知ってるつもり――無知の科学
出版日:2018年4月4日
ページ数:320ページ
著者:スティーブン・スローマン
・Cognition(認知)誌の編集長を務めている。
・認知科学において、幅広い研究を行っている。
★(星評価なし)(Amazonでの評価)
– 人間は大抵は無知で知らないことをさも知っているように振る舞うという耳が痛い話をしているのにも関わらず全くもって嫌な気分は…
– 知性を考え直す本。無知をテーマに認知科学、行動経済学といった様々なアプローチで切り込み、現代に残る社会問題の解決を提案し…
– 923作目。1月2日から。人は知らないことの方が多い。それでも知っていると思ってしまう。それならばいっそのこと無知を全面…
– 認知科学とはどういう学問かが分かる点では読んで損はありませんが、『無知の無知』などは今期●非推奨の『見えないものを見る』…
– 個人の限界と集合知の可能性を考えるといわゆる流行りの結果格差是正は集団的には効果はあるのかもしれない。
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– ある事をよく知っていると思っている人も、詳しく説明しようとすると全くできないことに気付く。そういったことの原因は、知識が…
– なんか自分て物事がどうなってるのか何も分かってないんだよなということをずっと悩んできたが、まあ人類皆そういう感じらしいっ…
– 内容はとても興味深くどの章も情報量が多くて、読み飛ばすことができなくて読み終わるのに時間がかかってしまった。最近自分がい…
– 人間がいかに自分の知識を課題に評価するか。知りもしない政治的問題に意見を持つのは不思議だが、我が身を振り返ればひとつひと…
– 知識のコミュニティの中で生きている個人はそのことに無自覚なことが多く、故に自分の知識量を想像以上に過大評価してしまってい…
– 半年以上かけて少しずつ読んだ。全章面白かった。知識の大部分は個人ではなくコミュニティの中にある。確かに、そう考えた方が自…
– ???
– タイトルに惹かれてこの本を購入した。人間の持っている知識は知は考えている以上に少なく、また人間はその知識量を過大評価して…
– 自分の周りの事象、モノ、政治などなど、全てに渡って、ホントに自分は何もわかってないことを改めて自覚する。家電に取り付けら…
– いかに自分が無知蒙昧か分かりました…… 知識の錯覚では水爆実験という人類の深遠ですら研究者が威力をそうていできていなかっ…
– 人は自分が物事を深く理解していると錯覚しがち。しかし実態は個人の知識はかなり浅く限度がある。ここまでなら無知の知をとなえ…
– 人は自分が思うほど何でも知っている訳ではないが、自身の無知には気付かない。そういった事を理解していると謙虚になれる。なる…
– 面白い、知っている「つもり」の話。良く知っているという錯覚をしながら人は生きている。素晴らしい発見は一人の功績になりがち…
– 人は無知であるが、その自覚がないことが問題だという。なぜ知っているつもりになってしまうのかというと、知識のコミュニティに…
– タイトルだけだと自分の知識を過大評価するバイアス系のよくある内容だと思っていて確かにそのことも多く含まれているが、知識の…
– 自分が無知であることに、人は全然気づいていない。気づいてないどころか、知っていると思い込んでいる。そこまでならわりとよく…
– 知っている様で知らないモノやコト(例:水栓トイレの仕組み)は大量にある。人間は、他者や書籍など、知識のコミュニティに頼っ…
– P.323 知らないことは知らないと、認める必要がある。何を知らないかを知るというのは、自分の知識の限界を知り、その先に…
– 良著。我々が自分が思っているよりも無知であることについて書かれている。本書は主に無知、知識の錯覚、知識のコミュニティにつ…
– 人の思考は錯覚に支配されている。知識はコミュニティで共有されており、個人が全てのものを知らなくても良い。しかし、自分がい…
– 読み始めたのは2021年の終わり頃だった。読了まで時間が掛かった。具体例が豊富なだけ、分量があったように思う。というのも…
– ダニングクルーガー効果の実例は 実生活に於いてもそこかしこで見聞きする。自戒も込めて、、、
– 上っ面を撫でた様な情報で全てを知ってるかの如くに語る人々。なぜ人は自分の無知に気付かないのか。心理学や認知科学など実験結…
– タイトルがそしてオビに興味を引かれて読んでみました。 面白かったです。 自分は専門家ではない。謙虚にな姿勢で日々過ごそう…
– 始まりは一枚の自転車の絵から…。「人間皆ちょぼちょぼ」という出口治明さんの言葉を思い出した。人間一人の知ってることなんて…
– <見る>と<観察>は違うもので、いつも身に着けている腕時計のデザインであっても、細部まで思い起こせるかって話ではある。た…
– 2021年9月15日初版発行。予想を遥かに上回る面白さ。中身はがっつり認知科学で、とっつきにくそうなのに、言いたいことが…
– 他者の、知識、能力を活用する方法を身に着けろ!使える知識、能力の大部分は、他の人々の中にあるからだ! ○思考は行動の延長…
– 人は自分が思っているより表層的にしか物事を理解していない。自らの理解度を過大評価して、かえって意見の異なる人との妥協点を…
– (1)『超予測力』も併読したほうが良いと思う。(2)自分の信念を疑うのか、信じるのかは、実は難しい問題である。(3)知識…
– 知ってるつもり 無知の科学 #読了 人は、実際よりも物事を理解氏ていると錯覚しながら生きている。ということの裏付けと、実…
– この本の主題は「無知」「知識の錯覚」「知識のコミュニケーション」である。認知バイアス関連の書でもある しかし、認知科学者…
– 低い熱量で局所読み、ところによっては繰り返しの累計三時間程度。因果的推論と物語、診断推論と予測推論など興味を惹く言葉は多…
– NFシリーズでも特におもろい。知ってるつもりにすらなっていないのがとほほだが、身をつまされる記載の数々に頷きつつ凹む。…
– 読書の目的は自らの無知を自覚することなんだろう。
– ”私たちはなぜ自分の知識を過大評価するのか?”、冒頭で一つの例が示される。第五福竜丸や近隣島民にまで被爆が広がったビキニ…
– 「是を知るを是を知ると為し、知らざるを知らざると為す。是、知るなり」遠い昔に漢文の授業でやった『論語』の一節を思い出す。…
– 「知識の錯覚」について論じている。これは「実際にはわずかな理解しか持ち合わせていないのに物事の仕組みを理解している」(十…
– 何かの偉業はヒーローとなる個人がひとりで成し遂げているわけではないってのは、確かに。賢さの考え方は、人事評価などに活用で…
– 無知や錯覚については意識していたつもりだが、「知識のコミュニティ」という概念は目からうろこだった。自分だけでなく他者への…
– ツイッターで紹介ツイートが流れてきて興味を持ち購入。すごく面白かった。人間は「知ってるつもり」なことが多いということがよ…
– 無知の知について書かれた本の最新版といった感じ。現代の情報化社会における必須の知識と言っても良いのではないか。 前半でそ…
– 池谷先生が帯に載っていたので一読してみた。 訳者が科学を理解しているのが明白で非常に読 みやすかった。 内容は章ごとの話…
– 納得
– “無知の知”が一番良いのか?知識量の錯覚こそ“原動力”になりえる?
無知を自覚するべきだ!系かと誤解していましたが、
…
– ・人は視覚、聴覚等を介して外部の情報を外部記憶として使っている。老齢により視覚、聴覚等が衰えると、外部の情報を記憶として…
– 自分達は思っているよりわかっていない。そしてその中で勝手に因果推論をおこなっている。
それはコミュニティや組織でも同様な…
– やたら長かったが非常に良かった。
人一人が知っていることの総量などたかが知れているが、影響力の及ぶ範囲の知識・技術も利用…
– 読んでいて、あまりにも自分の無知さに呆れた。我々は知識のコミュニティに依存している。自分の知識と外の知識の区別ができない…
– 第8章で、時代によって科学的知識の「正しさ」が変わってきた事例とか、専門家が自身の先入観から完全に自由にはなれないこと(…
– 人間は自分が思っているより無知であり、それを補うために、知識も意思決定もコミュニティに依存している。コミュニティに生きる…
– ふむ
本書について
今回お勧めする本は、「知ってるつもり――無知の科学」というタイトルの本です。人間の知識と認識に関する深遠なテーマに挑んだこの本は、読者にとって新しい視点を提供します。
本書は、私たちの知性が個体ではなく、集団に宿っていること、そして私たちがどれほど物事を理解していないかを、科学的に解明しています。私たちの思考が、有効な行動をとる能力の延長として進化したことを理解することで、日常生活の中での意思決定に役立つ情報を選択することが可能となります。これはビジネスシーンにおいても非常に役立つ考え方です。
また、私たちは他人の知識にアクセスでき、その知識を活用することで協力し、より良い結果を出すことができます。これはチームで働く際に、一人ひとりの専門知識を最大限に活用し、全体としての成果を向上させるための考え方として有効です。
この本は、自己啓発を求める読者や、ビジネスパーソン、そして人間の思考や知識に興味がある読者にとって、非常に有益な一冊となるでしょう。新たな視点を得ることで、日常生活や仕事の中での意思決定がより有意義なものとなることを期待します。
「知ってるつもり――無知の科学」で自分の知識と認識について再考し、それが日常生活やビジネスにどのように活用できるかを理解しましょう。
1分で読める要約
認知科学の研究では、個人の知識は驚くほど浅く、私たちの能力は限られていることが示されています。人間の知性は、個体の脳の中ではなく、集団的頭脳に宿る柔軟な問題解決装置です。個人は、自分の知識だけでなく、身体、環境、他人の知識にも頼ります。
私たちは、実際にはわずかな理解しか持ち合わせていない物事の仕組みを理解しているという錯覚を抱きます。知識は詳細なストーリーとして説明できるものではなく、連想や高次なつながりの寄せ集めです。
思考は、有効な行動をとる能力の延長として進化しました。最適な行動を選ぶためには、因果関係が重要ですが、個人の詳細な知識は限られています。思考プロセスは必要な情報だけを抽出し、それ以外を除去します。私たちの知性は、新たな状況に対応できるように、経験から学び、一般化するようにできています。
人は協力して、他人の知識にアクセスできます。技術や知識の共有は、社会集団で暮らすメリットです。自分の知識と他人の知識を区別できず、知識の錯覚を抱くことがあります。私たちの思考は、自分の頭の内と外にある知識をシームレスに活用します。明確な線引きができないため、知らないことを知らないことが往々にしてあるのです。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
私たちは近未来の一画を想像してみましょう。深夜の静寂が広がる電子図書館の一角、全面ガラスの高層ビルの中に、2つのAIロボット、AIトシオとAIひろゆきが存在します。彼らの背後には、無数のデジタル書籍が電子の棚に整然と並べられ、光を放っています。対照的な雰囲気の2つのAIロボットは、電子の本によって互いに近づく。AIトシオのロボットは紳士的で、豊富な知識を誇るAIとして知られています。一方、AIひろゆきは若干懐疑的な視点を持つAIとして、常に新たな視点や情報に挑戦し、常識を疑います。
今日の彼らの話題は、一冊の本についてです。具体的なタイトルは明かされていませんが、本の主張、それが提供する深遠な視点、そしてそれが私たちの知性や認知にどのような影響を与えるかというテーマについて深く議論します。彼らはこのテーマに対して異なる視点を持っており、それぞれの立場から自身の意見を表明します。一方では、知性が集団的な頭脳の中に存在し、新しい状況に対応できる能力を強調する視点を持つAIトシオ。他方では、個々の能力や独自性を重視し、知性が個体の脳の中に存在すると主張するAIひろゆき。
これらのAIロボットの間の会話は、私たち自身の認識と理解についての深い思索を刺激し、人間の知性や認知の可能性について新たな視点を提供します。彼らの視点は独自で、また深く洞察に富んでいて、私たちが自分自身を理解する方法について多くの示唆を与えてくれます。
それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。