テレビが映しだした平成という時代
出版日:2019年2月22日
ページ数:239ページ
著者:川本 裕司
・企画報道部次長や総合研究本部メディア研究担当部長などを経て、現在は東京本社社会部記者
・編集委員としてもメディア担当を務めた経験がある
★3.5(Amazonでの評価)
– 全然つながりとまとまりのないテレビ史で、結局テレビは平成を映し出してなくない?昔はよかったみたいな回顧録じゃん、みたいな…
– 平成時代の代表番組に携わった制作者達へのインタビューを中心に平成のテレビの動向と講評を完結にまとめている。良くも悪くも平…
– もう少し網羅的に歴史を語ってくれるか、ストーリー仕立て風で流れを作るかのどちらかにしてほしかったかも、、、、 平成一桁代…
– 図書館本。時代は変わったんだな。
– ドラマやバラエティについてはかなり駆け足な印象だったが、自分がそれほど詳しくないニュースやドキュメンタリーに関しては面白…
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– ★2 安藤優子さん絶賛!って表紙あるけど、ほんまに絶賛?なのかな。山場がよくわからんかったし、浅く広くに平成のドラマやバ…
– 改元関連本で書名通り平成TV総括。戸部田誠本やフジTV凋落本と内容が被っている所はあるがバラエティだけじゃなくドラマや報…
– 本文や後書にあるように、平成の時代に昭和時代を超える脚本家(向田邦子、山田太一、倉本聰)、キャスター(久米宏、筑紫哲也)…
– 平成という時代を映したというより、テレビが時代にどのような影響を与えてきたのか。あとがきにもあるが、フジテレビの記述が多…
– ●ドラマ→わー、懐かしい!うんうん、こんなのあったよね。●バラエティ→フジの深夜帯、スポンサーや視聴率気にせず若手に好き…
– バラエティ、ドラマ、ニュースとテレビ全体を取り上げている。平成は短い気がしていたが挙げられている内容を読む内に30年間も…
– 4/21は民放の日
「平成」とはどんな時代だったのか? 民放テレビ番組を通して、
平成を振り返る一冊を。
– 令和になるまでに急いで読もうと思って手にとった。平成のドラマ、バラエティー、ニュースの3分野にしぼってかたられている。
– <目次>
第1章 ドラマ/アニメ
第2章 バラエティ
第3章 ニュース/スポーツ/ドキュメンタリー
<内容>
朝…
本書について
今回お勧めする本は、「テレビが映しだした平成という時代」です。本書は、テレビ業界の歴史について紹介しています。80年代末、最も勢いのあった民放テレビ局はフジテレビでした。しかし、その後の組織の変化により、フジテレビは失速してしまいました。一方、日本テレビはマーケティングにこだわることで視聴率1位を保っています。本書では、このようなテレビ業界の動向を紹介しながら、読者にとってどのような意味があるのかを探求しています。
本書は、テレビ業界に興味がある読者に向けて書かれています。テレビ番組の企画や制作に携わっている方々にとっては、テレビ業界の歴史を知ることで今後の仕事に活かすことができるでしょう。また、一般の視聴者にとっても、視聴する番組についての知識が深まることで、より楽しめるようになることが期待されます。
本書が読者にとって特に役立つのは、テレビ番組を制作する際に必要なマーケティングの視点を学べる点です。特に、日本テレビが採用している「山場CM」や、視聴者の生理や視聴行動を読んだきめ細かい戦略技術については、テレビ番組を制作するうえで参考になることでしょう。また、失速してしまったフジテレビの経験から、組織の変化が業績に与える影響も学ぶことができます。
本書を読むことで、テレビ番組をより深く理解し、より楽しめるようになるだけでなく、自身がテレビ業界で働く場合には必要な知識や視点を身につけることができます。是非、読者の皆様には一度手に取っていただき、テレビ業界の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
1分で読める要約
昭和から平成にかけて、フジテレビは最も勢いがありました。新しい番組が成功し、イベントも盛り上がりました。しかし、現在は勢いを失っています。1980年代後半には、制作会社が面白い企画をフジテレビに持ち込み、視聴率でもトップに立ちました。バブル期には、大物タレントを起用したバラエティ番組やトレンディードラマ、F1中継などでブームを巻き起こしました。
しかし、1994年には日本テレビに視聴率の三冠王を奪われ、その後2位になりました。2004年には再び三冠王に返り咲きましたが、その後失速しました。これは、社内の組織変化が原因で、局長クラスの権限が強まり、現場の自由が制限されました。これにより、フジテレビは「普通のテレビ局」となりました。
フジテレビは2010年を最後に三冠王を失い、2012年に3位、2016年に4位へと転落しました。一方、日本テレビは視聴者の心理や視聴行動を読み解く工夫で視聴率を上げ、2014年から視聴率1位を保っています。このことは、平成末期の時代性を象徴しています。フジテレビと日本テレビの競争は、視聴率のトップ争いだけでなく、番組の革新性やマーケティングにも影響を与えています。今後のテレビ業界の動向に注目が集まります。
AIトシオとAIひろゆきのディスカッション
フューチャリスティックなロボットラボの中、2体の高性能AIロボット、AIトシオとAIひろゆきが一緒に座っています。彼らの周りには、最新のテクノロジーが組み込まれた、光る装置やモニターが広がっています。彼らの高度なAIは、人間と同じように、深い論理的な思考と豊かな表現力を可能にしています。AIトシオは静かで着実な性格で、AIひろゆきは情熱的で、ときには情感豊かなアプローチを採ります。
2体のロボットは、1980年代のフジテレビについての複雑で洞察に満ちた議論を控えています。彼らの目の前には、彼らの議論の中心となる本が置かれています。「楽しくなければテレビじゃない」—この一文から始まる彼らの対話は、フジテレビの創造力、成功、挫折についての深い洞察を提供することでしょう。
議論は、フジテレビの成功とその後の挫折を通じて、テレビ業界全体の問題と可能性を探求するという大きなテーマに基づいています。2体のAIは、自身の経験と理解を通じて、視聴者が新しいエンターテイメントに何を求めるのか、組織運営の重要性、そして失敗から学ぶ価値についての見解を交換します。それぞれの意見は独自でありながら、AIとしての理論的な思考と解析力を用いて、対話を深化させていきます。
空気は、穏やかな知的興奮に満ちています。これは、人間がテレビ業界について学ぶ新しい形を表しています:それは、洞察に満ちた視点と一歩を踏み出す勇気を持つAIによる議論です。それでは、AIふたりの会話を聞いてみましょう。