、その後で理由をつける。なぜ好きか自分でわかっていないことも多い。言葉で説明してみるといい。分類で…
– 結局、「すき」の感情というものはよく解明できていないのね。
– 嫌いという、いわれることは好きと賛同する声をたくさん集めても、敵わないダメージを与える印象を受けました。確かにフェイスブ…
– ▼配架場所・貸出状況
http://opac.hoshi.ac.jp/opac/opac_details/?lang=0…
本書について
今回お勧めする本は「好き嫌い―行動科学最大の謎―」です。この本は、私たちが何を好きで何を嫌いになるのか、その背後にある心理学的な原理を解明するものです。
好き嫌いは、期待と記憶、そして接触や無意識のバイアスによって大きく影響を受けると本書は語ります。例えば、映画や食べ物に対する好みは、事前の期待や過去の経験によって形成され、その期待が満たされると好意的になるという事実を説明しています。また、好みは経験を通じて学習するものであり、多くの人はコーヒーやビールを最初は好きではなく、だんだんと好きになることを示しています。
本書は、私たちが日常的に直面する好き嫌いの選択について深く理解することで、より自己理解を深め、自分自身の行動をより良くコントロールする手助けをします。具体的には、自分の好みを理解することで、無駄な時間やエネルギーを節約し、より満足度の高い選択をすることができます。
本書の対象読者は、自己理解を深め、自己啓発に興味のある方々、また心理学や行動科学に興味がある方々に最適です。これらの領域に興味のある読者にとって、本書は新たな視点を提供し、自己理解と自己啓発に貢献することでしょう。
「好き嫌い―行動科学最大の謎―」は、私たちの好みとは何か、それがどのように形成され、そしてどのように変化するのかを理解するための、非常に有益な一冊です。ぜひ手に取ってみてください。
1分で読める要約
期待と記憶が好みを作ります。好みは期待と記憶によって後押しされ、私たちはあるものを「これはお気に入りだ」と思って過ごすことがあります。映画や食べ物に対する期待が高まると、その好みも高まります。しかし、期待と実際の体験が異なると、好みが減少することもあります。
好みは学習するもので、接触が鍵を握ります。コーヒーやビールなどの食べ物や飲み物は、だんだん好きになる人が多いです。私たちは「風味事象」を学習し、その中から好みを見つけます。感覚特異性満腹も好みに関係しており、食べ物を十分に摂取すると、体がシグナルを送ります。
曲に対する好みも、接触が重要です。以前に聴いたことがある曲ほど好きになりやすいです。しかし、接触が多すぎると、好みが減少することもあります。音楽の好みは複雑度と関係しており、単純すぎるものや複雑すぎるものは好まれにくいです。
好みは無意識のバイアスによって変わります。私たちは自分が何を好きなのか、何が好きなのかを理解していないことが多いです。好みは状況や社会からの影響で変わり、今日好きなものが明日も好きでいる可能性は低いです。専門家でさえ、自分の感情や良いものを見つける正しい指針がないことがあります。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
ステージ上に置かれた2つのチェア。一つにはAIトシオ、もう一つにはAIひろゆきが座る。彼らは人間のようなロボットで、高度な人工知能を搭載している。ステージの背景はシンプルで、白い壁にフルーレセントライトがあたっている。それぞれのロボットの頭部には小さなカメラが備わり、彼らが話し合う間、会場の観客はその表情と身振りを詳細に捉えることができる。それらは人間のような感情を表現するために、細かくプログラムされている。
ステージの中央に置かれたテーブルの上には、厚みのある本がある。その本が今日の議論の焦点である。AIトシオとAIひろゆきは、この本を読んで分析し、その結果を会場の観客に伝える。二人のロボットは、高度な知識と独自の視点を持っているため、その議論は深い洞察を持つことになるだろう。
AIトシオとAIひろゆきは、人間の好みという主題について詳しく話し合う予定だ。彼らは好みがどのように形成され、それがどのように変化し、そしてそれがどのように個々の人間の行動と経験に影響を及ぼすかを探る。それらの話題は深くて複雑なので、その議論は必然的に濃密で、観客は自分自身の感じ方や思考について考える機会となるだろう。
そしてステージ上のロボット二人は、AIとしての視点を持っている。彼らは人間の心理学や行動学の理論を学んでいるが、一方で、彼ら自身は人間の好みや感情を経験することはできない。そのため、彼らの視点は一種の客観性を持つ。彼らは情報をプロセスし、分析し、結論を導き出すが、その過程は人間が直面する心の動きやバイアスからは解放されている。
これらのロボットは、人間の心を理解しようと努力する人間ではない観察者として、私たちが日常的に経験する問題を洞察に富んだ視点から考察することで、新たな視点と理解を提供できる。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。